2020年2月20日木曜日

2020.02.20 わが友に贈る

若き後継の青年よ
十年一剣を磨きゆけ!
真の"自分らしさ"は
限界まで挑んだ先に
初めて輝いてくる。

如説修行抄 P502
『万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば吹く風枝をならさず雨壤を砕かず、代は羲農の世となりて今生には不祥の災難を払ひ長生の術を得、人法共に不老不死の理顕れん時を各各御覧ぜよ現世安穏の証文疑い有る可からざる者なり』

【通解】
すべての人々が一同に南無妙法蓮華経と唱えるならば、吹く風は穏やかで、枝を鳴らさず、降る雨も土壌を砕かず、代は羲農(昔の中国における伏羲や神農)の時代のような理想社会となり、人々は今生には不幸な災難を払い、長生きできる方法を得て、人法ともに不老不死であるという道理がはっきりとあらわれてくるのである。その時をおのおの見てごらんなさい。「現世安穏」という証文の正しさは疑いないのである。

名字の言 環境への意識を啓発する大学祭での企画 2020年2月20日
三重県内の大学祭を訪れた時のこと。ある教室の中央には、海を模したブルーシートの上に、ボール紙で作られた魚が泳ぐ。それを来場者が囲み、針の代わりに磁石の付いたさおで釣っては、歓声を上げていた。だが、よく見ると人々が狙っているのは魚ではない。その周りに浮かぶ"ごみ"だ▼この大学に学ぶ学生部の有志が、国連の定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマに実施した展示の一つ。実際、大学近くの浜辺には時折、さまざまなごみが打ち上げられる。環境への意識を啓発する企画は、身近な現実を見つめる中で生まれたものだった▼地球的問題群の解決へ、一人一人が足元から行動を起こす必要性が叫ばれている。その取り組みの鍵は、周囲の問題を"人ごと"ではなく、いかに"自分のこと"として捉えられるかだろう▼昨年行われた気候変動枠組み条約の第25回締約国会議(COP25)で、国連のグテーレス事務総長は地球温暖化に警鐘を鳴らし、「変化を望むなら、私たち自身が変わらなければなりません」と力説した▼御書に「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祷らん者か」(31ページ)と。地球環境と関係のない人など一人もいない。未来のために、自分にできる"挑戦"を見つけ、一歩を踏み出そう。(当)

寸鉄 2020年2月20日
人一倍後輩を育てなさい—戸田先生。一対一の励ましで自分以上の人材に
東京「荒川の日」。皆が仰ぎ見る不滅の民衆城。師弟共戦の闘魂は脈々と
幅広い分野の読書をする児童ほど学力向上—調査親子で挑戦!まず"1冊"
国連「世界社会正義の日」今こそ人類共生の道を。地球民族主義の旗を掲げ
死亡事故の歩行者6割が無理な横断等、法令違反。私は大丈夫の油断排して

☆新時代を築く 「太陽の仏法」の光を人類へ 2020年2月16日
御本仏が御聖誕され、恩師が誕生された2月——。
「かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」(御書903ページ)
この御聖訓のまま、若き日、私は折伏の波を起こし、2月を師恩への感謝の月とした。
今、私の心を心として、わが創価家族は、広宣流布の拡大に勇んで大前進してくれている。
新たな地涌の友が続々と誕生している歓喜の波動こそ、日蓮大聖人、また戸田先生への何よりの報恩にほかならない。
尊き共戦の勇士へ届けと、私は妻と総本部の恩師記念会館で勤行・唱題した(7日)。
会館の一角に、昭和33年の3月1日、戸田先生と私で学会歌の不二の指揮を執った写真があった。
師弟の懐かしき語らいが、あふれるように蘇ってくる。先生はしみじみと言われた。
「大聖人の仏法は、逆境にある人が必ず幸せになれる宗教である。信心で苦難を勝ち越えた人こそ、すごい力が出るのだ。その人こそが、本当に不幸な人々の味方になれるのだよ」と。
さまざまな悩みを抱えながらも、法のため、友のため、社会のため、奮闘する健気な同志に、無量無辺の功徳あれと祈りに祈っている。

* * *
大聖人は、世界で最も広大な太平洋のほとりに「民の子」として誕生された。
この大聖人の世界性を、いち早く洞察されていたのが、20世紀を代表する歴史学者トインビー博士である。
小説『人間革命』の英語版(1972年)に寄せてくださった序文では、大聖人のお心が「日本の海岸線」に限定されるものではなく、「全ての場所の人間の仲間を救済する」ことを願われたと指摘されている。そして、「創価学会は、人間革命の活動を通し、その日蓮の遺命を実行しているのである」と結ばれた。私との対談でも、幾度となく語ってくださった真情である。
地球規模の難題や、降りかかる危機を乗り越えるには、人類は一つの大家族として結束せねばならない。そして、試練という挑戦に偉大な応戦の智慧と力を発揮するのだ——この信念に立つ博士が私たちに託されたのが、人類を結ぶ平和の対話なのである。

* * *
トインビー博士の先見の通り、大聖人の民衆仏法は世界宗教として、いよいよ光彩を増している。
明年は、御本仏の御聖誕800年の大佳節を迎える。
まさしく末法万年尽未来際へ、令法久住の大道を限りなく開きゆく不思議な時が、学会創立100周年への十年なのだ。
「太陽の仏法」の大光を、一人一人が「信心即生活」「仏法即社会」の舞台で、思う存分、放ちゆこうではないか!