苦闘は成長の力に!
宿命は使命に!
全てを価値へと
転換するのが仏法だ。
朗らかに前進を!
曾谷殿御返事 P1056
『法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし』
◇人生の座標
子どもたちの不登校や問題行動、"学びからの逃走"傾向といった病理の背景には、学校に限らず地域や家庭など、社会総体が本来有しているはずの教育力の衰弱という根因が巣くつている。
☆100文字の幸福抄
いかに多忙であっても、
寸暇を見つけて
一日数ページの読書でもいい、
向上心を忘れぬ母親になっていただきたい。
そしてやがて学校へと進む
わが子と共々に、学び、成長していけるような
みずみずしい母になっていただきたい。
☆インド・マドゥライ社会科学院「名誉社会科学教授」称号授与式 SGI会長の謝辞
本日は、晴れやかなカレッジ・デーに当たり、名門の誉れも高き貴・マドゥライ社会科学院より巣立ちゆかれる卒業生の方々、そして素晴らしい英才を育んでこられた、ご家族の皆様方に心からお祝い申し上げます。
この意義深き日に、私は、貴学院より、光栄にも「名誉社会科学教授」の称号を賜りました。
この最高に栄えある英知の宝冠を、何よりも、貴国の良き国民、良き市民として、平和・文化・教育に貢献しゆくインド創価学会の善友と、また、世界192カ国・地域のSGIの同志と、分かち合わせていただきたいのであります。
誠に誠に、ありがとうございました。
尊敬申し上げるラジャ議長は、1969年(昭和44年)の10月2日、国父マハトマ・ガンジーの生誕100周年の日に、貴・マドゥライ社会科学院を創立なされました。
貴国インドの国防を担い立つ逸材として、洋々たる前途を約束されていたラジャ議長が、あえて「社会福祉」を専門とする高等教育機関の設立を勇断されたのです。そして、人類、特に弱者に奉仕し、世界の平和と繁栄を実現しゆく人材育成の大道を、労苦を厭わず切り開いてこられました。
その建設の死闘を、私は同じく大学を創立した人間として、言い知れぬ感動をもって伺いました。
マハトマの偉大なる精神を、現代に蘇らせてこられた、貴学院の崇高なる建学の精神と歴史には、混迷の現代世界を照らす人間教育の新生の光が輝いております。
ここでは3点に約して、学ばせていただきたいと思います。
その第一の光は、「民衆奉仕の精神」であります。
貴学院の校章には「社会貢献の人生を!」とのモットーが刻まれております。
そこに、古代インドの大指導者アショーカ大王にも連なる、偉大な民衆奉仕の精神を見る思いがするのは、私一人ではないでありましょう。
戦争と暴力の時代から、平和と人道の時代への大転換を推し進めたアショーカ大王については、貴国の仏教学者ロケッシュ・チャンドラ博士とも語り合いました。
とりわけ、博士が着目されていた大王の法勅(ほうちょく)の言葉には、「バフジャナ・ヒターヤ」(多くの人々の利益のために)、そして「バフジャナ・スッカーヤ」(多くの人々の安楽のために)とあります(『東洋の哲学を語る』第三文明社)。
リーダーは「何のため」に学び、「誰のため」に尽くすのか。
政治も、経済も、そして科学も、永遠の原点とし、規範とすべき、この「民衆奉仕の精神」が、貴学院には脈々と流れ通っているのであります。
貴学院が児童相談クリニックや家族カウンセリング・センター、また高齢者のための介護施設など、多様な福祉施設の充実と整備に尽力し、地域社会の発展に大きな貢献を果たしてこられたことも、高く評価されております。
また、貧困対策や地域研究をテーマとしたセンター、さらに、自然災害マネジメント・センターなど、民衆を守るための研究と努力を営々として続けておられます。
「人間の勝利は、生存競争を相互の奉仕のための努力に置き換えることにある。獣の法則を人間の法則と取り替えなければならない」(『私にとっての宗教』竹内啓二ほか訳)——これは、マハトマ・ガンジーの確固たる信念でありました。
マハトマが志向してやまなかった、この人類の新たな勝利の跳躍を、私たちは断じて成し遂げていきたい。そのために、民衆奉仕の若きリーダーを、一人また一人と励まし育て、粘り強く社会へ送り出し続けていきたいと思うのであります。
一、貴学院から学ぶ新生の光の第二は、「生命練磨の挑戦」であります。
貴学院も研究に取り組んでこられたインドの大思想家ヴィヴェカーナンダは喝破しております。
「すべての教育、すべての訓練の理想はこの人作りであるべきである。が、その代わりに、われわれは常に外側に磨きをかけようと努めている。なんの内側もないとき外側に磨きをかけてなんの役に立つのか? すべての訓練の目的ないし目標は人間を成長させることである」(『普遍宗教への階梯』大野純一訳、コスモス・ライブラリー)と。
教育の本義を示した至言でありましょう。
この点、貴学院は明確に、「学生に秘められた内なる才能を伸ばすこと」を目指し、「学生の総合的な人間性の開発」に取り組んでおられます。
なかんずく、ラジャ議長は、渾身の力で、若き生命に「人生で遭遇する困難に挑戦する『自信』と『勇気』と『確信』」を植え付けてこられたのであります。
まさしく真の人間教育者による薫陶は、生命を限りなく練磨し、いかなる苦難にも負けず、価値を創造する力を自他共に発揮せしめていく挑戦といえましょう。とともに、この教育の信頼の絆は、時空を超えて結ばれていくものであります。
私は、語らいを重ねたアフリカの人権の英雄・マンデラ元大統領が、マハトマ・ガンジーの獄中闘争を、かけがえのない心の支えとされていたことを思い起こします。
そして私たちもまた、21世紀の青年に「自信」と「勇気」と「確信」を贈りゆく、不撓不屈のスクラムを残していきたいと思うのであります。
さらに、貴学院による第三の新生の光は、「人類家族の連帯」であります。
貴学院は、「私たちの国、私たちのふるさと、それは一つの世界、一つの国」とのビジョンを掲げ、人類が一つの家族として、共生の道を歩むための方途を探究されています。三つの「H」を掲げる「人間主義(Humanism)のための人類の文化(HumanClture)と遺産(Heritage)」センターの尊きチャレンジも、その一つであります。
マハトマ・ガンジーは、インドが非暴力の手段によって自由を勝ち取ることは、「世界の平和にとって未だ知られていない最大の貢献」(『非暴力の精神と対話』森本達雄訳)と宣言しました。
第二次世界大戦中に、暴虐な軍国主義と戦い、獄死した牧口常三郎先生を創立の師とする私たちも、貴国を源流とする生命尊厳の哲理を根幹に、世界市民の平和の連帯を創り、広げてきました。
マハトマは、綴っております。「理想のほんとうの意味を理解し、それがいかに困難であろうと、理想に到達しようと不退転の努力をすること、これこそがプルシャールタ(purushartha)、すなわち人間の〔生存の〕目的です」(『獄中からの手紙』森本達雄訳)と。
本日より、私も、光輝ある貴学院の一員として、尊敬する先生方、そして卒業生の皆様方とご一緒に、「人類の平和と繁栄」という大いなる理想へ、不退転の努力を貫くことを、ここに固くお誓いするものであります。
最後に、貴・マドゥライ社会科学院の益々のご発展と栄光、そして、ご列席の皆様方のご健勝を心よりお祈り申し上げ、私の謝辞といたします。
本日は、誠に誠に、ありがとうございました。
2015年4月30日木曜日
2015.04.29 わが友に贈る
朝晩の勤行・唱題から
規則正しい
生活リズムを!
満々たる生命力で
充実の一日一日に!
祈祷抄 P1351
『大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』
◇人生の座標
戦前の富国強兵であれ、戦後の経済大国であれ、欧米先進国を目標に追いつけ追いこせという"キャッチ・アップ"を至上命題としてひた走ってきた近代日本のあり方、そして常にその目標達成のために、教育はいかにあるべきかという観点からの位置づけを強いられてきた明治以来の教育のあり方は、明らかに行き詰まっており、工業化から情報化時代への変貌とともに、軌道修正を余儀なくされている。
☆100文字の幸福抄
子どもは親の背に学ぶという。
しかし、親の方は、自分の背が見えない。
見るための鏡が子どもである。
その意味では、
子どもは自分を磨いてくれる、
ありがたい存在であり、
「子育て」は「自分育て」でもある。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第21回� 負けじ魂 朗らかに
ともあれ、実際に仕事に就いてみると、こんなはずではなかったと思うことも多いだろう。
戸田先生は、そのような時、「へこたれてはいけない」と励まされた。
「自分の今の職場で全力を挙げて頑張ることだ。『なくてはならない人』になることだ」
「御本尊に祈りながら努力していくうちに、必ず最後には、自分にとって『好きであり、得であり、しかも社会に大きな善をもたらす』仕事に到着するだろう」と。
そして、どんな労苦も、無駄にならない。貴重な財産として、一切、生かし切っていくことができる。それが、仏法の力であると、教えてくださったのだ。
御聖訓には、『金(こがね)は・やけば真金となる』(P1083、「兄弟抄」)と仰せである。
妙法受持の生命は「金」である。どこにあっても、題目を唱えて、一つ一つ変毒為薬し、「真金」の光を放っていける。
その誠実一路の行動を見てくれている人は必ずいる。正義の青年を応援する諸天の働きは、厳として現れるものだ。
若き日、仕事に、学会活動に奔走する中、御書で"負けじ魂"という言葉を拝した新鮮な感動を私は思い起こす。
日蓮大聖人が『きわめて・まけじたましの人』(P986、「可延定業書」)と讃えられたその門下は、四条金吾である。
御文では、金吾のことを『我がかたの事をば大事と申す人なり』(同P、「可延定業書」)と付記されている。味方、同志を大切にし、守り抜くために、負けじ魂で戦ってくれる勇者なり、と。
金吾は、門下の旗頭として、決して負けるわけにはいかなかった。
『強盛の大信力をいだして法華宗の四条金吾・四条金吾と鎌倉中の上下万人乃至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ』(P1118、「四条金吾殿御返事」)
この仰せ通りに、勝ち抜いてみせたのである。
学会精神も同じだ。
わが創価の負けじ魂の友は、どんなに苦しい局面にあっても、「信心即生活」「仏法即社会」の法理に則り、一歩も退かず前進してきた。
「仏法は勝負」である。
この信念で、断固として勝利の実証を示し切ってきた。これからも悪口罵詈など弾き飛ばして、揺るぎない信頼を勝ち開いていくのだ。
これが「立正安国」の王道である。「広宣流布」の大道である。
今、社会では人間力が求められている。仕事上の能力だけでなく、直面した難局に、いかに挑み、いかに価値を創造するかが、問われる。
だからこそ、辛抱強いことが大切なのだ。歯を食いしばって、一歩また一歩、前へ踏み出すしかない。不屈の負けじ魂で勝ち進むのだ。
若さには希望があり、未来がある。無限の力がある。失敗を恐れず、体当たりしていく中で、その可能性を開き、自分の壁を破って飛躍することができる。
我らには、最極の信念たる信仰がある。
強盛な祈りで、立ち上がれ! 題目は師子吼だ。滾々と勇気が湧き、満々と生命力が漲る。
さあ、いよいよ、これからだ! 人間の中へ、民衆の中へ、勇んで飛び込み、大誠実の力で、我らは勝利していくのだ。
新しい一日、新しい挑戦、新しい出会いの舞台へ躍り出よう。
負けじ魂、朗らかに!
負けるなと
今日も祈らむ
わが友の
不屈の力と
晴れの勝利を
規則正しい
生活リズムを!
満々たる生命力で
充実の一日一日に!
祈祷抄 P1351
『大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』
◇人生の座標
戦前の富国強兵であれ、戦後の経済大国であれ、欧米先進国を目標に追いつけ追いこせという"キャッチ・アップ"を至上命題としてひた走ってきた近代日本のあり方、そして常にその目標達成のために、教育はいかにあるべきかという観点からの位置づけを強いられてきた明治以来の教育のあり方は、明らかに行き詰まっており、工業化から情報化時代への変貌とともに、軌道修正を余儀なくされている。
☆100文字の幸福抄
子どもは親の背に学ぶという。
しかし、親の方は、自分の背が見えない。
見るための鏡が子どもである。
その意味では、
子どもは自分を磨いてくれる、
ありがたい存在であり、
「子育て」は「自分育て」でもある。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第21回� 負けじ魂 朗らかに
ともあれ、実際に仕事に就いてみると、こんなはずではなかったと思うことも多いだろう。
戸田先生は、そのような時、「へこたれてはいけない」と励まされた。
「自分の今の職場で全力を挙げて頑張ることだ。『なくてはならない人』になることだ」
「御本尊に祈りながら努力していくうちに、必ず最後には、自分にとって『好きであり、得であり、しかも社会に大きな善をもたらす』仕事に到着するだろう」と。
そして、どんな労苦も、無駄にならない。貴重な財産として、一切、生かし切っていくことができる。それが、仏法の力であると、教えてくださったのだ。
御聖訓には、『金(こがね)は・やけば真金となる』(P1083、「兄弟抄」)と仰せである。
妙法受持の生命は「金」である。どこにあっても、題目を唱えて、一つ一つ変毒為薬し、「真金」の光を放っていける。
その誠実一路の行動を見てくれている人は必ずいる。正義の青年を応援する諸天の働きは、厳として現れるものだ。
若き日、仕事に、学会活動に奔走する中、御書で"負けじ魂"という言葉を拝した新鮮な感動を私は思い起こす。
日蓮大聖人が『きわめて・まけじたましの人』(P986、「可延定業書」)と讃えられたその門下は、四条金吾である。
御文では、金吾のことを『我がかたの事をば大事と申す人なり』(同P、「可延定業書」)と付記されている。味方、同志を大切にし、守り抜くために、負けじ魂で戦ってくれる勇者なり、と。
金吾は、門下の旗頭として、決して負けるわけにはいかなかった。
『強盛の大信力をいだして法華宗の四条金吾・四条金吾と鎌倉中の上下万人乃至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ』(P1118、「四条金吾殿御返事」)
この仰せ通りに、勝ち抜いてみせたのである。
学会精神も同じだ。
わが創価の負けじ魂の友は、どんなに苦しい局面にあっても、「信心即生活」「仏法即社会」の法理に則り、一歩も退かず前進してきた。
「仏法は勝負」である。
この信念で、断固として勝利の実証を示し切ってきた。これからも悪口罵詈など弾き飛ばして、揺るぎない信頼を勝ち開いていくのだ。
これが「立正安国」の王道である。「広宣流布」の大道である。
今、社会では人間力が求められている。仕事上の能力だけでなく、直面した難局に、いかに挑み、いかに価値を創造するかが、問われる。
だからこそ、辛抱強いことが大切なのだ。歯を食いしばって、一歩また一歩、前へ踏み出すしかない。不屈の負けじ魂で勝ち進むのだ。
若さには希望があり、未来がある。無限の力がある。失敗を恐れず、体当たりしていく中で、その可能性を開き、自分の壁を破って飛躍することができる。
我らには、最極の信念たる信仰がある。
強盛な祈りで、立ち上がれ! 題目は師子吼だ。滾々と勇気が湧き、満々と生命力が漲る。
さあ、いよいよ、これからだ! 人間の中へ、民衆の中へ、勇んで飛び込み、大誠実の力で、我らは勝利していくのだ。
新しい一日、新しい挑戦、新しい出会いの舞台へ躍り出よう。
負けじ魂、朗らかに!
