2021年2月1日月曜日

2021.02.01 わが友に贈る

◇今週のことば
人材の成長こそ
「令法久住」の希望。
青年の連帯こそ
「広宣流布」の勝利。
皆が地涌の命で出発だ!
2021年2月1日

上野殿御返事 P1555
『是は法華経をふみし逆縁の功徳による、いま日蓮をにくむ故にせうぼう(少輔房)が第五の巻を取りて予がをもてをうつ是も逆縁となるべきか』

【拙コメント】
これは、法華経を踏んだ逆縁の功徳によるのである。
今日蓮を憎む少輔房が法華経の第五の巻を取って日蓮の面を打ったことも逆縁となるであろうか。

名字の言 誰かを応援することで自分のことも真剣に応援できる 2021年2月1日
全員が社会人で構成される「青空応援団」という集まりがある。受けた依頼は、個人に限らず、入学・卒業式の学校現場や介護施設など幅広い▼初代団長の平了氏は、宮城県仙台市で工務店を営む。設立のきっかけは東日本大震災。津波で大切な友人を失う中、「スコップ団」として被災住宅の泥かきや掃除をしてきた。その後、長く険しい復興の道を進むには、"支援"に加えて、励ましの"応援"が大切と気付き、応援団を結成した▼"この人に応援してほしい"と思ってもらえるように、団員は日常の振る舞いに気を配り、毎日のトレーニングも欠かさない。この活動を通して得た実感について、団長は「誰かを応援することで自分のことも真剣に応援できるようになる」と述べている(『青空応援団』扶桑社)▼御聖訓に「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)と。"自分さえよければ"という利己心の殻を破って他者に献身する。その真心と行動は、自分自身の満足できる人生を開いていく▼池田先生は「人の『生きる力』を引き出した分だけ、自分の『生きる力』も増していく」と語る。「利他の心」から、生きる喜びは生まれる。その確信で"自他共の幸福の道"を朗らかに進みたい。(銘)

寸鉄 2021年2月1日
さあ伝統の2月。一人を大切に—ここから歴史は開く。励ましの声、地域へ
若人の熱と力漲る第1回青年部幹部会。君の双肩に創価の未来。先陣頼む
牙城会結成50周年。師子は嵐に不動!試練の時代こそ民衆厳護の誉れ胸に
感染しても重症化しないと思う—30歳未満の6割と。その先の家族忘れず
寒暖差疲労に注意。運動や入浴等で「体を温める」のが効果的と。賢く工夫

〈社説〉 2021・2・1 きょうから伝統の「二月闘争」
◇一対一の激励で決意の連鎖
今年の「節分」は、2月3日ではなく2日。国立天文台によると、節分が2日になるのは124年ぶりという。元々、"季節の分かれ目"との意味があり、四季が移り新しい季節が始まる日の前日を指すが、今では立春の前日にのみ残る。いわば2月は、冬から春への転換点だ。
創価学会においては、きょうから「伝統の2月」が始まる。
淵源は、1952年(昭和27年)、24歳の池田先生が支部幹事として指揮を執った蒲田支部が、1カ月で「201世帯」という弘教の金字塔を打ち立てたことにある。当時は、どの支部も100世帯がやっとという状況。この「二月闘争」が、戸田第2代会長の願業である75万世帯達成へ、大前進を生む転換点となった。
なぜ蒲田の同志は、それまでの限界を大きく破ることができたのか。先生は随筆で、こう振り返っている。
「それは、目の前の一人を徹して誠実に励ましてきたことに尽きる。『広宣流布』は、一人の『人間革命』から始まる。決意した一人が、一人を立たせる。その一人が、さらにまた、もう一人を奮い立たせていく。勇気は勇気を呼ぶ。この『一対一』の決意の連鎖こそが、拡大の鉄則である。ゆえに、『誓いの一人』を多くつくっていくことが、爆発的な広布伸展の必要条件なのだ」
まさに、眼前の一人を励まし抜くことが原動力であった。仏法の生命尊厳の思想、抜苦与楽の慈悲といっても、この「一人への関わり」の中に輝く。感染症拡大で社会に不安と混迷が広がる中、皆で集まることが難しい今こそ、「二月闘争」に学び、共感と納得の対話で一人一人に勇気と希望の灯をともしたい。
現在、コロナ禍にも負けず、オンラインなどを使って新たな広布拡大に挑んでいるのが、2月配信の青年部幹部会を目指して前進する男女青年部である。
長野市の精肉店で働く男子地区リーダーは、昨年の夏、仕事が続かないと悩む友人を激励。"この信心で自分自身を変革しよう"と、オンラインで勤行指導を行い、年末に御本尊流布を実らせた。
東京・中野総区の女子部は、小説『新・人間革命』の「本陣」の章を学び、感動や決意をSNS等で共有。なかなか会えない部員の自宅にも、指針を記したカードや手紙を投函してきた。そうした地道な取り組みの中、活動に励むメンバーが増加。ある支部では前年の3倍の友が、ロマン総会に集った。
2月は「如月」。草木の芽が張り出す「草木張月」に由来するという説も。草花の芽が凍てつく大地を破るように、冬に耐えた力を解き放つ時。笑顔満開の春に向かって、対話拡大に打って出たい。

