2011年11月28日月曜日

2011.11.28 わが友に贈る

スピードが勝負だ。
連絡・報告には
直ちに対応を!
迅速な行動こそ
信頼と勝利の力なり!


内房女房御返事 P1423
過去の慈父尊霊は存生に南無妙法蓮華経と唱へしかば即身成仏の人なり

◇今週のことば
「百千万億倍・
御用心あるべし」
絶対に無事故であれ!
健康第一の前進で
大勝利の総仕上げを!

2011年11月28日

◇希望の明日へ
大聖人の御本尊は「観心の本尊」である。「観心(心を観ずる)」とは、端的にいえば、"わが心を、ありのままに観ること""自己を知ること"であり、その目的は"自分自身が仏である"と自覚することである。"自分自身が仏である"と自覚するための御本尊であり、信心である。

☆豊島、台東、墨田、目黒区合同総会「真の人間組織こそ宗教の基盤」S62.12.12
◇たがいに尊敬し仲良く前進
戸田先生はつねづね「創価学会の組織は戸田のいのちよりも大事だ」とまで言われていた。学会は善知識の集いである。信行を増進し、広布を伸展させる団体である。世界の民衆を正法に導き、成仏への道を歩ませる重要な使命がある。
本年四月、総本山の御霊宝虫払大法会の折、日顕法主は「信心の血脈」について述べている。
そのさい、「信解抜群にして宗祖二祖の信心の血脈を疑わず、勇猛精進するところ」に広くその信心の血脈を伝えつつ、衆生を利益することができるとし、「その一大実証は、近年、正法の日本ないし世界広布の礎を開かれた、創価学会における初代、二代、三代等の会長の方々における信心の血脈の伝承であります」と話している。これは皆さまがご承知のとおりである。
日蓮大聖人から日興上人へと相伝された「生死一大事の血脈」は、総じて信心の一念によって学会には厳として流れ、脈打っていると断言している。

私どもはたがいに善知識である。また、そうあらねばならない。そのために、重要なことの一つには、相手を大きく包容していく広々とした心である。
「陰徳陽報御書」には、『又此の法門の一行いかなる本意なき事ありとも・みずきかず・いわずして・むつばせ給へ、大人には・いのりなしまいらせ候べし』(P1178)との一節がある。
この御書が全体のごく一部しか残っていないので、断定はできないが、"この法門の人々とは、たとえどんな不本意なことがあっても、見ず、聞かず、言わずして、仲良くしていきなさい。おだやかにして、祈っていきなさい"と拝せられる。
当然、根本である信心の大綱は、きちんと指導していかなければならない。そのうえで、私的なことについては、いちいちこまかく指摘したり、非難しあったりすることは賢明ではない。人それぞれに個性があり、生き方がある。生活環境も違う。たがいに尊重しあい、仲良くしていくことこそが大事である。
たがいに、凡夫の集いである。当然、不本意で、気にいらないこともあるにちがいない。疲れて休んでいるときに、夜中に電話で起こされる。せっかく部屋の片づけも終わり、ゆっくりしようかと思ったとたん、突然、ドカドカと押しかけてきて、ぜひうかがいたいことがあると、相談にくる。そのほか、決して常識豊かな人ばかりとはいえないのも、一つの現実である。
これは少々、飛躍するが、御書には『日蓮は此の法門を申し候へば他人にはにず多くの人に見(まみえ)て候へども・いとをしと申す人は千人に一人もありがたし』(P1418)とある。
"この法門を弘めるゆえに、他の人とはくらべられないほど多くの人々に会った"──広宣流布のために、多くの人々に会ったと述べられている。私もじつに大勢の方々にお会いした。皆さまもまた、広布の活動ゆえに多くの人々と会われている。"しかしそのなかで、真にいとおしいと思った人は、千人に一人もなかった"──大聖人が、一切衆生への大慈大悲に立たれていることはいうまでもない。そのうえで、人柄のよい本当に立派な人というのは、なかなかいるものではない、との言と拝せよう。
この御述懐も、私どもの立場からも、まことにそのとおりであると納得できる。皆、未完成の人間である。当然、一人一人がそれぞれ自分を立派に完成させていかなければならないが、その途上にあっては、さまざまな欠点もある。また人間同士、ある程度、好き嫌いがあることも、いたしかたない面もあろう。
かといって、自分の気にそまぬことをいちいち指摘しあったり、たがいのあら探しばかりしていたのでは、裁判所ではあるまいし、とてもやりきれない。まして、そうした低次元のいさかいから、感情的なもつれができ、もっとも大切な信心まで破るにいたっては、本末転倒である。
ゆえに、たとえ不本意なことがあっても、広々とした心で、忍耐強く、大きく包容し、より強盛な信心に立てるよう激励していくことである。また大きな立場から、成長を祈ってあげることである。そうしていけば、本人の信心の深化とともに、しだいに人間的にも成長をめざしていくにちがいない。
人類五十億。私どもは、その先覚者である。妙法を弘め、すべての人々の善知識となって救済していかねばならない。その意味において、現在の学会員は一人一人が、限りなく尊き使命の人である。ゆえにたがいに尊敬しあい、励ましあって、仲の良い前進をお願いしたい。

組織は硬直した死せる機械ではない。生きた有機体であり、一つの生命体である。ゆえに時代とともに、時代を呼吸しながら、成長し、進歩し、発展していくのが正しいあり方である。
そのカギは組織を構成する、一人一人の成長にある。なかんずく、指導者自身の時代を先取りした先見と、みずからのカラを破りつづける成長いかんが、組織の消長を決定する。
ゆえにリーダーは、決して時代に鈍感であってはならない。現状に満足し停滞してはならない。あらゆる勉強をし、人とも会い、鋭敏に社会の変化、人々の心の要求を感じとっていく努力が必要である。とくに青年部の諸君には、このことを強く申し上げておきたい。
学会のこれまでの発展も、その陰には、つねに時代の変化に先がけて、先手、先手を打ちつづけてきた戦いがあった。
現在も私は、日々、青年をはじめとする多様な人々と語り、手紙に託された多くの声に耳を傾け、社会のあらゆる情報にアンテナを張りめぐらしながら、いかに誤りなき広布のカジを取るか、ひとり心を砕いている。そこに指導者としての厳しい使命と責任があるからだ。