2022年3月2日水曜日

2022.03.02 わが友に贈る

目の前の一人一人と
平和の心を結ぶことが
立正安国の直道だ!
我らの草の根の行動で
生命尊厳の思想を社会に。

聖愚問答抄上 P494
『邪正肩を並べ大小先を争はん時は万事を閣いて謗法を責むべし是れ折伏の修行なり』

【通解】
邪と正が肩を並べて立ち、大乗と小乗が争う時には、万事をさしおいて、謗法を責めなさい。これが折伏の修行である。

名字の言 4日、パラリンピックが開幕 2022年3月2日
日本の躍進に沸いた北京冬季五輪に続き、4日にはパラリンピックが開幕する。活躍が期待される注目の一人がチェアスキーの狩野亮選手だ▼10代で日本代表に選ばれるも世界大会では惨敗。変形した骨盤の影響で重心を前に置く定石のターンができず苦悩した。試行錯誤の末にたどり着いたのが、「体重を後ろにかけたまま曲がる」独自の技。転倒の危険は極めて高いが、成功すれば最も速く滑れる方法だった▼しかし本番では成功せず、10試合連続リタイアに。不安に襲われたが、諦めずに猛練習を重ねた。4年後、ハンディを逆手に取った唯一無二の高速ターンが完成。スーパー大回転でパラ連覇を果たした(『挑戦者 いま、この時を生きる。』さくら舎)▼青森のある多宝会の女性は、病に悩む友人を励ましたいと、77歳でスマホデビュー。悪戦苦闘しながらも、信仰体験動画を一緒に視聴し、同苦の心で寄り添い続けた。真心に感動した友人は学会への入会を決意。対話の際、スマホの操作を手伝った女性部員が数年ぶりに座談会に参加するなど、喜びの波動が幾重にも広がった▼失敗や変化を恐れず、前に踏み出す勇気があれば、人は必ず成長できる。その勇気はどこかではなく「自分の中」にある。

寸鉄 2022年3月2日
我々には広宣流布を断じてなさねばならぬ使命が—恩師。誓願の炎、赤々と
御書「日蓮が一類は、異体同心」。青年を先頭にわが支部の勝利へ団結し前進(新2054・全1463)
埼玉男子部の日。後継の師子たちよ、勝ちまくれ。拡大の金字塔を今こそ!
SDGsの認知度76%も内容理解は今一歩—調査 共に学び足元から行動を
不登校が10年で小学校3倍、中学校1・4倍と。SOS見逃さず、寄り添う心で

☆桂冠詩人は詠う 勇気の舞 凱歌の行進� 第3回 師弟の魂
◇私の勝利は 師の勝利!
私の恩師
戸田城聖先生の指導は
常に厳しかった。
人間としての道を
正しく強く生き抜けと
指導してくださった。

人生は勝負だ。
仏法は勝負だ。
勝利は幸福。
敗北は地獄。
勝利は光。
敗北は闇。

最高の人生を
生き切るために
君よ! 絶対に
黄金の旭日を浴びながら
銀色の月光を見つめながら
悠然と
生き生きと
正義の勝利の道を
踏破していくのだ。

私の真実の信念の心は
わが師匠のために
一切を捧げることにあった。
この世で人間として
師匠ほど
尊きものはないからだ。

父も母も
すべてが尊いが
真実の人間の道
真実の人間の心を
教えてくださるのは
師匠である。

◆◇◆

仏法の師弟に勝る
生命の完成の力は
他のどこにもない。

私は
いかなる境遇になっても
天が輝いているように
師匠を思い出す。

師匠の慈愛!
数知れぬ叱咤激励!
わが心を決して離すことなく
護り語ってくださる
師の言葉よ!
いかに叱正されても
明るい闇の中にいるようだ。

師匠を持たぬ者は
人生の生きがいも
希望と歓喜も浅くなる。
そしてまた
その人生の希望も歓喜も
妄想に流される。

師匠の目が
私の目に注がれた
劇的な瞬間!
師の声が
私の耳朶に響いた
感動の瞬間!

その喜びと決意と
限りなき熱い魂は
何ものをも超越し
人間の生命に誇りを与える。
生きがいを与えてくれる。

私は
懸命に戦い働いて
師匠に報告することが
最高の光栄であった。

師匠に叱られ
師匠に励まされ
汝自身の智慧を顧みず
ひたすら師の胸に響きゆく
激戦また激戦の
勝利の収穫を見つめながら
最高の幸福を感じてきた。

あの師の笑顔
あの師の微笑!
私の勝利は
師の勝利!
師の勝利は
私の勝利!

「信仰するものは強い」
そして
「世界全体に打ち勝つためには、
自分自身に
打ち勝たなければならない」
これは
ドストエフスキーの箴言である。

生きるということは
悪と戦って
勝つためにあるのだ。

わが人生の展望を
壮大に開け!
永劫の勝利の
光の道に向かって進め!

偉大な希望を胸に
戦い抜いて
永遠に生気溌剌とした
弟子の正道を歩み抜け!

