2020年2月27日木曜日

2020.02.27 わが友に贈る

火災を絶対に起こすな!
暖房器具の消し忘れや
たこ足配線は禁物だ。
皆で声を掛け合い
百千万億倍の用心を!

法華真言勝劣事 P123
『裸形の猛者と甲冑を帯せる猛者との譬の事、裸形の猛者の進んで大陣を破ると甲冑を帯せる猛者の退いて一陣をも破らざるとは何れが勝るるや』

【通解】
裸の猛者と鎧兜を着けた猛者との譬えについていえば、裸の猛者が突き進んで強大な陣を破るのと、鎧兜を着けた猛者が退いて一陣さえ破らないのとは、どちらが勝れているか。

名字の言 日蓮大聖人の御在世当時もたびたび疫病が流行した 2020年2月27日
日蓮大聖人の御在世当時には、たびたび疫病が流行した。そうした中、佐渡の門下・阿仏房が身延にいる大聖人のもとを訪れたことがある。大聖人は阿仏房の顔を見るや、"あの人は大丈夫か""この人はどうしているか"と真っ先に門下らの安否を尋ねたという▼大事な門下の身を案じ、現実の幸福を祈る大聖人の振る舞いを通し、池田先生は語った。「『現実』を離れて仏法はない。ただの理屈でもない。観念でもない。『人間性』を離れて仏法はない」▼先生の同志への励ましも同様であった。会長に就任した翌年の1961年は自然災害が相次ぎ、ポリオ(小児まひ)が猛威を振るった。先生は大阪事件の公判に臨むため、関西を訪問した際、出廷前後の間隙を縫って第2室戸台風の被災者と、小児まひと闘う少女とその母親の激励に走っている▼新型コロナウイルスの感染拡大を警戒する日々が続く。先が見えない不安や不測の事態への恐怖が生まれる場合もある。正しい情報をもとに、適切な判断や行動を心掛けたい▼友、家族、そして自身のために、賢明にして現実的な用心を怠らず、強盛な祈りをともどもに貫いていこう。環境は変わっても、いな、変わっていくからこそ、生命力を湧きいだす不変の励ましがどこまでも大切である。(代)

寸鉄 2020年2月27日
「大風吹けば求羅は倍増するなり」御書。試練の時こそ勇気の信心で進め
各地で「女性の日」。麗しき"婦女"の連帯はわが地域の太陽。希望の春へ
「溌剌な人の元では全てが活気に溢れる」箴言。皆に勇気を灯す幹部たれ
気候変動は全ての子どもに差し迫った脅威—国連未来の宝守るため行動を
高齢女性の1人暮らしが増加。20年後は4人に1人。共助の絆を更に強く

