2022年5月22日日曜日

2022.05.22 わが友に贈る

「南無妙法蓮華経は
歓喜の中の大歓喜なり」
友のため祈り走る時に
生命は最も躍動する。
進もう! 幸の大道を!
(新1097・全788)

四条金吾殿女房御返事 P1135
『大将軍よはければしたがうものもかひなし、弓よはければ絃ゆるし風ゆるければ波ちゐさきは自然の道理なり』

【通解】
大将軍の心が弱ければ従う兵卒もふがいない。弓が弱ければ絃もゆるい。風がゆるやかであれば波も小さいのは自然の道理である。

名字の言 手と靴を泥だらけにして働いた研究者 2022年5月22日
先日、池田先生に名誉人文学博士号を授与した米ミネソタ大学は、25人のノーベル賞受賞者を輩出している。その一人が、「緑の革命」の立役者であるノーマン・ボーローグ博士だ▼博士が品種改良を行った小麦は、世界で数億もの人を飢餓から救ったといわれる。その開発は、手間のかかる交配の繰り返しだった。博士自身が「時間はかかるし、叫び出したくなるほど退屈」と述べている。しかも、交配が成功する割合は、1000回に1回程度だったという▼交配の時には、日の出から日没まで作業を行い、野外のたき火で食事をし、寝袋で睡眠をとった。博士は自らを「手と靴を泥だらけにして働く研究者」と称した(レオン・ヘッサー著『ノーマン・ボーローグ』悠書館)▼地道で単純で労多い作業によって、多収穫品種の小麦は誕生した。後世に刻まれる偉大な事業には、先人の並はずれた努力の結晶がある。創価学会の今日までの歴史も、幾多の草創の同志が"靴を泥だらけ"にするような献身によって切り開かれた軌跡にほかならない▼広布に近道はない。歩いて語って、一人また一人と妙法の灯をともしていくしかない。その行動を貫いてきた人の胸中には、誉れ高き生命の勲章が輝いている。

寸鉄 2022年5月22日
大事なのは足元だ—戸田先生。わが地域こそ主戦場。使命の場所で勝利を
奈良広布誓願の日。常勝関西の柱は厳たり。師弟共戦の新たな歴史今こそ
沈黙は悪との共犯—文豪ゾラ 正義は語らなければ広がらない。信念の炎赤々と
修学旅行先に被災地が増加と。風化防ぐ事が命を守る。防災意識、緩みなく
暑さ対策を着々と。適度に汗かく事で体は順応。空調の試運転も早い内に

☆四季の励まし 沖縄本土復帰50年——生命尊厳の「永遠の都」を 2022年5月15日
◇池田先生の言葉
一番苦しんだ人が、
一番幸せになる
権利がある。
最も侮蔑され、
虐げられてきた
民衆こそが、
最も誇り高く凱歌を
轟かせる権利がある。
その大転換へ、
宿命に涙してきた
一人一人が、
永遠の幸福を
勝ち開くためにこそ、
日蓮大聖人の仏法はある。

「イチャリバチョーデー
(出会えば、皆、兄弟)」
——沖縄には、
人と人との出会いを
大事にし、
いかなる出会いも
深き友情に高めゆく
豊かな精神性がある。
その平等に
語り合う場には、
海風が薫り、
明るい青空や
星空が広がる。
我らの「沖縄精神」は、
まさに「対話の精神」だ。

一人の声に耳を傾け、
一人の友を励まし、
一対一の対話を広げる。
この最も地道な
菩薩道こそ、
新たな平和の潮流を
起こす第一歩だ。

広宣流布とは、
平和と文化と教育の
「永遠の都」をつくる
大事業である。
正義と幸福の「永遠の都」。
民衆勝利の「永遠の都」。
人間讃歌の「永遠の都」。
生命尊厳の「永遠の都」。
常楽我浄の「永遠の都」。
これらの大建設は、
人類が何千年来、
求めてきた夢である。
目標である。

妙法を持つ人は皆、
尊極の生命の宝塔であり、
人間主義の柱である。
それぞれの地域にあって、
広布の使命に
一人立つ同志は、
まさしく希望の柱だ。
苦難に負けない強さ、
人のために尽くす生き方、
その姿そのものが
平和の柱なのである。

【写真説明】白い砂浜にエメラルドの海。寄せては返す波が、さざめいていた。1994年(平成6年)2月、池田大作先生がアジア歴訪の平和旅を終え、沖縄を訪問。かりゆしの海にカメラを向けた。
この折、先生は沖縄広布40周年記念総会に出席。沖縄戦の惨禍に触れつつ、「沖縄からアジアへ、そして世界へ、広宣流布の旅を続ける決心である」と語った。
先生が小説『人間革命』を起稿したのも沖縄の地。この深き思いに応えて、沖縄の友は、平和の楽土を築く人間革命の挑戦を貫いてきた。きょう本土復帰50年。「命どぅ宝(命こそ宝)」の心に学び、平和への誓いを新たにしたい。