大きな地震の後の余震に
十分に警戒しよう!
家具類の転倒防止や
避難場所・安否連絡方法
の確認など備えを万全に。
御義口伝巻上 P725
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり』
【通解】
いま日蓮と弟子檀那が南無妙法蓮華経と信じ唱えるが故に、自ずから求めずして、これ以上ない大宝珠を得るのである。
名字の言 少女部員が描いたカラフルな魚 2022年3月18日
尾ひれは赤・黄・青の3色。頭部や胴部も、白やピンクや紫と多色多彩——この鮮やかな魚は、第36回「少年少女希望絵画展」(創価文化センター)で展示されている絵の中にいる▼タイトルは「カラフルなおさかなたち」。小学1年生の少女部員が描いたものだ。中心となる魚の周りにも彩り豊かな魚が泳いでいる。大人が描こうと思っても、こうした大胆な色使いは、なかなかできないだろう▼子どもの絵の素晴らしさは「汚れがなく、偏見もない『純粋さ』」にあると、世界的な絵本画家のワイルドスミス氏は語った。大人の芸術家は多くのものを見過ぎて、固定観念に縛られている。一方、子どもたちの感受性は豊かで発想も自由自在。全ての芸術家が子どもをうらやむのは「この純粋さに、あこがれるから」という▼御書に「浄土といい穢土というも、土に二つの隔てなし、ただ我らが心の善悪によると見えたり」(新317・全384)と。もっと子どものまなざしに学べたなら、世界はどれほど美しく変わるだろうか▼先の少女は絵の説明文に書いた。「みんなでなかよくいっしょにおよいでる。いろは、みんなちがうけれど、みんな生きものです」。差異にこだわり、いがみ合う大人への警句でもある。
寸鉄 2022年3月18日
創価の師弟に一生を懸けていけ—戸田先生。広宣流布即世界平和へ邁進!
福井県女性部の日。希望の清風を友へ、地域へ。対話の"春一番"は私から
東京・杉並の日。「創価の名門」は全てに勝つ。青年を先頭に模範の先陣を!
人の繋がりが希薄になった—54%。対面でも電話でも心通わす励まし更に
まん延防止等措置が全面解除へ。感染リスク低減の予防策を引き続き徹底
〈社説〉 2022・3・18 「彼岸」の意義を考える
◇妙法の祈りこそ幸福開く鍵
今月21日は「春分の日」。日本では、この時節は「春の彼岸会」があり、先祖供養や墓参などが行われる。
そもそも仏教では、迷いに満ちた現実世界を「此岸」に、そして仏道修行によって得られる覚りの境涯を「彼岸」に譬える。
日蓮大聖人の仏法では、成仏の根源の法である南無妙法蓮華経を唱え、妙法流布に生き抜くことで、この一生のうちに誰もが彼岸に至る、すなわち成仏の境涯を開くことができると教える。
さらに、その功徳は先祖や故人にまで回らし向けることができると説く。
ゆえに、私たちが日々、実践する自行化他の唱題行こそ、故人をも含めた、自他共の成仏を実現しゆく最高善の実践なのである。
こうした追善回向の本義の上から、大聖人が、死別の悲哀に沈む門下を励まされる御聖訓は、御書の随所に見られる。
夫を亡くした上野尼御前には、「故人は法華経の行者であったので、即身成仏は疑いありません。それでも、つい嘆いてしまうのが凡夫の習いですが、聖人ですら嘆くことはあるものです。何としても追善供養を心ゆくまで励まれるのがよいでしょう」(新1835・全1506、趣意)と仰せだ。
包み込むような言葉に、尼御前はどれほど安心し、心強く思っただろう。
その後、祈りを重ね、信心を深めていった尼御前は、子どもたちを広布の人材に育て上げ、一族の幸福の基盤を築く。
本紙連載の「いのちの賛歌」で取り上げてきた信仰体験でも、大切な人との死別を経験した同志の話がある。
もちろん、悲しみの様相は一様ではないが、深い悲哀を抱えながらも「亡き人の分まで」と祈り抜き、それぞれの「幸せ」を見いだしている姿には、多くの感動の声が寄せられている。
池田先生は語る。
「追善の祈りも、妙法の祈りであれば、立派な仏道修行になるのです。御本尊の前では、何も飾る必要はない。嬉しいときは嬉しいままに、悲しいときは悲しいままに、ありのままの自分で御本尊を拝していくことです」
「何があろうと唱題し抜いた人が、真の勝利を得るのです」
故人へと思いをはせる時節。何があっても妙法の祈りを貫く生き方こそ、故人のみならず、今を生きる私たちの幸福をも開く鍵であると、深く銘記したい。