☆2・17「農漁光部の日」に寄せて 池田先生のメッセージ 2020年2月24日
太陽の仏法が放つ生命の光が「生きる力」「地域繁栄の力」に
始めに、昨年の台風や豪雨などで被災された方々に、改めて心からお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を、強く強く祈念しております。
昨年10月の「世界食料デー」に寄せて、国連のグテーレス事務総長が、地球の気候変動が「食料の安定確保にとって、ますます大きな脅威となっています」と警鐘を鳴らされました。
近年、異常気象や自然災害が相次ぎ、農漁業を取り巻く環境は、いっそう厳しさを増しています。
加えて、国際情勢も揺れ動くなか、わが誉れの農漁光部の皆さん方は、それぞれが不撓不屈の負けじ魂と創意工夫の智慧を発揮し、また熟練の技と若い情熱、さらに男女の協働の力を活かし合って、たゆまぬ挑戦と努力を貫いてこられました。
そして、素晴らしい価値創造の実証を示し、希望みなぎる信頼のスクラムを地域に築いておられます。
きょう(11日)の三家族の素晴らしい体験主張は、まさにその模範であります。
私は、宝の友の尊き奮闘を仰ぎ見る思いで、全国、いな全世界の同志と共に、万雷の賞讃の大拍手をお送りしたいのであります。
私たちが信奉する日蓮大聖人は「海人が子なり」(御書370ページ)と宣言され、漁村に生まれ育ったことを誇りとされました。農漁村に生きゆく人々の言い知れぬ苦労を常に労われ、その実りを最大に大切にし、讃嘆されました。
「白米は白米にはあらず・すなはち命なり」(同1597ページ)とも述べられております。
さらに、「人に食物を施すのに三つの功徳がある。一つには生命を継ぎ、二つには色つやを増し、三つには力を与えることである」(同1237ページ、通解)と仰せです。
まさしく、わが農漁光部の友が、太陽の仏法を掲げて放ちゆかれる生命の光が、一人一人の生きる力となり、地域の多彩な繁栄の力となり、そして、いかなる試練にも負けない社会の「レジリエンス(困難を乗り越える力)」となっていくことは、断じて間違いありません。
世界的な農業科学者のスワミナサン博士と私は、農漁村の幸せな笑顔こそが、その国の幸福を決め、人類の幸福を決めると一致しました。
何やかやと多事多難な時代だからこそ、この体験主張大会に満ちあふれる歓喜と勇気と連帯の笑顔を共々に、いよいよ明るく大きく朗らかに、世界へ未来へ広げていこうではありませんか!
終わりに、ご列席の方々とご家族の益々の健康長寿、また、この一年の豊作・豊漁、そして愛する郷土の安穏と発展を、深く深くお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。
どうか、お元気で! いついつまでも、お達者で!

☆学ぼう「黄金柱の誉れ」Q&A 第1回 弘教拡大
◇折伏には、どのような意義がありますか?
〈自他共の幸福に生きる自分に〉
大聖人の仏法は、ただ単に、自分が成仏すればよい、自分だけが幸せになればよいという教えではありません。周囲の人びとも共に幸せになり、社会の繁栄があってこそ、自身の安穏、幸せもあると教えているんです。
ゆえに大聖人は、自分だけが題目を唱えていればよいというのではなく、折伏・弘教の実践を、仏道修行の要諦として示されているんです。つまり、エゴイズムに安住するのではなく、人びとの幸福のために正法を弘めるなかに、自身の最高の幸福があるんです。言い換えれば、日蓮大聖人の仏法は、折伏・弘教を掲げた広宣流布の宗教であることが、大きな特色といえます。
(小説『新・人間革命』第27巻「激闘」)

〈全ての活動の原動力〉
学会活動は、弘教をはじめ、座談会、教学の研鑽、機関紙誌の購読推進等々、多岐にわたる。しかし、いずれの活動の目的も広宣流布にあり、その原動力は、どこまでも"折伏精神"である。この精神を失えば、活動は惰性化し、空転を余儀なくされる。
周囲の人びとに真実の仏法を教え、必ず幸せになってもらおうという一念を燃え上がらせてこそ、すべての活動に魂が込められ、歓喜が湧く。
(小説『新・人間革命』第26巻「勇将」)

〈誤解と偏見を正すため〉
私たちの広宣流布の活動は、誤った先入観に基づく人びとの誤解と偏見を正して、本当の学会の姿、仏法の真実を知らしめていくことから始まります。つまり誤解と戦い、偏見と戦うことこそ、末法の仏道修行であり、真実を語り説いていくことが折伏なのであります。
(小説『新・人間革命』第6巻「加速」)

〈偉大なものを「広く」「宣伝」〉
広宣流布の「広宣」とは、「広く」「宣伝」する戦いといえる。
折伏も、仏法の偉大さを宣べ伝える。「宣伝」である。
偉大なものを偉大であると語り、広く伝える。堂々と、声高らかに正義を語り抜く。これこそ、勝利の力だ。そうやって、学会は世界中に発展してきた。
何も言わない。行動しない。それでは、仏法は広まらない。
御書には「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し」(856ページ)と仰せである。
仏法を語るのに、何も躊躇することはない。遠慮など要らない。
(各部合同協議会 聖教新聞2008年6月28日付)