妙法の力は無限だ!
「祈りとして
叶わざるなし」
破れぬ壁はない。
大確信で進みゆけ!
四条金吾殿御消息 P1114
『法師品に云く「則遣変化人為之作衛護」疑あるべからず、安楽行品に云く「刀杖不加」普門品に云く「刀尋段段壊」此等の経文よも虚事にては候はじ』
◇人生の座標
文学を知れば、千変万化する万華鏡のような人間模様と心理を、ありのままに観てとることができる。また、踊る無数の波の奥深くに、大いなる生命の大海を見抜くこともできるのです。
☆こころに響く言葉
結果としてあるもの
幸福は追い求めるものではなく、ついてくるものである。
幸福は結果としてあるものであって、その人がどう人生を生き切ったかの総体の表現である。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第23回� 幸の教養博士 万歳!
太陽は
創価の母の
異名なり
幸と平和の
光いやまし
本当に教養ある人とはどのような人だろうか。
スイスの哲学者ヒルティの答えは明快だった。
それは「常にあらゆる善に対して感激と熱意とを持っている」人なりと。
私には、創価の女性たちの姿と重なり合う。
来る日も来る日も、友の幸福と社会の平和という「大善」に向かい、感激と熱意を持って行動を貫いているからだ。
生命尊厳の仏法を源泉として、皆が仲良く希望に生きるための智慧を発揮し、価値を創造しゆく女性たちこそ「幸の教養博士」とはいえまいか。
今月の10日、結成64周年の記念日を迎える婦人部の皆様に、私たちは、感謝を込めて、万歳を轟かせたいのだ。
"新たな地球文明のリーダーを育成する大学"として高い評価を得ている、わがアメリカ創価大学(SUA)では、先月、第11回の卒業式が晴れやかに行われた。
平和を願う世界中の母たちの期待に応え、皆、眩しいばかりに成長し、羽ばたいてくれている。
このSUAのキャンパスには、"アフリカの環境の母"マータイ博士の名を冠したイチジクの木が、みずみずしい緑の葉を茂らせる。
10年前、来日中のマータイ博士とお会いした折、私が植樹を提案させていただいた木である。
マータイ博士は、ケニアで活躍する創価同窓の女性リーダーに、「世界中のどこに行っても、創価の人たちが一番、幸せそうですね」と語られていた。また生き生きとしたメンバーの表情に、「どうしたら、こんなに素晴らしい笑顔になるのですか」とも質問しておられたそうだ。
世界中を魅了した「マータイ・スマイル」の持ち主がこよなく愛されたのは、「創価の女性の笑顔」だったのである。
わが婦人部の「実践の五指針」には、「わが家は和楽の前進」「後継の人材を伸ばす」とある。
皆様の輝く笑顔ありてこそ、家庭にも、地域にも和楽が広がり、人材が育っていくのだ。
「実践の五指針」には、「祈りからすべては始まる」ともある。
日蓮大聖人は『ただ心こそ大切なれ』(P1192、「四条金吾殿御返事」)と仰せである。
心は、目に見えない。だが、その心一つで、目に見える現実も大きく動かしていける。妙法という生命の大法則に合致した、一人の心の革命によって、自分の人生も、社会も、国土も必ず変えていくことができる。
そう説き明かしたのが、日蓮仏法の「一念三千」の法理である。
自他共の幸福を祈る信心の発露のすべてが、『我が一念に納めたる功徳善根』(P383、「一生成仏抄」)となる。全部「心」で決まる。
このことを証明する気高き劇を、それぞれが希望のヒロインとなって演じてくれているのが、婦人部の皆様方である。
「意志あるところ、必ず道あり」とは、オーストリアの声楽家サイフェルト博士のモットーである。
博士は、最愛のご主人を亡くされるなど、つらく悲しい経験をご自身の成長の糧とされながら、人びとに勇気と歓喜の歌声を届けてこられた。
大聖人は、一人の母に『軍には大将軍を魂とす』(P1219、「乙御前御消息」)と、強盛な信心の志に立つよう励まされた。
祈りとは、"断じて為す"という意志であり、誓願である。それが母の胸にある限り、栄光の未来への大道は、必ず開かれゆくことを忘れまい。
サイフェルト博士が、私との対談の折、感動をもって語ってくださったことがある。
それは、ご自身の音楽の師と共演したいという長年の"夢"が叶った喜びであった。
師と弟子が同じ舞台に立つ。その感激はいかばかりか。いかなる分野でも、師弟の道は限りない向上の道となる。
戸田先生の薫陶なくして、今の私はない。ゆえに私は、"恩師の夢を実現すること"を、わが生涯の夢としてきた。師への報恩とは、師の夢を叶え、師に喜んでいただくことだ——そう心に固く決めてきた。
戸田先生が先師・牧口先生の心を心として、強く願われていたことは、「すべての女性が幸福をつかむこと」であった。
戦争で最も犠牲になり、最も苦しめられた女性が、最も幸福になれる平和な社会を!
その悲願を懸けて、戸田先生は、第2代会長就任の直後に婦人部を結成されたのである。
さらに女子部を結成された戸田先生は、常々、「女子部は教学で立て!」と励まされていた。
今月4日、記念の佳節を刻んだ日本中、世界中の華陽姉妹は、「華陽会御書30編」読了運動を推進しながら、明るく、伸び伸びと、ロマン薫る対話に挑戦している。
"婦女一体"の麗しき前進に、恩師も、そして6日に生誕144周年を迎えた先師も、会心の笑顔で拍手を送っておられるに違いない。