2012年6月24日日曜日

2012.06.24 わが友に贈る

一歩一歩
地域を歩くことから
広宣流布は進む!
一人と会い、語り
大誠実で信頼を広げよ。

閻浮提中御書 P1589
『願くは我が弟子等は師子王の子となりて群狐に笑わるる事なかれ、過去遠遠劫より已来日蓮がごとく身命をすてて強敵の科を顕せ』

◇希望の明日へ
社会に根を限り、社会に共感を広げていくことが、どれほど大切か。いかに仏法が正しいといっても、その国の社会のリーダーから理解もされず、また民衆から反発されてしまえば、絶対に弘めることはできない。また大弾圧を受けて壊滅させられてしまう。したがって、社会に仏法への理解と共感が広がれば広がるほど、その国に人間性が潤い、新たな活力が生まれ、福徳もぐんぐん増していく。国が栄えていくのである。
平4・2・16

☆我らの勝利の大道No.75 青春の華 幸福の太陽
◆「生命尊重」の実践
信濃町の民音音楽博物館には、スペインの大音楽家パブロ・カザルス愛用のピアノも展示されている。
人間を苦しめ、文化を破'壊する戦争と暴力に抗議し続けたカザルスは、世界の母たちに呼びかけた。
「私は思うのだ。世界中の母親たちが息子たちに向かって、『お前は戦争で人を殺したり、人から殺されたりするために生まれたのではないのです。戦争はやめなさい』と言うなら、世界から戦争はなくなる、と」
全く、その通りである。人類は、真実の賢者たる母たちの声に素直に耳を傾けて、世界不戦の段階へと進んでいかねばならない。
生命を育む力。
生命を尊ぶ心。
本来、「命」そのものに国境も差別も格差もない。あってはならない。それを誰よりも実感し知悉しているのは、女性である。
創価の女性たちは、生命尊厳の大哲学を掲げ、一人の人を大切にする実践をたゆみなく積み重ねている。それが、いかに重要な平和創出の意義を持っているか、計り知れない。

フランスの哲学者アランは、名著『幸福論』の中で、「正義をつくりだすことによってのみ、平和が存在するのだ」と喝破した。
そのためには、「正しいものは正しい」と、正義を言い切っていく勇気が根本となろう。
まさに創価の母たち、乙女たちは、庶民の賢く鋭い目線で正義を勇敢に語り抜いている。これこそ「立正安国」の最高の推進力だ。
仏法においては、平和といっても、どこか遠くにあるものではない。
日蓮大聖人が、『都(すべ)て一代八万の聖教・三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとは・ゆめゆめ思ふべからず』(P383)と仰せの通り、全て自分自身の中にある。
ゆえに、自分から行動を起こすことだ。自分から周囲に語りかけることだ。
「自らの生を汚しうる最大の不道徳、それは怠惰と無関心なのです」とは、フランスの作家ジョルジュ・サンドの指摘であった。怠惰と無関心は、結局、自身の人生を傷つける。
残念ながら、現代社会には、自分さえよければいいといった利己主義や、人間関係を「煩わしい」といって避ける風潮がある。
しかし、昨年の東日本大震災の苦難の中で、あらためで「支え合い」「励まし合い」の「心の絆」の大切さが見直されてきたといえようか。
なればこそ、何ものにも壊されない「心の財」を積んできた、尊き地涌の同志たちの存在が光る。日々、積極的に人と関わり、生き生きと励ましの対話を広げゆく、わが創価の女性の団結こそ、正義と平和の光源なのである。