2022年3月1日火曜日

2022.03.01 わが友に贈る

さあ弥生3月。
「いよいよ」の信心で
幸の大輪を咲かそう!
縁する友と手を携えて
和楽と平和の春へ!

四条金吾殿御返事 P1192
『さてもさても敵人にねらはれさせ給いしか、前前の用心といひ又けなげといひ又法華経の信心つよき故に難なく存命せさせ給い目出たし目出たし』

【通解】
まったくのところ、あなたは敵人に狙われたにちがいない。普段からの用心といい、また勇気といい、また法華経への信心が強盛な故に、無事に存命することができたことは、本当にめでたいことである。

名字の言 故・西郷輝彦さんとの交流 2022年3月1日
2人の兄を亡くした青年は、歌手になりたくて鹿児島の実家を飛び出し、上京した。「星のフラメンコ」などのヒット曲を連発し、「御三家」として活躍した、歌手で俳優の故・西郷輝彦さんだ▼家出した息子の無事を祈り続けてくれた母への感謝を、かつて西郷さんは本紙で語っている。「母は大地です」と。山本伸一作詞の「母」が好きで「機会があれば歌いたい」とも▼西郷さんが、自宅近くにある学会の会館の前を通った時のこと。近隣の迷惑にならないようにと声を掛け、周囲に心を配る創価班を目にしたという。その姿に「こういう青年がいれば、日本の未来は明るいですね」と西郷さん。「車の中で待っている僕にもおじぎをしてくれて」▼見ている人は見ているものだ。日頃の言葉遣いや振る舞いを通して、相手に伝わっていくものは必ずある。特別な出来事や言葉よりも、かえって深い共感や納得につながっていく。御書に「教主釈尊の出世の本懐は人の振る舞いにて候いけるぞ」(新1597・全1174)とある通り▼3月の異称は「弥生」。陽気に誘われるように、草木がいよいよ芽吹き始めることから「いやおい」とも呼ばれる。誠実な振る舞いで、地域に信頼と友情の花を咲かせよう。

寸鉄 2022年3月1日
3月は後継の月、壮年の月、そして師弟の月。皆で若々しく動き対話を拡大
未来部希望月間。一度の激励が勇気と力になる。鳳雛よ育てと祈りを込め
「一頭の獅子には敵わぬ」牧口先生。"本気の一人"がいるか—勝利への要諦
きょうから春の全国火災予防運動。油断は禁物だ。火の元は必ず指さし確認
乳がんなどは早期発見・治療が鍵。定期的検診が不可欠—女性の健康週間

☆大白蓮華巻頭言2022年3月号 皆が「一念三千」の哲大王
人間は、大問以上には偉くはなれない。なる必要もない。
日蓮大聖大は、誰もがありのままの大問として、最も偉大に最も尊貴に、人間らしく輝きゆける道を開いてくださった。
騒乱の世で、単身、幼い娘を抱えながら、同志に尽くし、大難の佐渡にも馳せ参じた日妙聖人を讃えて、仰せである。
「民の現身に王となると、凡夫のたちまちに仏となると、同しことなるべし。一念三千の肝心と申すはこれなり」
−−信心き貴女こそが、仏そのものの生命なのです。幸福の工者の境涯にならないわけがない。そのための一念三千の仏法なのですから、との大慈悲の心音が迫ってくる。
初代・牧口常三郎先生も線を引かれていた御聖訓である。我らは「一念三千」という極理を体現した「繕わざる」生命の哲人王を、庶民の大地から、一人一人、呼び出してきたのだ。
御書の随所に記される「王」とは、権威の象徴ではない。
「王は民をおやとし」とされ、誰にもまして民衆に奉仕して「人をたすくる人」と示されている。とともに、「王と申すは天・人・地の三つを串くを王と名づく」と、何ものにも揺るがない、正しき生命の王者の境地を明かされているのだ。
一九六六年の三月、軍事政権下の圧迫にも、毅然と未来を見つめるブラジル広布の女性リーダーと、私は語り合った。
「大変だな、困ったなと思う時に、どう戦ったかによって、大飛躍、大勝利の因をつくることができる」
その通り、今や、世界広布の王者と光るブラジルとなった。
全ては一念で決まる。先の見えないトンネルに入ったような社会だからこそ、大宇宙をも動かしゆく地涌の誓願の一念を脈動させて、民衆と共に、民衆のために、人情味あふれる振る舞いで、励ましの対話を広げていこう! 人間の王者、民衆の王者の大連帯で、明るい希望の未来を開きゆくのだ。

幻の
 虚栄の流転
  見下ろして
 民の王城
  築く誇りよ

☆2022 3月の学会史
◎3・5「壮年部結成記念日」
1966年(昭和41年)3月5日、池田大作先生のもと、学会本部に750人の代表が集い、壮年部が結成。席上、先生は"学会精神を根本として、創価の城を支えゆく柱に""壮年部が大きく成長し、堅固な広宣流布の構えができるならば、わが創価学会は永久に盤石です"と期待を寄せた。
※参考資料=小説『新・人間革命』第10巻「桂冠」

◎3・8「芸術部の日」60周年
1962年(昭和37年)3月8日、「文化の世紀」の到来を見据え、池田先生のもと、20人で発足したのが、芸術部の淵源である。本年で60周年。
※参考資料=『新・人間革命』第13巻「光城」

◎3・11「小樽問答記念日」
1955年(昭和30年)3月11日、北海道小樽市の公会堂で、創価学会と日蓮宗(身延派)の正邪を決する法論が行われた。青年部の室長だった池田先生が司会を務め、第一声で相手を圧倒。学会側の完全勝利に終わった。
※参考資料=『人間革命』第9巻「発端」「小樽問答」

◎3・16「広宣流布記念の日」
1957年(昭和32年)12月、第2代会長・戸田城聖先生の生涯の願業である75万世帯の弘教が達成。翌58年(同33年)3月上旬、戸田先生は池田先生に「将来のために、広宣流布の模擬試験、予行演習となる式典をやろう」と提案した。同年3月16日、青年部の精鋭6000人が集い、"広宣流布の記念式典"が開かれた。戸田先生は席上、「創価学会は、宗教界の王者である」と師子吼。広布のバトンを青年に託した。
※参考資料=『人間革命』第12巻「後継」

◎3・21「九州の日」
1973年(昭和48年)3月21日、池田先生は第1回九州青年部総会に出席し、"生涯、誠実を貫き、立派に大成して輝かしい人生勝利を"とスピーチした。
※参考資料=『新・人間革命』第25巻「薫風」

◎3・22「関西青年平和文化祭」40周年
1982年(昭和57年)3月22日、大阪・長居陸上競技場で第1回関西青年平和文化祭が開催。関西魂を象徴する不屈の六段円塔が打ち立てられた。本年で40周年。
※参考資料=『新・人間革命』第30巻〈下〉「誓願」

◎3・31「教育本部の日」20周年
20年前の2002年(平成14年)3月31日に、教育本部が発足したことが淵源。
※参考資料=『新・人間革命』第24巻「人間教育」