2015年4月13日月曜日

2015.04.12 わが友に贈る

民衆の幸福のため!
この広布大願こそ
永遠の創価の魂だ!
尊き志を燃やして
異体同心の団結で進め!

大悪大善御書 P1300
『大悪をこれば大善きたる、すでに大謗法国にあり大正法必ずひろまるべし、各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずともまいをもまいぬべし、舎利弗にあらねども立つてをどりぬべし』

◇人生の座標
女性がきれいになろうとすることも、「美」の追求であり、芸術・文化に通ずる。きれいに掃除をしようとすることも、「美」の創造であり、芸術・文化に通ずる。部屋に、一輪、花を飾るだけで、全体が見違えるようになる場合がある。和やかになってくる。それが「美」の力です。

☆100文字の幸福抄
喜んで生きたほうが「得」である。
喜んで行動したほうが価値的である。
「愚癡」や「義務感」で日々を覆うよりも、
喜びを創り出していこうとする
生き方のほうが創造的である。
失望よりも希望を!
愚癡よりも建設を!

☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第13回 中国・桂林の山河�
74年12月、周総理と私は、「一期一会」の出会いを果たしました。その時、総理は重い病で入院中でした。それでも私との会見を望んでくださったのです。医師からも"命の保証ができません"と忠告されました。私も総理のお体が心配で、いったんは会見を辞退しました。しかし、総理は、「どんなことがあっても会わねばならない」と言われ、私に直接、両国友好の後事を託してくださったのです。
その席上、総理は日本に留学された時のことを、懐かしそうに振り返られました。私は「桜の咲くころに、ぜひ、もう一度、日本に来てください」と申し上げました。総理は「願望はあります。が、実現は無理でしょう」と答えられました。
桂林を訪れた5回目の訪中の際、北京のご自宅を訪問し、�穎超先生と、亡き周総理の思い出を語り合いました。その日に行われた歓迎の集いで、�先生は総理との大切な思い出を教えてくださいました。「若き日、恩来同志と二人で約束したことがあります。それは、人民のために奉仕するということです。死んでもこのことは同じです」と。
総理との約束の通り生き抜かれた�先生もまた、民衆奉仕の信念の方でした。何度も出会いを重ね、私たちを家族のように大切にしてくださいました。
最後にお会いしたのは90年5月のこと。会見が終わり、ご自宅を後にしようとした時でした。立つことも歩くことも困難だった�先生が、両脇を支えられて玄関の外まで出てこられたのです。一度乗った車を降りて、再び、ご挨拶しましたが、それこそ私たちが見えなくなるまで、じっと見送ってくださったのです。そのお姿は、今も瞼(まぶた)に焼き付いて離れません。
わが創価大学には、周総理との永遠の友情を誓い、中国からの留学生と共に植樹した「周桜」があります。また、�穎超先生の来日を記念した「周夫婦桜」も植えられています。「周桜」「周夫婦桜」のもとには、ご夫妻を偲んで多くの人が訪れます。
私は、尊敬してやまない�先生に、詩「縁の桜」を捧げました。

時は去り時は巡り
現(うつ)し世に移ろいあれど
縁の桜は輝き増して
友好の万代なるを語り継げり
……

うれしいことに、詩をもとにして「桜花縁」という曲が生まれました。中国大使館の関係者にもご参加いただく創大の観桜(かんおう)会で披露されるなど、日中両国の青年に歌い継がれています。
国交正常化後、新中国から初の正式な留学生を受け入れたのは、創価大学です。その創大から中国への留学生は、1000人を超えています。創大生が日中友好の先頭に立っていることほど、創立者としての喜びはありません。
中国は、老朋友(ラオポンヨウ=古い友人)を大切にします。長く友情を育んでいくことを重んずる「友誼(ゆうぎ)の国」「信義の国」です。
いやまして両国の間に永遠に万朶と友好の花が咲き続けることを、私は願ってやみません。未来部の皆さんが、私が築いた日中友好の「金の橋」を渡り、平和と友情の道をさらに大きく開いてくれることを楽しみにしています。
周総理も、�先生も、「友情の偉人」でした。名もなき民衆を、わが家族のように大切にし、たった一度の出会いですら忘れない、慈悲と真心の英雄でした。
「自分と縁あるものを、一つ一つ大切にし、決して断絶してはならない」——これは、周総理の若き日の決意です。
大変な時に、友情の真価がわかります。皆さんも、友人と意見がぶつかったり、ちょっとしたことで誤解してしまったりすることもあるでしょう。しかし、そうしたことを乗り越えるたびに、友情は鍛えられるのです。本物の友情は築けるのです。
ゆえに、焦らずに新たな出会いを重ね、自ら声をかけて友情を結び、育んでいってください。
自らが「善き友」になっていけば、「善き友」の連帯は、さらに広がります。そのなかで、自分では気がつかない自分の善い点も発見できます。友情こそ、人生を力強く生きる勇気の源泉なのです。
ゆえに、私は申し上げたいのです。君よ、貴女よ、平和な地球を築きゆく「友情博士」たれ! と。