負けるなと
今日も祈らむ
わが友の
不屈の力と
晴れの勝利を
2015年4月28日火曜日
2015.04.28 わが友に贈る
広布の会場提供者や
ご家族に御礼の言葉を!
多くの方の支えで
広布は堂々の前進。
新たな峰へ共に出発だ!
聖人知三世事 P974
『日蓮は一閻浮提第一の聖人なり』
◇人生の座標
人間とは、広い意味での教育によって人間に成ることのできる存在であるとすれば、人間が真に成熟していくためのシステムそのものが、現在のわが国では、機能不全に陥っているのではないでしょうか。
☆100文字の幸福抄
裕福になってほしい。
偉くもなってほしい。
そう思うのは、当然の親心であろう。
しかし、いくら財産を手に入れ、
高い地位についても、
「人のために役立とう」という心の光がなければ、
人間として真の輝きはない。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第21回� 負けじ魂 朗らかに
愛弟子と
共に歌わむ
うれしさよ
負けじ魂
炎と燃えて
それは、命に轟きわたる歌声であった。
皆の瞳に、勇気凜々と誓いが輝き光っていた。
わが学園生は断じて負けない。未来は盤石だ——心からそう感じた。
この3月16日、さらに今月8日、東京・関西の創価学園の卒業式と入学式が行われた。式典では、学園生が愛唱歌「負けじ魂ここにあり」を、決意に燃えて歌い上げてくれたのだ。
その門出を見守り、私も共に歌い、祝福した。
負けじ魂——ここに、創価教育の精神もある。
試練の嵐が吹き荒れる中、正義の旗を掲げ、友を励まし守って、突き進んでいた、昭和53年(1978年)の7月のことであった。
創価大学、創価学園の寮祭だった「滝山祭」と「栄光祭」が合同で開催されたのである。
創大中央体育館で行われた記念フェスティバルが最高潮に達した時、舞台正面に、大書された寮祭のテーマが現れた。
「負けじ魂ここにあり」——感動が走った。
そうだ、若き日から、私が人生を戦い抜いてきた原点も、この心だ!
わが青春の魂を、後継の若人が、私に代わって宣言してくれたのだ。
この感動には続きがあった。3カ月後の10月、大阪を訪れていた私のもとに、学園生が作った愛唱歌「負けじ魂ここにあり」の歌詞が届けられたのである。
嬉しかった。"負けじ魂"といえば、関西魂でもある。大変であればあるほど「負けたらあかん」と底力を発揮し、不可能を可能にしてきた常勝の母たちの心意気だ。
その関西の地で、烈風に凜々しく挑む若き闘魂に接したのだ。
いい歌だ。私は学園生の了解を得て、少し加筆させてもらった。これに曲が付き、さらに私が4番の歌詞を贈った。
母よ 我が師よ
忘れまじ
苦難とロマンを
この我は
いつか登らん
王者の山を
負けじ魂 いつまでも
私が、学園生の「負けじ魂ここにあり」の大合唱を聴いたのは、翌11月のことであった。
あの凜乎とした熱唱も、真剣な英姿も、わが胸奥から離れない。
この折、私は語った。
"「いつか登らん 王者の山を」と歌にあるごとく、その山を諸君たちに登ってもらうために、私は道なき道を、傷だらけになりながら奮闘していく決心であります"
2009年、私は歌い継がれてきた「負けじ魂ここにあり」に、新たに5番の歌詞を贈り、3月の卒業式で皆と一緒に歌った。
正義の誇りに
胸を張れ
君に託さん
この大城(しろ)を
学べ勝ち抜け
世界まで
負けじ魂 朗らかに
これもまた、忘れ得ぬ黄金の思い出だ。
学園同窓生たちも、創価教育を応援してくれる父母たちも、この歌を口ずさみ、私と共に道なき道を開拓してきた。
今や創価の大道は未来へ、世界へと開かれた。従藍而青の英才たちが、王者の道を胸を張り闊歩する時代に入っている。
人生は長い。勝つ時もあれば、負ける時もある。行き詰まり、七転八倒する時もあるだろう。だが、人生の勝敗は途中で決まらない。栄光は、粘り抜いた逆転劇によって勝ち取るものだ。
だからこそ心は負けてはならない。あきらめてはならない。どんなに悔しくとも、朗らかに頭を上げて前を向くことだ。
困難にぶつかり、宿命が襲いかかってきたならば、「よし来たか」「今ここからだ」と、いよいよ負けじ魂を燃やす。その人が、最後に必ず勝つ。
苦労して強くなり、何ものにも揺るがぬ自分を築くのだ。悩みは、皆を勇気づけていく人間王者になる修行なのだ。
学園、創大出身の同窓生は、「逆境に強い」との評価を、私が交友を結んできた各界トップの方々からも伺っている。
この春、新たに社会人として船出をした青年も多い。職場の異動など、これまでと違う立場や仕事に就いた友もいる。
あらためて、新出発を祝福するとともに、心からエールを送りたい。
私は21歳の時、師・戸田城聖先生が経営する出版社で働き始めた。
与えられた少年雑誌の編集の仕事を、「親友」とも思って大事にし、力の限り向上発展させようと決めていた。
眼前の課題をやり切ろう、誇りをもって責任を果たそう、新しい開拓をしようと、朝から晩まで動き抜いた。
その悪戦苦闘の日々こそ、最も神々しい黄金の青春譜になったと、私は言い切ることができる。
あの大実業家・松下幸之助翁が"成功の因"として挙げられていた三点がある。
「学歴がなかった」
「貧しかった」
「病弱だった」
それゆえにこそ、誰からでも謙虚に学べ、お金や健康の有り難さが分かる人にもなれた——そういうお考えであった。
まさに、逆境をすべて成長の糧(かて)とされたのだ。
ご家族に御礼の言葉を!
多くの方の支えで
広布は堂々の前進。
新たな峰へ共に出発だ!
聖人知三世事 P974
『日蓮は一閻浮提第一の聖人なり』
◇人生の座標
人間とは、広い意味での教育によって人間に成ることのできる存在であるとすれば、人間が真に成熟していくためのシステムそのものが、現在のわが国では、機能不全に陥っているのではないでしょうか。
☆100文字の幸福抄
裕福になってほしい。
偉くもなってほしい。
そう思うのは、当然の親心であろう。
しかし、いくら財産を手に入れ、
高い地位についても、
「人のために役立とう」という心の光がなければ、
人間として真の輝きはない。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第21回� 負けじ魂 朗らかに
愛弟子と
共に歌わむ
うれしさよ
負けじ魂
炎と燃えて
それは、命に轟きわたる歌声であった。
皆の瞳に、勇気凜々と誓いが輝き光っていた。
わが学園生は断じて負けない。未来は盤石だ——心からそう感じた。
この3月16日、さらに今月8日、東京・関西の創価学園の卒業式と入学式が行われた。式典では、学園生が愛唱歌「負けじ魂ここにあり」を、決意に燃えて歌い上げてくれたのだ。
その門出を見守り、私も共に歌い、祝福した。
負けじ魂——ここに、創価教育の精神もある。
試練の嵐が吹き荒れる中、正義の旗を掲げ、友を励まし守って、突き進んでいた、昭和53年(1978年)の7月のことであった。
創価大学、創価学園の寮祭だった「滝山祭」と「栄光祭」が合同で開催されたのである。
創大中央体育館で行われた記念フェスティバルが最高潮に達した時、舞台正面に、大書された寮祭のテーマが現れた。
「負けじ魂ここにあり」——感動が走った。
そうだ、若き日から、私が人生を戦い抜いてきた原点も、この心だ!
わが青春の魂を、後継の若人が、私に代わって宣言してくれたのだ。
この感動には続きがあった。3カ月後の10月、大阪を訪れていた私のもとに、学園生が作った愛唱歌「負けじ魂ここにあり」の歌詞が届けられたのである。
嬉しかった。"負けじ魂"といえば、関西魂でもある。大変であればあるほど「負けたらあかん」と底力を発揮し、不可能を可能にしてきた常勝の母たちの心意気だ。
その関西の地で、烈風に凜々しく挑む若き闘魂に接したのだ。
いい歌だ。私は学園生の了解を得て、少し加筆させてもらった。これに曲が付き、さらに私が4番の歌詞を贈った。
母よ 我が師よ
忘れまじ
苦難とロマンを
この我は
いつか登らん
王者の山を
負けじ魂 いつまでも
私が、学園生の「負けじ魂ここにあり」の大合唱を聴いたのは、翌11月のことであった。
あの凜乎とした熱唱も、真剣な英姿も、わが胸奥から離れない。
この折、私は語った。
"「いつか登らん 王者の山を」と歌にあるごとく、その山を諸君たちに登ってもらうために、私は道なき道を、傷だらけになりながら奮闘していく決心であります"
2009年、私は歌い継がれてきた「負けじ魂ここにあり」に、新たに5番の歌詞を贈り、3月の卒業式で皆と一緒に歌った。
正義の誇りに
胸を張れ
君に託さん
この大城(しろ)を
学べ勝ち抜け
世界まで
負けじ魂 朗らかに
これもまた、忘れ得ぬ黄金の思い出だ。
学園同窓生たちも、創価教育を応援してくれる父母たちも、この歌を口ずさみ、私と共に道なき道を開拓してきた。
今や創価の大道は未来へ、世界へと開かれた。従藍而青の英才たちが、王者の道を胸を張り闊歩する時代に入っている。
人生は長い。勝つ時もあれば、負ける時もある。行き詰まり、七転八倒する時もあるだろう。だが、人生の勝敗は途中で決まらない。栄光は、粘り抜いた逆転劇によって勝ち取るものだ。
だからこそ心は負けてはならない。あきらめてはならない。どんなに悔しくとも、朗らかに頭を上げて前を向くことだ。
困難にぶつかり、宿命が襲いかかってきたならば、「よし来たか」「今ここからだ」と、いよいよ負けじ魂を燃やす。その人が、最後に必ず勝つ。
苦労して強くなり、何ものにも揺るがぬ自分を築くのだ。悩みは、皆を勇気づけていく人間王者になる修行なのだ。
学園、創大出身の同窓生は、「逆境に強い」との評価を、私が交友を結んできた各界トップの方々からも伺っている。
この春、新たに社会人として船出をした青年も多い。職場の異動など、これまでと違う立場や仕事に就いた友もいる。
あらためて、新出発を祝福するとともに、心からエールを送りたい。
私は21歳の時、師・戸田城聖先生が経営する出版社で働き始めた。
与えられた少年雑誌の編集の仕事を、「親友」とも思って大事にし、力の限り向上発展させようと決めていた。
眼前の課題をやり切ろう、誇りをもって責任を果たそう、新しい開拓をしようと、朝から晩まで動き抜いた。
その悪戦苦闘の日々こそ、最も神々しい黄金の青春譜になったと、私は言い切ることができる。
あの大実業家・松下幸之助翁が"成功の因"として挙げられていた三点がある。
「学歴がなかった」
「貧しかった」
「病弱だった」
それゆえにこそ、誰からでも謙虚に学べ、お金や健康の有り難さが分かる人にもなれた——そういうお考えであった。
まさに、逆境をすべて成長の糧(かて)とされたのだ。
2015年4月27日月曜日
2015.04.27 わが友に贈る
◇今週のことば
轟く民衆の凱歌、万歳!
偉大な友の連戦連勝に
心より感謝・合掌。
福徳と信頼の花を
いよいよ地域に爛漫と!
2015年04月27日
妙心尼御前御返事 P1477
『このまんだら(曼陀羅)を身にたもちぬれば王を武士のまほるがごとく子ををやのあいするがごとくいをの水をたのむがごとく草木のあめをねがうごとくとりの木をたのむがごとく一切の仏神等のあつまりまほり昼夜にかげのごとくまほらせ給う法にて候、よくよく御信用あるべし』
◇人生の座標
夫を支えながら、子育てに励み、そして立派な成人としてわが子を社会へ送り出してからが、女性にとっては人生の"セカンド・ステージ"であるといわれる。だが、大事なのはつねに今を輝かせる生き方である。
☆100文字の幸福抄
本当に自分のためを思って
叱ってくれる親を、
子どもは嫌ったりしない。
生命の奥で愛情を感じ取っていくからである。
むしろ、殻を破り、大きく成長していくために、
親が自分と向き合い、
真剣にかかわってくれるよう求めているのだ。
☆御書とともに� 第56回 強き一念で不可能を可能に
『李広将軍と申せし・つはものは虎に母を食れて虎に似たる石を射しかば其の矢羽ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし』(四条金吾殿御返事、P1186)
◇通解
昔、中国の李広将軍という武将は、虎に母を食い殺されて、虎に似た石を射たところ、矢は羽ぶくら(矢の先と反対側に付いている羽根形の部分)まで石に突き刺さった。しかし、あとで、それが石と知ってからは、射ても矢は石に立つことがなかったという。
◇同志への指針
強き一念の力は、岩をも貫く。人間生命の持つ底力を引き出すための妙法であり、信仰である。
不可能を可能にするのは、「断じて成し遂げるのだ」との決定した祈りである。勝利への執念である。
断じて諦めない! 最後に必ず勝ってみせる!——この強き心が諸天善神を動かす。一切を味方に変える。信心こそ、壁を破る最極の力だ。
轟く民衆の凱歌、万歳!
偉大な友の連戦連勝に
心より感謝・合掌。
福徳と信頼の花を
いよいよ地域に爛漫と!
