朝方の冷え込みと
積雪・路面凍結に注意!
日中の気温上昇など
大きな寒暖差も想定し
体調管理を心掛けよう!
曾谷殿御返事 P1056
『何に法華経を信じ給うとも謗法あらば必ず地獄にをつべし、うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し』
【通解】
いかに法華経を信じていても、謗法があれば必ず地獄に堕ちるのである。漆千ばいの中に蟹の足を一つ入れたようなものである。
名字の言 歴史家カーライルの不運 2021年2月19日
歴史家カーライルが『フランス革命史』第1巻を書き上げた時のこと。友人の哲学者ミルが書評を書くために、原稿を借りた。ところが、ミルのお手伝いさんが、原稿を不要な紙と勘違いして焼却してしまう▼数カ月に及ぶ執筆の苦闘は、一瞬で灰と消えた。それでもカーライルは、謝罪に来たミルを懸命に励まし、翌日には重ねて「友よ、元気を出すんだぞ!」「ぼくはふたたびそれにかかる」(入江勇起男訳)と手紙につづった▼実際には、カーライルの落胆は大きく、何も手につかない日が続いた。だが、"第一に貴いのは、この艱難を耐え再び筆を執ること"と奮起し、半年後に再び原稿を完成させた▼思わぬ苦境に陥った時、その原因をつくった人さえも励ます。そんな心の強さをカーライルは持っていた。余裕があるから、人を励ませるのではない。自らが戦っているからこそ、人を励ませるのである▼この出来事を通して、内村鑑三は記した。「不運にあっても(中略)事業を捨ててはならぬ、勇気を起してふたたびそれに取りかからなければならぬ」(『後世への最大遺物』岩波文庫)と。人生に思わぬ難局はつきもの。その運命を引き受け、周囲を励ましながら、不屈の一歩を踏み出す。そこから"勝利の自分史"は紡がれる。(芯)
寸鉄 2021年2月19日
会長は相手から学ぶ勇気を教えてくれる—博士。互いに啓発し合う対話道
第2宮城総県の日。試練越え希望と勝利の春へ。さあ地域に励ましを拡大
「心の内に仏はをはしましける」御書。不屈の生命引き出す題目を朗々と!
青年の強みは燃ゆるが如き情熱—戸田先生。若師子よ!新しき開拓を頼む
温室ガス削減で年間数百万の命が救えると。気候危機は人道問題と銘記し
☆不二の旅 池田先生と東北 新たな希望のドラマを
〈宮城〉
仙台市の青葉城址で、戸田先生が永遠の指針を示した"青葉の誓い"——この師弟の原点から40周年を記念する勤行会で、池田先生は"言葉の力、声の力で広宣流布を"と望んだ(1994年9月、東北池田記念墓地公園で)
〈岩手〉
池田先生が、盛岡市の岩手県営体育館で行われた記念撮影会に出席。「幸せは自分でつくる以外にないんです」と励ました。この折に先生が示した「希望と開拓の岩手」とのモットーは、永遠の指針として刻まれている(1972年7月)
〈青森〉
青森広布の礎を築いた功労の友らを池田先生がねぎらう(1994年8月、十和田市の東北研修道場で)。15年ぶりとなった青森での激励行は6日間にわたり、スローガン「伸びゆく楽土 世界の青森」が発表された
〈秋田〉
1982年1月、池田先生は、宗門事件の嵐を越えてきた秋田の同志のもとへ。吹雪に胸はり いざや征け——「人間革命の歌」を高らかに、共に正義の勝ち鬨を轟かせた師弟のドラマは、友の不滅の原点と輝く
〈山形〉
完成間もない山形池田講堂(現・山形平和会館)を訪れ、未来の鳳雛に慈愛のまなざしを注ぐ(1983年4月18日)。同日の第1回山形県総会では、「桜梅桃李」の原理を通し、"自分らしく輝く人生を"と呼び掛けた
〈福島〉
1995年6月の福島指導で、帰京の直前まで友との交流を深める池田先生(福島研修道場で)。「東洋の スイスと讃えむ 福島の 宝の天地は 人材宝庫と」との和歌を詠み贈った
◇東北の友に贈った指針
新しき前進! 新しきエネルギー! そのためには、何が必要か。
それは、自分から、まず「何かに動く」ことである。「何かを始める」ことである。「何かのドラマをつくる」ことである。それしか方法はない。それをやったところが勝つ。
御本尊を持つ人は、決して行き詰まらない。妙法は、永遠の宇宙の法則だからである。それを持っているのだから、何があっても困らない! 絶対に負けない! この確信が信仰である。
それなのに、すぐに悲観し、弱気になるのは、信仰ではない。そういう「弱い心」だから、苦しんでしまう。
永遠の大法則であるゆえに、勝つに決まっている! 幸福になるに決まっている! 楽しい人生になるに決まっている! そう"決めて"胸を張って進んでいただきたい。
朗らかな出来事がなければ、自分でつくればよい。希望がなければ、自分で希望をつくればよい。心は自由自在だからである。
いわんや、妙法という「自在の大法」を持っている皆さまである。
戸田先生は、遺言のように言われていた。
「人間の妬みほど、恐ろしいものはない。人間の魔性ほど、怖いものはない。ゆえに、汝自身に力をつけよ! 汝自身に悔いのなき信念をもて!」と。
激動の時代になればなるほど、一人一人が、いよいよ力をつけることである。いよいよ強くなることである。
自分も勝つ。皆も勝つ。これが「民衆勝利」の原則である。
(第15回本部幹部会・第7回東北総会<1997年9月>、第38回本部幹部会・第10回東北総会<99年10月>でのスピーチから抜粋)