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御義口伝巻上 P724
『御義口伝に云く一門とは法華経の信心なり車とは法華経なり牛とは南無妙法蓮華経なり宅とは煩悩なり自身法性の大地を生死生死と転(め)ぐり行くなり』
【通解】
御義口伝には、次のように仰せである。一門とは法華経の信心のことであり、車とは法華経、大白牛車の牛とは南無妙法蓮華経である。また、宅とは煩悩を意味する。自身法性の大地とは、成仏という。永遠の生命を覚知した絶対の幸福境涯であり、生死生死と転り行くとは、その永遠の幸福境涯の上に立って、いっさいの生活をしていくことである。
名字の言 手塚治虫氏を訪ねた藤子不二雄 2022年3月19日
「藤子不二雄」の合作ペンネームで知られる藤本弘さんと安孫子素雄さん。漫画家を目指していた高校3年の時、2人で手塚治虫氏を訪ねた思い出を、安孫子さんがかつて、本紙インタビューで語っていた▼仕事中の氏から"待つ間、これでも見ていて"と数百ページもの原稿を渡された。それは2人が何度も読んだ作品だったが、見覚えのある場面が全くない。氏に聞くと、当初、描いた1000ページの大半を削って作品にした。それは本に載らなかった部分とのこと。氏の努力のすさまじさに衝撃を受け、本気で"漫画家になろう"と心を決めたという▼「文章は『氷山の一角』だ」と先輩に言われたことがある。書き手として、どれほど物事を深く強く感じ、思い、真剣に考えてきたかという豊かな体験に支えられてこそ、読むに値する文が書ける。水面下に心の格闘という大きな氷塊があってこそ、文として水面にその一角が現れるとの教えだった▼人の心を動かす力の根源は、目には見えない部分にあるのだろう。振る舞いや発言も、本質は当人の心根の表れである▼根を深く張るほどに、大樹は高く伸び、枝葉を広げて育つ。信心も、陰徳を積む地道な実践があってこそ、人生を開いていける。
寸鉄 2022年3月19日
「この身を法華経にかうるは、石に金をかえ」御書 大確信で宿命転換の劇を(新1227・全910)
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〈社説〉 2022・3・19 3・21「白樺会の日」
◇声とまなざしに心を込めて
「『白樺の人』と聞くと/誰もが安心する」。池田先生の詩の一節である。明後21日は「白樺会の日」。1986年(昭和61年)のこの日、看護の仕事に携わる女性部の集い「白樺会」が結成された。
白樺の木は伐採後の荒れ地や山火事の後でも真っ先に姿を現し、他の植物が生い茂る環境へと一変させる。まさに人々の生命力を引き出し、「抜苦与楽」の慈悲の看護に徹する友の姿そのものである。
先月、新たに齋藤委員長が誕生し、これまでの女子部「白樺グループ」と一体となって新出発した。
齋藤委員長は語る。「白樺の勝利が全ての勝利につながります。強く温かい白樺姉妹の絆で"未来の宝"である皆さんと共に、"いのちこそ宝"の生命尊厳の世界を築いていきたいと思います」
少子高齢化や医療環境の変化に伴い、看護者に求められる役割は多様化している。依然として厳しい労働環境の中、白樺の友は生老病死を見つめ、目の前の一人の仏性を信じ、三世の生命に題目を送り続ける。自分自身も悩みを抱え、疲れ果て、投げ出したくなる時もある。それでも患者のもとへ向かうのは「命こそが尊極の宝だと知っているからです」と友は語る。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、素手で患者に触れることが難しくなった。フェースシールドとマスクで顔が覆われ、笑顔を見せることもままならない。だからこそと、友はその声に、そのまなざしに、唱題で蓄えた生命力と心を込める。
呼吸器内科で務める友も、その一人。一日中、防護服をまとい、吹き出る汗を拭う余裕すらなく、救命の場に立ち会う。ウイルスへの恐怖で泣きながら防護服を着る若い看護師を抱きかかえるように励まし、共に患者のもとへ。祈りを込めて接すると、顔をこわばらせていた患者も、いつしか笑顔に変わっていた。「病める人/心の傷ついている人を/私の使命感として/私は堕落させない」——池田先生の指針を胸に、白樺の使命に生き抜く。その姿に憧れて、彼女の長女は今春、看護学校の門をくぐる。
「一人の生命を守り、慈しむ心は、そのまま、強き"平和の心"となる」と先生はつづった。不安渦巻く時代にあって、目の前にいる人の心に希望の灯をともし、平和の心を広げる白樺の友へ、きょうも感謝の祈りをささげたい。
☆第8回本部幹部会・第2回青年部幹部会 池田先生の指針——広布と未来を開くのは青年
◇三代の魂 受け継ぐ陣列を
◇戸田先生「誠実であれ! 策や要領ではない」
皆さま方のお力によって、今、世界の広宣流布の新時代は、一日一日と、目覚ましく前進している。こんなに勢いよく発展している教団は、ほかにあるだろうか。大変なことである。
世界でも、数限りない人々が、創価学会のことを知り、共感を寄せている。各国の指導者も、多くの人々がSGIに理解を示してくださっている。そして、大きな波動が、年を経るごとに、世界中に広がっている。
末法において正法を弘める戦いは、有名な項羽と劉邦(沛公)の戦いにも勝ると日蓮大聖人は仰せである(全218・新95)。
また御聖訓にいわく。
「この20年あまりの間、ひととき、片時も心の安らかだったことはない。源頼朝が平家と戦った7年間でも、そのなかには暇はあったであろう」(全1514・新1848、通解)
どんなに激しい合戦も、合間に、しばし休息をとることはあった。だが、大聖人の広宣流布の大闘争には、一日、片時たりとも、心安らぐ時はなかった。熾烈な戦いの連続であった。
大聖人は、仏法の平和の大哲学で、全人類を救わんとする、壮大なスケールの闘争を続けられた。これこそ、世界の広宣流布をしゆく、大聖人の「戦う息吹」である。
この戦う魂を、牧口先生、戸田先生、そして私が、そのまま受け継いできた。大聖人の息吹で戦ってきたゆえに、学会はここまで世界的に発展したのである。
学会は、三代会長の時代までにおいて、一切の完璧な基盤ができ上がった。
三代の師弟は、大聖人直結の真の広宣流布の血脈を継承してきた。この偉大なる魂があるからこそ、何があっても、学会は微動だにしないのである。
本当に大聖人に直結し、広宣流布を進めてきた指導者は、牧口先生、戸田先生、私の三代の会長である。三代の会長は皆、牢に入り、命がけで戦ってきた。大聖人が仰せになられた三類の強敵、三障四魔と、敢然と戦ってきた。これが、法華経の行者の魂である。皆さまも、この創価の師弟を中心にして生きぬいてもらいたい。
本年(=2007年)は学会創立77周年。創価の三代の77年の戦いは、「師弟不二」であるがゆえに、「異体同心」であるがゆえに、勝ってきたのである。これからも、学会は勝たねばならない。そうでなければ、人類の平和な未来はないからである。
戦う「名誉」と「栄光」と「福運」は、無上の永遠なる価値である。どうか一緒に、広宣流布のために頑張っていただきたい。頼みます!
