状況や環境がどうあれ
自分に負けないことだ。
何があっても明るく
前を向いて歩み抜く人に
福徳の春は訪れる。
上野尼御前御返事 P1580
『法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り口に唱ふれば其の口即仏なり』
【通解】
法華経というのは、手に取れば、その手がすぐに仏となり、口に唱えれば、その口はそのまま仏である。
名字の言 試練は幸福という花を咲かせるための……。 2020年2月28日
生花店を営む友が語っていた。「花を育てるようになって、雨の日が好きになったという人は多いんですよ」。なるほど。試練や苦労もまた、幸福の花を咲かせるための"雨"と思えば、捉え方も変わってくる▼ある女子部員が体験を話してくれた。脳性まひで生まれ、右半身に障がいが残った。それを理由に、どれほどいじめられたか。一番つらかったのは、最初の就職先から突然、解雇された時。「あなたは足が悪いから仕事を頼みにくい」と言われた▼でも負けなかった。10社、20社と不採用になっても、再就職の活動に挑み続けた。そして、ついに64倍の競争率を勝ち越え、法律支援を行う事務所の職員に採用された。今、職場の弁護士や同僚から寄せられる信頼は絶大だ▼「人生は、きれいな道より、でこぼこ道の方がおもしろいですよ」「だって、つらいと思う時は成長している証しですもの」。人知れず流した悔し涙、一人もらした落胆のため息……。その全てを"成長の雨"にして咲かせた、花のような笑顔である。話を聞き、胸に温かいものが広がった▼仏法では、人それぞれにある尊い使命を「桜梅桃李」と譬える。一つ一つ、色や形は違う。けれど、どれも厳しい冬を越えて咲く"春の花"。人生の庭に咲き薫る美しい花々である。(誠)
寸鉄 2020年2月28日
一日一日、進歩する人が青年である—牧口先生。今日も価値創造の一歩を
他者との「つながり」が生きる力に—識者。心と心結ぶ創価哲学は希望の光
福島県沖の魚介類、出荷制限が全て解除。風評被害の払拭へ後押しさらに
環境に配慮しラベルない飲料が通販で増。ごみ減、廃棄も楽。皆で知恵重ね
肺炎めぐるデマや中傷が拡散。情報は政府や自治体等の信頼できる所から
☆学ぼう「黄金柱の誉れ」Q&A 第2回 弘教拡大
◇折伏の功徳とは
〈人生の豊かさが無限に広がる〉
偉大な人生を歩むためには、折伏が大切なのです。
一人の人の一生は、長いようで短い。そのなかでみずから体験できることは限られている。
しかし、一人また一人と、他の人の悩みをわが悩みとして、共に祈り、共に戦い、共に勝ち越えていけば、人生の豊かさは、二倍、三倍、十倍、百倍と無限に広がっていく。
ほかの人のために悩んだ分だけ、戦った分だけ、「心の財」を積むことができる。そして、どんなことが起ころうとも揺るがぬ幸福境涯を確立していくことができるのです。
(『池田大作全集』第33巻「御書の世界」)
〈生命が鍛え上げられる〉
大聖人は、折伏行の利益として、涅槃経をあげ、「金剛身を成就すること」(御書235ページ)であると示されています。折伏を行ずる人は、誰人も破壊することのできないダイヤモンドのごとき生命をつくり上げることができるのです。
慈悲の戦いを起こすことで、私たちは自分自身に潜む惰性、油断、臆病などの生命の錆を落とすことができる。一人を救おうとする智慧の闘争を貫く人は、人間を束縛する固定観念、人間を疎外する不信の無明を破ることができる。
(『池田大作全集』第34巻「開目抄講義」)
〈一族、子孫をも守っていく〉
スポーツとかピアノとかでも、しょっちゅうやっていれば、力がつく。それと同じように、折伏も、できるときにやっておくことです。その福運が、自分の一族、子孫をも守っていくのです。
ともあれ、折伏を地道にやってきた人は、福運の土台がコンクリートのように固まっている。強い。魔に破られない。弘教の修行を避けた人は、どんなに偉くなっても、メッキのように、いざという時に堕ちてしまう。
(『池田大作全集』第31巻「法華経の智慧」)
〈自分自身が浄化されていく〉
「人を幸せにしたい」と祈り、動くなんて、この末法の世界で、こんな尊い人々はいない。真心から法を説いても、たいていは悪口を言われる。侮辱されることもある。それでも、何も分からない子どもを親が慈しむように、包容しながら対話していく。菩薩です。地涌の菩薩にあらずんば、できるはずのない聖業です。
大事なことは、悪口を言われるたびに、自分自身の生命が浄化されていくということです。だから戸田先生も「折伏のためにせらるる悪口は、心から感謝しなくてはならない」と言われていた。「悪口せらるることによって、われわれの身体の罪障が消えて、幸福生活へとばく進することができるからである」(『戸田城聖全集』1)と。
(『池田大作全集』第31巻「法華経の智慧」)