2021年2月22日月曜日

2021.02.22 わが友に贈る

◇今週のことば
恩師「地道でなければ
難攻不落の城は築けぬ」
わが支部・地区の城から
一歩また一歩と共進を!
一人また一人と共戦を!
2021年2月22日

如説修行抄 P502
『所詮仏法を修行せんには人の言を用う可らず只仰いで仏の金言をまほるべきなり』

【通解】
結局、仏法を修行するためには、人の言葉を用いるべきではなく、ただ仰いで仏の金言を守るべきである。

名字の言 コンサートで聴衆の喝采が大きくなった理由 2021年2月22日
コロナ禍以前のこと。ある交響楽団のコンサートに行った。全ての演奏を終え、指揮者がカーテンコールに応えて舞台袖とステージを往復し、最後に花束を受け取った。すると指揮者は、そこから数本のバラを抜き、低音の弦楽器であるコントラバスと、打楽器の奏者らに手渡しで贈った▼その日の演奏曲は、華やかな旋律を奏でる高音楽器が花形のものだった。だが、コントラバスが厚みある和音を支え、打楽器が正確なリズムを刻んだがゆえの名演だったと、指揮者は"陰の立役者"をたたえたのだろう。そう感じた聴衆の喝采も一段と大きくなった▼かつて屋外競技場で行われた学会の文化祭でのこと。池田先生が友を激励しながらグラウンドを1周した。スタンド席のあちこちから歓声が響く中、先生の足が止まった。視線の先に一婦人。胸に抱く夫の小さな遺影に先生は合掌した。婦人は涙し、力強くうなずいた▼婦人を信心に導いてくれたのは生前の夫だった。これからも胸中の夫と広布に生き抜くと誓う心の声を、師は心で聞き止められたのだろう▼目を凝らさなければ見えない、耳を澄まさなければ聞こえない"大切なもの"がある。その真実をしっかりと見極めるために、わが生命を磨く。そこから自他共の幸福の社会は建設される。(城)

寸鉄 2021年2月22日
精神荒廃の現代には会長の人間主義思想が必要—博士。我らの振舞で拡大
鳥取広布原点の日。試練の今、周囲に希望の励ましを!山光の誓いは赤々
幸福は君の外ではなく内に—文豪。題目は歓喜の中の大歓喜。祈りを強く
親子の会話は子に語らせる事が重要—医師。聞き上手。これ自主性育む力
りっぱなしの暮らしは死亡リスク高める—研究室内でも体動かす工夫を

☆御書の旭光を 第8回 皆さまの無事安穏を祈念
〈御文〉
『今は遠国に居住候に依りて面謁を期する事更になし、されば心中に含みたる事も使者玉章にあらざれば申すに及ばず歎かし歎かし、当年の大厄をば日蓮に任せ給へ』(太田左衛門尉御返事、1017ページ)

〈通解〉
今は遠国の身延に住んでいるので、お会いすることはかなわない。そうであるから心の中に思っていることも、使者や手紙でなければ伝えることができない。嘆かわしいことである。(あなた〈太田左衛門尉〉が心配している)今年の大厄のことは、日蓮に任せなさい。

〈池田先生が贈る指針〉
福島・宮城などの地震の被災に、心からお見舞い申し上げます。
御本仏は、遠く離れた門下と会えないことを嘆かれつつ、絶大なる励ましを送られています。「梵天・帝釈・日月・衆星も昼夜・朝暮に」守らぬわけがないともお約束です。
大聖人と同じ心で、全同志と共に、敬愛する東北家族の無事安穏を祈りに祈っています。

☆【御聖誕800年】 各国に広がる仏法研さんの喜び 欧州の友から決意の声
◇混迷の時代を照らす太陽の仏法
日蓮大聖人の御聖誕800年を寿ぐかのように、仏法を学ぶ喜びが今、地球を包む時代を迎えている。ここでは、「欧州広布サミット」(1月16、17日)で、池田大作先生の講義「世界を照らす太陽の仏法」を研さんした友から寄せられた声(代表19カ国)を、講義の抜粋と共に紹介する。(抜粋は『人間革命の宗教』から)