2015年04月27日
妙心尼御前御返事 P1477
『このまんだら(曼陀羅)を身にたもちぬれば王を武士のまほるがごとく子ををやのあいするがごとくいをの水をたのむがごとく草木のあめをねがうごとくとりの木をたのむがごとく一切の仏神等のあつまりまほり昼夜にかげのごとくまほらせ給う法にて候、よくよく御信用あるべし』
◇人生の座標
夫を支えながら、子育てに励み、そして立派な成人としてわが子を社会へ送り出してからが、女性にとっては人生の"セカンド・ステージ"であるといわれる。だが、大事なのはつねに今を輝かせる生き方である。
☆100文字の幸福抄
本当に自分のためを思って
叱ってくれる親を、
子どもは嫌ったりしない。
生命の奥で愛情を感じ取っていくからである。
むしろ、殻を破り、大きく成長していくために、
親が自分と向き合い、
真剣にかかわってくれるよう求めているのだ。
☆御書とともに� 第56回 強き一念で不可能を可能に
『李広将軍と申せし・つはものは虎に母を食れて虎に似たる石を射しかば其の矢羽ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし』(四条金吾殿御返事、P1186)
◇通解
昔、中国の李広将軍という武将は、虎に母を食い殺されて、虎に似た石を射たところ、矢は羽ぶくら(矢の先と反対側に付いている羽根形の部分)まで石に突き刺さった。しかし、あとで、それが石と知ってからは、射ても矢は石に立つことがなかったという。
◇同志への指針
強き一念の力は、岩をも貫く。人間生命の持つ底力を引き出すための妙法であり、信仰である。
不可能を可能にするのは、「断じて成し遂げるのだ」との決定した祈りである。勝利への執念である。
断じて諦めない! 最後に必ず勝ってみせる!——この強き心が諸天善神を動かす。一切を味方に変える。信心こそ、壁を破る最極の力だ。
2015.04.26 わが友に贈る
人と人の心を結び
地域を和楽の園にする。
それが創価の民衆運動!
人間王者の誇りも高く
わが使命を果たしゆけ!
顕謗法抄 P445
『大酒なる者此の地獄の苦免れがたきか』
◇人生の座標
いたら、元気になるように願い、思わず動いてしまう。
そうした"人間性"の高感度のアンテナ、"優しさ"というアンテナ、そして多様な"美"へのアンテナをもった女性はだれが見ても、魅力的であろう。
☆100文字の幸福抄
「自分は愛されている」
「自分は必要とされている」
という実感がないと、
子どもの心は不安定になってしまうものだ。
幼いうちに注がれた愛情が、
その子の「生きる力」となって、
一生を支えていくのである。
☆御書とともに� 第55回 満々たる仏の力で凱歌を
『釈迦・多宝・十方の仏・来集して我が身に入りかはり我を助け給へと観念せさせ給うべし』(弥三郎殿御返事、P1451)
◇通解
"釈迦仏・多宝仏・十方の仏よ、集い来って、わが身に入りかわり、我を助けたまえ"と祈念しなさい。
◇同志への指針
広宣流布の言論戦に臨む門下への御聖訓である。
"わが身に、諸仏よ入り給え"と決然たる一念で祈り切ることを教えておられる。
広布の誓願を貫く生命にはありとあらゆる仏が入其身する。それほど、尊貴な我らである。ゆえに、諸天善神が守りに護らないわけがない。
大宇宙の善の働きを、全て味方にしながら、満々たる仏の力で堂々と進みゆくのだ。
地域を和楽の園にする。
それが創価の民衆運動!
人間王者の誇りも高く
わが使命を果たしゆけ!
顕謗法抄 P445
『大酒なる者此の地獄の苦免れがたきか』
◇人生の座標
いたら、元気になるように願い、思わず動いてしまう。
そうした"人間性"の高感度のアンテナ、"優しさ"というアンテナ、そして多様な"美"へのアンテナをもった女性はだれが見ても、魅力的であろう。
☆100文字の幸福抄
「自分は愛されている」
「自分は必要とされている」
という実感がないと、
子どもの心は不安定になってしまうものだ。
幼いうちに注がれた愛情が、
その子の「生きる力」となって、
一生を支えていくのである。
☆御書とともに� 第55回 満々たる仏の力で凱歌を
『釈迦・多宝・十方の仏・来集して我が身に入りかはり我を助け給へと観念せさせ給うべし』(弥三郎殿御返事、P1451)
◇通解
"釈迦仏・多宝仏・十方の仏よ、集い来って、わが身に入りかわり、我を助けたまえ"と祈念しなさい。
◇同志への指針
広宣流布の言論戦に臨む門下への御聖訓である。
"わが身に、諸仏よ入り給え"と決然たる一念で祈り切ることを教えておられる。
広布の誓願を貫く生命にはありとあらゆる仏が入其身する。それほど、尊貴な我らである。ゆえに、諸天善神が守りに護らないわけがない。
大宇宙の善の働きを、全て味方にしながら、満々たる仏の力で堂々と進みゆくのだ。
2015.04.25 わが友に贈る
願の炎を燃やし
前進を続ける人に
人生の栄冠は輝く!
不屈の祈りと行動で
偉大な勝利の歴史を!
四条金吾殿御返事 P1143
『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ』
◇人生の座標
私の母の場合、当時の母たちがそうであったように、子どもたちにログセのように言っていたのは、「ウソをつくな」「他人に迷惑をかけてはいけない」の二つであった。そして何よりも、母自身がそうした生き方を身をもって示してくれた。
☆100文字の幸福抄
太陽は毎日、
自らの軌道を繰り返し昇。正確に進む。
そして、生きとし生けるものすべてに
慈光を贈り育んでいる。
日々の生活も、同じ行動の繰り返しかもしれない。
しかし、その中にのみ、
真実の幸福は創り上げられていくのである。
☆聖教新聞創刊64周年記念勤行会 名誉会長がメッセージ
4月20日の聖教新聞創刊64周年を記念する勤行会が20日、東京・新宿区の常勝会館(本部第二別館内)で行われた。
これには池田名誉会長がメッセージを贈り、配達員・販売店、通信員、新聞長など、聖教新聞を支えてくださる全ての方々に感謝を述べた。
さらに『彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり』(P1190、「聖人御難事」)の御金言を拝し、聖教は正義の師子吼を轟かせゆく世界最強の言論城であると強調。
「聖教の拡大こそが、広宣流布の拡大である。聖教の前進こそが、令法久住の前進である。聖教の勝利こそが、立正安国の勝利である。私も、いよいよ聖教に、一切を書き留めていきます」と真情を述べた。
そして、いやまして聖教魂を燃やし、鉄壁なる異体同心の大団結で広布の組織を守り、大いに友を励まし、世界を結び、断固、未来を勝ち開いていこうと呼び掛けた。
前進を続ける人に
人生の栄冠は輝く!
不屈の祈りと行動で
偉大な勝利の歴史を!
四条金吾殿御返事 P1143
『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ』
◇人生の座標
私の母の場合、当時の母たちがそうであったように、子どもたちにログセのように言っていたのは、「ウソをつくな」「他人に迷惑をかけてはいけない」の二つであった。そして何よりも、母自身がそうした生き方を身をもって示してくれた。
☆100文字の幸福抄
太陽は毎日、
自らの軌道を繰り返し昇。正確に進む。
そして、生きとし生けるものすべてに
慈光を贈り育んでいる。
日々の生活も、同じ行動の繰り返しかもしれない。
しかし、その中にのみ、
真実の幸福は創り上げられていくのである。
☆聖教新聞創刊64周年記念勤行会 名誉会長がメッセージ
4月20日の聖教新聞創刊64周年を記念する勤行会が20日、東京・新宿区の常勝会館(本部第二別館内)で行われた。
これには池田名誉会長がメッセージを贈り、配達員・販売店、通信員、新聞長など、聖教新聞を支えてくださる全ての方々に感謝を述べた。
さらに『彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり』(P1190、「聖人御難事」)の御金言を拝し、聖教は正義の師子吼を轟かせゆく世界最強の言論城であると強調。
「聖教の拡大こそが、広宣流布の拡大である。聖教の前進こそが、令法久住の前進である。聖教の勝利こそが、立正安国の勝利である。私も、いよいよ聖教に、一切を書き留めていきます」と真情を述べた。
そして、いやまして聖教魂を燃やし、鉄壁なる異体同心の大団結で広布の組織を守り、大いに友を励まし、世界を結び、断固、未来を勝ち開いていこうと呼び掛けた。
2015年4月24日金曜日
2015.04.24 わが友に贈る
自身の最高峰へ
たゆまず登りゆけ!
信仰とは挑戦の心だ。
恐れなき精神だ。
向上への行動だ。
四信五品抄 P342
『請う国中の諸人我が末弟等を軽ずる事勿れ進んで過去を尋ぬれば八十万億劫に供養せし大菩薩なり豈熈連一恒の者に非ずや』
◇人生の座標
子らにとって、家庭は"最初の学校"であり、母は"最初の教師"であろう。
人間としての基本を身につけさせる、そこに大きな使命があると思う。それも決してむずかしいことを教えるというのではない。むしろあたりまえの、平凡な約束事を自然にできるようにすることといってよい。
☆100文字の幸福抄
「思いやり」とは「思いを遣る」
つまり思いを他の人まで
差し向けることである。
思いを遠く遣ったぶんだけ
心は広がり、たくさん幸福を入れられる。
だから、子どもたちの幸せを願うならば、
人に尽くす生き方を教えたい。
☆名誉会長と共に時代を駆ける 第14回 広布に戦う「心の財」は無量
仏意仏勅の創価学会が誕生して、今年で85年になる。
また、殉教の牧口先生の後を継がれた戸田先生が、戦後の焼け野原で、学会再建に一人立たれて70年——。さらに、共戦の同志と共に、私が第三代の前進を開始してより55年である。
今、創価の人間主義のスクラムは、世界192力国・地域に広がった。仏縁を結び、皆の心に幸福の種を蒔いている。これほど偉大なことはない。
全ては、わが同志の「信心の勝利」「団結の勝利」である。
健気な陰徳の行動に、陽報は計り知れない。『かくれての信あれば・あらはれての徳あるなり』(P1527、「上野殿御消息」)である。
広布のため奮闘する一人一人に、「心の財」は無量であり、その福徳は、仏縁を結んだ友にも、勝ち開いた地域にも、必ず大きく広がる。
今世の使命の闘争に『賢者はよろこび』(P1091、「兵衛志殿御返事」)と、いよいよ励まし合いながらの勇猛精進を頼みます。
一人を大切にする。
誰人も尊重する。
その人間尊敬の真髄こそ「不軽菩薩」の実践である。最高の「人の振る舞い」である。立正安国を願い、臆さず誠実に、真心を尽くして対話をする。相手がどうあれ、聡明に自信満々と、信念を語り切るのだ。これが自他共に「仏になる道」だ。
勇敢に大目的を目指す中で、自身の悩みも見おろす境涯を開き、人間革命ができる。
日蓮大聖人は池上兄弟の団結の戦いを讃え、『未来までの・ものがたり(物語)なに事か・これにすぎ候べき』(P1086、「兄弟抄」)と仰せになられた。
これ以上ない晴れの舞台で、極楽百年にも勝る一日一日の大功徳を、仲良く楽しく積みながら、末法万年尽未来際まで輝きわたる広布の物語を、一丸となって勝ち綴ろう!
皆が健康で、無事故で、一人ももれなく所願満足の大功徳を受け切っていかれるよう、日々題目を送っています。
たゆまず登りゆけ!
信仰とは挑戦の心だ。
恐れなき精神だ。
向上への行動だ。
四信五品抄 P342
『請う国中の諸人我が末弟等を軽ずる事勿れ進んで過去を尋ぬれば八十万億劫に供養せし大菩薩なり豈熈連一恒の者に非ずや』
◇人生の座標
子らにとって、家庭は"最初の学校"であり、母は"最初の教師"であろう。
人間としての基本を身につけさせる、そこに大きな使命があると思う。それも決してむずかしいことを教えるというのではない。むしろあたりまえの、平凡な約束事を自然にできるようにすることといってよい。
☆100文字の幸福抄
「思いやり」とは「思いを遣る」
つまり思いを他の人まで
差し向けることである。
思いを遠く遣ったぶんだけ
心は広がり、たくさん幸福を入れられる。
だから、子どもたちの幸せを願うならば、
人に尽くす生き方を教えたい。
☆名誉会長と共に時代を駆ける 第14回 広布に戦う「心の財」は無量
仏意仏勅の創価学会が誕生して、今年で85年になる。
また、殉教の牧口先生の後を継がれた戸田先生が、戦後の焼け野原で、学会再建に一人立たれて70年——。さらに、共戦の同志と共に、私が第三代の前進を開始してより55年である。
今、創価の人間主義のスクラムは、世界192力国・地域に広がった。仏縁を結び、皆の心に幸福の種を蒔いている。これほど偉大なことはない。
全ては、わが同志の「信心の勝利」「団結の勝利」である。
健気な陰徳の行動に、陽報は計り知れない。『かくれての信あれば・あらはれての徳あるなり』(P1527、「上野殿御消息」)である。
広布のため奮闘する一人一人に、「心の財」は無量であり、その福徳は、仏縁を結んだ友にも、勝ち開いた地域にも、必ず大きく広がる。
今世の使命の闘争に『賢者はよろこび』(P1091、「兵衛志殿御返事」)と、いよいよ励まし合いながらの勇猛精進を頼みます。
一人を大切にする。
誰人も尊重する。
その人間尊敬の真髄こそ「不軽菩薩」の実践である。最高の「人の振る舞い」である。立正安国を願い、臆さず誠実に、真心を尽くして対話をする。相手がどうあれ、聡明に自信満々と、信念を語り切るのだ。これが自他共に「仏になる道」だ。
勇敢に大目的を目指す中で、自身の悩みも見おろす境涯を開き、人間革命ができる。
日蓮大聖人は池上兄弟の団結の戦いを讃え、『未来までの・ものがたり(物語)なに事か・これにすぎ候べき』(P1086、「兄弟抄」)と仰せになられた。
これ以上ない晴れの舞台で、極楽百年にも勝る一日一日の大功徳を、仲良く楽しく積みながら、末法万年尽未来際まで輝きわたる広布の物語を、一丸となって勝ち綴ろう!
皆が健康で、無事故で、一人ももれなく所願満足の大功徳を受け切っていかれるよう、日々題目を送っています。
2015年4月23日木曜日
2015.04.23 わが友に贈る
苦闘の時こそ
人間革命の好機。
そう心に決めて
全てを飛躍のバネに!
喜び勇んで進め!
波木井三郎殿御返事 P1373
『法華経の心は当位即妙不改本位と申して罪業を捨てずして仏道を成ずるなり』
◇人生の座標
「負けないこと。たとえ勝たなくとも、断じて負けないこと」、これは私の妻のモットーである。負けない心があれば、いつかは必ず福徳の軌道へ進んでいける。
ゆえに女性は、環境に振り回されて中心軸を失うようであってはいけない。
何があっても揺るがない、負けない自分自身を築くことが先決である。
☆100文字の幸福抄
「完璧な母親」などいない。
欠点も長所もあるから、人間なのである。
そこに人間らしさがある。
だからこそ、子どもは安心できるのだ。
自分らしくていい。
「あなた」しか、
その子のお母さんはいないのだから!
