2021年2月16日火曜日

2021.02.16 わが友に贈る

日蓮仏法は「万年の外・
未来までもながるべし」。
全人類の幸福・安穏への
祈りと行動を根本に
生命尊厳を時代精神へ。

観心本尊抄 P254
『天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか』

【通解】
天が晴れるならば、地はおのずから明らかとなる。同様に、法華経を知る者は世間の法をもおのずから得るであろう。

名字の言 東北の友に心を重ねて 2021年2月16日
「3・11」の余震とされる地震が13日深夜、東北地方を襲った。福島県浜通りでコンビニエンスストアを営む壮年部員は「揺れは10年前に匹敵するほどだった」と語る。商品が崩れ散らかった店には、すぐさま従業員らが復旧に駆け付けたという。10年前、店を営業することが、いかに地域を勇気づけたかを、身をもって知るからだろう▼壮年は続けた。「片付け終わると配送トラックが来て、次々と商品を補充し、朝8時半には開店できた。物流が止まらなかったことが大きかった」▼流れを止めない——それは前を向き、歩み続けることを意味する。44年前の3月、池田先生は福島の地で「広宣流布は"流れ"それ自体である」と語った。未来へ、その流れを強く大きくしていく重要性を訴えた。変わらぬ思いで、この10年を前進してきた東北の同志の姿が胸に迫る▼先の壮年の住む地域には高村光太郎の詩「開拓十周年」を刻んだ記念碑がある。詩には「見わたすかぎりはこの手がひらいた十年辛苦の耕地の海だ」「開拓の危機はいくどでもくぐろう 開拓は決して死なん」と、強靱な負けじ魂をつづった一節がある▼フェニックス(不死鳥)のごとく、今も東北の友は苦難に屈せず、復興の大道を切り開いている。私たちも心を重ねて共に進もう。(城)

寸鉄 2021年2月16日
大聖人御聖誕800年。試練の時代に民衆救済の大法持つ我ら。使命に胸張り
千葉の日。源流の誇りに燃えて励まし拡大!有縁の天地に輝く希望の旭日
できない事を嘆くよりもできる事を探す。仏法は価値創造の源。さあ挑戦
野菜・果物が含む物質は免疫力を向上と。食生活賢く。「食は命」と銘記し
マスクは密着せねば効果減。着用は隙間なく。今が勝負と距離確保も忘れず

☆希望・勝利の師弟旅 賢者の勇気と巌窟王の忍耐 2021年2月11日
恩師・戸田城聖先生の生誕の日を、年々歳々、広がりゆく世界の友とお祝いできることは、何ものにも代え難い喜びである。
戸田先生は1900年の生まれであられたから、121年となる。今年の晴れの新成人は、2000年、2001年の生まれであり、ちょうど100歳の開きがある。
創立100周年へ第1回の青年部幹部会が、戸田先生と牧口先生の肖像画が見守る東京戸田記念講堂で行われ、今、全国に配信されている。
21世紀の「地涌大歓喜」の若人たちの英姿を、両先生が誰よりも喜んでくださっているに違いない。
◇ ◆ ◇
戸田先生と一緒に拝した御聖訓が蘇る。
「夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違する事あり凡夫の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり」(御書1091ページ)
人生と社会のどんな事態にも、「賢者はよろこび」と立ち向かっていく「勇気」を、先生は青年に示された。
時には断崖絶壁に立たされ、「もう、これでおしまいか」と落胆することがあるかもしれない。しかし、その時こそが信心の勝負どころであり、宿命転換のチャンスなのだ。
「さあ来い、負けてたまるか」と勇み戦えば、障魔は必ず退散する。そして、巌窟王の如き忍耐で「今に見よ」と辛抱強く頑張り抜けば、あとになって、本当に良かったと、爽やかに思い返せるものだ。
◇ ◆ ◇
恩師の遺訓の第一である「核兵器の廃絶」への挑戦も不撓不屈の執念の行動だ。
戸田先生のもと私が編集していた雑誌『少年日本』で、原爆の悲劇を主題とする小説を掲載したこともある(1949年11月号)。
被爆直後の広島で、母たちを支え、友と励まし合ってたくましく立ち上がる子らが描かれた物語である。
当時は、まだGHQ(連合国軍総司令部)の検閲があったが、若き心の大地に平和の種を蒔きたかったのである。厳しい経営難の中、先生が広島や長崎をはじめ各地の新聞に広告まで出してくださったことも忘れられない。
先月には、かけがえのない重みを持つ「核兵器禁止条約」が遂に発効した。
世界の良心の連帯が、いやまして求められている。
その尊き担い手たる、わが国際本部は、きょう11日、団結固く結成50周年の佳節を迎えた。
恩師の名を冠する「戸田記念国際平和研究所」も、意義深く創立25周年の歴史を刻む。
差別を共生へ、憎悪をも友情へと、人類史を転換しゆく壮大なる「人間革命」と「立正安国」の旅路は、いよいよこれからだ。
創価の青年を先頭に、「賢者の勇気」と「巌窟王の忍耐」でスクラムを組み、地球民族の未来に平和と人道の春を呼ぼう!