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顕立正意抄 P537
『各薬王楽法の如く臂を焼き皮を剥ぎ雪山国王等の如く身を投げ心を仕えよ、若し爾らずんば五体を地に投げ・身に汗を流せ、若し爾らずんば珍宝を以て仏前に積め若し爾らずんば奴婢と為つて持者に奉えよ』
【通解】
各々、薬王のように臂を焼き、楽法梵志のように皮を剥ぎ、雪山童子のように身を投げ、須頭檀王のように心から仕えるべきである。もし、そうでなければ、五体を地に投げ、身に汗を流すべきでる。もし、そうでなければ、珍宝を仏前に積むべきである。もし、そうでなければ奴婢となって持者に仕えるべきである。
名字の言 東日本大震災後、東北の同志と約束し合ったこと 2022年3月15日
教育者の知人に聞いた。何かが達成できない時、思わず口にする言葉で、似ていても、心の向きが全く逆になるものがある。それは「何でできないんだろう」と「どうしたらできるんだろう」だ、と▼前者には自分には"できない"という先入観と諦めの気持ちがにじみ、後者には"やってみせる"という自身の可能性を信じ抜く信念と執念を感じる。失敗の原因究明は大事だが、どんな状況でも、できる方途を見いだそうとする前向きな気持ちが、より価値的な結果を生む場合がある▼2011年の東日本大震災からしばらくして、東北の同志と約束し合ったことがある。当時はまだ物資が足りず、苦しい避難生活が続いていた。それでも「『どうして○○がないんだ』『なぜ、○○ができないんだ』を禁句にしよう」と▼すると、今まで以上に家族をいたわるようになれた。避難先で知り合った人たちと協力し合えるようになった。学会では皆で知恵を出しては、訪問・激励や座談会などの仕方に工夫を凝らした。そして小さくも尊い"広布前進の一歩"を互いにたたえ合った▼あの日からの11年——それは「本当の幸福」「未来を開く力」など、人生において大切なことを、東北の友に学び続けた歳月でもある。
寸鉄 2022年3月15日
自分が変わり成長し、責任を持てば一切に勝利—恩師。幹部が突破口開け
本部幹部会の配信は今日まで。一人でも多くの友と飛躍の春を!共に出発
頂上への登攀に楽な道などない—偉人ヘレン・ケラー。苦闘も人生の宝。地道に一歩ずつ
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ウクライナに寄付—大使館騙る偽メール横行。不審な内容は無視。冷静に
☆第8回本部幹部会・第2回青年部幹部会 原田会長のあいさつ
◇広布の飛躍へ「たくましき前進」
一、「第8回本部幹部会」ならびに「第2回青年部幹部会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
はじめに、ウクライナ危機を巡っては、多くの人々の生命と尊厳と生活が、戦闘によって脅かされるという悲惨な事態が続いており、憂慮に堪えません。私どもは、生命尊厳の哲理を信奉する仏法者として、一日も早い事態の終息と、人々の安全と平和の回復を、日々、より強く、祈っていきたいと思います。
また、今回のことで、ウクライナから国外に逃れた難民が増え続けており、報道では、すでに100万人を大きく超える、かつてない規模になっております。こうした状況に鑑み、学会として、難民・避難民の皆さんへの人道支援の立場から、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ寄付を行うことを決定いたしましたので、皆さまにご報告申し上げます。
一、さて、過日、中央社会協議会ならびに各都府県の社会協議会が開催され、今夏に実施される参議院議員選挙における比例区の公明党、ならびに、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡の各選挙区で公認の7人について、これを支持することを決定いたしました。
第2代会長・戸田城聖先生は、学会が政治参加するに当たり、その真情を語られました。「私の心を忘れぬ者は、政治革新を成し遂げ、民衆のための偉大なる政治家に育つだろうが、私利私欲にむしばまれていけば、広宣流布を破壊する魔の働きになってしまうだろう」「私は、獅子がわが子を谷底に突き落とす思いで、弟子たちを政界に送り出そうとしているんだ」と。
公明党の全議員が今再びこの原点に立ち返り、衆望を担いうるに足る政治家へと人間革命してもらいたい。日に日に新たに緊張感をもってこれを誓い、一点の曇りもなく果たしゆく一日一日であってもらいたい。そうであればこそ、私たちも全力で支援してまいりたい。