『人間革命の宗教』から
日蓮大聖人の仏法は、人間革命の光源として、混迷の現代を生きる民衆に、いやまして勇気と希望の輝きを贈っていくのです。
人間革命は即、生命の変革です。
人間革命は即、宿命の転換です。
人間革命は即、幸福の確立です。
人間革命は即、立正安国の源泉です。
人間革命は即、平和の基盤です。

【スロベニア】
世界広布の出発点は、自身の人間革命であると感じ、希望が持てました。何より、一人の人間革命が、仏法の偉大さを証明するだけでなく、人々にインスピレーションを湧かせることに感動しました。(アレシャ・チュク・アンティチェビチ)

【アイスランド】
2000年に仏法と出合ってから、さまざまな苦難がありましたが、今、「本当に幸せである」と断言できます。日蓮仏法は、勇気と希望の光を、この厳しい世界に生きる人々に送ります。宿命を転換する人間革命は、人に真の幸福と充実を与えてくれます。(ベティ・グンナースドッティル)

【スペイン】
自身と社会の宿命を転換できる"人間革命の人生"を生きられることほど、素晴らしいことはないと確信できました。変革を実現する力が誓願であることも学びました。(カローラ・ベンディンガー)

【ドイツ】
広宣流布の使命を果たすために、あらゆる自身の弱さに果敢に挑戦し、乗り越えなければなりません。自身の人間革命で、周囲を照らし、希望を広げていく、自身の地涌の菩薩としてのアイデンティティーをより深く理解できました。(スザンネ・ファン・クライフ)

【リトアニア】
一人を大切にする重要性を改めて学ぶことができました。友の心に寄り添い、希望を送り、幸福と勝利を祈っていきます。それが私の人間革命への挑戦です。(マリア・キシダ)

☆新池御書☆
『如我等無異と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり』(御書1443ページ)

『人間革命の宗教』から
師匠の偉大な誓願を、弟子も我が誓願とし、自らの小さな境涯を勇敢に打ち破りながら、他の人々も励まして共に仏道を成就していくのです。いわば不二の弟子の人間革命であり、同じ誓願を抱きしめての魂の継承が、仏法の師弟の道です。

【クロアチア】
日蓮仏法の成仏観に深く感銘を受けました。仏の境涯は、日常から懸け離れた生活で得られるのではなく、現実に生きる日々の中でしか得られないことを学びました。(ジョルジョ・ダシェンツォ)

【チェコ】
師匠の誓願に、自身の誓願を高めることで、自らの境涯を広げ、周りの人の仏性をも開いていけることを学びました。苦しむ人に希望を与え、人類の宿命を転換し、世界を包み込んでいける大きな心を養っていきます。(フラビア・デ・ストラッセル)

【スロバキア】
SGIメンバーであることに誇りをもっています。私たちは、人生の師匠をもつことができた喜びと感謝を、日々の生活で示し、対話の王者となって友情のネットワークを拡大していきます。(アントネッラ・ラポーネ)

【オランダ】
"人類の宿命転換をするために、今、ここにいる"こと、そしてロックダウンの状況下にあっても広宣流布の流れは止まっていないことを自覚しました。日々、人間革命の道を歩んでいきます。(ビル・ムックホク)

【イタリア】
違う地域に住んでいたとしても、時を同じくして、地球規模の幸福と平和の運動に関わる一員であるとの思いを強くしました。社会に対する、暗い雲に覆われたような自身の考えが晴れました。(ミケーレ・ジュゼッポーネ)

