2022年3月16日水曜日

2022.03.16 わが友に贈る

自身の胸中に「広布への
熱情が燃えているか」を
常に問い掛けよう!
魂の炎のバトンを継ぐ
決意と出発の日々を!

種種御振舞御書 P919
『此の国の亡びん事疑いなかるべけれども且く禁をなして国をたすけ給へと日蓮がひかうればこそ今までは安穏にありつれどもはうに過ぐれば罰あたりぬるなり』

【通解】
この国が滅びることは間違いないけれども、(かわいそうなので)しばらく、それを止めて、「国を救いたまえ」と日蓮がひかえていたからこそ、今までは安穏だったのである。しかし、迫害が限度を超えたので罰があたってしまったのである。

名字の言 「春がすみ」と「富士」 2022年3月16日
寒さが和らいだ晴れの日の朝。ふと遠くを見ると、凍てつく日にはくっきり見えていた山々がかすんでいた。季節の移ろいを告げる「春がすみ」だ▼植物の蒸散などによって大気中の水蒸気量が増え、微細な水滴が空気中に漂うことで遠くの景色がかすんで見えるようになる。学術的に明確な定義があるわけではなく、偏西風に乗って大陸から飛来する黄砂が原因となる場合もある▼64年前の3月16日も、富士の頂は「春がすみ」で隠れていたという。この日に行われた"広宣流布の記念式典"で、戸田先生は青年部に広布のバトンを託した。午後2時半、式典を終えた恩師が車駕で会場を後にする時には、王者の富士が威容を現していた▼富士は古くから「不二」とも書かれた。恩師と不二の池田先生の闘争があってこそ、私たちは今、「3・16」の意義を心に刻むことができる。師匠と不二の信心を目指し、いかなる烈風にも揺るがぬ不動の自身を築いていく挑戦の中に、「3・16」の精神は脈動する▼池田先生は詠んだ。「見るもよし 見ざるもよしと 我は立つ 不二の誓いを 貫く誉れよ」。見えても見えなくても、富士はそこにそびえ立っている。師との誓いを貫く人こそ誉れの人間王者である。

寸鉄 2022年3月16日
3・16広宣流布記念の日。師との誓い胸に勇躍前進 青年が全責任を担い立て
題目は利剣。題目は宝刀。題目で勝つのだ—恩師。不屈の祈りで勝利の舞を
人格を磨くには世の荒波に揉まれよ—文豪ゲーテ。社会部の友よ"世雄"と光れ!
20代前半が孤独感高く—調査。長引く感染禍も因と。絆強める対話、今こそ
SDGs情報源、新聞やテレビ最多。持続可能へ本紙も紙面の充実を益々

〈社説〉 2022・3・16 きょう「広宣流布記念の日」
◇後継の責任と使命を担う
きょう3月16日は「広宣流布記念の日」。1958年のこの日、戸田先生のもとに男女青年部6000人が集った。「頼むぞ、広宣流布を!」——これは、師匠から青年たちへ、広布の全責任と使命のバトンを託す儀式であった。
以来64年。師の構想を全て実現してきた池田先生と、共戦の同志によって、広布の大城は築かれてきた。それは、師弟の精神を継ぐ「人材の流れ」による勝利だといえる。ゆえに先生は、幾度となく「人材を育てよ」と語られた。そして、その要諦を「後輩のために、自分は勇んで踏み台になる。自分を凌ぐ後輩を育成しよう」との心だと指導されている。
先日、青年部幹部会の意義を込めた本部幹部会が開かれた。この日を目指し戦ってきた青年世代。全国で弘教と人材の拡大に努める男子部や池田華陽会、学生部のメンバーの活躍を、本紙でも紹介した。彼らが使命に立ち上がるきっかけは何だったのか。ほぼ全ての友に共通していたのが「先輩・同志の存在」だ。「あの人が」「あの励ましが」と一様に口にした。
"本幹"では、3000人による合唱が披露されたが、その一人一人の後ろにも、励まし続けた同志の存在があったことだろう。
神奈川のある男子部メンバーは、友人を入会決意に導いて合唱の収録に臨んだ。2月、郷里の京都で対話の場を持つことに。先輩が車を出してくれ、別の先輩も駆け付けてくれた。その真心と紹介者の輝く姿に触れ、先日、友人は入会を果たした。支えてきた先輩は、実は、仕事での悩みなどが重なり、メンバーとなかなか向き合えずにいた。しかし、後輩の奮闘を懸命に後押しすることで、自身が変わるきっかけをつかむことができ、心から友に寄り添える自分へと成長することができた。
「鏡に向かって礼拝をなす時、浮かべる影また我を礼拝するなり」(新1071・全769)との御金言の通り、相手の仏性を信じ、祈り、励ますこと、それ自体が、自らの仏の生命を輝かせることになる。この触発によって生まれる感動と歓喜の波及によって、広布は進むのだ。
池田先生は、「3・16」とは「広宣流布を永遠不滅ならしめる、弟子たちの新たな誓いの日」と示されている。広布の大業は、"自分以上の人材に"と、目の前の友を励ましゆく一歩から始まる。