☆勝利の人間学 第72回 動き、語り、大境涯の人に
◇自分から声を掛けよう新年度が始まり、職場や学校など、新たな環境で出発した友も多い。新しい出会いは、新しい自分をつくるチャンスだ。
釈尊は「自分から声を掛ける人」であったと伝えられる。気取りなどいらない。青年は誰に対しても臆してはならない。
御書には、『言葉というのは心の思いを響かせて、声に表したものをいうのである』(P563、通解、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と仰せである。
自らの思いを込めて、誠実に、率直に、そして礼儀正しく、言葉を発していくのだ。
世代間や価値観の断絶が指摘される時代だ。だからこそ、君たちの勇敢にして聡明な「声の力」を響かせて、殺伐とした社会を蘇生させてもらいたい。
◇行動した分、友情が広がる
広宣流布のために、動いた分、走った分、語った分、真の友情の道が開ける。自他共の幸福の地図が広がる。これ以上、充実した、悔いなき歴史はない。
向かい風であっても、泥沼であっても、友と手を携え、前へ前へ進み抜いていけば、崩れざる「異体同心」のスクラムができあがる。
地元から離れた組織を担当して頑張っている人もいる。苦労も大きい分、境涯も大きく豊かになっていくことは間違いない。
強盛の大信力で、全てを前進の力に変えて、かけがえのない青春を、挑み舞いゆけ!
◇眼前の課題を勝ち切れ!
「ローマは一日にして成らず」だ。何事であれ、建設は死闘である。
ましてや、広宣流布という、人類の境涯を最高に高め、希望と平和の「永遠の都」を築きゆく大偉業は、一朝一夕にはできない。
着実にして、たゆみない一日また一日の積み重ねを要する。世代から世代へ、後継の人材の流れをつくっていく以外にない。
なかんずく、今この時、自ら誓い願って躍り出てくれた地湧の青年に、私は一切を託す。
眼前の課題を、一つ一つ勇んで戦い切り、勝ち切ってくれ給え!
今の勝利こそが未来の栄光を開く——と。
人間革命の好機。
そう心に決めて
全てを飛躍のバネに!
喜び勇んで進め!
波木井三郎殿御返事 P1373
『法華経の心は当位即妙不改本位と申して罪業を捨てずして仏道を成ずるなり』
◇人生の座標
「負けないこと。たとえ勝たなくとも、断じて負けないこと」、これは私の妻のモットーである。負けない心があれば、いつかは必ず福徳の軌道へ進んでいける。
ゆえに女性は、環境に振り回されて中心軸を失うようであってはいけない。
何があっても揺るがない、負けない自分自身を築くことが先決である。
☆100文字の幸福抄
「完璧な母親」などいない。
欠点も長所もあるから、人間なのである。
そこに人間らしさがある。
だからこそ、子どもは安心できるのだ。
自分らしくていい。
「あなた」しか、
その子のお母さんはいないのだから!
☆勝利の人間学 第72回 動き、語り、大境涯の人に
◇自分から声を掛けよう新年度が始まり、職場や学校など、新たな環境で出発した友も多い。新しい出会いは、新しい自分をつくるチャンスだ。
釈尊は「自分から声を掛ける人」であったと伝えられる。気取りなどいらない。青年は誰に対しても臆してはならない。
御書には、『言葉というのは心の思いを響かせて、声に表したものをいうのである』(P563、通解、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と仰せである。
自らの思いを込めて、誠実に、率直に、そして礼儀正しく、言葉を発していくのだ。
世代間や価値観の断絶が指摘される時代だ。だからこそ、君たちの勇敢にして聡明な「声の力」を響かせて、殺伐とした社会を蘇生させてもらいたい。
◇行動した分、友情が広がる
広宣流布のために、動いた分、走った分、語った分、真の友情の道が開ける。自他共の幸福の地図が広がる。これ以上、充実した、悔いなき歴史はない。
向かい風であっても、泥沼であっても、友と手を携え、前へ前へ進み抜いていけば、崩れざる「異体同心」のスクラムができあがる。
地元から離れた組織を担当して頑張っている人もいる。苦労も大きい分、境涯も大きく豊かになっていくことは間違いない。
強盛の大信力で、全てを前進の力に変えて、かけがえのない青春を、挑み舞いゆけ!
◇眼前の課題を勝ち切れ!
「ローマは一日にして成らず」だ。何事であれ、建設は死闘である。
ましてや、広宣流布という、人類の境涯を最高に高め、希望と平和の「永遠の都」を築きゆく大偉業は、一朝一夕にはできない。
着実にして、たゆみない一日また一日の積み重ねを要する。世代から世代へ、後継の人材の流れをつくっていく以外にない。
なかんずく、今この時、自ら誓い願って躍り出てくれた地湧の青年に、私は一切を託す。
眼前の課題を、一つ一つ勇んで戦い切り、勝ち切ってくれ給え!
今の勝利こそが未来の栄光を開く——と。
2015年4月22日水曜日
2015.04.22 わが友に贈る
人と会い 語ることが
広宣流布だ。
先入観にとらわれるな。
心を開いた対話で
地域に友情の沃野を!
種種御振舞御書 P925
『されば鹿は味ある故に人に殺され亀は油ある故に命を害せらる女人はみめ形よければ嫉む者多し、国を治る者は他国の恐れあり財有る者は命危し法華経を持つ者は必ず成仏し候、故に第六天の魔王と申す三界の主此の経を持つ人をば強に嫉み候なり』
◇人生の座標
子どもの人間としての土台は、身近な"母のふところ"から育まれるものだ。
母自身がどういう生き方をしているか、それが子の「人格」をつくるといえる。長い目で見たとき、その人格こそが、幸・不幸を決する、一生涯通用する宝になる。親が子に残してあげられる最高の財産であろう。
☆100文字の幸福抄
幸せになるには、強くなることである。
弱々しい心では、
現実の荒波を乗り越えられない。
「必ず乗り越えてみせる」という強い心こそが、
幸福へと導いてくれる。
いかなる財産よりも価値のある勇気を、
子どもの心に育んでいきたいものだ。
☆世界広布新時代第18回各部代表者会議 名誉会長がメッセージ
世界広布新時代第18回の各部代表者会議が14日、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で開催された。
これには、池田名誉会長がメッセージを寄せ、広布に走る同志に「皆が生き生きと張り切って頑張ってくれていることが、私は何よりもうれしい。本当にありがとう!」と呼び掛けた。
本年は、1960年(昭和35年)5月3日の第三代会長就任から55周年。
就任の要請を受諾したのは、その直前の4月14日であった。
名誉会長は「いまだ若く、病弱であり、大阪事件の裁判も続いていた。しかし、"戸田先生に、直弟子として訓練されてきた我だ。何で戦いが恐ろしかろう。ご恩を返す時が来たのだ"と、後継の指揮を執り始めました」との真情を述懐。「君たちもまた同じです。私が手作りで薫陶してきた直弟子である。恐れなく、思う存分に、地涌の菩薩の底力を発揮してくれたまえ!」と訴えた。
そして、勇気凛々と正義の眷属を大地から呼び起こしながら、無敵の団結で痛快に勝ちまくろうと念願した。
広宣流布だ。
先入観にとらわれるな。
心を開いた対話で
地域に友情の沃野を!
種種御振舞御書 P925
『されば鹿は味ある故に人に殺され亀は油ある故に命を害せらる女人はみめ形よければ嫉む者多し、国を治る者は他国の恐れあり財有る者は命危し法華経を持つ者は必ず成仏し候、故に第六天の魔王と申す三界の主此の経を持つ人をば強に嫉み候なり』
◇人生の座標
子どもの人間としての土台は、身近な"母のふところ"から育まれるものだ。
母自身がどういう生き方をしているか、それが子の「人格」をつくるといえる。長い目で見たとき、その人格こそが、幸・不幸を決する、一生涯通用する宝になる。親が子に残してあげられる最高の財産であろう。
☆100文字の幸福抄
幸せになるには、強くなることである。
弱々しい心では、
現実の荒波を乗り越えられない。
「必ず乗り越えてみせる」という強い心こそが、
幸福へと導いてくれる。
いかなる財産よりも価値のある勇気を、
子どもの心に育んでいきたいものだ。
☆世界広布新時代第18回各部代表者会議 名誉会長がメッセージ
世界広布新時代第18回の各部代表者会議が14日、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で開催された。
これには、池田名誉会長がメッセージを寄せ、広布に走る同志に「皆が生き生きと張り切って頑張ってくれていることが、私は何よりもうれしい。本当にありがとう!」と呼び掛けた。
本年は、1960年(昭和35年)5月3日の第三代会長就任から55周年。
就任の要請を受諾したのは、その直前の4月14日であった。
名誉会長は「いまだ若く、病弱であり、大阪事件の裁判も続いていた。しかし、"戸田先生に、直弟子として訓練されてきた我だ。何で戦いが恐ろしかろう。ご恩を返す時が来たのだ"と、後継の指揮を執り始めました」との真情を述懐。「君たちもまた同じです。私が手作りで薫陶してきた直弟子である。恐れなく、思う存分に、地涌の菩薩の底力を発揮してくれたまえ!」と訴えた。
そして、勇気凛々と正義の眷属を大地から呼び起こしながら、無敵の団結で痛快に勝ちまくろうと念願した。
2015年4月21日火曜日
2015.04.21 わが友に贈る
来る日も来る日も
使命の道を走りゆく
「無冠の友」に最敬礼!
皆様こそ広布の要。
その福徳は永遠なり!
同生同名御書 P1115
『心ざし大地よりもあつし地神定めてしりぬらん虚空よりもたかし梵天帝釈もしらせ給いぬらん』
◇人生の座標
他人の痛み、苦しみを感じることができない−−それは、石のように固く、冷たい心です。だから、自分自身も、本当の喜びを感じることができない。
もっともっと、社会に、みずみずしく豊かな「母の心」を行き渡らせねばいけない。
☆100文字の幸福抄
太陽のごとき、
親の愛情の光に満たされた
家庭に育った子どもは幸せである。
悪の誘惑におそわれ、
あやうく転落しそうになった時でも、
必ず親の愛情が支えとなり、
その淵から立ち上がる機縁となる。
☆御書とともに� 第54回 威風堂々と正義の道を
『敢て日蓮が私曲に非ず只偏に大忠を懐く故に身の為に之を申さず神の為・君の為・国の為・一切衆生の為に言上せしむる所なり』(北条時宗への御状、P170)
◇通解
これは日蓮の身勝手な邪見ではない。ただひとえに大忠を懐くゆえであって、自身のために申すのではない。神のため、君のため、国のため、一切衆生のために申し上げるのである。
◇同志への指針
日蓮大聖人は、ただただ、世界の平和と一切衆生の幸福を願われ、「立正安国」の大闘争を貫かれた。
私たちの社会への貢献は、この大聖哲の御精神をそのまま受け継ぐものだ。ゆえに、仏の力が出ないわけがない。諸天が守らないわけがない。
万人が求めてやまない、人間共和の世界を築く挑戦だ。威風も堂々と、誇り高く正義を語り抜こう!
使命の道を走りゆく
「無冠の友」に最敬礼!
皆様こそ広布の要。
その福徳は永遠なり!
同生同名御書 P1115
『心ざし大地よりもあつし地神定めてしりぬらん虚空よりもたかし梵天帝釈もしらせ給いぬらん』
◇人生の座標
他人の痛み、苦しみを感じることができない−−それは、石のように固く、冷たい心です。だから、自分自身も、本当の喜びを感じることができない。
もっともっと、社会に、みずみずしく豊かな「母の心」を行き渡らせねばいけない。
☆100文字の幸福抄
太陽のごとき、
親の愛情の光に満たされた
家庭に育った子どもは幸せである。
悪の誘惑におそわれ、
あやうく転落しそうになった時でも、
必ず親の愛情が支えとなり、
その淵から立ち上がる機縁となる。
☆御書とともに� 第54回 威風堂々と正義の道を
『敢て日蓮が私曲に非ず只偏に大忠を懐く故に身の為に之を申さず神の為・君の為・国の為・一切衆生の為に言上せしむる所なり』(北条時宗への御状、P170)
◇通解
これは日蓮の身勝手な邪見ではない。ただひとえに大忠を懐くゆえであって、自身のために申すのではない。神のため、君のため、国のため、一切衆生のために申し上げるのである。
◇同志への指針
日蓮大聖人は、ただただ、世界の平和と一切衆生の幸福を願われ、「立正安国」の大闘争を貫かれた。
私たちの社会への貢献は、この大聖哲の御精神をそのまま受け継ぐものだ。ゆえに、仏の力が出ないわけがない。諸天が守らないわけがない。
万人が求めてやまない、人間共和の世界を築く挑戦だ。威風も堂々と、誇り高く正義を語り抜こう!
2015年4月20日月曜日
2015.04.20 わが友に贈る
◇今週のことば
「日蓮が一門は
師子の吼るなり」
我らの言論こそ
立正安国の師子吼だ。
勇敢に語り切れ!
2015年04月20日
最蓮房御返事 P1343
『我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし、我等が弟子檀那とならん人は一歩を行かずして天竺の霊山を見本有の寂光土へ昼夜に往復し給ふ』
◇人生の座標
母親の生き方で決まります。心の奥の奥に刻み込まれた、親の愛と生き方が、マグマのごとく、子どものエネルギー源となって、一生を支えていくと言えるのです。
☆100文字の幸福抄
「どうしてお母さんは
あんなに一生懸命なのだろう?」
「ああしている時のお母さんは
本当に楽しそうだな」と、
子どもは母親の表情や調子から敏感に感じ取る。
そうした呼吸のなかで、知らず知らずのうちに、
生き方の骨格が築かれていくのだ。
☆インド・創価池田女子大学第12回卒業式 SGI会長夫妻のメッセージ
大いなる希望の大空へと羽ばたきゆく、栄光の12期生の皆さん!