「生命尊厳」「人間尊敬」の希望の哲学を人類が希求
『人間革命の宗教』から
自身が十界のどの境涯にあっても、一人の人間の無限の価値を信じ開く妙法を根本として生きることに心を定めれば、必ず、希望の未来が見渡せます。挑戦する勇気が湧きます。不屈の闘志、あきらめない心、粘り強さ、忍耐が生まれます。自身の果たす使命、この世に生まれ出た目的も自覚できるのです。世界の見方が変わり、生き方が根底から変わる。自身の行動で現実を変えていけるのです。(中略)
目の前の具体的な人間——その「一人」を幸福にできるかどうか。宿命を転換し、苦悩の闇を晴らすことができるかどうかです。一人を救えないなら、その宗教は虚妄になってしまう。一人に関わることに、宗教の存在意義の全てがあるのです。

【スウェーデン】
この10年は、人類にとって大事な分岐点です。人々は人種差別、愛国主義、環境の変化などを目の前にして、無力さを感じています。だからこそ、人間革命の宗教である日蓮仏法は、生きた哲学として、多くの人々に、人間の尊厳と、お互いを敬う心を目覚めさせてくれるのだと思います。(ジャネット・シュピューラー)

【ウクライナ】
今、社会には、あらゆる面で不信感が広がり、解決の方途が見当たらない不安感に、多くの人がさいなまれています。自身の生命を見つめ、勇敢に変革することが、一切の出発点となることを教える日蓮仏法が、今こそ求められていると感じています。(ヨシオ・ヤブサキ)

【エストニア】
仏法が、全ての人に仏性を見る、万人に開かれた、差別のない人間主義の宗教であることに、大変に感動しました。目の前の一人を励まし、友の仏界を開く対話で、友情の輪を広げていきます。(ダイゴ・タカギ)

【ポルトガル】
誰も置き去りにしないためにも、眼前の一人を大切に、善知識のスクラムを広げていきます。一人一人が、師匠との誓いを深め、自分らしく、無限の可能性を開けるように、心通わせる対話に取り組んでいきます。(リタ・アマド)

【スイス】
行き詰まりを感じる中でも、相手の仏性を信じ、絶望することなく、希望を届けていこうと決意しました。池田先生の平和への展望を実現するため、報恩の心で皆と楽しく前進していきます。(アレクサンドラ・マサコ・ゴッサンス)

☆松野殿御返事☆
過去の不軽菩薩は一切衆生に仏性あり法華経を持たば必ず成仏すべし、彼れを軽んじては仏を軽んずるになるべしとて礼拝の行をば立てさせ給いしなり、法華経を持たざる者をさへ若し持ちやせんずらん仏性ありとてかくの如く礼拝し給う(御書1382ページ)

『人間革命の宗教』から
「一切衆生に仏性あり」——これが法華経の根本の視座です。生命は最極の宝です。誰一人、大切でない人などいません。この生命尊厳と人間尊敬の根源の視座を知れば、自分を見る目も、他者を見る目も、いな、自分と他者の関係も、根底から変わります。
不軽菩薩は知ったのです。誰かを軽んじることは仏を軽んじることであり、自分自身をも軽んじることになる、と。

【ノルウェー】
自らが地涌の菩薩の使命に目覚め、自身の仏性を開き顕さなければなりません。そして、私たちには、誰もが仏性を具え、尊極なる生命を南無妙法蓮華経で開いていけることを伝えていく使命があるのです。(ツリネ・フルベルグ)

【フィンランド】
私たちが、仏法という素晴らしい生命哲学を持っていることを痛感しました。世界が危機にある時代に、多くの人々に希望をもたらし、いかなる苦境にあっても勝利する道を指し示す広宣流布に生きられることに歓喜しています。(マルヤッタ・バルカマ)

【ルーマニア】
新型コロナのパンデミック(世界的大流行)で、人となかなか会えない昨年、その状況でも対話が進み、友情を深めることができました。今こそ、自分から人とつながっていくこと、絆を強めていくことの大切さを学びました。(リカ・サトウ)

【ギリシャ】
人々の幸せのために祈るから、仏の智慧が湧き、相手の仏性を呼び覚ます対話ができることを学びました。同志と共に、希望の対話の波を起こしていきます。(モニカ・バーミューレン)