学会は永遠に
広宣流布即世界平和の
大道を歩み抜く!
元初の太陽を
わが胸中に昇らせて!
同生同名御書 P1114
『大闇をば日輪やぶる女人の心は大闇のごとし法華経は日輪のごとし』
【通解】
大闇を太陽の光はやぶる。女の人の心は大闇のようなものであり、法華経はその闇をやぶる太陽の光のようなものである。
名字の言 池田先生ご夫妻の結婚70年の「5・3」 2022年5月3日
高浜虚子の句に「去年今年貫く棒の如きもの」とある。1950年12月、新年のラジオ放送用に詠まれたものという▼年が改まっても自分が変わるわけではないが、一本の棒にも似た何かがこの身を貫いているといった句意。時代とともに俳界の流行りは変われど、虚子は師・正岡子規から継いだ俳風を守り発展させた。虚子の魂を貫く「棒」とは、師に誓った「信念」と見ることもできる▼虚子が先の句を詠んだ頃、戸田先生の事業は困難の極みにあった。多くの弟子が去る中、若き池田先生は師を守り抜く誓いを立て、命を削り戦った。秋霜の日々を越え、51年5月3日、恩師の第2代会長就任を迎えたのである▼戸田先生は、愛弟子の結婚の日を翌52年の同じ5月3日と提案した。祝辞は「二人して、青春時代に決めた信念の道を、最後まで貫き通していっていただきたい」と簡潔に。新婦に望んだことは"夫の出勤・帰宅時は笑顔で送り迎えを。どんな不愉快なことがあっても"であった▼以来70年。恩師との誓いをひとすじに貫いたご夫妻の歩みありて、私たちは幸福の大道を進むことができる。「5・3」は学会の正月。わが胸を貫く久遠元初の誓願のまま新たに出発する、報恩と決意の一日である。
寸鉄 2022年5月3日
創価の元日「5・3」。師弟の月・7月へ誓い新た。断固、共戦の勝利劇を
女性部発足1周年。学会の「母の日」万歳。広布は皆様ありて。福徳は無量
「勇気ある大善人が一人いれば大事を成就」牧口先生。後継の師子よ走れ
連休の人出、コロナ前の水準に回復の所も。道路も混雑。絶対に無事故で
子どもの熱中症に要注意「疲れた」「眠い」が合図の場合もあると。見逃さず
☆「創価学会の日」「創価学会母の日」「女性部発足1周年」 池田先生が全同志に記念の和歌
師弟して
閻浮広布を
行じ行く
創価の普賢の
無窮の英知よ
濁世にも
幸の蓮華を
咲かせ舞う
天女の語らい
あの地この地で
衆望を
担い立ち征け
地涌の若人
結句は勝負と
民衆凱歌を
◇民衆凱歌へ師弟の誓いの5月3日
きょう5月3日は「創価学会の日」「創価学会母の日」。女性部の発足1周年を迎えた。また、池田大作先生ご夫妻の結婚70周年でもある。この日を記念して池田先生は全国・全世界の同志に3首の和歌を贈った。
——1951年(昭和26年)5月3日、戸田城聖先生が第2代会長に就任。60年(同35年)同日、恩師の後を継いだ池田先生が第3代会長として一人立ち、世界広宣流布の大長征を開始した。
以来62星霜。師の不惜身命の闘争によって、地涌の連帯は世界192カ国・地域に拡大。女性部の友は桜梅桃李の人華を一段と咲き薫らせて、結成1周年の佳節を飾った。
池田先生はつづる。"5月3日の元初の生命は、永遠に『歓喜の中の大歓喜』であり、永遠に『万事を成ずる異体同心』であり、永遠に『絶対勝利の前進』である"
2001年に始まった「第2の七つの鐘」の4番目の鐘が高らかに鳴り始めたきょうから、民衆凱歌の大行進を堂々と開始しよう!