晴れのご卒業、誠におめでとうございます。ご家族の方々にも、心からのお祝いと、お喜びを申し上げます。
大切な皆さんが、この3年間、どれほど真剣に、日々の学問と、自身の練磨に挑戦してこられたか——私と妻は、誉れある創価池田女子大学の家族として、その尊き「努力の便り」を、何よりも嬉しく伺ってきました。
最終試験で優秀な成績を収められたことも、詳しく聞いております。本当におめでとうございます。その勝利の陰には、皆さんの成長を信じ、励まし続けてくださった先生方の限りない薫陶があったことも、よく存じ上げております。
尊敬するクマナン議長、デヴィ学長をはじめ教職員の方々に、私は妻と、最大の賞讃の拍手を贈り、心から感謝申し上げます。誠に誠にありがとうございました。
開学から15年目——貴大学の英知と福徳の連帯は、今や、在学生を含め、4,000人の黄金のスクラムとなりました。この佳節に、卒業生による「同窓会」が結成されることは、何と意義深いことでしょうか。
愛する母校を卒業生が守り、支え、発展させ、そして後輩の成長のために尽くしていく——これほど美しく、これほど気高い人間共和の世界はありません。ここに、人間教育の永遠に尽きることのないロマンがあり、希望があります。
創価教育の父である牧口常三郎先生は「"青は藍より出でて藍より青し"、これが創価教育の特色である」と語られました。
貴国は古来、インド藍の産地としても有名です。
染物などに使われる藍色の染料は、藍の葉から取られます。そして、何度も染められていくうちに、もとの藍の色より、もっと鮮やかな青へと変わっていきます。それと同じように、学生は教えを受けた先生に深く感謝しながら、先生を越え、限りない成長を目指して、さらなる努力を重ねていく。
そして卒業生もまた、後に続く後輩の成長と勝利を願いながら、現実の社会において、未来の道を開いていく。ここに、私たち創価教育の同窓の精神もあると信じます。
思えば、帰国の詩聖タゴールが創立したタゴール国際大学の出身者たちも、深き母校愛の絆で結ばれていました。
卒業生は世界各国で活躍し、日本からのある留学生は、20年ぶりに母校を訪れ、同窓会に参加した喜び、そして皆で肩をゆすって校歌を歌い上げた感激を鮮明に綴(つづ)り残しています(平等通昭著『タゴールの学園—我等のサンチニケタン—』)。
わが創価池田女子大学は、21世紀の世界の教育界を照らしゆく旭日の大学です。
すべては、卒業生で決まります。貴大学から巣立った先輩たちは、すでに経済界、教育界、学術界など、多彩な分野で奮闘しています。
後に続く12期生の皆さんもまた、何があっても、強く、賢く、朗らかに、自分にしかない偉大な使命の花を、見事に咲き薫らせていっていただきたい。
そして、誇り高き創価池田女子大学の卒業生として、地域社会の発展と民衆の幸福のために、自分らしく堅実に、貢献していってください。
現実の社会は厳しく、常に変化の連続です。思うようにいかない日々もあるでしょう。
しかし、どんな逆境にあっても、「魂のふるさと」を持つ人は強い。「真実の友情」を持つ人は負けません。
貴国で誕生した仏法では「慈悲」を説きます。慈悲の「慈」は、サンスクリットで「マイトリー」、つまり「友情」を意味します。
また、慈悲の「悲」は、「悲しみを共にする」ことを指す「カルナー」などから訳されています。
すなわち、友の苦しみをわが苦しみとして、共に分かち合い、励まし合っていく——それこそが慈悲の精神であり、そこにこそ真実の友情があります。
どうか皆さんは、「魂のふるさと」である母校を最大の誉れとし、同窓の絆を最高に光り輝かせながら、一生涯、共に手を携えて進みゆく「良き学友」「良き姉妹」であっていただきたい。そして、一日また一日、一年また一年、自分らしくベストを尽くし、再び全員で、青春の母校に凱旋しようではありませんか!
結びに、タゴールの詩の一節を贈り、祝福のメッセージとします。「友たちよ、足を止めてはならない」「夜の闇路をとおりぬけ、われらは 皓々とかがやく光の王国へと前進するのだ」「行け、盟友らよ!」(森本達雄訳「御子」『タゴール著作集』第二巻所収)
深き縁で結ばれた皆さん方の前途に、栄光あれ! 勝利あれ! 幸福あれ!
「日蓮が一門は
師子の吼るなり」
我らの言論こそ
立正安国の師子吼だ。
勇敢に語り切れ!
2015年04月20日
最蓮房御返事 P1343
『我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし、我等が弟子檀那とならん人は一歩を行かずして天竺の霊山を見本有の寂光土へ昼夜に往復し給ふ』
◇人生の座標
母親の生き方で決まります。心の奥の奥に刻み込まれた、親の愛と生き方が、マグマのごとく、子どものエネルギー源となって、一生を支えていくと言えるのです。
☆100文字の幸福抄
「どうしてお母さんは
あんなに一生懸命なのだろう?」
「ああしている時のお母さんは
本当に楽しそうだな」と、
子どもは母親の表情や調子から敏感に感じ取る。
そうした呼吸のなかで、知らず知らずのうちに、
生き方の骨格が築かれていくのだ。
☆インド・創価池田女子大学第12回卒業式 SGI会長夫妻のメッセージ
大いなる希望の大空へと羽ばたきゆく、栄光の12期生の皆さん!
晴れのご卒業、誠におめでとうございます。ご家族の方々にも、心からのお祝いと、お喜びを申し上げます。
大切な皆さんが、この3年間、どれほど真剣に、日々の学問と、自身の練磨に挑戦してこられたか——私と妻は、誉れある創価池田女子大学の家族として、その尊き「努力の便り」を、何よりも嬉しく伺ってきました。
最終試験で優秀な成績を収められたことも、詳しく聞いております。本当におめでとうございます。その勝利の陰には、皆さんの成長を信じ、励まし続けてくださった先生方の限りない薫陶があったことも、よく存じ上げております。
尊敬するクマナン議長、デヴィ学長をはじめ教職員の方々に、私は妻と、最大の賞讃の拍手を贈り、心から感謝申し上げます。誠に誠にありがとうございました。
開学から15年目——貴大学の英知と福徳の連帯は、今や、在学生を含め、4,000人の黄金のスクラムとなりました。この佳節に、卒業生による「同窓会」が結成されることは、何と意義深いことでしょうか。
愛する母校を卒業生が守り、支え、発展させ、そして後輩の成長のために尽くしていく——これほど美しく、これほど気高い人間共和の世界はありません。ここに、人間教育の永遠に尽きることのないロマンがあり、希望があります。
創価教育の父である牧口常三郎先生は「"青は藍より出でて藍より青し"、これが創価教育の特色である」と語られました。
貴国は古来、インド藍の産地としても有名です。
染物などに使われる藍色の染料は、藍の葉から取られます。そして、何度も染められていくうちに、もとの藍の色より、もっと鮮やかな青へと変わっていきます。それと同じように、学生は教えを受けた先生に深く感謝しながら、先生を越え、限りない成長を目指して、さらなる努力を重ねていく。
そして卒業生もまた、後に続く後輩の成長と勝利を願いながら、現実の社会において、未来の道を開いていく。ここに、私たち創価教育の同窓の精神もあると信じます。
思えば、帰国の詩聖タゴールが創立したタゴール国際大学の出身者たちも、深き母校愛の絆で結ばれていました。
卒業生は世界各国で活躍し、日本からのある留学生は、20年ぶりに母校を訪れ、同窓会に参加した喜び、そして皆で肩をゆすって校歌を歌い上げた感激を鮮明に綴(つづ)り残しています(平等通昭著『タゴールの学園—我等のサンチニケタン—』)。
わが創価池田女子大学は、21世紀の世界の教育界を照らしゆく旭日の大学です。
すべては、卒業生で決まります。貴大学から巣立った先輩たちは、すでに経済界、教育界、学術界など、多彩な分野で奮闘しています。
後に続く12期生の皆さんもまた、何があっても、強く、賢く、朗らかに、自分にしかない偉大な使命の花を、見事に咲き薫らせていっていただきたい。
そして、誇り高き創価池田女子大学の卒業生として、地域社会の発展と民衆の幸福のために、自分らしく堅実に、貢献していってください。
現実の社会は厳しく、常に変化の連続です。思うようにいかない日々もあるでしょう。
しかし、どんな逆境にあっても、「魂のふるさと」を持つ人は強い。「真実の友情」を持つ人は負けません。
貴国で誕生した仏法では「慈悲」を説きます。慈悲の「慈」は、サンスクリットで「マイトリー」、つまり「友情」を意味します。
また、慈悲の「悲」は、「悲しみを共にする」ことを指す「カルナー」などから訳されています。
すなわち、友の苦しみをわが苦しみとして、共に分かち合い、励まし合っていく——それこそが慈悲の精神であり、そこにこそ真実の友情があります。
どうか皆さんは、「魂のふるさと」である母校を最大の誉れとし、同窓の絆を最高に光り輝かせながら、一生涯、共に手を携えて進みゆく「良き学友」「良き姉妹」であっていただきたい。そして、一日また一日、一年また一年、自分らしくベストを尽くし、再び全員で、青春の母校に凱旋しようではありませんか!
結びに、タゴールの詩の一節を贈り、祝福のメッセージとします。「友たちよ、足を止めてはならない」「夜の闇路をとおりぬけ、われらは 皓々とかがやく光の王国へと前進するのだ」「行け、盟友らよ!」(森本達雄訳「御子」『タゴール著作集』第二巻所収)
深き縁で結ばれた皆さん方の前途に、栄光あれ! 勝利あれ! 幸福あれ!
2015.04.19 わが友に贈る
さあ今日も対話を!
人間主義の哲学を
堂々と語り抜こう。
時代を創るのは
勇気と確信の声だ!
上野殿御返事 P1565
『しばらくの苦こそ候ともついにはたのしかるべし、国王一人の太子のごとしいかでか位につかざらんとおぼしめし候へ』
◇人生の座標
常に一生懸命に生きることです。子どもは、その母の姿を見て育ちます。
言葉ではない。いくら、きれいごとを言っても、生き方が伴わなければ、言うことを聞くわけがない。
☆100文字の幸福抄
生命の尊厳といっても、
決して特別なことではない。
命を守り抜く母の心、
子を慈しみ育む母の振る舞いこそが、
最良の手本であり、無上の鏡である。
地球社会を明るく照らす生命尊重の光も、
母という太陽から生まれる。
☆新時代を駆ける 第13回 前進! 不屈の団結の力で
武蔵野の春の光にあふれた東京・八王子の天地を、私は妻と共に訪れた(9日)。大学のキャンパスでは、植樹から40年の年輪を刻んだ、日中友好を謳う「周桜」を仰ぎ見た。向学の息吹に燃える新入生にもお会いした。若き皆さんの凛々しい心意気が頼もしかった。
創大も、短大も、世界市民の最高学府として、目を見張る大発展の姿が、うれしい限りだ。
百花瞭乱の人材城を、創価教育の先師・牧□先生、恩師・戸田先生が、どれほど喜ばれることか。
恩師は、後継の友が成長し、勝利することを、一番、楽しみにされた。私も同じ気持ちだ。
わが胸に恩師の声が響く。
「我らは勝つために生まれてきた。途中に何かあろうが、最後に勝て! 断じて勝て! 最後に勝てば、全部、勝利なのだ」
愛する君よ、貴女よ、使命の青春を勝利の歴史で飾れ!
広宣流布の闘士の殿堂・東京牧口記念会館では、日本と世界の全同志に、和楽あれ、ご多幸あれ、勝利輝けと祈念した。
広場にある、馬上の若きナポレオン像の台座には、彼の言葉が記されている。
「世界には二つの力しかない。『剣』と『精神』の力である。そして最後は『精神』が必ず『剣』に打ち勝つ」と。
一切に打ち勝つ究極の精神の力が、信心である。
日蓮大聖人は『力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』(P1361、「諸法実相抄」)と仰せになられた。皆が力を出し切り、正義と真実を語り切っていこう。
それが全て自他共の幸福の種となる。時代を変え、諸天を動かし、功徳の花を咲かせる。
苦難と真正面からぶつかって、題目を唱え切るのだ。苦しみが大きいほど、その後にくる楽しみも大きい。どんな時も、勇気ある信心を貫く人が、勝利者だ。
進もう、不屈の団結の力で!
人間主義の哲学を
堂々と語り抜こう。
時代を創るのは
勇気と確信の声だ!
上野殿御返事 P1565
『しばらくの苦こそ候ともついにはたのしかるべし、国王一人の太子のごとしいかでか位につかざらんとおぼしめし候へ』
◇人生の座標
常に一生懸命に生きることです。子どもは、その母の姿を見て育ちます。
言葉ではない。いくら、きれいごとを言っても、生き方が伴わなければ、言うことを聞くわけがない。
☆100文字の幸福抄
生命の尊厳といっても、
決して特別なことではない。
命を守り抜く母の心、
子を慈しみ育む母の振る舞いこそが、
最良の手本であり、無上の鏡である。
地球社会を明るく照らす生命尊重の光も、
母という太陽から生まれる。
☆新時代を駆ける 第13回 前進! 不屈の団結の力で
武蔵野の春の光にあふれた東京・八王子の天地を、私は妻と共に訪れた(9日)。大学のキャンパスでは、植樹から40年の年輪を刻んだ、日中友好を謳う「周桜」を仰ぎ見た。向学の息吹に燃える新入生にもお会いした。若き皆さんの凛々しい心意気が頼もしかった。
創大も、短大も、世界市民の最高学府として、目を見張る大発展の姿が、うれしい限りだ。
百花瞭乱の人材城を、創価教育の先師・牧□先生、恩師・戸田先生が、どれほど喜ばれることか。
恩師は、後継の友が成長し、勝利することを、一番、楽しみにされた。私も同じ気持ちだ。
わが胸に恩師の声が響く。
「我らは勝つために生まれてきた。途中に何かあろうが、最後に勝て! 断じて勝て! 最後に勝てば、全部、勝利なのだ」
愛する君よ、貴女よ、使命の青春を勝利の歴史で飾れ!
広宣流布の闘士の殿堂・東京牧口記念会館では、日本と世界の全同志に、和楽あれ、ご多幸あれ、勝利輝けと祈念した。
広場にある、馬上の若きナポレオン像の台座には、彼の言葉が記されている。
「世界には二つの力しかない。『剣』と『精神』の力である。そして最後は『精神』が必ず『剣』に打ち勝つ」と。
一切に打ち勝つ究極の精神の力が、信心である。
日蓮大聖人は『力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』(P1361、「諸法実相抄」)と仰せになられた。皆が力を出し切り、正義と真実を語り切っていこう。
それが全て自他共の幸福の種となる。時代を変え、諸天を動かし、功徳の花を咲かせる。
苦難と真正面からぶつかって、題目を唱え切るのだ。苦しみが大きいほど、その後にくる楽しみも大きい。どんな時も、勇気ある信心を貫く人が、勝利者だ。
進もう、不屈の団結の力で!
2015年4月18日土曜日
2015.04.18 わが友に贈る
民衆の前進あるところ
決意と歓喜の歌あり!
誉れの同志と
学会歌を響かせながら
感激の劇を共々に!
