真の「喜び」とは
「自他共に喜ぶことなり」
その第一歩は友の話を
聞くことにある。
座談の花を幾重にも!
(新1061・全761)
持妙法華問答抄 P465
『されば持たるる法だに第一ならば持つ人随つて第一なるべし、然らば則ち其の人を毀るは其の法を毀るなり其の子を賎しむるは即ち其の親を賎しむなり』
【通解】
それゆえ持たれる法さえ第一ならば、持つ人もまた第一なのである。そうであれば、その人を毀るのはその法を毀ることである。その子を賎しむのは即ちその親を賎しむことである。
名字の言 幸せの形は変わっていく 2022年3月20日
認知症になった母、支える父を撮影したドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」——実の娘であり、監督でもある信友直子さんが広島の聖教文化講演会で語った。「現実を受け入れた時、多くの"贈り物"に気付けました」▼父は90代半ばで家事をするように。母は料理ができなくなっても、「夕飯は何が食べたい?」と尋ねる。多くのことを忘れても、母の心には家族への変わらぬ愛情があった。信友さんの「幸せの形は決まったものではなく、変わっていきます」との言葉が印象的だった▼山口県のある壮年部員は、かつて宗教に否定的だったが、先に信心した妻が明るくなっていく姿を見て入会。信心の姿勢など、全てを教わった。その妻が認知症を患い、要介護4になった▼妻は徐々に記憶を失っていく。しかし、信心で磨いた明るさは失わなかった。「また信心を教わった」と壮年。介護の合間を縫って活動に励み、短歌を詠むようにもなった。その一首に「側に居て くれるだけでも 我れ嬉しい 辛き介護も 妻ぞや居れば」と▼それまでの形とは違っても、妻と生きた時間に、壮年は深く感謝する。幸福とは、信心で築く「心の宝」であることを、夫妻の姿に教わった。
寸鉄 2022年3月20日
題目を日に日に身に染め生命に刻め—恩師。これ勝利の鉄則。朗々と出発
「一念三千は抜苦与楽なり」御書。激励の達人に。同志を想う心は必ず通ず(新1076・全773)
長崎の日。皆が平和建設の主人公。今こそ勇敢に希望と正義の哲理を語れ
北陸女性部の日。誓願に生き抜く人は強し!今日も励ましの陽光を地域へ
"自分は若い"と思う心が健康寿命を保つ—教授。青年の気概で溌剌と挑戦
☆創価学園卒業式への池田先生のメッセージ
◇"学び"と"負けじ"の希望博士に
一、晴れの卒業、誠におめでとう!
いつにもまして苦労や辛抱が多いなか、皆、本当によく頑張り通しました。卒業それ自体が、偉大な青春の勝利です。
辛労を尽くして守り支えてくださった、ご家族の方々、また教員の先生方、職員ならびにご関係の方々に、心から御礼とお祝いを申し上げます。
◇価値創造の青春の新時代へ
一、わが卒業生一人ひとりの尊き奮闘と見事な成長を喝采し、私は桜の花吹雪で皆さんを包みゆく思いを込めて、贈りたい言葉があります。
それは、私が若き日から敬愛してきた、スイスの大教育者ペスタロッチが自ら創立した学園の生徒たちの新たな出発の日に語りかけた励ましです。
すなわち、「諸君は強い力を持っている。諸君は、自らが考え、自らが信ずる以上に、この時代に必要な大なる力を持っている」(四本忠俊訳「学園講演集」、『ペスタロッチ全集第三巻』所収、玉川大学出版部)と——。
私も全く同じ信頼の心で皆さんを見つめています。世界に開かれた、この学園で、時代の試練に怯まず忍耐強く勉学を貫いた皆さんは、実は、自分が思っている百千万億倍もの大いなる力を蓄え、秘めているのです。
この力を、いよいよ磨き鍛え、そして、いよいよ発揮し価値創造していくのが、皆さんのこれからの青春の新時代です。ゆえに私は、信ずる君たちよ、"学び"と"負けじ"の「希望博士」たれと申し上げたい。
希望は人生の宝です。私にとって、かけがえのない希望は、学園であり、学園生の君たちです。いかに時代の闇が深くとも、学園生と共に、社会へ、世界へ、未来へ、幸福と平和への希望の光を広げゆくのが、私の人生です。
希望は、学びから生まれます。学び続ける努力の中で、輝きを放ちます。人類の直面する難題に立ち向かう君たちの学びこそ、希望の旭日なのです。
そして、何があっても絶対に屈しない、何度倒れようとも必ず立ち上がる、負けじ魂の創価の連帯たくましく、苦難に挑む21世紀の世界の友を、限りない希望と勇気でつないでいただきたいのであります。
一、創価教育100周年、さらに学園創立100周年の栄光の未来を託す皆さんに——
わが命
誉れの大樹の
学園生
天まで伸びゆけ
希望の柱と
と贈ります。
そして、卒業生とご家族に、健康の花、福徳の花、勝利の花よ、爛漫と咲き薫れ!と祈り、祝福のメッセージとします。
☆御書と未来へ 第8回 語ろう! 地涌の誇り高く
〈御文〉
『今、末法に入りぬ。地涌出現して弘通あるべきことなり。』(治病大小権実違目、新1330・全996)
〈通解〉
今は末法に入った。地涌の菩薩が出現して(本門の法華経を)弘通するはずである。
〈池田先生が贈る指針〉
日蓮大聖人の御聖誕満800年の今、男子部大学校生を先頭に、広宣の若人が澎湃と大法弘通に挑んでいる。地涌出現の使命も深き陣列だ。
慈折広布の対話に、勇気も誠実も英知も忍耐も全て含まれる。これほどの青春錬磨の修行はない。語った分、仏種が蒔かれ、信用が残る。
地涌の誇りに胸張り、真心と確信の声を!