2020年2月26日水曜日

2020.02.25 わが友に贈る

朗々たる題目から
一日を出発しよう!
満々たる生命力こそ
健康長寿の源泉だ。
信心即生活の実証を!

忘持経事 P977
『国国皆飢饉し山野に盗賊充満し宿宿粮米乏少なり我身贏弱所従亡きが若く牛馬合期せず峨峨たる大山重重として漫漫たる大河多多なり』

【通解】
国々は皆飢饉で、山野には盗賊があふれ、宿々では粮米も乏しくそのうえ身体もよわく、かつ従者もないに等しい。牛馬とてあてにはあらず、大山は峨峨として折り重なり、満々と流れる大河は多い。

名字の言 プロ野球歴代3位の本塁打記録——門田博光氏の「背番号」の話 2020年2月26日
プロ野球選手にとって、背番号は「もう一つの顔」ともいえるものだろう。しかし、節目ごとに自ら進んで背番号を変えた選手もいる。歴代3位の通算本塁打記録を持つ門田博光氏だ▼プロ10年目でアキレス腱を断裂した氏は、再起を懸けて背番号を「44」にした。40本以上の本塁打と、44歳で亡くなった母親への思いを込めたという。けがを乗り越え、翌々年には見事、44本の本塁打を放ち、自身初の本塁打王に輝いた▼その後、"前人未到の本塁打記録"を目指し、背番号を「60」に。強い決意が実を結び、40歳にして本塁打王、打点王の二冠獲得という壮挙を成し遂げた。氏は語る。「目標を高いところに設定して、それを超えたらさらに上をいこうという気持ちをもち続けるのがプロ」(『門田博光の本塁打一閃』ベースボール・マガジン社)▼明確な目標は、苦境を脱するための原動力となる。具体的な行動を生み、さらなる高みへ到達することができる。日々の生活、仕事上の目標だけでなく、広布の目標もまた、自らの境涯革命への飛躍台となろう▼伝統の2月を走り切り、広布後継の「3・16」へ。節目ごとに、自身の目標を明確にし、リズムを刻んでいきたい。努力を重ねる日々の中で、人生勝利の栄冠が輝く。(値)

寸鉄 2020年2月26日
学会の発展の因は信仰による不屈の精神—博士。三代の不惜の闘争が光源
励ましは相手の話を聴くことから。幹部は心の機微知り同志に「万の力」を
SDGsを全く知らない—社会人の74%。希望の未来創る青年部の使命大
受験生が最も親に掛けてほしい言葉「お疲れさま」大奮闘称え最後まで共に
肺炎の便乗詐欺が発生。マスク販売や厚労省騙るメールなど。断固と撃退

☆忘れ得ぬ瞬間 2010年3月卒業式 親孝行こそ人生勝利の道
<2010年3月21日に挙行された創価大学(第36回)、創価女子短期大学(第24回)の卒業式(八王子市の創大池田記念講堂で)。創立者の池田先生はスピーチの中で「親孝行」の大切さを強調した>

皆さんは、まず、ご両親に丁寧におじぎをして、心から感謝の言葉を伝えていただきたい。
親元から離れて生活している人は、電話でもいいから、真心を込めて、「お父さん、お母さんのおかげで、卒業することができました」と連絡を入れてほしい。
なかには、お父さんがいらっしゃらない人、お母さんがいらっしゃらない人もいると思います。その人も、わが胸中の父母に、「立派に卒業しました」と誇り高く報告していただきたい。
創価大学、創価女子短期大学で学び育った人は、必ず幸福になっていく。強い人、正義の人、偉い人、勝利の人になっていく。
私は、そう祈っています。皆さんを見守っています。
これからも努力して、必ず立派になり、社会で成功して、一家の繁栄の力となってください。お世話になった両親や祖父母の皆さん方に、心から喜んでいただける親孝行の人になってください。
成績が優秀なことは、もちろん大事である。
そのうえで、皆さんは、どこまでも楽しく、愉快に、そして強く生きてもらいたい。どんなに優秀でも、人と衝突して、相手を困らせたり、自分や親をも苦しめてしまう生き方は、愚かである。
上手に家族や友人と調和して、仲良く楽しく、成長の道を歩んでいく。その人が勝利の人である。

<席上、中国・西安交通大学から池田先生に「名誉教授」称号が贈られている。先生は、この最高の栄誉を先師・牧口先生、恩師・戸田先生に捧げたいと謝意を述べつつ、西安交通大学にある記念碑に刻まれた「4文字の言葉」を紹介した>

