心からお見舞い。
引き続き警戒を。
大善へと転換しゆく
強き祈りを皆で共に!
松野殿御返事 P1389
『命終りなば三日の内に水と成りて流れ塵と成りて地にまじはり煙と成りて天にのぼりあともみえずなるべき身を養はんとて多くの財をたくはふ、此のことはりは事ふり候ぬ但し当世の体こそ哀れに候へ』
◇今週のことば
妙法は蘇生の活力なり。
生き生きと戦う
リーダーの勢いが根本だ。
不屈の生命で
さあ 友のもとへ!
2011年09月05日
◇希望の明日へ
いかなる立場にある人でも、難があったときに"師子王のごとき心"を出して戦い抜かなければ、宿命転換も、一生成仏もない。難の渦中にあって、もっとも大変なときに、保身や名聞のために退いていった人もいた。まさに、いざというときにこそ、その人の本当の姿が如実に現れるものだ。臆病にも戦いを避けたり、心を動かした人は、あとで後悔し、苦しんでいる。世間一般でも、苦難を乗り越えてこそ、人間は成長し、より大きくなっていける。何の苦労も、風波もなければ、心を鍛え、生命を磨いていくことはできない。信心の世界にあってはなおさらである。"難即成長""難即安穏"が仏法の方程式である。
☆折々の指導No.010 師弟の心で勝ち進め (各部の代表に)
「世界広布の勝利の本陣たる総本部が完成する2013年。
それまでの2年間がとくに大事だ。
リーダーが生き生きと戦う。それが勝利の根本だよ。
皆、大きな使命があって、今を生きているのだから。
師匠のため!
同志のため!
学会のため!
これを合言葉にして戦っていくのだ。
私は『戸田先生のために!』を合言葉にして、真実の同志とともに戦い、勝ってきた。
師弟の心で戦えば、限りない勇気と智慧がわいてくる」
「広宣流布の大情熱を燃やして戦うのだ。
リーダーの熱き心に皆が奮い立ち、『さあ、やろう!』と意気が高まっていかなくてはいけない。
それには題目だ。信心の大確信で激励、指導をするんだよ。気取りや見栄をかなぐり捨てることだ」
「心に隙があってはいけない。油断大敵だよ。物事を甘く見て慢心になり、油断が生ずるんだ。
不測の事態に対する備えを怠ってはならない」
「立派な後継者を育てるのが、真の指導者だ。優れた人材を見つけるんだ。
自分よりも優秀な人材を育てていく。そして信頼して任せていくことだ」
☆随筆 我らの勝利の大道No.57 8月24日の誓い
あの八月二十四日──。
十九歳の青年の私が戸田先生のもとに飛び込み、正義と平和の闘争に踏み出した時、先生は四十七歳。まさに「壮年」──壮んなる働き盛りの師子であられた。
「師弟不二」の共戦は、いわば「壮青一体」の共戦でもあったのだ。
壮年の鍛え抜かれた力と、青年の疲れを知らぬ力とが絶妙に合致して、学会の金剛の強さが生まれた。
この歴史の上からも、八月二十四日が「壮年部の日」と定められている意義は、誠に深い。
この日を節として、全国、全世界の壮年部も、力強く前進してくれている。
経済不況や円高など、壮年を取り巻く環境は、何重にも厳しい。日々、人知れぬ苦労の連続である。
その中で一人ひとりの友を励まし、奮い立たせゆく対話を、地道に粘り強く積み重ねてくれている。青年のために、青年と共に汗を流しながら、新時代の拡大へ奔走してくれてもいる。その不禎不屈の闘魂に、私は最大の敬意を表したい。
「男、最も確かな男には、根性がなければいけない」──アメリカの民衆詩人ホイットマンの叫びが、わが壮年部の心意気と重なり合って迫ってくる。
ホイットマンが、人間的にも思想的にも、大いなる成長を遂げたのはいつか。
研究の第一人者であるケネス・プライス博士は、ホイットマンが四十代の半ば、南北戦争で負傷した兵士たちのために、身を粉にして働き続けた二年間に焦点を定めておられた。
ホイットマンは当時を振り返り、こう語っている。
「僕はあの野戦病院で、多くの仕事をこなしたよ。ある意味、あれが僕の人生で、最も真実なる仕事だったかもしれない」
今の学会でいえば、ヤング壮年部の年代に、民衆の中に飛び込み、生と死の狭間で悩める人びとに、手を差し伸べていったのだ。
プライス博士は、そうした経験によって「民衆の持つ力、可能性を深く感じ取ったホイットマンの確信は、いやがうえにも強まっていったのです。それは、詩のスタイルの変革のなかに、明らかに見て取ることができます」と洞察される。
わが壮年部も、来る日も来る日も、庶民の真っ直中で一歩も退かずに、勇戦を続けている。
だからこそ、人間として、信仰者として、正真正銘の実力を錬磨し、発揮していけるのだ。
「ついぞ気落ちすることを知らず、断固として戦うことをやめぬ人間の魂」とホイットマンは歌った。
この魂が誰よりも光る、人間の英雄、民衆の英雄たる、わが壮年部の同志よ、万歳!と、私は声高らかに申し上げたい。