バランスの良い食事
適度な運動や睡眠は
自らの免疫力を高める。
聡明に体調を整えながら
日々 生命力を豊かに!
最蓮房御返事 P1341
『悪象の為に殺されては三趣に至らず、悪友の為に殺さるれば必ず三趣に至らん』
【通解】
悪象のために殺されたときは三趣(地獄・餓鬼・畜生の三悪道)に至らない。悪友のために殺されたときは必ず三趣に至るであろう。
名字の言 書の校正は「塵を掃うが如し」 2021年2月9日
中国の古典に「書を校するは塵を掃うが如し」という言葉がある。「書物の校正は、その度ごとに誤脱などが発見され、いくら塵を払っても払い尽くせないように、完全無欠を期することは至難」(広辞苑)ということ▼本社にも校正を担う部署がある。新聞や書籍の校正で、訂正する文字は主に赤色で書き込むことから赤字と言うが、赤字をなくす校正は、まさに「塵を掃うが如し」。冒頭の言葉は三十年来、校正を担当する先輩の座右の銘▼今年1月、高品質のコーヒー豆の販売店を新装開店した夫妻がいる。こだわりの一つが、自家焙煎した豆を手作業で選別する「ハンドピック」。割れたり欠けたりした不良の豆を丁寧に取り除くからだろう。ショーケースには、粒がそろったきれいな豆が並んでいた▼同じ豆でも焙煎が異なれば、味わいや香りといった個性は大きく変わる。焙煎のやり方も、その日その時の気象条件で異なる。「だから毎回が真剣勝負。過去のデータを参考に、コーヒー豆と対話しながらの作業です」。地域ブランドにも認定され、信頼の輪を広げる▼「苟に日に新たに、日日に新たに、又た日に新たなり」(『大学』)。慣れや油断を排し、日々、新たな挑戦と努力を重ねる。その真剣勝負の中に歴史は創られる。(川)
寸鉄 2021年2月9日
相手の悩みの中心に触れ応えていくのだ—恩師。抜苦与楽の語らいを友と
民音の日。心を潤し、結ぶ音楽の力。オンライン充実。更なる発展に期待
御書「病ある人仏に」。信心根本で闘えば絶対に負けない。宿命転換の時
20・30代の患者8%、酸素投与必要に—研究。3密回避等、断じて油断せず
1週間レジ袋使わぬ人、3割から7割に増加と。未来開く変革は足元から
☆御書の旭光を 第5回 地域に生命の"安全地帯"を
〈御文〉
『一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし』(御義口伝、758ページ)
〈通解〉
一切衆生が受けているさまざまな苦悩は、ことごとく日蓮一人の苦である。
〈池田先生が贈る指針〉
"あなたの苦しみは、私の苦しみです"。苦難と戦う民衆に寄り添われる御本仏の大慈大悲が胸に迫る。この同苦の心を継ぐのが創価の菩薩行だ。
「話を聞いてくれた」「分かってもらえた」——信頼できる先輩や同志の存在が、悩める友を安心と希望で包む。
眼前の一人を大切に、わが地域に生命の"安全地帯"を!