それは「飲水思源」。すなわち「水を飲む時には、その源を思い、感謝を忘れない」との戒めであります。
常に「源」を思い、「原点」に立ち返る。そして、「恩ある人」に報いようと、さらに努力し、前進する。この最も深く強い心が流れ通う人材の大河こそ、偉大なる貴大学なのであります。
私が瞬時も忘れず、常に思いを馳せる「源」は、創価教育の父である牧口先生であり、人生の師匠である戸田先生です。
師匠に報恩の報告ができる喜びが、どれほど大きいか。皆さんもお父さん、お母さんに感謝し、恩返しできるような人生を、青春時代を生き抜いてください。
とともに、日本にとって、絶対に忘れてはならぬ、文化大恩の「源」こそ、中国であることを深く知っていただきたい。
かつて日本は、この大恩ある国を侵略した。愚かな軍国主義の日本でした。
牧口先生、戸田先生は、教育によってこの日本を改革しようとした。牧口先生は逮捕され、獄死された。戸田先生も投獄された。
私も冤罪で牢獄に行きました。悪逆の国家権力は、必ず善人を嫌い、弾圧しようとする。
それではいけない。本当の人間主義、本当の勝利は庶民の連帯にある。
真の学問を身につけた人間にある。こういう社会をつくりたい。それが牧口先生、戸田先生、そして私の思いです。

◇感謝を言葉で!
<続いて先生は、親孝行の具体例を示しながら、創立者としての真情を語った>

ともかく、お父さん、お母さんを明るくしてあげる。ホッとさせてあげることだ。例えば、たまにはお母さんに、「お掃除とご飯の支度は私がやりますので、あとはゆっくりしてください」と言う。感謝の気持ちを伝える。そうすれば、お母さんが、どれほど喜ぶか。親を悲しませてはいけない。嘆かせるようなことがあってはいけない。
皆さん方のお父さんや、お母さんは、厳しい経済不況の中、大切な大切な宝のわが子を、私の創立した大学に送り出してくださいました。親にとって、自分の子どもは宝です。どんな小さなことだって心配する。私はよく知っています。特に母親はそうです。
しかし、子どもは親の気持ちがなかなかわからない。親の心がわかる人が、本当の教育を受けた人です。私は、皆さんのお父さん、お母さんのご健康、一家のご繁栄、そして栄光の人生を、妻と一緒に毎朝、毎晩、祈っています。創立者として、当然のことだと思っています。
どうか、この最高の父母の慈愛に、皆さんは最高の真心の親孝行で応えてください!
それができれば、自分にとって、家族にとって、こんなにうれしい、幸せな、安心の人生はない。
反対に、親を苦しませれば、不幸をつくりだしてしまう。それではいけない。
本当の人間を育てるのが創価大学です。
価値ある人生だ。一度しかない人生だ。
「本当によかった」「楽しかった」「私は成し遂げた」と言える一人一人であってください。
お父さん、お母さんを頼みます。そして、「社会をよくしよう」「不幸の人を幸せにしよう」——こう思って戦ってください。生き抜いてください。
一人だけ満足し、あとは皆、不満ばかり。それでは不幸だ。自分だけでなく、皆の境涯も開き、幸福の道を開く。これが本当の「創価」です。

◇勇気ある人に
<さらに、池田先生は、西安交通大学の足跡に学ぶべき精神として「勇気」を挙げた。そして「親孝行」も、「人間としての正義」であり、「勇気」が必要であると訴えた>

貴・西安交通大学は1956年(昭和31年)、西安へ移られました。
それは、厳しい環境のなか、西部地域の開発を推進するという、重大な挑戦でした。その貴大学を励ましたのが、周恩来総理でありました。
「あまりに快適すぎては、青年を鍛え育てることはできません。風雪に耐えられるよう、鍛えあげねばならないのです。苦難を乗り越えるよう青年を導くには、(西安交通大学の立つ中国西北部は)願ってもない場所です」
周総理は確信を持ち、希望に燃えながら、語っておられた。青年を信じ、青年を心から愛し、期待しておられた。
私も周総理と語り合いました。たくさんの思い出があります。
この崇高なる貴大学の足跡に学ぶべき精神は、あまりにも多い。なかでも学ぶべきは、人々の幸福のため、一番大変な最前線へ飛び込む「勇気」であります。要領がいい。頭もいい。策も上手。しかし、"正義を貫く勇気"が欠落していれば、それは根本的な欠陥となってしまう。
「学ぶ」こと自体、正しい道である。だからこそ、学び抜くためには勇気がいる。親孝行も、人間としての正義です。だから勇気がいるのです。
「勇気」は「正義」につながる。「勇気ある人」「正義の人」として、人生を歩んでいかなければならない。
「自分自身に勝ってみせる!」という心意気です。
これこそ、大事な人生の一点であると思います。
父も母も、自分自身も、晴れやかに楽しく「私は勝った」「親孝行ができた」と言える人になってください! 人生において勇気を忘れてはいけない。小手先のずるさで生きてはいけない。何度でも申し上げておきます。