熱中症に注意!
寒暖差にも配慮し
万全の体調管理を!
健康こそ前進の力だ。
兵衛志殿御返事 P1108
『設い妻子等の中のたがわせ給うとも二人の御中不和なるべからず、恐れ候へども日蓮をたいとしとをもひあわせ給へ』
◇希望の明日へ
何の波風もない、苦労のない平凡な生涯で、本当に幸福な人生が築かれていくのだろうか。決してそうだとはいえない。さまざまな苦難と戦い、波また波を越えていくなかで、自身が鍛えられ、境涯を深めていくことができる。そして、波風のない平凡な人生より、千倍も価値ある人生を生きていける。仏法では、煩悩即菩提であり、難即功徳である。信心さえあれば、悩みや苦しみをバネとして、必ずや幸福な境涯が開かれていく。また、さまざまな難にあうたびに、功徳は薇郁と薫っていくのである。
☆随筆 我らの勝利の大道No.60 信心練磨の教学
大聖人が、繰り返し、戒めておられたことがある。それは「用心」という一点である。
『かまへて・かまへて御用心候べし』(P1133)
『心にふかき・えうじんあるべし』(P1176)
『よるは用心きびしく』(P1164)
『さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし』(P1169)
大聖人は、人生の試練と戦う門下を、断じて勝たせるために、絶対に油断しないよう、何度も何度も厳しく注意してくださっていると拝されてならない。
人間とは、残念ながら、どうしても油断してしまう生き物である。だからこそ師匠は弟子を甘やかさない。あえて、厳愛の指導を重ねて、勝利への正道を歩ませてくださるのだ。
『法華経の兵法』といっても特別のことではない。
それは『前前の用心』(P1192)を怠らず、油断を排し、たゆまず題目を真剣に唱え抜き、行動していくことが、一切の根本であることを忘れまい。
『賢善の人は希に愚悪の者は多し』(P493)
この「賢善の人」として、賢く正義の人生を全うしていくための道が、御書には完璧に示されている。