一善にかつ事なし」
全同志の奮闘に感謝!
広宣流布の大願へ
青年を先頭に大行進を!
持妙法華問答抄 P466
『命已に一念にすぎざれば仏は一念随喜の功徳と説き給へり』
◇希望の明日へ
各人の生命には、仏界という金剛不壊の生命の境界がある。それは、いわば、まばゆいばかりの無量の"財宝"で飾られた、永遠不滅の幸福の宮殿である。信心をし、題目を唱えることによって、その生命の宮殿に入っていくことができる。つまり、自分自身の生命の宮殿を、燦然と輝かせていくことができると大聖人は仰せである。
▽栄光の創立記念日、万歳。後継が躍動する100周年へ師と共に晴れ晴れと船出
☆我らの勝利の大道No.63 東北は人類の希望の光(4/5)
東北が生んだ近代日本を代表する思想家・吉野作造は、「活動力の本源は何処までも之を宗教的信仰に求めねばならない」と喝破した。
今、東北創価学会が、信仰の活力と団結力をもって、社会に貢献を重ねていることに、どれほど多くの方々が共鳴と信頼を寄せてくださっていることか。
私のところには、自らが被災され、試練の生活を続けるなかにあって、生命を奮い立たせ、友のもとへ足を運ばれる報告も、一つまた一つと寄せられている。
先日も、ある県の支部長会の模様を伺った。
その集いで、一人の女子部リーダーの発言に、会場は感動に包まれたという。震災でお父様を亡くされた、この乙女は語った。 「苦しいのは、私だけではありません。もっともっと大変な方々がおられる。父は、私にそのことを教えてくれたのです」
この華陽の友は、悲しみを乗り越え、同世代の友を入会に導いた。
何と崇高な「福光」の拡大であろうか。
亡くなられたお父様も、きっと笑顔で見守っておられるに違いない。
仏法では、親子の「同時の成仏」が厳然と明かされている(P746)。
戸田先生も、しみじみと言われていた。
「最愛の人間の死という悲しみに直面した時の決意は、最も強く、最も尊く、最も大きい力がある」と。
大聖人は、若くして父を亡くした南条時光に対し、「いよいよ強盛なるべし。さるほどならば聖霊・仏になり給うべし、成り給うならば来りてまほ(守)り給うべし」(P1512)と仰せになられた。
どんなに苦しい難があっても、いよいよ強盛な信心に立って、広宣流布のため、人びとのため、社会のために戦い続ける。それが、亡き家族への最高の供養ともなる。
そこに、生死を超えて家族が一体となり、永遠に福徳に包まれ進みゆく常楽我浄の道が開かれる──。
これが、御本仏の絶対のお約束である。
東北出身の作家・志賀直哉が、何よりも大事にしていたもの──。それは「ファイティング・スピリット」であった。
すなわち、これから為すべきことに、断じて挑み、断固として勝ってみせるという「戦う精神」である。
わが東北の草創の父母たちは、どんなに悪口罵詈されようと、「新世紀の歌」を歌い合いながら、戦う精神の究極である「師子王の心」を取り出して、激戦に立ち向かってきたのだ。
師弟の「破邪顕正」の闘魂は、今、青年学会の後継の陣列に意気高く受け継がれている。私は嬉しい。