2020年2月1日土曜日

2020.02.01 わが友に贈る

我らの実践は下種仏法。
語る人も 聞く人も
功徳は無量無辺だ。
大確信で 生き生きと
心弾む語らいを!

生死一大事血脈抄 P1337
『金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず・鉄は水火共に堪えず・賢人は金の如く愚人は鉄の如し・貴辺豈真金に非ずや・法華経の金を持つ故か』

【通解】
金は大火にも焼けず、大水にも流されず、朽ちることがない。鉄は水にも火にも耐えることができない。賢人は金、愚人は鉄のようである。あなたはまさに真金ではないか。法華経の金を持つ故だろうか。

名字の言 人生の出来事を「偶然」と捉えるか「必然」と捉えるか。 2020年2月1日
「信心して何か変わった?」と同志から質問された新会員の青年が、入会前と現在の自身の違いを語った。いわく、良い事があると、以前は"たまたま恵まれた"と思ったが、今は"祈りがかなった"と確信する。一方で、困難に直面した時は"運がない"と嘆いていたが、"題目で勝ち越える!"と奮起できるようになったとも▼良いことであれ悪いことであれ、身の回りで起きたことを「偶然」と受け流すか、「必然」の出来事と捉えて成長の糧とするか——ここに人生の勝負を決する鍵があろう。仏法に偶然はない▼ある婦人部員は、大病と闘う夫を力強く支えている。とはいえ入退院を繰り返し、病と闘う凄絶な姿に胸が締め付けられた。医師から病状の厳しさを聞き、弱気になることもあった▼しかし夫妻は、この生命の危機という「宿命」を、広布と人生の勝利に欠かせない「使命」に転じてみせると強盛に祈り、「試練と戦う意味」を深めていった。その後、夫は13時間にも及ぶ手術を乗り越え、元気に退院した▼これまでの夫妻の姿を目の当たりにしてきた友人は、感銘し、入会を決意した。苦難のないことが幸福なのではない。苦難を見下ろす強さを持つことが幸福なのだ。その信念の生き方が、周囲にも希望を広げていく。(白)

寸鉄 2020年2月1日
令和初の二月闘争が開幕皆が青年の気概で前進!誓願の祈りで日々勝利を
牙城会結成の日。創価の大城守る尊き奮闘光る。先駆の拡大へ師子よ挑め
悪書は毒薬であり精神を破壊—哲学者。忙しい時こそ色褪せぬ良書を開け
苦闘の同志よ負けるな。宿命を使命に変える願兼於業の姿が周囲の希望に
食品ロス対策、各企業で進む。持続可能な社会へわが家の食卓でも意識し

☆大白蓮華巻頭言 2020年2月号 歓喜の笑顔を世界へ未来へ
今、あらためて思い起こされる恩師の宣言がある。
「我々はこの世に楽しむために生まれてきたのだ」と。
戦後の苦悩渦巻く大混乱の時代の只中にありながら、戸田先生は、信心の力で一人一人が「生きていること、それ自体が楽しい」という人生を開いていけると断言された。そして「日本中、世界中の人をみんな楽しい笑顔にしようではないか」と呼び掛けられたのである。
夢物語のように聞いた人も少なくなかった。しかし、御聖訓に深く裏付けられた大確信の叫びであった。
日蓮大聖人は、苦難と戦う四条金吾夫妻に仰せである。「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり経に云く『衆生所遊楽』云云、此の文・あに自受法楽にあらずや」(1143ページ)
それは、富や名声など、儚く移ろう楽しみではない。 自らの生命の中から込み上げてくる大歓喜である。
大聖人は、「衆生のうちに貴殿もれ給うべきや、所とは ー閻浮提なり」「遊楽とは我等が色心依正ともに一念三千・自受用身の仏にあらずや」(同ページ)とも示された。
「一切衆生」がもれなく、「ー閻浮提」のいずこでも、題目を唱えれば、妙法の当体として必ず「遊楽」の境涯と国土を創造していけると、約束くださっている。
現実の苦しみは賢人・聖人も逃れることはできない。だからこそ、「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて」(同ページ)題目を唱え、前進するのである。ここに、いかなる人生の宿命も社会の難題も、一つ一つ打開し、未来を照らしていく「絶対勝利」の道がある。
その何より雄弁な実証は、共戦の旅を勝ち越えた多宝の父母たちのいぶし銀の笑顔ではないだろうか。うれしいことに今、聖教新聞を通し、全世界へ発信されている。
修羅の命が噴出する時代なればこそ、一段と異体同心の結合を強め、我らは「歓喜の中の大歓喜」の妙法を人類へ伝え弘めゆこうではないか!「いよいよ強盛の信心をいたし給へ」(同ページ)との仰せのままに。

苦楽をば
 分けあう縁の
  我らかな
 永遠に進まむ
  遊楽道を

〈2020 広布史メモリアル〉 2月
◎「二月闘争」
1952年(昭和27年)2月、24歳の池田大作先生が蒲田支部の支部幹事として指揮を執り、当時の支部の限界を打ち破る「201世帯」の弘教を達成。最前線の組織単位である「組」(現在のブロック)に焦点を当て、第2代会長・戸田城聖先生の誕生月を拡大の金字塔で荘厳した。※参考資料=小説『人間革命』第5巻「驀進」、『新・人間革命』第3巻「平和の光」

◎2・8「沖縄の日」
74年2月8日、池田先生は沖縄広布20周年記念総会に参加。席上、「沖縄を幸福と平和建設の模範の島」にと力強く語った。※参考資料=『新・人間革命』第19巻「虹の舞」

◎2・11 戸田城聖先生の生誕120周年
戸田先生は、1900年2月11日、現在の石川県加賀市塩屋町で生まれた。苦学して北海道の小学校教員となった後、上京。初代会長・牧口常三郎先生に出会い、牧口先生と共に創価教育学会(現在の創価学会)を創立した。戦後、学会を再建し、51年5月3日、第2代会長に就任。57年12月、75万世帯の弘教を達成し、広布の永遠の基盤を築いた。本年で生誕120周年。※参考資料=『教学入門』『新会員の友のために——創価学会入門』

◎2・11「戸田記念国際平和研究所」設立
96年2月11日、戸田先生の生誕96周年を記念し、戸田記念国際平和研究所が発足。世界的な研究者らが、恒久平和への研究を進めている。

◎2・17「農漁光部の日」
77年2月17日、学会本部で開催された農村部(当時)の第1回勤行会を記念して「部の日」が制定された。同部はその後、農漁村部に発展。2011年に農漁光部となった。※参考資料=『新・人間革命』第24巻「灯台」

◎2・18 池田先生とアフリカのマータイ博士との初会見15周年
05年2月18日、池田先生は、アフリカの女性として初のノーベル平和賞受賞者で、ケニアから広がった植樹運動「グリーンベルト運動」の指導者ワンガリ・マータイ博士と初会見した。※参考資料=『新・人間革命』第17巻「緑野」

◎2・22 池田先生の鳥取初訪問60周年
第3代会長に就任する2カ月ほど前の1960年2月22日、池田先生が鳥取を初訪問。本年で60周年となる。この日は現在、「鳥取広布原点の日」に。同23日には、「東洋の/広宣流布に/断固征け/日本海の/波は荒くも」との和歌を詠み贈った。※参考資料=『新・人間革命』第10巻「言論城」