☆御書根本の大道 池田大作先生の講義に学ぶ 第4回 真実の団結
◇兵衛志殿御返事
『二人一同の儀は、車の二つのわのごとし、鳥の二つの羽のごとし。たとい妻子等の中のたがわせ給うとも、二人の御中、不和なるべからず。恐れ候えども、日蓮をたいとしとおもいあわせ給え。もし中不和にならせ給うならば、二人の冥加いかんがあるべかるらめと思しめせ。あなかしこ、あなかしこ。各々みわきかたきもたせ給いたる人々なり。内より論出で来らば、鷸蚌の相扼ぐも漁夫のおそれ有るべし。南無妙法蓮華経と御唱え、つつしむべし、つつしむべし。』(新1503・全1108)

◇勇気の指標——著作から
常に、広宣流布という最極の大目的に向かって、大きな心、聡明な心で互いを守り、支え合っていくことが大事なのです。互いの足りない点や短所をも補い、それぞれの持ち味を生かして助け合っていくことです。そのために、どこまでも師弟共戦の魂を燃やして進んでいくのです。
そこに、真実の団結が生まれます。晴ればれとした希望と勝利の連帯が築かれるのです。
◆◇◆
魔は連帯を阻みます。もし、一人一人がバラバラになり、団結できないようなことがあれば、本抄で仰せのような「鷸蚌の争い」「漁夫の利」となってしまう。魔を利するだけです。魔性を破る唯一の方途こそ、異体同心の信心です。「異体同心なれば万事を成じ」(全1463・新2054)なのです。妙法の団結の利剣があれば、魔軍は必ず粉砕できるのです。
◆◇◆
私たちは、異体同心の信心に徹するなかで、自他共の境涯の変革を実現できるのです。(中略)
わが地涌の使命に生き抜いていけば、胸中の仏の生命を顕現して、人の心と心とを結びつける智慧と慈悲が湧き上がります。今、世界が困難と戦う時だからこそ、人類の宿命転換へ、調和と平和を築く立正安国の旗を高らかに掲げ、勇気みなぎる共戦を貫いていこうではありませんか!

◇"師弟の堅塁"の陣列を拡大 池戸康伸中部青年部長
今回、拝する御文は、池上兄弟にさらに団結第一で進んでいくよう御教示された一節です。
車の車輪が片方だけであったり、鳥の翼が一つだけしかなかったりしたら、真っすぐ進んだり、飛んだりすることは難しい。
それと同じように、広布の険路を乗り越え、勝利へとたどり着くには、心を合わせていくべきであることを教えられているのです。
では心を合わせていく要諦は何か。大聖人が「日蓮をたいとしとおもいあわせ給え」と仰せの通り、広宣流布の大願に一念を合わせ、師弟の陣列に連なることです。
この根本の一念に迷えば、広布の戦いは空転してしまいます。

◇友の言葉
私自身もそうでした。池田先生と共に広布に生き抜くと誓いながら、いつしか周囲の環境に目を奪われ、どこか違う場所に理想を求めて、悶々と苦しんだ時期がありました。
あるとき、共に戦う同志が勇気を出して、"何のために信心しているんですか。どこに一念を定めているんですか"と声を掛けてくれました。
会合に、訪問・激励にと、動いてはいるものの、心の底から歓喜して活動できていない私の姿勢を見てのことでした。この言葉が胸に突き刺さりました。
池田先生は講義の中で、「どこまでも師弟共戦の魂を燃やして進んでいくのです。そこに、真実の団結が生まれます」と教えてくださっています。
私は、それ以来、"池田門下として、同志に尽くし抜く。今いる場所で勝利を開く"と腹を決め、師との誓いの原点に立ち返り、真剣に祈りました。
同志の顔を思い浮かべながら題目を唱えていると、"かけがえのない同志と共に戦える"——と、感謝と歓喜が込み上げてきました。"皆と師匠に勝利の報告をするんだ!"との思いでメンバーと接していくと、皆が同じように広宣流布と自身の人間革命に立ち上がり、組織の隅々に歓喜がみなぎっていくのを実感。拡大のうねりを巻き起こすことができました。
自分自身が、師弟の誓いに目覚めていく。そして、一人立つ弟子が、一人また一人と連帯していく。そこにこそ、強固な団結を築く要諦があると学ばせていただきました。広布の堅塁は、まさに師弟の堅塁であると確信します。

◇自他彼此の心
先生はさらに、「まず語り合うことです。人のために何ができるかと、祈ることです。心を通い合わせれば、互いに信頼と協調が生まれます。そして、何があっても『自他彼此の心なく』(全1337・新1775)、共戦の道を歩んでいくのです」と講義されています。
コロナ禍となって以降、私自身、一対一の懇談に、より力を入れてきました。第一線で戦うメンバーは、師との誓いの炎を赤々と燃やしていました。それぞれが使命の舞台で奮闘し、学会を支えてくださっていることを強く実感しました。
広布を推進する中で、会合への参加などといった目に見える尺度だけにとらわれると、ともすると、「活動している人」と「そうでない人」と、"自他彼此の心"で物事を見てしまいかねません。年齢や仕事、役職などの違いはあっても、誰もが広布の主役です。池田門下生です。
中部男子部では、オンラインを活用して、メンバーがつながり続けるためのさまざまな取り組みを展開してきました。その中で、信心に立ち上がる友が陸続と誕生しています。
先生はかつて、「広布の堅塁・中部たれ」との永遠の指針を示してくださいました。師弟の大願に生きる陣列こそ、がっちり組み合った石垣のごとき、最強の堅塁です。この指針の発表から55周年の佳節を刻む本年、異体同心の陣列を拡大することこそ、青年部の使命です。
「攻撃こそ最大の防御なのだ。ここに、堅塁の堅塁たる所以がある」との先生の指導を胸に、強盛な祈りと積極果敢な対話拡大で、正義と勇気の連帯を拡大してまいります。

◇メモ
「兵衛志殿御返事」は、別名を「兄弟同心の事」という。弘安3年(1280年)、入信した池上兄弟の父・康光が亡くなった後に、弟・宗長宛てにつづられたお手紙とされている。