◇温かな励ましで
「捨つる命は 惜しまねど 旗持つ若人 何処にか」
これは、戸田先生が獄中で作詞された、「同志の歌」の一節である。
戦争中の法難の際、牧口先生を"大人"たちは裏切った。大人は、ずるい。その心は、利害であり、世間体だった。自己中心であり、保身だった。一方、青年は「信ずる」心が強い。そして「まっしぐら」である。
ゆえに、戦後ただ一人、広宣流布に立ち上がられた戸田先生は、「青年だ」「青年を待っているのだ」と、口癖のようにおっしゃっていた。
1947年(昭和22年)の8月14日。私は、戸田先生と初めてお会いした。当時、戸田先生は47歳。私は19歳であった。あの日のことは、今でも鮮明に覚えている。以来、10年以上にわたって、先生のもとで厳しく訓練していただいた。先生は、ご自身より28歳も若い私に、広宣流布の命運をかけてくださった。未来の一切を託されたのである。
戸田先生は、創価の青年群の中心に、私を据えられた。縦横に青年の力を発揮させた。だから、学会は大発展してきた。
この戸田先生と私の「師弟」が起点となって、地涌の陣列が大きく拡大していった。その大発展の力こそ、「青年が大事だ」「青年を大切にしよう」との戸田先生の一念であった。
もちろん、青年には訓練が必要である。しかし、何よりも、"学会のため、地域のため、日本の平和、世界の平和のために働いてもらいたい。大きく伸びてもらいたい"——そういう祈りをもって青年を育てていくことだ。慈愛の心で、温かく励ましていくことだ。
きょうは、このことを改めて決議したいと思うが、どうだろうか。(=賛同の大拍手)
また、たとえ年配であっても、大事なことは、「心」が若々しいかどうかである。
牧口先生は70歳を超えても「われわれ、青年は」と言われた。信心をしている私の魂は、永遠に青年だ、との心意気である。全員が「青年の心」で進んでまいりたい。
学会は、青年を起用し、青年の活力で前進していく。その上で、青年部の皆さんは、壮年部・婦人部(当時)の先輩方の心をよく知り、実践していただきたい。勝手気ままになったり、いい気になるようなことがあってはならない。
それでは、親を大切にしないで、自分だけ自由奔放に生きるようなものだ。いよいよ、これからが大事である。
◇次の学会を頼む
結びに、戸田先生の遺言のご指導を青年部に捧げたい。
「世法で、また国法で、だれが一番、立派か。そんなことは問題ではない。仏法の上で、だれが一番、立派かということが大問題なのだ」
広宣流布の最前線で戦う、わが創価の同志が、一番、立派なのである。真剣な第一線の学会員こそが、一番、偉大なのである。これが戸田先生の思想である。
戸田先生は、「青年よ、誠実であれ! 策や要領ではいけない!」とおっしゃった。このとおりに私も進んできた。
さらに、こう遺言された。「青年の成長なくして広宣流布も、時代の未来も開けない」「次の学会を、青年部、よろしく頼むよ!」と。
今、青年部は、一番大事な時を迎えた。
上げ潮から、引き潮になり、また上げ潮になっていくように、時代は、大きく回転している。
わが創価学会は、ひと回りも、ふた回りも、大きな土台を持った「新しい段階」へと発展していく幕が開かれたのだ。若き青年部の君たちが大活躍していく、そのための舞台は、ほぼつくり終わり、その形が、ほぼ見えてきた。
あとは、この大劇場で、青年部の諸君が乱舞して、次の大きな学会を、世界平和の不滅の基盤となる学会を、いかなる嵐にも揺るがぬ勝利の学会をつくっていくのだ。青年部の諸君、頼むよ!
戸田先生は青年に烈々と叫ばれた。
「一番かわいい青年たちに、自分の思想を全部、託したい」
「師匠の話を全身で受け止めなさい!」
「次の時代は、君ら青年がやる以外にないのだから、しっかり頼むぞ!」
長時間ありがとう!