佐渡御書 P957
『正法は一字一句なれども時機に叶いぬれば必ず得道なるべし千経万論を習学すれども時機に相違すれば叶う可らず』
◇人生の座標
女性は、偉大なる現実主義者である。現実に敏感なのは、身近な家庭のこと、子育てのこと、家計のやりくりなど、ことに女性の双肩にかかってくるからであろう。時代の激動に苦しむのも女性であり、社会の激浪を日常的にかぶるのも女性に違いない。
それだけに、正しいものを正しいと見定め、美しいものを美しいと直感していけるのは、女性の特質たる智慧である。こうした「真の教養」を備えた女性が二十一世紀の主役になったとき、「平和と文化の新時代」が訪れるのであろう。
☆100文字の幸福抄
深い愛情で結ばれた
家庭の絆は、何ものにも崩されない。
人間を強くし、正しき方向へと導いてくれる。
その家庭の絆こそが、
人生におけるどんな試練も耐え抜いて、
夢や理想を実現しゆく
勇気を贈ってくれる心の大地となる。
☆創価学園入学式へのメッセージ
今朝も、私のことろへ、日本全国の多くの友から、また世界の教育界をはじめ識者の方々から、わが創価学園の入学式に祝福の声が寄せられています。
世界のいずこの学校にもまして、希望に燃え、決意をみなぎらせて、学びの門をくぐられた新入生の皆さん、ご入学、本当におめでとうございます。
私は、皆さん一人ひとりの凛々しき瞳を見つめ、熱い血潮の手を握りしめる思いで、晴れの門出をお祝いしております。
かけがえのない宝の英才のお子様を、深い深い志をもって学園に送り出してくださった保護者の皆様、ご家族の皆様方、誠に誠に、ありがとうございます。
そして、私の心を心として、一段と清新なスクラムで学園生を育んでくださる教員の先生方、職員の方々、新年度も、どうか、万事よろしくお願いいたします。
温かく見守ってくださっている、ご来賓の皆様にも、心より御礼を申し上げます。
私が、師匠である戸田城聖先生の後を継いで、一切の指揮を執り始めたのは、1960年のことです。
私が真っ先に手を打ったことは何か。それは、創価学園の創立です。未来へ限りない人材の流れを創ることこそが、何より重要だからです。
この年の4月、私は妻と学園の建設候補地を視察し、準備を進めました。
それから55年——。かくも堂々たる創価学園の大発展を、いったい誰が想像できたでしょうか。文部科学省からの「スーパーグローバルハイスクール(関西校)、「スーパーグローバルハイスクール アソシエイト」(東京校)の選出も、皆さんの学びの環境が、ますます充実していく象徴です。
この誉れの学園で学ぶ秀才の皆さんに、三点、はなむけの言葉を贈ります。
第一に、「若き正義の太陽と勝ち光れ」と申し上げたい。
私は、ブラジルの天文学者・モウラン博士と、人間は誰もが宇宙の星々のように、自分の生命を輝かせ、社会を照らしていく存在であると、語り合いました。
その偉大な光を放つために、無限のエネルギーを蓄えるのが、学園生活です。
モウラン博士は、「たくさんの知識をもっていても、何のためにその知識を使うのかという理念、つまり知恵がなければ、人びとに幸福をもたらすことはできません」と強調されました。
東西両校を訪問された博士が讃えてくださっているように、わが学園には「何のために」という明確な正義の理念があり、人びとを幸福に導く知恵があります。
私が毎日、必ず聞いている東西学園の校歌にも、「英知をみがくは 何のため」「君よ正義を 学びゆけ」と歌われている通りです。
正義の軌道をまっしぐらに進みゆく時、青年の生命は、最も明るく、最も強く、輝きます。
皆さんは学びに学び、朗らかな正義の太陽と勝ち光っていただきたい。そして、人類に幸福を、世界に平和をもたらしゆく、大いなる英知の光を赫々と放つ存在になっていただきたいのであります。
第二に、「身近な足元から努力の一歩を踏み出せ」と呼びかけたい。
"身近な足元から実践を""大地を踏みしめて一歩一歩進め"——これは、私たち創価教育の父である牧口常三郎先生の教えでした。
皆さんの心にも、さまざまな夢や目標がふくらんでいることでしょう。だからこそ大事なのは、一日一日、地に足の着いた、一歩前進の努力を続ける勇気です。
努力は決して裏切らない。頑張ったのに思うような結果が出ない、悔しい時もある。しかし、それでも努力をやめない人が必ず勝つ。もがきながら1ミリでも前に進む。苦しくても、あと5分、努力する。その人が最後の勝利をつかみます。
第三に申し上げたいのは、「失敗を恐れず負けじ魂で朗らかに」ということです。
目と耳と口の三重苦を乗り越えて人類に貢献した女性ヘレン・ケラーは、恩師・サリバン先生の教えを抱きしめて、挑戦を貫きました。"何が起こっても、何度失敗してもいいから、また始めることです"と。
学園の負けじ魂も、また同じです。
ちょうど戦争が終わった年、今の皆さんと同じ年代の私は、部屋に二つの言葉を書いて飾りました。
一つは「波浪は障害にあうごとに、その頑固の度を増す」。そして、もう一つは「艱難に勝る教育なし」です。
私は、この不撓不屈の負けじ魂で、「戦争と暴力の世紀」から「平和と生命尊厳の世紀」を目指し、70年間、走って走って走り抜いて、全世界に道を開いてきました。この道に躍り出るのが、私の後継の世界市民である君たち学園生です。
あと2年で、創価学園は創立50周年という、大きな佳節を迎えます。その時、新入生の皆さんは、それぞれ、中学・高校の最上学年の3年生となっています。皆さんの3年間は、いやまして未来永劫に輝きわたる歴史となるのです。
さあ、今日から、共々に、新たな学園の黄金時代を築く大行進を開始しよう!
私は「負けじ魂ここにあり」の歌を、いつも皆さんと一緒に口ずさんでいます。毎日毎日、皆さんの健康と無事故、そして大成長と大勝利を祈り抜いています。
どうか、聡明な皆さんは、親孝行を忘れずにお願いします。
終わりに──
正義王
また努力博士と
きみ光れ
私の命よ
世界の希望よ
と贈り、私のメッセージといたします。
決意と歓喜の歌あり!
誉れの同志と
学会歌を響かせながら
感激の劇を共々に!
佐渡御書 P957
『正法は一字一句なれども時機に叶いぬれば必ず得道なるべし千経万論を習学すれども時機に相違すれば叶う可らず』
◇人生の座標
女性は、偉大なる現実主義者である。現実に敏感なのは、身近な家庭のこと、子育てのこと、家計のやりくりなど、ことに女性の双肩にかかってくるからであろう。時代の激動に苦しむのも女性であり、社会の激浪を日常的にかぶるのも女性に違いない。
それだけに、正しいものを正しいと見定め、美しいものを美しいと直感していけるのは、女性の特質たる智慧である。こうした「真の教養」を備えた女性が二十一世紀の主役になったとき、「平和と文化の新時代」が訪れるのであろう。
☆100文字の幸福抄
深い愛情で結ばれた
家庭の絆は、何ものにも崩されない。
人間を強くし、正しき方向へと導いてくれる。
その家庭の絆こそが、
人生におけるどんな試練も耐え抜いて、
夢や理想を実現しゆく
勇気を贈ってくれる心の大地となる。
☆創価学園入学式へのメッセージ
今朝も、私のことろへ、日本全国の多くの友から、また世界の教育界をはじめ識者の方々から、わが創価学園の入学式に祝福の声が寄せられています。
世界のいずこの学校にもまして、希望に燃え、決意をみなぎらせて、学びの門をくぐられた新入生の皆さん、ご入学、本当におめでとうございます。
私は、皆さん一人ひとりの凛々しき瞳を見つめ、熱い血潮の手を握りしめる思いで、晴れの門出をお祝いしております。
かけがえのない宝の英才のお子様を、深い深い志をもって学園に送り出してくださった保護者の皆様、ご家族の皆様方、誠に誠に、ありがとうございます。
そして、私の心を心として、一段と清新なスクラムで学園生を育んでくださる教員の先生方、職員の方々、新年度も、どうか、万事よろしくお願いいたします。
温かく見守ってくださっている、ご来賓の皆様にも、心より御礼を申し上げます。
私が、師匠である戸田城聖先生の後を継いで、一切の指揮を執り始めたのは、1960年のことです。
私が真っ先に手を打ったことは何か。それは、創価学園の創立です。未来へ限りない人材の流れを創ることこそが、何より重要だからです。
この年の4月、私は妻と学園の建設候補地を視察し、準備を進めました。
それから55年——。かくも堂々たる創価学園の大発展を、いったい誰が想像できたでしょうか。文部科学省からの「スーパーグローバルハイスクール(関西校)、「スーパーグローバルハイスクール アソシエイト」(東京校)の選出も、皆さんの学びの環境が、ますます充実していく象徴です。
この誉れの学園で学ぶ秀才の皆さんに、三点、はなむけの言葉を贈ります。
第一に、「若き正義の太陽と勝ち光れ」と申し上げたい。
私は、ブラジルの天文学者・モウラン博士と、人間は誰もが宇宙の星々のように、自分の生命を輝かせ、社会を照らしていく存在であると、語り合いました。
その偉大な光を放つために、無限のエネルギーを蓄えるのが、学園生活です。
モウラン博士は、「たくさんの知識をもっていても、何のためにその知識を使うのかという理念、つまり知恵がなければ、人びとに幸福をもたらすことはできません」と強調されました。
東西両校を訪問された博士が讃えてくださっているように、わが学園には「何のために」という明確な正義の理念があり、人びとを幸福に導く知恵があります。
私が毎日、必ず聞いている東西学園の校歌にも、「英知をみがくは 何のため」「君よ正義を 学びゆけ」と歌われている通りです。
正義の軌道をまっしぐらに進みゆく時、青年の生命は、最も明るく、最も強く、輝きます。
皆さんは学びに学び、朗らかな正義の太陽と勝ち光っていただきたい。そして、人類に幸福を、世界に平和をもたらしゆく、大いなる英知の光を赫々と放つ存在になっていただきたいのであります。
第二に、「身近な足元から努力の一歩を踏み出せ」と呼びかけたい。
"身近な足元から実践を""大地を踏みしめて一歩一歩進め"——これは、私たち創価教育の父である牧口常三郎先生の教えでした。
皆さんの心にも、さまざまな夢や目標がふくらんでいることでしょう。だからこそ大事なのは、一日一日、地に足の着いた、一歩前進の努力を続ける勇気です。
努力は決して裏切らない。頑張ったのに思うような結果が出ない、悔しい時もある。しかし、それでも努力をやめない人が必ず勝つ。もがきながら1ミリでも前に進む。苦しくても、あと5分、努力する。その人が最後の勝利をつかみます。
第三に申し上げたいのは、「失敗を恐れず負けじ魂で朗らかに」ということです。
目と耳と口の三重苦を乗り越えて人類に貢献した女性ヘレン・ケラーは、恩師・サリバン先生の教えを抱きしめて、挑戦を貫きました。"何が起こっても、何度失敗してもいいから、また始めることです"と。
学園の負けじ魂も、また同じです。
ちょうど戦争が終わった年、今の皆さんと同じ年代の私は、部屋に二つの言葉を書いて飾りました。
一つは「波浪は障害にあうごとに、その頑固の度を増す」。そして、もう一つは「艱難に勝る教育なし」です。
私は、この不撓不屈の負けじ魂で、「戦争と暴力の世紀」から「平和と生命尊厳の世紀」を目指し、70年間、走って走って走り抜いて、全世界に道を開いてきました。この道に躍り出るのが、私の後継の世界市民である君たち学園生です。
あと2年で、創価学園は創立50周年という、大きな佳節を迎えます。その時、新入生の皆さんは、それぞれ、中学・高校の最上学年の3年生となっています。皆さんの3年間は、いやまして未来永劫に輝きわたる歴史となるのです。
さあ、今日から、共々に、新たな学園の黄金時代を築く大行進を開始しよう!
私は「負けじ魂ここにあり」の歌を、いつも皆さんと一緒に口ずさんでいます。毎日毎日、皆さんの健康と無事故、そして大成長と大勝利を祈り抜いています。
どうか、聡明な皆さんは、親孝行を忘れずにお願いします。
終わりに──
正義王
また努力博士と
きみ光れ
私の命よ
世界の希望よ
と贈り、私のメッセージといたします。
2015年4月17日金曜日
2015.04.17 わが友に贈る
本部長・婦人部本部長の
尊き奮闘に感謝!
誠実が皆の心を動かし
真剣が勇気を送る。
祈りを根本に名指揮を!
妙法尼御前御返事 P1403
『百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる』
◇人生の座標
母親が自信をもって、生き生きと人生を歩んでいく。希望に向かって、朗らかに成長していく−−。
その輝く姿こそが、子どもに生きる原動力を与え、子どもの素晴らしい可能性を育む"大地"となっていくのです。
☆100文字の幸福抄
詩とは何より
心の世界の真実である。
季節のわずかな変化にも美を発見できること。
困っている人を見たら、
すぐに身体が動くこと。
そうした姿は、言葉以上に豊かに
子どもたちの心を育むに違いない。
☆創価小学校入学式へのメッセージ
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!
ようこそ、わが創価小学校に来てくれました。私は、ずっとたのしみにまっていました。ご家族のみなさまにも、心からお祝いを申し上げます。
きょう、入学したみなさんは、一人ものこらず「太陽の子」です。創価小学校は、みなさんの心の太陽を、かぎりなく輝かせていく学校です。
きょうは、三つの約束をしましょう。
一つめは、「勇気の太陽をもとう!」です。
朝、早く起きて学校に行くことも勇気です。これからは、夜は早く寝て、通学もがんばってください。にがてなことも、勇気をもってチャレンジすれば、必ず少しずつ、できるようになっていきます。
二つめは、「えがおの太陽をもとう!」です。
朝は、元気よく「おはよう!」とあいさつして、出発しましょう。明るいえがおであいさつができる人には、お友だちがたくさんできます。また、しんせつにしてくれた方には、「ありがとう!」といえる人になってください。
三つめは、「学びの太陽をもとう!」です。
「なぜだろう?」「ふしぎだな!」「知りたいな!」と思うきもちを大切にして、本をたくさん読んでください。よい本は心のごちそうです。本をひらけば、どこへでも飛んでいって、ワクワク、ドキドキする冒険もできます。
みなさんには、すばらしい「ロマン図書館」(東京小)、「ノーベル図書館」(関西小)もあります。たのしい心の旅を、思うぞんぶん、かけめぐってほしいのです。
私は、みなさんが6年間、健康で学校にかよいとおして、りっぱに成長することを、ずっとずっと、しんけんに祈り、見まもっていきます。
卒業するときには、全員が、自分らしく努力の"金メダル"を勝ちとって、お父さん、お母さんに、心からよろこんでもらえるようになってください。
大好きな新入生、万歳! 大好きな創価小学校、万歳!
尊き奮闘に感謝!
