苦難の時こそ
飛躍のチャンスだ。
仏法に無駄はない。
強盛に祈り抜き
一切を変毒為薬しよう!
御義口伝巻下 P779
『一切衆生は一眼の亀なり栴檀の浮木とは法華経なり』
【通解】
一切衆生は大海をさまよい続ける一眼の亀である。一眼の亀が求める栴檀の浮木とは法華経である。
名字の言 喜びや感謝の言葉がもたらすもの 2020年2月19日
幼い息子が口にする言葉の数が、どんどん増えていくことが楽しみで仕方がない様子の父親。先日も「発音は少し怪しいのですが、最近、『うれしい』という単語を発するようになりました」と笑顔で報告してくれた▼この家庭では夫婦そろって、ささいなことでも「うれしい」「ありがとう」と喜びや感謝の思いを口に出す。きっと息子は両親の口癖を日頃から聞いて覚えたのであろう▼親子でなくとも、心根の美しい人の喜びの声は、聞く人の心に残り、幸せな思いまで共有できるもの。そんなことを感じる出来事があった。白内障の手術を受けた婦人部員に術後の体調を尋ねると、こんな答えが返ってきた。「色鮮やかな世界が戻りました。何より御本尊に向かった時、文字がとても濃く見えて感動しました」▼「墨痕鮮やか」と形容できるほど、はっきりと御本尊の文字が見えたのは、視界が鮮明になったという理由だけではないだろう。彼女の曇りのない信心の眼によるものでもあると思えてならない▼喜びと感謝の心は、幸福の歩みを加速させる。唱題を根本として、わが生命に「歓喜の中の大歓喜」の太陽を昇らせ、自他共に輝いていく。この大歓喜の連帯を、今いる場所で自分らしく広げることが広宣流布である。(白)
寸鉄 2020年2月19日
何のために生きるかを得られるのが学会の良さ—識者。広布は人生の指標
第2宮城総県の日。福光の春開く励ましの連帯。皆様の前進は地域の希望
御書を拝して境涯をもう一歩開くのだ—戸田先生心肝に染める習慣今こそ
若い世代ほど自分に活力感じないと。真剣な題目で命は躍動。実験証明を
新型肺炎が拡大。「不要不急の外出控えて」と政府。人混み避けるなど賢明に
☆師とつづる幸福の劇 小説「新・人間革命」と共に
仏道修行は"己心の魔"との戦いであるといえる。"魔"はあらゆる手段を弄して、健気に信心に励もうとする人の意欲を奪い、心を破ろうとする。(中略)だが、御本尊は、すべてご存じである。生命の因果の理法に照らし、仏法のために苦労すればするほど、大福運を積んでいくのだ。(第26巻「法旗」の章、165〜166ページ)
熊本 中央区・坪井支部 南洋子さん(支部婦人部長)
◇仏法のための苦労は誇り
熊本総県婦人部では現在、「グループ学習・懇談」で小説『新・人間革命』を学び合っています。
最前線での研さんが充実した内容になるようにと、グループ長の皆さんと共に、支部単位で勉強会を開催。毎月1章ずつ、池田先生と対話する思いで小説を手にしています。昼間に働いている方も多くいますが、"師の心を胸に刻もう"と、家事や育児との両立にも挑戦しながら参加する姿に、私自身が勇気をもらっています。
◇
私は1977年(昭和52年)5月に入会しました。数年前に学会員になった姉が、喜々として学会活動に励む姿に触れ、"私も変わりたい"と思うようになったのがきっかけです。
入会を決意した、まさにその日。熊本文化会館(当時)に来館されていた池田先生と、出会いを結ぶことができました。
"人生にはいろんなことがあるけれど、信心を10年、20年、30年と続けていくんだよ"
先生が語ってくださった言葉を胸に、女子部の活動にまい進。結婚し、4人の子育てに追われていた時も、夫が知人の連帯保証人となり、膨大な借金を背負った時も、先生の指導を抱き締め、信心を貫いて、弘教拡大に挑んできました。
2007年(平成19年)、夫が肝臓がんに襲われました。この『新・人間革命』の一文は、夫を支えながら、地区婦人部長として一歩も引かず学会活動に走っていた時に出あった指導です。以来どんな時も、"己心の魔"に打ち勝つため、唱題根本で進んできました。
夫は8年間の闘病の末、霊山へと旅立ちました。この時ほど、創価家族の温かさを感じたことはありません。同志の皆さまの支えがあったからこそ、わが家は、前を向いて歩むことができました。
夫は生前、長年にわたってボランティア活動を続けていました。活動の中で出会った友人たちに、夫の遺志を継ぐ思いで対話。一昨年には、3人のボランティア仲間に、弘教を実らせることができました。
今は、13人の孫に囲まれ、広布後継の子どもたちと共に戦えることに、幸せをかみ締めています。先生に教えていただいた通りに信心を続けてきた功徳を実感する毎日です。これからも、この仏法で乗り越えてきた体験を語りながら、地域に希望のスクラムを広げていきます。