☆ビルサ農業大学「名誉教授」称号授与式——池田先生の謝辞
◇民衆奉仕の青年を育てよ! そこに人類の希望の光明が
一、今、私は、ここジャールカンドの天地に輝き光る、崇高なる魂の継承劇に厳粛に思いをはせております。
19世紀の末、若き指導者ビルサ・ムンダは、植民地支配に不当に抑圧され苦しむ庶民を救わんと立ち上がり、多様な人々を鼓舞し糾合しながら、自由と独立へ敢然と導いていきました。
1900年、24歳の若さで信念の獄死を遂げた、その烈々たる闘魂は脈々と受け継がれ、やがてマハトマ・ガンジーを中心とする独立運動への大いなる力となったのであります。
そして、この大英雄の誇り高き名前を冠して、偉大なる民衆奉仕の知性の青年群を育成してこられた人間教育の最高学府こそ、貴ビルサ農業大学であられます。
本日、光栄にも、貴大学より賜りました栄誉を、私は何にもまして、わが先師と恩師にささげさせていただきたいと思っております。
すなわち、ビルサ青年とほぼ同時期に生誕し、平和と人道の闘争を貫き、日本の軍国主義に対峙して獄死した牧口常三郎先生と、くしくもビルサ青年が獄死した1900年に誕生し、人間革命、地球民族主義のビジョンを掲げて民衆運動を創出した戸田城聖先生であります。
そして私は、この宝冠を、誰にもまして、郷土を心から愛し貢献するとともに、模範の世界市民として活躍する、インド創価学会の友と共に、謹んで拝受させていただきます。
誠に誠に、ありがとうございます。
一、さて本日は、貴大学に脈打つ尊き伝統に学びつつ、「農業者を主役として、平和共生の英知の種を! 価値創造の生命の開花を!」と確認し合いたいのであります。
私が、日本をはじめ世界の、敬愛してやまない農業者の友人たちと大切にしてきたマハトマ・ガンジーの至言があります。
「農民こそ、世界の主人公なり」と。
貴大学は、インド最大の規模を誇る農業大学として、まさしく「農民第一」の信条を掲げて、常に農業者の側に立ち、苦楽を分かち合って、地域の課題に知恵の光を注がれるとともに、人類の生活の基盤である農業の革新に挑まれてきました。
技術支援など、きめ細かなサポートはもとより、全ての生産物を無駄なく循環させ、持続可能な農業を営むための「統合農業リサイクルシステム」を提唱し、地域の方々と共に先進的な農業の普及に取り組まれていることも、よく存じ上げております。
シン副総長はじめ諸先生方の奮闘に、私は心からの敬意を表するものであります。
シン副総長は、卓越した教育者であられるとともに、コメの品種改良の権威として高名な農学者であられます。実に32もの品種のコメの開発に携わり、栄養価が高く、かつ少ない水量で生産できる品種の開発にも成功してこられました。
昨年9月に開催された「国連食料システムサミット」でも、環境に負荷をかけない持続可能な食料生産の在り方などが討議されました。こうした時代にあって、シン副総長が指揮を執られる貴大学の貴重な研究と若き学究者の育成は、まさに希望の光明なのであります。
◇農業者の幸福な未来こそ「生命尊厳の世紀」の実像
一、かつて、アジアの多くの人々を食料危機から救い、「永続的な緑の革命」を推進された、世界的農学者のスワミナサン博士と私は語り合いました。
「農民の幸せな笑顔が、その国の幸福を決める」と。
生命を支え守り育んでくださる、世界の農業者の方々が胸を張って、幸福な笑顔と笑顔で前進されゆく未来こそ、私たちの目指す「生命尊厳の世紀」の実像というべき姿であります。
うれしいことに、先日、貴大学と、私が創立した創価大学との間に、学術交流協定が結ばれました。「多様性の中の統一」の精神みなぎる貴国、そして「生命探究の最先端」を進む貴大学との交流は、いち早くSDGs推進のための活動に取り組んできた創価大学にとりまして、さらに一段と人類の平和と万物の共生へ、英知の種をまきゆく挑戦になることを、私は確信してやみません。
一、いにしえ、貴ジャールカンド州の広がるチョター・ナグプル高原は、「プンダリーカ(蓮華)」という名で呼ばれていたと伺っております。
貴国を源流とする法華経には、「善く菩薩の道を学して 世間の法に染まらざること 蓮華の水に在るが如し」とあります。蓮華が泥水の中から清浄無比なる大輪を咲かせるように、私たちは、時代が濁り、乱れるほど、いやましてたくましく凜然と、貴大学の先生方と手を携えて、民衆の健康と幸福のため、地球生態系の持続可能な繁栄のために、若き価値創造の生命を開花させていきたいと思うのであります。
生命尊厳の哲理の光源たる貴国の大恩に報いよ、とは、わが先師、わが恩師の悲願でありました。
仏典には報恩の原理を、「稲は花を咲かせ果をならせても、必ず、米の精は大地に還る。ゆえに、刈り取った後の株から、また芽が伸び出て再び花や果を結ぶのである」と説かれております。
本日ここに、名誉ある貴ビルサ農業大学の一員とさせていただいた私は、両国はじめ世界の青年の成長を終生、祈り抜きながら、貴大学と貴国へ恩返しを果たしていく所存であります。
結びに、貴大学の無窮の栄光と、貴国の永遠の隆盛、そして、ご列席の全ての方々のご健勝を、心よりお祈り申し上げ、私の謝辞といたします。
誠に誠に、ありがとうございました。