誠実が皆の心を動かし
真剣が勇気を送る。
祈りを根本に名指揮を!
妙法尼御前御返事 P1403
『百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる』
◇人生の座標
母親が自信をもって、生き生きと人生を歩んでいく。希望に向かって、朗らかに成長していく−−。
その輝く姿こそが、子どもに生きる原動力を与え、子どもの素晴らしい可能性を育む"大地"となっていくのです。
☆100文字の幸福抄
詩とは何より
心の世界の真実である。
季節のわずかな変化にも美を発見できること。
困っている人を見たら、
すぐに身体が動くこと。
そうした姿は、言葉以上に豊かに
子どもたちの心を育むに違いない。
☆創価小学校入学式へのメッセージ
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!
ようこそ、わが創価小学校に来てくれました。私は、ずっとたのしみにまっていました。ご家族のみなさまにも、心からお祝いを申し上げます。
きょう、入学したみなさんは、一人ものこらず「太陽の子」です。創価小学校は、みなさんの心の太陽を、かぎりなく輝かせていく学校です。
きょうは、三つの約束をしましょう。
一つめは、「勇気の太陽をもとう!」です。
朝、早く起きて学校に行くことも勇気です。これからは、夜は早く寝て、通学もがんばってください。にがてなことも、勇気をもってチャレンジすれば、必ず少しずつ、できるようになっていきます。
二つめは、「えがおの太陽をもとう!」です。
朝は、元気よく「おはよう!」とあいさつして、出発しましょう。明るいえがおであいさつができる人には、お友だちがたくさんできます。また、しんせつにしてくれた方には、「ありがとう!」といえる人になってください。
三つめは、「学びの太陽をもとう!」です。
「なぜだろう?」「ふしぎだな!」「知りたいな!」と思うきもちを大切にして、本をたくさん読んでください。よい本は心のごちそうです。本をひらけば、どこへでも飛んでいって、ワクワク、ドキドキする冒険もできます。
みなさんには、すばらしい「ロマン図書館」(東京小)、「ノーベル図書館」(関西小)もあります。たのしい心の旅を、思うぞんぶん、かけめぐってほしいのです。
私は、みなさんが6年間、健康で学校にかよいとおして、りっぱに成長することを、ずっとずっと、しんけんに祈り、見まもっていきます。
卒業するときには、全員が、自分らしく努力の"金メダル"を勝ちとって、お父さん、お母さんに、心からよろこんでもらえるようになってください。
大好きな新入生、万歳! 大好きな創価小学校、万歳!
2015年4月16日木曜日
2015.04.16 わが友に贈る
友の悩みに耳を傾け
温かな声掛けを!
励ましは勇気の母だ。
希望の泉だ。
幸福への原動力だ。
佐渡御書 P961
『日蓮御房は師匠にておはせども余にこはし我等はやはらかに法華経を弘むべしと云んは螢火が日月をわらひ蟻塚が華山を下し井江が河海をあなづり烏鵲が鸞鳳をわらふなるべしわらふなるべし』
◇人生の座標
偉大な母であるか否かは、「子どもを思う心」の深さ、大きさで決まります。本当に大変なときに、子どものために何をしてあげられるかです。
☆100文字の幸福抄
子どもは親の所有物ではない。
社会を構成する一個の人格として、
愛情豊かに
育んでいかなければならない。
子どもの主体性、自主性を見守りながら、
健やかに伸ばしていけるように
配慮していくことが根本である。
☆札幌創価幼稚園入園式 創立者がメッセージ
北海道・札幌創価幼稚園の第40回入園式が8日、同園の王子王女ホールで開かれた。
青空が広がったこの日、ワクワクとドキドキを胸いっぱいにふくらませ、家族と共に登園してきた園児たち。互いに"新しいお友だち"となる年少・年長の新入園児100人が、手拍子に合わせてホールに入場した。
在園児の代表が「お友だちをたくさんつくって、なかよくあそびましょう」とあいさつし、角内園長が創立者のメッセージを紹介。その中で創立者は、「元気にあいさつしよう」「お友だちとなかよくしよう」「たのしく、たくさん学ぼう」との「三つのやくそく」を呼び掛けた。
その後、園児たちは紙芝居などを楽しみ、夢と希望あふれる幼稚園生活をスタートさせた。
温かな声掛けを!
励ましは勇気の母だ。
希望の泉だ。
幸福への原動力だ。
佐渡御書 P961
『日蓮御房は師匠にておはせども余にこはし我等はやはらかに法華経を弘むべしと云んは螢火が日月をわらひ蟻塚が華山を下し井江が河海をあなづり烏鵲が鸞鳳をわらふなるべしわらふなるべし』
◇人生の座標
偉大な母であるか否かは、「子どもを思う心」の深さ、大きさで決まります。本当に大変なときに、子どものために何をしてあげられるかです。
☆100文字の幸福抄
子どもは親の所有物ではない。
社会を構成する一個の人格として、
愛情豊かに
育んでいかなければならない。
子どもの主体性、自主性を見守りながら、
健やかに伸ばしていけるように
配慮していくことが根本である。
☆札幌創価幼稚園入園式 創立者がメッセージ
北海道・札幌創価幼稚園の第40回入園式が8日、同園の王子王女ホールで開かれた。
青空が広がったこの日、ワクワクとドキドキを胸いっぱいにふくらませ、家族と共に登園してきた園児たち。互いに"新しいお友だち"となる年少・年長の新入園児100人が、手拍子に合わせてホールに入場した。
在園児の代表が「お友だちをたくさんつくって、なかよくあそびましょう」とあいさつし、角内園長が創立者のメッセージを紹介。その中で創立者は、「元気にあいさつしよう」「お友だちとなかよくしよう」「たのしく、たくさん学ぼう」との「三つのやくそく」を呼び掛けた。
その後、園児たちは紙芝居などを楽しみ、夢と希望あふれる幼稚園生活をスタートさせた。
2015年4月15日水曜日
2015.04.15 わが友に贈る
豊かな経験を持つ
副役職の皆様の活躍が
広布前進の力だ。
わが使命の舞台で
悔いなき歴史を綴れ!
経王殿御返事 P1124
『此の曼荼羅能く能く信ぜさせ給うべし、南無妙法蓮華経は師子吼の如しいかなる病さはりをなすべきや』
◇人生の座標
「母」の真剣な愛は、人生の重大な岐路で、必ず活きる。困難なときであればあるほど、子に生きる力を与えずにおかない。
☆100文字の幸福抄
子どもとの信頼をコツコツと築き、
無限の可能性の大地を、
力強く、時に優しく耕していく。
その愛情こそが、何十年か先に、
必ず大きな花を咲かせていく。
時間を超えて偉大な力を発揮させていくのが、
教育であり、家庭の力である。
☆新時代を駆ける 第12回 永遠に崩れぬ人材の大城を
人をつくることだ。青年こそ未来だ。一切は人で決まる。
戸田先生は言われた。「苦労しない人間に、いったい何ができるか。だから、なんでもやっておくことだよ」
今の労苦が一生の宝となる。なかんずく広宣流布のために悪戦苦闘することは、最極の『今生人界の思出』(P467、「持妙法華問答抄」)となり、無量無辺の福運となる。
戸田先生の祥月命日の2日、私は恩師記念会館で勤行・唱題し、追善の祈りを捧げた。戦時中、命がけで立正安国の大願を貫かれた牧口先生、戸田先生を偲び、平和の誓いを新たにした。
師と共に戦う。師のごとく戦う。ここに学会の原点がある。
師弟の魂を、私は小説『人間革命』に留めた。執筆してきた原稿の綴りの表紙に、こう記した。
「死身弘法 不惜身命 此の心 学会精神なり」
「昭和54年4月2日」との日付と共に。
最も苦しんだ民衆が最も幸福に輝く社会を築くため、我らは行動する。どんなに厳しい試練があろうと、一歩も退かない。
逆境に挑む中でこそ、一人一人が師子に育っていくのだ。
地域へ、世界へ、金剛不壊の信念の人材の波をつくることが希望の未来を開くのである。
かつて私は、恩師の誕生日に和歌を捧げた。
「関西に 今築きゆく 錦州城 永遠に崩れぬ 魔軍抑えて」
今再び、永遠に崩れぬ大城を築き、そびえ立たせるのだ。
御書に『いかなる事ありとも・すこしもたゆ(弛)む事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし』(P1090、「兵衛志殿御返事」)と仰せである。戦いは、最後まで執念で攻め抜いた方が勝つ。
地涌の菩薩の大使命を胸に、勇敢に正義を語り切るのだ。
我らには「絶対勝利の信心」がある。今こそ学会精神を燃え上がらせて、皆が青年の心で前進しよう!
副役職の皆様の活躍が
広布前進の力だ。
わが使命の舞台で
悔いなき歴史を綴れ!
経王殿御返事 P1124
『此の曼荼羅能く能く信ぜさせ給うべし、南無妙法蓮華経は師子吼の如しいかなる病さはりをなすべきや』
◇人生の座標
「母」の真剣な愛は、人生の重大な岐路で、必ず活きる。困難なときであればあるほど、子に生きる力を与えずにおかない。
☆100文字の幸福抄
子どもとの信頼をコツコツと築き、
無限の可能性の大地を、
力強く、時に優しく耕していく。
その愛情こそが、何十年か先に、
必ず大きな花を咲かせていく。
時間を超えて偉大な力を発揮させていくのが、
教育であり、家庭の力である。
☆新時代を駆ける 第12回 永遠に崩れぬ人材の大城を
人をつくることだ。青年こそ未来だ。一切は人で決まる。
戸田先生は言われた。「苦労しない人間に、いったい何ができるか。だから、なんでもやっておくことだよ」
今の労苦が一生の宝となる。なかんずく広宣流布のために悪戦苦闘することは、最極の『今生人界の思出』(P467、「持妙法華問答抄」)となり、無量無辺の福運となる。
戸田先生の祥月命日の2日、私は恩師記念会館で勤行・唱題し、追善の祈りを捧げた。戦時中、命がけで立正安国の大願を貫かれた牧口先生、戸田先生を偲び、平和の誓いを新たにした。
師と共に戦う。師のごとく戦う。ここに学会の原点がある。
師弟の魂を、私は小説『人間革命』に留めた。執筆してきた原稿の綴りの表紙に、こう記した。
「死身弘法 不惜身命 此の心 学会精神なり」
「昭和54年4月2日」との日付と共に。
最も苦しんだ民衆が最も幸福に輝く社会を築くため、我らは行動する。どんなに厳しい試練があろうと、一歩も退かない。
逆境に挑む中でこそ、一人一人が師子に育っていくのだ。
地域へ、世界へ、金剛不壊の信念の人材の波をつくることが希望の未来を開くのである。
かつて私は、恩師の誕生日に和歌を捧げた。
「関西に 今築きゆく 錦州城 永遠に崩れぬ 魔軍抑えて」
今再び、永遠に崩れぬ大城を築き、そびえ立たせるのだ。
御書に『いかなる事ありとも・すこしもたゆ(弛)む事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし』(P1090、「兵衛志殿御返事」)と仰せである。戦いは、最後まで執念で攻め抜いた方が勝つ。
地涌の菩薩の大使命を胸に、勇敢に正義を語り切るのだ。
我らには「絶対勝利の信心」がある。今こそ学会精神を燃え上がらせて、皆が青年の心で前進しよう!
2015年4月14日火曜日
2015.04.14 わが友に贈る
使命の道を歩み出した
新社会人の友よ!
信頼を築く土台は
「さわやかな挨拶」だ。
強き生命力で光れ!
三沢抄 P148
『此の法門出現せば正法像法に論師人師の申せし法門は皆日出でて後の星の光巧匠の後に拙を知るなるべし、此の時には正像の寺堂の仏像僧等の霊験は皆きへうせて但此の大法のみ一閻浮提に流布すべしとみへて候、各各はかかる法門にちぎり有る人なればたのもしとをぼすべし』
◇人生の座標
時代は、女性の持つしなやかな創造力、優しさ、温かさ、人間味等が社会に反映されることを求めている。物や効率ばかりを追うような社会から、心の通う人間らしい社会に戻していくには、女性の力が不可欠なのである。
☆100文字の幸福抄
人生は、幸せになるためにある。
虚栄を張ったり、
背伸びをしたりする必要など、全くない。
人間は人間以上には、偉くなれないのだ。
ありのままに自分らしく、
人のため、社会のため、
行動する人生が最も美しい。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第20回� 桜花に誓う
文芸評論家の小林秀雄氏と、桜並木を共に散策し、語り合ったことも思い起こされる。
「人間」への透徹した眼を持つ方であった。
師ソクラテスを主人公とする膨大な著書で、弟子プラトンが示したことは、何であったか。
小林氏は、それを「どうあつても戦ふといふ精神」であり、これこそが「真の人間の刻印である」と論じておられた。
師弟とは、究極の人間の絆である。魂と魂の真の触発であり、交流だ。
なかんずく、広宣流布の誓願を分かち合い、どんな困難があろうとも戦い抜く師弟の絆ほど、尊く、強いものはないと、私は自負するのだ。
関西の創価学園では、「桜保存会」を中心とした学園生の「桜まつり」が地域でも親しまれている。日頃から学園を支え、お世話になっている近隣の方々などへの感謝を込めた花の宴である。
東京校の友情の池を飾る「学園桜」も、札幌創価幼稚園の園児たちと共に植えた「わが子桜」「王子桜・王女桜」も、希望の瞳に光り映えるに違いない。
そして今日、4月2日、「桜の城」と輝く創価大学キャンパスで、45回目の入学式が行われる。全員が英知の花、栄光の花を朗らかに咲かせゆけと、願ってやまない。
創価大学で私は、ロシアのゴルバチョフ氏(元ソ連大統領)夫妻とも、一緒に桜を植樹した。
ロシアの文豪チェーホフの戯曲『桜の園』を巡っての語らいも蘇る。
この作品では、人間らしい魂をなくした富豪らに翻弄される人びとと、どんな状況に陥ろうとも確固として信念を貫く青年トロフィーモフの生き方が描かれている。
青年は叫ぶ。
「人類は、この地上で望みうる限りの最高の真理、最高の幸福を目指して進んでいるが、僕はその最前列にいるんだ!」
だが——それを聞いた男が言う。
「行きつけるかな?」
それでも青年の心は揺るがない。
「行きついてみせる」
この誇り。この覚悟。この闘志。これこそ創価の青年の魂である。
我らが目指すもの——それは世界の平和であり、全民衆の幸福だ。そのために、人類の先頭に立って「立正安国」の旗を高く掲げ、地域広布の大道を開き進むのだ!
桜前線は、いよいよ新潟など信越・北陸を進み、福光の春を開く東北の地を包む。
勇気に燃えて、友情を広げる、私たちの躍進と呼応するかのように!