☆桂冠詩人は詠う 勇気の舞 凱歌の行進� 第4回 友情と平和
◇使命に走り抜く君を讃えたい!
君の 広布という
永遠の平和への戦いは!
その君の魂は!
星のごとく
はるか多くの人々に
輝いているのだ。

王者のごとく
喜びに満ちながら
君も私も
最上の人生の常道を
歩み たどりゆくのだ。

多くの卑しき栄誉を
誇りとする人間になるより
汝自身が汝自身を
高く評価してゆける
高貴なる思想を
広めゆけ!

その君の
静かなる決意は
はるか後世まで
栄光の歌声とともに
限りなく残りゆくのだ。

私も君も
幾度となく
あの暴風雨の試練に
立ち向かったことを
誇りとしたい。

◆◇◆

我らには
新しい世紀の鐘の音が
鳴り響いている。
そして
そこには常に
高らかな笑い声が
勝利と栄光の音楽のように
聞こえてくる。

私は讃えたい。
君の決意と目的と
使命に走り抜く
勇敢なる
強い不屈の情熱と意志を!

私は
君との友情を
永遠の誇りにしたい。

利害からの友情もある。
気が合うからという
友情もある。
同じ故郷であり
同じ学校であるからという
友情もあるだろう。
しかし
私たちの友情は
全生命と全生命との友情だ。

それは
崇高な使命を持った
友情であり
正義に向かっての
命懸けの戦いの
繋がりである。
さらには
偉大な人類の進歩のために
革命の魂を連動し合った
友情である。
そして
勇気ある行動の
勇敢なる闘士の
友情である。

その友情には
一点の曇りもない。
疑いもない。

◆◇◆

燦然たる星は
君の頭上で
誉め讃えながら光る。
君は
青春の真っ盛りである。
君は
人生の最高潮である。

君の前途は
僚友の賞讃を浴びながら
平和的成功と勝利に包まれ
羨望の念に打たれながらの
拍手喝采を受けるに違いない。

君は
かの偉い将軍たちの
戦功とは違い
また
栄誉ある大統領とも違い
バッジを胸に
威丈高の政治家とも違い
ひたすら
愛する友人のために
いかなる
非難と誹謗の中でも
悠然として
果敢に戦う!

その友を
私は
心から誇りとするのだ。

開花する総本部の「青年桜」を、池田先生が撮影した(2019年3月、東京・信濃町で)。先生はかつて「青年桜」に言及し、「冬の木には花が潜んでいるとは見えないけれども、春が巡り来れば咲き薫る。仏界の涌現も同じである」「何があっても、強盛な祈りと実践で、妙法の無限の力を発揮し、不可能を可能にしていくのだ」と同志に呼び掛けた