☆2月度座談会拝読御書 種種御振舞御書
◇拝読御文
『仏滅後・二千二百二十余年が間・迦葉・阿難等・馬鳴・竜樹等・南岳・天台等・妙楽・伝教等だにも・いまだひろめ給わぬ法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて迦葉・阿難にも勝ぐれ天台・伝教にもこへよかし』(御書全集910ページ17行目〜911ページ1行目、編年体御書947ページ17行目〜948ページ1行目)
◇[池田先生の指針から] 学会こそ仏意仏勅の教団
戸田先生は、この「種種御振舞御書」の御文を拝し、叫ばれました。
「我ら創価学会員こそ、この御聖訓に応えたものであり、この名誉と功徳は、何ものにもかえることはできえない」
釈尊、そして日蓮大聖人が仰せになられた「一閻浮提広宣流布」の御遺命を実現しているのは、いったい誰か。創価学会以外にありません。学会こそが、仏意仏勅の最極の教団なのであります。
これもすべて、創価三代の師弟が、大聖人の御金言を寸分も違えず、競い起こる三障四魔、三類の強敵と戦い、死身弘法を貫いてきたからです。(中略)
日本のみならず、世界百九十二カ国・地域で、正義の炎と燃える門下が陸続と起ち上がっている。世界に澎湃と湧き起こった使命の青年の大河こそ、創価の勝利の証です。
迦葉や阿難をはじめ釈尊の高弟たちも、仏法正統の大指導者であった天台や伝教も、この広布後継の俊英の群像を見たならば、きっと驚嘆するにちがいない。そして心から喝采を送り、讃嘆するでありましょう。
三代の師弟は「さきがけ」の勇気で勝ちました。そして、これからも、「二陣三陣」の後継の闘魂で永遠に勝ち続けていくのです。師弟不二なる創価の師子吼の前には、いかなる誹謗・中傷も、「風の前の塵」にすぎません。
大聖人の御在世と同じく、今、時代は乱気流の中に入っている。しかし、いかに社会が動揺していても、いな社会が動揺しているからこそ、自分の信心だけは微動だにしてはならない。"広布のため""学会のため"という心の操縦桿を握りしめていけば、必ず打開できる、勝利できる。こう確信して、師子奮迅の力を出し切っていくことです。(『御書と師弟』第2巻)
◇師の大闘争に二陣三陣と続こう
[キーワード1] 世界広宣流布を予見
日蓮大聖人の御生涯——それは、万人に仏の境涯を開かせたいとの大慈悲に貫かれた御一生でした。同時に、妙法流布を阻むあらゆる悪を責め抜き、大難を一身に受けられた御生涯でもありました。
「種種御振舞御書」では、文永5年(1268年)から建治2年(1276年)まで、約9年間にわたる大聖人の御闘争について述べられています。この間に起きた、「竜の口の法難」や「佐渡流罪」といった、権力による大弾圧と戦われる、大聖人のお振る舞いが記されています。
拝読御文で大聖人は、釈尊滅後、2220年余りの間、そうそうたる仏教者たちでさえ妙法を弘めることがなかったことを明かされています。
これに対して、大聖人自らが弘められたのが、「法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字」である、南無妙法蓮華経の大法です。妙法は万人成仏を説いた法華経の真髄であり、あらゆる仏を成仏させた根源の法です。
「日蓮さきがけしたり」との仰せから、先陣を切って妙法を弘められた御覚悟が拝されます。
さらに、「一閻浮提にひろまらせ給う」との言葉に、大聖人の仏法が、その出発点から、世界広宣流布を目指していることが分かります。門下たちは、迫害の渦中にあって、"世界広宣流布は実現できる"との大聖人の御確信に触れ、どれほど心が躍ったことでしょう。
現代にあって、妙法を世界192カ国・地域に弘め、大聖人の未来記を壮大なスケールで実現したのが、創価三代の会長であり、創価学会なのです。
[キーワード2] 難に揺るがぬ信心を
文永5年、蒙古からの国書が日本に到着した後、諸宗との公場対決を迫る大聖人の御闘争によって、大聖人ならびに門下に、幕府から弾圧が加えられようとします。
その模様は、本抄で次のようにつづられています。
「頸をはぬべきか鎌倉ををわるべきか弟子檀那等をば所領あらん者は所領を召して頸を切れ或はろうにてせめ・あるいは遠流すべし」(御書910ページ)
門下への弾圧が激化した結果、「千が九百九十九人は堕ちて候」(同907ページ)と仰せのように、退転する弟子が後を絶ちませんでした。
こうした逆境のなかで、大聖人は、「日蓮悦んで云く本より存知の旨なり」(同910ページ)と、拝読御文の前段で毅然と叫ばれました。妙法流布ゆえの大難など、はじめから承知されていたのです。さらに、弟子たちに「各各思い切り給へ」(同ページ)と、難と戦う覚悟を訴えられています。
師弟こそ日蓮仏法の真髄です。成仏の直道です。ゆえに、不惜身命で妙法を弘め抜かれた、師・大聖人の御闘争に「二陣三陣」と続いていきなさい、と呼び掛けられたのです。
二陣、三陣と、弟子が師匠に続く——この途切れることのない、師弟不二の戦いで人類の幸福、広宣流布の未来は開かれていきます。
2月16日は、数えで大聖人御聖誕800年の佳節。民衆救済の大法を弘める、大聖人門下としての無上の誇りと使命を胸に、いかなる烈風にも揺るがない信心を築いていきましょう。