☆第8回本部幹部会・第2回青年部幹部会への池田先生のメッセージ
一、ここ宿縁ふかき神奈川の天地で、1979年(昭和54年)の5月、私は「正義」「共戦」と認めました。この書を真っ先に見せたのは、誰であったか? それは、青年です。若き愛弟子たちです。
私は祈りを一つに、皆と勤行をし、語りかけました。
「苦難の時こそ、私は青年を育てる。青年と共に戦う。嵐の時代こそ、若き正義の力を信ずる以外にない。これが創価の師弟の心です」と。
その折の丈夫と乙女たちの誓いに燃えた瞳は、今も忘れません。
そして、今日ここに、「広宣流布」即「世界平和」への誓願を高らかに歌い上げた君たちの地球を結ぶ正義・共戦のスクラムを、私は心から讃えたい。
皆、本当にご苦労さま! また、青年の成長と勝利を祈り抜き、陰に陽に応援してくれている学会家族の皆さん、いつもいつもありがとう!(大拍手)
◇大法弘通の聖火を後継の君に
一、日蓮大聖人が御書に引かれた「貧女の一灯」という仏教説話があります。
祇園精舎にいる釈尊に、名だたる王や長者らが供養した多くの灯火は、一夜明けると全て消えていた。ところが、無名無冠の一人の女性が捧げた灯火だけは、須弥山を吹き抜けるような風にも決して消えずに、まばゆい光を放ち続けていたのである。
それは、なぜか。清らかな真心を尽くし、広く一切衆生を救いたいと、大きな誓いの心で灯された火であるからだ、というのであります。
思えば、聖教新聞の創刊第1号に躍動した見出しは、「聖火鶴見に炎上」でありました。この横浜の鶴見に輝き出た、草創の同志の生命の光彩であります。尊き創価の母たち女性たちが、不退の信心で今日まで灯し抜いてきた慈折広布の聖なる火こそ、いかなる烈風にも消えない「大福運の一灯」なりと、御本仏は御照覧くださるに違いありません。
そして、この大法弘通の聖火を誇り高く受け継ぎ、一人ひとりの心に語り伝えているのが、藍より青き後継の君たちです。それは、永遠に尽きない希望の光を友に贈る、不軽菩薩の人間尊敬の実践なのであります。
一、混迷が深まる危機の時代にあって、特に青年世代の間には、先の見えない不安や孤独感、無力感などが、重苦しく垂れ込めているでしょう。
だからこそ、創価の若人の勇気と誠実の声が、どれほど強く、どれほど明るく、どれほど温かく、友の生命を蘇生させることか、計り知れません。
大聖人は若き南条時光に、仏に成る道は特別なことではないとして、譬えば「寒さに凍えた人に火を与えることである」(新1918・全1574、通解)と教えられました。
御義口伝に示されているように、妙法を唱えゆくならば、「煩悩即菩提」「生死即涅槃」という究極の智慧の炎を現して、薪を焼くがごとく、どんな青春の悩みも、どんな社会の難題も、必ずや新たな価値創造へのエネルギーに転ずることができる。そして、生老病死の苦悩の闇をも、自他共に明々と常楽我浄へ照らし晴らすことができるのであります。
◇妙法こそ人類を安穏に導く大良薬
一、御聖訓には、民衆に幾多の苦難が次々に襲いかかる「闘諍堅固の時」は、「法華経の大良薬をもってこの大難をば治すべし」(新694・全550)との一節があります。
妙法は、一切衆生すなわち全人類を分け隔てなく、「幸福」と「平和」へ導く大良薬なのであります。
戸田先生は「地球民族主義」の構想に、いずこの国の民衆も不幸の淵に追いやられることがあってはならないとの念願を込められました。どの国の民衆も、求めてやまないものは、「幸福」であり、「平和」であります。試練が大きければ大きいほど、創価の若き世界市民の熱と力をいやまして結集し、「我此土安穏」——地涌の我らが集い合った、この星を安穏にしていく師弟不二の祈りを強めながら、「立正安国の対話」を貫いていただきたい。
◇人間革命の勇舞を世界の友と
一、40年前、青年と21世紀の広布の山を登攀し始めた折に記した三つの書を、巡り来る「三月十六日」を前に、改めて君たちに贈ります。
「創価後継丈夫」
「青春幸乃瞳」
「生命光彩乃曲」
であります。
浅きを去って深きに就く「創価後継の丈夫」たちよ、そして「青春幸の瞳」光る華陽姉妹よ、世界192カ国・地域の異体同心の全宝友と共々に人間革命の勇舞を広げ、地球民族の心と心に「生命光彩」の平和の交響曲を奏でゆこうと申し上げ、私のメッセージといたします。