受験シーズン最終盤。
奮闘する友よ 負けるな!
最後まで諦めず挑む中に
勝利の人生を開きゆく
青春の土台が築かれる。
経王御前御書 P1123
『如何に申さじと思うとも毀らん人には弥よ申し聞かすべし』
【通解】
どんなに、言うまいと思っても、妙法を毀る人には、いよいよ強く、言い聞かせなさい。
名字の言 ニュースキャスター・国谷裕子さんが決めた、ある覚悟 2021年2月18日
長年、報道番組でキャスターを務めた国谷裕子さんは、これまでに多くのインタビューを行ってきた▼国谷さんが、映画俳優の高倉健さんにインタビューした時のこと。事前に出演映画を見続け、資料も大量に読み込むなど万全の準備で臨んだ。しかし実際の場面では、いくら質問を重ねても、短い答えが返ってくるだけ。そこで彼女はある覚悟を決めた▼それは、話が途切れても、相手が話し始めるのをじっと待つこと。すると17秒の沈黙の後、静かに高倉さんが話し始めた。沈黙は「高倉さんにとって自分の話すべき言葉を探している大事な時間だった」と国谷さん。「『待つこと』も『聞くこと』につながる」と(『キャスターという仕事』岩波新書)▼会話が途切れると、つい言葉を発したくなる。だが相手は、伝える言葉を必死にまとめているのかもしれない。言うに言われぬ苦悩を抱えている場合もあるだろう。表情の微妙な変化や声の調子に気を配り、相手を最大に尊重する——「目」と「耳」と「心」で聞くことを大切にしたい▼池田先生は「聞いてあげること自体が、仏法で説く慈悲の実践、『抜苦与楽』の『抜苦』となるのだ」とつづる。友の幸福を真剣に祈りながら、どんな相手をも温かく包み込む"聞き上手"でありたい。(巍)
寸鉄 2021年2月18日
「讃むる者は福を安明に積み」御書。さあ座談会!体験を語り合い共に前へ
九州壮年部の日。同志の心に燃える先駆の誇り。勇んで励ましの対話拡大
庶民の手で世界を変える学会の活動は希望—博士今日も目の前の友のため
コロナストレスで鬱症状—高校生3割。寄り添う心常に。SOS見逃さず
警官装い銀行カード持ち去る手口が多発。高齢者狙う詐欺だ。絶対渡すな
☆不二の旅 池田先生と中国方面 今こそ「まことの時」 勇んで前へ
<広島>
1986年6月の広島指導の折、池田先生は太田川に沿った道へ。かなたには、同志が躍動する広島市安佐南・安佐北区の天地や中国山地の山々が。この10年前にも先生は太田川沿いを友と散策。「妙法の 轟きわたる 広島に 右に左に 幸の花咲け」などの和歌を詠み贈っている
<岡山>
未来部の代表との記念撮影で、後継の友を励ます池田先生(1985年5月26日、岡山文化会館<現・岡山南文化会館>で)。この前日に行われた代表者懇談会で、先生は「限りなき前進の岡山」とのモットーを贈った
<山口>
山口開拓指導のさなかに池田先生が贈った書「山陽広布の黎明の聖鐘(かね)を打とう」
山口開拓指導の折の記念撮影(1956年11月16日、柳井市で)。延べ22日間で、当時の山口の会員世帯数を約10倍とする弘教を達成した
<鳥取>
"日本一美しい、憧れのふるさと山光を"——池田先生が万感の思いを語った第1回「山光総会・音楽祭」から2日後、先生は米子文化会館で行われた代表記念勤行会に出席。同志の奮闘をたたえた(1991年9月10日)
<島根>
池田先生ご夫妻が安来会館を初訪問。友の真心こもる展示物を丹念に観賞した(1991年9月9日)。同日行われた島根県代表幹部会の席上、先生は「山光と たれがつけたか この光彩 日々の輝き 山陰消えたり」との和歌を贈った
<中国の友に贈った指針>
人生は、ともかく「勝つ」ことである。
「勝つ」ということは、人生を愉快にする。幸福にする。満足をもたらす。
自身の課題に挑み、一歩一歩勝利する。これほど充実した、愉快なことはない。
「仏法は勝負」と、日蓮大聖人は教えてくださっている。また、一切法はこれ仏法なるがゆえに"一切が勝負"なのである。
どこまでも伸び、どこまでも生きぬいていく——人生は休みなき自己への挑戦である。
戦いをやめれば敗北が待っている。否、挑むことをやめた人生は、もはやその時点で"生きながらの死"となってしまう。
生きて生きて生きぬくこと——これが一つの人生観の精髄である。その闘争の原動力こそ「信心」なのである。
同じ戦う一生ならば、後ろ向きよりも、勇んで進んだほうが得である。楽しいし、信心の功徳も大きい。
"なぜ自分は、こんなたいへんな所に来てしまったのか"などと嘆くよりも、"苦労が大きいほど勝った喜びも大きい。成長も大きい。充実も大きい。わが人生も大きくなる"と、一念を決めたほうが価値的である。その一念が、苦労をすべて幾百倍、幾千倍もの福徳に変える。
「まことの時」。今が、その「時」である。私どもは進む。大聖人の仰せのとおりの道を行く。
絶対に正義であるゆえに、恐れないし動じない。そんな必要は微塵もない。一切は「時」とともに明らかとなろう。御本仏が私どもの最大の味方であられる。勝利しないはずがない。
「戦う人間主義」が、わが学会である。徹底的な大闘争心が学会精神である。信仰に妥協はない。また信心は口先ではない。行動である。結果である。
皆さまのために、皆さまの戦いで、この中国に、どうか「広宣」と「人間主義」の壮大なる民衆山脈を築いていただきたい。
(第1回中国総会<1991年3月>でのスピーチから抜粋)