2022年5月18日水曜日

2022.05.18 わが友に贈る

「行学の二道を
はげみ候べし」
挑戦の日々の中で
御書を学び抜こう!
そこに勝利の軌道が!
(新1793・全1361)

法華初心成仏抄 P552
『とてもかくても法華経を強いて説き聞かすべし、信ぜん人は仏になるべし謗ぜん者は毒鼓の縁となつて仏になるべきなり』

【通解】
とにもかくにも法華経を強いて説き聞かせるべきである。信ずる人は仏になり、謗る者は毒鼓の縁となって仏になるのである。

名字の言 幸福の旅路を歩み始めた福島の壮年 2022年5月18日
「種」を意味する"シード"ちゃんという主人公が幸せを探す旅に出た。途中で出会う人や動物にアドバイスを受けながら、旅は続く——本紙連載「創価家族の種まき絵本」で紹介された物語「しあわせをさがすたび」である▼"幸せとは一生懸命、誰かのために働くこと"などと教わり、"シードちゃんだけが咲かせられる、きれいな花を咲かせてね"と励まされる中、主人公は気付く。"幸せとは、つまり、独りぼっちじゃないってことね"と▼原発事故で他県に避難した福島の、ある多宝会の壮年部員は5年前、夫婦で故郷に戻った。だが、復興を目指して苦楽を共にした妻が本年、霊山へ。悲嘆に暮れる壮年の姿に、友も心を痛めた▼ある日、地域のリーダーが壮年を訪ね、言った。「最寄りの会館に"復興の象徴"である『ど根性ひまわり』と『奇跡のコスモス』の種をまきます。あなたに、その花々の成長を見守る責任者をお願いしたいのです」。種をまく当日、壮年は同志の前に元気な姿を見せた▼『古今和歌集』に紀貫之は記した。「和歌は、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける」と。妻との思い出を心に、同志と共に使命に生きる彼は決して独りではない。今再び、幸福の旅路を力強く歩み始めた。

寸鉄 2022年5月18日
戦えば戦うほど仏法勝負の実証は早く出る—牧口先生。青年は激戦で成長
秋田の日。師弟共戦で進む"日本海の雄"。勇気の拡大で新たな広布史綴れ
困難は人々の臆病から生まれる—思想家。断じて勝つ!確信の人に壁なし
子は成人より視力の低下早く—医師。携帯等の過度な使用は親が声掛けを
5月は心身不調が起こりがち。規則正しい生活と適度な運動を。健康第一

☆新たな広布の勝利山へ 常楽我浄の大境涯へ飛躍を 2022年5月10日
妙法と共に生きる生命は常に勢いを増していける。
日蓮大聖人は、広宣流布の伸展のリズムについて、「木はしずかならんと思えども風やまず、春を留めんと思えども夏となる」(新1711・全1241)と譬えられている。
この仰せさながらに、日本全国そして世界の宝友と我らの「5月3日」を飾り、いやまして明るく力強く、新たな前進を開始できた。
各界からの祝賀は全て、発足1周年を刻む女性部をはじめ創価家族への信頼の証しであり、先師・恩師に捧げゆく師弟の宝冠である。
横浜、福岡、和歌山、東京・八王子、大阪のパレードで、鼓笛隊・音楽隊の友らの熱演が感動を広げたことも嬉しい。
今月、ブラジルの音楽隊は、結成60周年を迎えた。世界でも、創価の妙音菩薩たちが、希望と勇気の調べを奏でてくれている。
文化の力で心を潤し、対話の力で命を結ぶ。これが我らの価値創造の挑戦だ。

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青葉茂れる5月は、関西の同志と飛躍を遂げた共戦譜が、鮮やかに蘇る。
障魔が競い起こるなか、「師子王の心」で強く朗らかに、大阪支部が1万1111世帯の折伏の金字塔を打ち立てたのは、1956年(昭和31年)の5月である。
第3代会長に就任した5月、真っ先に訪れたのも、関西だ(1960年)。
その翌年の5月11日には、兵庫支部と神戸支部が結成された。激しい雨だったが、合同結成大会は荒天を吹き飛ばす熱気に包まれていた。心を一つに「勇敢なる実践第一の信心」を約し合ったのである。
広布の記録映画の製作を発表したのは、文化の先進地たる兵庫でのこの大会であった。現在、SOKAチャンネルVODや聖教新聞の動画配信などに大きく発展した起点が、ここにある。
未来部の幸福と成長と栄光を願って、5月5日を「創価学会後継者の日」にと決定したのも、関西の地であった(1976年)。
この5月、今再び、わが大関西が従藍而青の青年を先頭に、威風堂々の大躍進へ出発する。この陣列こそ、私の誇りであり、希望であり、宝なのである。

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70年前、恩師は、私と妻の結婚に際し、法華経に説かれる「大白牛車」の意義を込めて、御所車の置物を贈ってくださった。
御書には、「法性の空に自在にとびゆく車をこそ、大白牛車とは申すなれ」(新2050・全1584)と記されている。
全宝友が、広布の前進と共に、福運に満ち満ちて、常楽我浄の大境涯へ、いよいよ飛躍しゆくことこそ、今も変わらざる、私と妻の報恩・誓願の祈りである。