新聞休刊日
三三蔵祈雨事 P1468
『されば仏は善知識に値う事をば一眼のかめの浮木に入り梵天よりいとを下て大地のはりのめに入るにたとへ給へり』
【通解】
それ故、仏は善知識にあうことを、一眼の亀が浮き木に入るようなものであり、梵天から糸を下ろして、大地にある針の目に通すようなものであると譬えられている。
☆御書の旭光を 第6回 全民衆の幸福の大道を進め
〈御文〉
『此の経文は一切経に勝れたり地走る者の王たり師子王のごとし・空飛ぶ者の王たり鷲のごとし』(千日尼御前御返事、1310ページ)
〈通解〉
この経文(法華経)は一切の経文に勝っている。地上を走るものの王である師子王のようであり、空を飛ぶものの王である鷲のようなものである。
〈池田先生が贈る指針〉
戸田先生は、学会は「宗教界の王者」なりと宣言された。王者なれば、混迷の時代にこそ民衆に希望を、青年に勇気を、社会に安寧を!——これが恩師から託された使命である。
恩師の生誕月「伝統の2月」。皆で励まし合い、人間王者、生命王者の大道を進もう! 全民衆の幸福のために、師子王の如く、大鷲の如く。
☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 2021年2月9日
◇御文
『設ひ・いかなる・わづらはしき事ありとも夢になして只法華経の事のみさはくらせ給うべし』(兄弟抄、1088ページ)
◇通解
たとえ、心を煩わせる、どのようなことがあっても、夢のようなものだと思って、ただ法華経のことだけに専念していきなさい。
◇教えて
「負けない心」を強くしていきたいです。
◇池田先生の指導
苦難に直面した時には、自分一人で悶々とあれこれ嘆く前に、まず決然と御本尊に向かって題目を唱える。その真剣な祈りから挑戦を始める。
そして、同志と語り合い、支え合いながら、強く賢く朗らかに打開していくのです。(中略)
「何があっても題目」と決めた青春には、断じて行き詰まりはありません。
「勝つ」こと以上に、自分の弱い心に「負けない」ことが大事です。ひとたび負けても次は負けないという挑戦にこそ、自分の人間性を高め、可能性を開く最高の鍵があるのです。(2019年7月号「未来ジャーナル」掲載の「誓いの明日へ——日蓮門下を語る」)
◇ ◆ ◇
真剣に題目を唱えていけば福運がつき、自身が成長していきます。ゆえに、現実がどんなに厳しくとも、希望を捨ててはいけません。御本尊への大確信をもってもらいたい。皆さんには、何があっても妙法がある。この永遠不滅の法がある限り、人生の大勝利者になれないわけがない。(『新・人間革命』第30巻〈上〉「雄飛」の章)