☆大白蓮華巻頭言2021年2月号 「蘇生」と「和楽」の大交響曲を!
人は、皆、わが人生の指揮者である。自らが夕クトを振って、一日一日、一年一年、そして一生を通して、かけがえのない命の曲を奏でゆくのだ。
御本仏・日蓮大聖人は妙法を説き明かされ、誰人たりとも大宇宙の究極の音律に則り、あらゆる「生老病死」の苦悩を打開しながら、「常楽我浄」の生命の賛歌を謳い上げていける大道を開き示してくださった。
この希望の大仏法を、戦後の荒野で民衆の一人一人に弘通していかれたのが、我らの師・戸田城聖先生である。
今年は、大聖人の御聖誕八百年の大佳節であり、戸田先生の第二代会長就任から七十周年でもある。師恩への感謝の一念で壁を破った、あの蒲田支部の「二月闘争」にみなぎる勇気と情熱と団結で共々に前進したい。
世界の華陽姉妹が求道の心で研鑽し合っている御書の一つ「一生成仏抄」には、「一念三千」の法門について、「十界の衆生、森羅三千の依正と色心、非情の草木、大空と大地のいずれも除かず塵も残さず一念の心に収め、また一念の心が宇宙法界に遍満するのを万法というのである」(P38、趣意)と仰せである。
題目を唱え、「広宣流布」へ挑みゆく我らの生命には、どれほど壮大な力が秘められていることか。この一念の力を解き放ち、どんな現実の苦難にも負けず、価値創造していくのが、「信心即生活」「仏法即社会」の軌道だ。
なかんずく、師弟不二の報恩の一念で行動を起こす時、妙法の大いなる、そして妙なるリズムに合致して、「人間 革命」の大歓喜の波動を自他共に広げていけるのである。
自行化他の題目は、「一切衆生の心中の仏性を唯一音に喚び顕し奉る功徳・無量無辺なり」」(P557)である。
六十五年前、「大阪の戦い」の中で、私と関西の同志は、いかなる人であれ、「立正安国」の行進に連なって功徳を受けられるようにと祈り、対話し、仏縁を結んでいった。
今再び、「まいをも・まいぬべし」(P1300)と地涌の指揮で、「蘇生」と「和楽」の大交響楽を奏でゆこう!

全世界
 蘇生の音律
  響かせて
 民衆の生命に
  無窮の力を

☆学ぼう 2月の学会史 2021
◎「二月闘争」
1952年(昭和27年)2月、24歳の池田大作先生が蒲田支部の支部幹事として指揮を執り、当時の支部の限界を打ち破る「201世帯」の弘教を達成。最前線の組織単位である「組」(現在のブロック)に焦点を当て、第2代会長・戸田城聖先生の誕生月を拡大の金字塔で荘厳した。
※参考資料=小説『人間革命』第5巻「驀進」、『新・人間革命』第3巻「平和の光」/VOD【広布史】「二月闘争 広布拡大の源流」

◎2・1 牙城会結成50周年
1971年(昭和46年)、各地で会館を自主的に警備していた青年部のグループが統一され、全国的な人材育成機関として「牙城会」が結成された。新体制で任務がスタートした2月1日が結成日となり、本年で50周年を迎える。
※参考資料=『新・人間革命』第24巻「厳護」/VOD【広布史】「厳護の魂 牙城会の歴史と使命」

◎2・8「沖縄の日」
1974年(昭和49年)2月8日、池田先生は沖縄広布20周年記念総会に参加。席上、「沖縄を幸福と平和建設の模範の島に」と力強く語った。
※参考資料=『新・人間革命』第19巻「虹の舞」/VOD【広布史】「世界で最初の広宣流布の天地に! 沖縄の誉れの使命」

◎2・11 戸田先生の生誕の日
戸田先生は、1900年(明治33年)2月11日、現在の石川県加賀市塩屋町で生まれた。苦学して北海道の小学校教員となった後、上京。初代会長・牧口常三郎先生に出会い、牧口先生と共に創価教育学会(現在の創価学会)を創立した。戦後、学会を再建し、51年(昭和26年)5月3日、第2代会長に就任。57年(同32年)12月、75万世帯の弘教を達成し、広布の永遠の基盤を築いた。
※参考資料=『仏法入門 任用試験のために』『新会員の友のために——創価学会入門』

◎2・11「戸田記念国際平和研究所」設立25周年
1996年(平成8年)2月11日、戸田先生の生誕96周年を記念し、戸田記念国際平和研究所が発足し、本年で25周年。世界的な研究者らが、恒久平和への研究を進めている。

◎2・11 国際部結成50周年
国際部は1971年(昭和46年)2月11日、国際舞台で活躍していた代表50人で発足し、本年で結成50周年となる。2002年(平成14年)に国際本部へと発展。
※参考資料=『新・人間革命』第16巻「対話」

◎2・17「農漁光部の日」
1977年(昭和52年)2月17日、学会本部で開催された農村部(当時)の第1回勤行会を記念して「部の日」が制定された。同部はその後、農漁村部に発展。2011年(平成23年)に農漁光部となり、本年で10周年。
※参考資料=『新・人間革命』第24巻「灯台」