一、2月の本部幹部会では、総兵庫女性部の「ひまわり合唱団」がブラジルSGIの愛唱歌「サウダソン・ア・センセイ(ようこそ、先生)」を見事に歌い上げてくださいました。この歌には、時間も場所も超えて、師匠と共戦しゆく、師弟不二の精神が脈動しています。
1964年、ブラジルに軍事政権が誕生すると、創価学会も監視対象となり、74年には池田先生の入国さえ阻まれました。直前に訪問中止の報を電話で伝えられ、嗚咽するブラジルの友に、先生は、こう指導されます。
「ブラジルは、今こそ立ち上がり、これを大発展、大飛躍の因にして、大前進を開始していくことだ」「長い目で見れば、苦労したところ、呻吟したところは、必ず強くなる。それが仏法の原理だよ」と。
そして開催されたブラジルでの世界平和文化祭。ブラジルの青年たちは先生のご指導を胸に、悔し涙をぬぐい、来賓たちを前に感動のステージを繰り広げ、先生の名代となって、学会の偉大さを示しきりました。その日は、くしくも3月16日と17日。まさにブラジル池田門下生にとっての「3・16」——「広宣流布の模擬試験」となったのであります。
以来、ブラジルの友は地域に根を張り、粘り強く信頼を勝ち得て、デマや偏見を打ち破り、学会への理解と共感を広げていきました。そうした中で誕生した歌が、「サウダソン・ア・センセイ」であります。
作詞・作曲を担当したのは、ハンセン病を患う友でした。施設に入院しながら、しかも現実には、いまだ軍事政権下で先生が入国することすら許されない状況にありながら、友は、「先生! あなたをブラジルに迎えることができ、私たちの夢は叶いました」と歌ったのです。
ブラジルの同志は、あの「3・16」の誓願を胸に、日々、先生をお迎えし、日々、先生と共に戦ってきた。だからこそ生まれ、だからこそ歌われたのが、「サウダソン・ア・センセイ」だったのではないでしょうか。
一人一人の立正安国の行動が、やがて一国をも変え、1984年、ついに先生のブラジル訪問が18年ぶりに実現。今度は歓喜の涙をぬぐおうともせず、「サウダソン・ア・センセイ」を歌い叫ぶ友を前に、先生は語られます。
「これまでに、どれほどの労苦と、たくましき前進と、美しい心と心の連携があったことか。私は、お一人お一人を抱擁し、握手する思いで、感謝を込め、涙をもって、皆さんを賞讃したいのであります」
いまだコロナ禍が猛威を振るい、お一人お一人、仕事や生活も大変な状況にあると思います。しかし、苦労し、呻吟した分、組織も、人も、強くなります。その苦労をバネへと転じる力こそ、「たくましき前進」と、「美しい心と心の連携」にほかなりません。
「3・16」に当たり、私たちは弟子として、師匠への誓いを新たにし、今一重、異体同心のスクラムを固め直して、立正安国と人間革命の完勝へ、たくましき前進を開始してまいりたい。
◇「3・16」から異体同心の団結固く
一、広布の伸展に魔の出来は必定である以上、私たちは魔に付け入る隙を与えぬよう、用心に用心を重ねていかねばなりません。
例えば現在、オンラインの普及で、情報の共有が質量共に飛躍的に向上し、それが一人一人の成長と組織の発展につながっていることは、大変に素晴らしい変化です。その一方で、転送が容易なSNSでは一度、誤った情報や不適切な情報が拡散してしまうと取り返しがつかないため、十分な注意が必要です。
特に、地区などの組織でのSNSグループは、学会活動の一環として、中心者のもと、いわば公式に設けているものです。したがって、そこには組織連絡やメンバー間でのやりとり、学会本部や聖教新聞社などから公式に発信されたもの以外の情報や、人づての情報は、流さないようにしていきたい。
そもそもネット上にあふれる情報には、真偽や是非の検証ができないものも多く、中には学会利用や学会破壊をたくらむ人物が、その本性を隠して、学会員の関心を引こうと発信しているケースも、まま見受けられます。「魔の働きは分断」と心して、団結固く、学会と広布の前進を守っていきたいと思います。
御書には「はるの野の千里ばかりにくさのみちて候わんに、すこしきの豆ばかりの火をくさひとつにはなちたれば、一時に無量無辺の火となる」(新1704・全1231)と仰せであります。
一人の祈り、一人の行動、一人の誠実な声から、広布拡大の炎は、燎原の火のごとく広がっていきます。
さあ、「3・16」から「4・2」「5・3」へ、全員が青年の心で、日本中に飛躍の拡大を成し遂げてまいろうではありませんか。