そして、北海道に達するのは今月下旬。札幌で見頃となるのは5月3日前後という。桜をこよなく愛された戸田先生の故郷である厚田の地も、それに続いて満開を迎えると予想されている。
さあ、我らもまた、わが愛する地域を幸と希望の桜花で包みゆこう!
対話の花を、あの友この友と咲かせゆこう!
「水魚の思」で結ばれた創価家族と共に、わが心の大地に福徳と歓喜の桜花を咲かせながら、勝利満開の「5月3日」を、晴れやかに迎えようではないか!
民衆の
凱歌の春を
断固して
万朶の桜と
功徳の花 咲け
新社会人の友よ!
信頼を築く土台は
「さわやかな挨拶」だ。
強き生命力で光れ!
三沢抄 P148
『此の法門出現せば正法像法に論師人師の申せし法門は皆日出でて後の星の光巧匠の後に拙を知るなるべし、此の時には正像の寺堂の仏像僧等の霊験は皆きへうせて但此の大法のみ一閻浮提に流布すべしとみへて候、各各はかかる法門にちぎり有る人なればたのもしとをぼすべし』
◇人生の座標
時代は、女性の持つしなやかな創造力、優しさ、温かさ、人間味等が社会に反映されることを求めている。物や効率ばかりを追うような社会から、心の通う人間らしい社会に戻していくには、女性の力が不可欠なのである。
☆100文字の幸福抄
人生は、幸せになるためにある。
虚栄を張ったり、
背伸びをしたりする必要など、全くない。
人間は人間以上には、偉くなれないのだ。
ありのままに自分らしく、
人のため、社会のため、
行動する人生が最も美しい。
☆随筆民衆凱歌の大行進 第20回� 桜花に誓う
文芸評論家の小林秀雄氏と、桜並木を共に散策し、語り合ったことも思い起こされる。
「人間」への透徹した眼を持つ方であった。
師ソクラテスを主人公とする膨大な著書で、弟子プラトンが示したことは、何であったか。
小林氏は、それを「どうあつても戦ふといふ精神」であり、これこそが「真の人間の刻印である」と論じておられた。
師弟とは、究極の人間の絆である。魂と魂の真の触発であり、交流だ。
なかんずく、広宣流布の誓願を分かち合い、どんな困難があろうとも戦い抜く師弟の絆ほど、尊く、強いものはないと、私は自負するのだ。
関西の創価学園では、「桜保存会」を中心とした学園生の「桜まつり」が地域でも親しまれている。日頃から学園を支え、お世話になっている近隣の方々などへの感謝を込めた花の宴である。
東京校の友情の池を飾る「学園桜」も、札幌創価幼稚園の園児たちと共に植えた「わが子桜」「王子桜・王女桜」も、希望の瞳に光り映えるに違いない。
そして今日、4月2日、「桜の城」と輝く創価大学キャンパスで、45回目の入学式が行われる。全員が英知の花、栄光の花を朗らかに咲かせゆけと、願ってやまない。
創価大学で私は、ロシアのゴルバチョフ氏(元ソ連大統領)夫妻とも、一緒に桜を植樹した。
ロシアの文豪チェーホフの戯曲『桜の園』を巡っての語らいも蘇る。
この作品では、人間らしい魂をなくした富豪らに翻弄される人びとと、どんな状況に陥ろうとも確固として信念を貫く青年トロフィーモフの生き方が描かれている。
青年は叫ぶ。
「人類は、この地上で望みうる限りの最高の真理、最高の幸福を目指して進んでいるが、僕はその最前列にいるんだ!」
だが——それを聞いた男が言う。
「行きつけるかな?」
それでも青年の心は揺るがない。
「行きついてみせる」
この誇り。この覚悟。この闘志。これこそ創価の青年の魂である。
我らが目指すもの——それは世界の平和であり、全民衆の幸福だ。そのために、人類の先頭に立って「立正安国」の旗を高く掲げ、地域広布の大道を開き進むのだ!
桜前線は、いよいよ新潟など信越・北陸を進み、福光の春を開く東北の地を包む。
勇気に燃えて、友情を広げる、私たちの躍進と呼応するかのように!
そして、北海道に達するのは今月下旬。札幌で見頃となるのは5月3日前後という。桜をこよなく愛された戸田先生の故郷である厚田の地も、それに続いて満開を迎えると予想されている。
さあ、我らもまた、わが愛する地域を幸と希望の桜花で包みゆこう!
対話の花を、あの友この友と咲かせゆこう!
「水魚の思」で結ばれた創価家族と共に、わが心の大地に福徳と歓喜の桜花を咲かせながら、勝利満開の「5月3日」を、晴れやかに迎えようではないか!
民衆の
凱歌の春を
断固して
万朶の桜と
功徳の花 咲け
2015年4月13日月曜日
2015.04.13 わが友に贈る
◇今週のことば
全同志の奮闘に最敬礼!
仏縁を広げた陰徳は
無限の陽報と輝く。
我らは地域と日本の光。
誇りも高く連続勝利へ!
2015年04月13日
一生成仏抄 P383
『仏の名を唱へ経巻をよみ華をちらし香をひねるまでも皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり』
◇人生の座標
私はつねづね「女性の幸福は四十代からが大事だ」と言ってきた。女性にとって、なにも青春時代のみが"花"なのではない。いくつになっても、自分らしく花開くことはできる。心にしっかりとした芯をもっている人は、時とともに輝いていく。
そのためにも、何か、自分を進歩させる目標を持つこと、さらに人のため、社会のために尽くしていくことが大切である、と思う。
☆100文字の幸福抄
漢字で「日に向かう葵(あおい)」と記されるヒマワリは、
欧州で「小さな太陽」と呼ばれ、
幸福のシンボルとなっている。
日輪と共に快活に胸を張り、
自らもまた太陽のように周囲を晴らしていく。
ヒマワリのような
笑顔の花を咲かせる人生でありたい。
☆創価大学・女子短大入学式へのメッセージ
桜花も、そして英才も爛漫と咲き薫る入学式、誠におめでとうございます!
日本列島の津々浦々から、そして世界22カ国・地域から、勇躍、集われた宝の皆さん方を、私は心待ちにしておりました。一人一人と、固い心の握手を交わしながら、希望みなぎる新出発を祝福しております。
大切な大切なお子様方を送り出してくださったご家族の皆様方にも、最大に感謝を申し上げます。
本日、創価大学は第45回の入学式を迎え、創価女子短大は開学から満30周年の佳節を飾りました。
短大からも、すでに1万人を超える、福智の女性リーダーが羽ばたき、各界で、また世界の各地で活躍されています、
卒業生のお子さん方も、父母の母校へ、勇んで入学される時代になり、感慨ひとしおです。
温かく見守ってくださっている、ご来賓の先生方にも、厚く御礼を申し上げます。
きょうは、新入生の皆さんといっしょに、この美しいキャンパスの桜並木を逍遥(しょうよう)しながら、語り合う思いで、三つの指針を贈ります。
第一に、「英知のシルクロードを喜び開け!」と申し上げたい。
本日の式典には、私が敬愛してやまない、ウズベキスタン共和国のクジーエフ元文化・スポーツ大臣ご夫妻が出席してくださっております。本当に、ようこそ、お越しくださいました。
クジーエフ先生にご尽力をいただき、ウズベキスタンが誇る民衆詩人ナワイーの像を、わが創大にお迎えできたのは、11年前のことでありました。
イスラム王朝の宰相として庶民のために尽くし、「中央アジアのゲーテ」とも謳われる、このシルクロードの大詩人ナワイーは、500年の歳月を超えて、私たちに呼び掛けてやみません。
「最も正しい道、英知の道を選ぶがよい。何事においても、英知をわが友とし、伴侶とみなすのだ」と。
まさしく「英知の道」こそ、人間が人間として、人間らしく生きゆく「正義の道」であります。
人生も社会も、生き生きとした学びの心を失ってしまうところから、停滞と慢心が生じ、混迷が深まる。そこに、暴力がはびこる温床もある。
その闇を豁然と打ち破っていく、新鮮なる英知と正義の光こそ、若き皆さんの探究なのです。
誇らしいことに、わが創大・短大には、建学の精神を体して、皆さんの求道に必ず全力で応えてくれる教員の先生方、職員の方々がそろっています。
どうか、この人間教育の最強学府で、「生涯、学び抜いていく持続の力」「知識を生かす知恵の力」「世界の動向を見極める洞察の力」「いかなる状況も勝ち開いていく哲学の力」を、大いに養ってください。これこそ「真の教養」といえましょう。
私がモスクワ大学の講演で「世界市民の心と心に燦然と輝く『精神のシルクロード』の確立を」と提唱して、今年で40年となります。
私自身、そのために、クジーエフ先生をはじめ最高峰の知性の方々と手を携えて、行動を貫いてきました。これからも、戦い続けます。
どうか、皆さんは、人類を結ぶ、この「精神のシルクロード」「英知のシルクロード」を、私と共に、さらに喜び開いていただきたいのであります。
第二に申し上げたいのは、「共生と創造の連帯を勝ち広げよ!」ということです。
このほど、創大の工学部が「理工学部」へと発展し、新たに「共生創造理工学科」が開設されました。
数学の天才でもあった、わが師・戸田城聖先生が、この躍進をどれほど喜んでくださるか。今朝も、私は先生の笑顔を思い浮かべておりました。
「共生」と「創造」——これは、わが創価教育の大いなる二つの翼といっても、決して過言ではありません。
人間と人間、人間と自然、さらに国家と国家、文明と文明が、どうすれば共に生き、共に栄えていくことができるか。
そして人類は、どうすれば、共々に幸福を創造し、地球の平和と繁栄を創造していくことができるか。
一人一人の「人間革命」を基調として、この遠大な歴史の大転換に挑んでいくのが、わが創価の「平和のフォートレス」であります。
私が対談を重ねてきた、世界的な平和学者クレメンツ博士は、東日本大震災後の「心の復興」に献身する東北の方々を讃えて、こう言われました。
「他者の幸福のために尽くせば、それは自分の怒りや悲しみを克服する力となり、自分の中から慈愛や優しさを引き出すことができます。この方向に沿った努力をたゆまず続けていくことが、慈愛と平和の社会につながると思うのです」と。
創価教育の心も、ここにあります。
わが創価の学舎は、スーパーグローバル大学として、現在、48カ国・地域の155大学と学術交流を行っております。最優秀の留学生が集い学び合う、若き世界市民の広場であります。
皆さんは、心広々と、世界の友と闊達に対話の花を咲かせながら、「共生」と「創造」の連帯を伸びやかに広げていってください。ここに「文明の対話」への第一歩の実践があるからであります。
私の後悔は、青年時代に語学を身に付けられなかったことです。自在に語学を駆使できたならば、もっともっと、多くの人々を励まし、導くことができた。もっともっと、人類を結び、平和に貢献できたと、悔やまれます。
どうか、皆さんは私の分までも、限りない学びのチャンスに満ちた、このキャンパスで、語学力を思う存分に磨き、鍛えていただきたいのです。
第三に、「不屈の挑戦で勝利の大樹と育て!」と申し上げたい。
きょうは、ケニアの名門ナイロビ大学からも、教員と学生の皆さんが参加してくださっております。
私たち創大・短大の誉れの友人である、アフリカの環境の母マータイ博士は、ナイロビ大学で初の女性教授として歴史を刻まれました。4,000万本もの植樹を推進した博士が、木から受け取っていた励ましのメッセージがあります。
それは「何かを心から望むなら、地に足を着けていなければならない」「どんなに高いところまで行こうと、根を張っているからこそ養分を得られる」(小池百合子訳『UNBOWEDへこたれない ワンガリ・マータイ自伝』)ということです。
これが、生命の法則であり、人生の真髄です。
愛する宝の皆さんは、一日一日を大切にして、焦らず、どっしりと、また、諦めず、じっくりと、自分らしく挑戦の根、努力の根を張ってください。
不思議な使命を帯びて集い来った皆さんです。
必ずや一人ももれなく、父母はじめ皆が喜び、仰ぎ見る偉大な大樹と育つことは、間違いありません。
いな、絶対にそうなって、人生の勝利の花を咲かせ、社会に世界に、大いなる貢献を果たしてください。
今回の入学式を前に、妻が記録を整理していたら、1971年4月2日、創価大学の開学の朝に、私が詠んだ和歌の色紙が出てきました。
わが創価同窓の友、そして今年のフレッシュマンの皆さんに、この和歌を捧げて、私のお祝いのメッセージとさせていただきます。
創大生
万歳 叫ばむ
君達が
世紀の指導者
晴ればれと
全同志の奮闘に最敬礼!
仏縁を広げた陰徳は
無限の陽報と輝く。
我らは地域と日本の光。
誇りも高く連続勝利へ!
2015年04月13日
一生成仏抄 P383
『仏の名を唱へ経巻をよみ華をちらし香をひねるまでも皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり』
◇人生の座標
私はつねづね「女性の幸福は四十代からが大事だ」と言ってきた。女性にとって、なにも青春時代のみが"花"なのではない。いくつになっても、自分らしく花開くことはできる。心にしっかりとした芯をもっている人は、時とともに輝いていく。
そのためにも、何か、自分を進歩させる目標を持つこと、さらに人のため、社会のために尽くしていくことが大切である、と思う。
☆100文字の幸福抄
漢字で「日に向かう葵(あおい)」と記されるヒマワリは、
欧州で「小さな太陽」と呼ばれ、
幸福のシンボルとなっている。
日輪と共に快活に胸を張り、
自らもまた太陽のように周囲を晴らしていく。
ヒマワリのような
笑顔の花を咲かせる人生でありたい。
☆創価大学・女子短大入学式へのメッセージ
桜花も、そして英才も爛漫と咲き薫る入学式、誠におめでとうございます!
日本列島の津々浦々から、そして世界22カ国・地域から、勇躍、集われた宝の皆さん方を、私は心待ちにしておりました。一人一人と、固い心の握手を交わしながら、希望みなぎる新出発を祝福しております。
大切な大切なお子様方を送り出してくださったご家族の皆様方にも、最大に感謝を申し上げます。
本日、創価大学は第45回の入学式を迎え、創価女子短大は開学から満30周年の佳節を飾りました。
短大からも、すでに1万人を超える、福智の女性リーダーが羽ばたき、各界で、また世界の各地で活躍されています、
卒業生のお子さん方も、父母の母校へ、勇んで入学される時代になり、感慨ひとしおです。
温かく見守ってくださっている、ご来賓の先生方にも、厚く御礼を申し上げます。
きょうは、新入生の皆さんといっしょに、この美しいキャンパスの桜並木を逍遥(しょうよう)しながら、語り合う思いで、三つの指針を贈ります。
第一に、「英知のシルクロードを喜び開け!」と申し上げたい。
本日の式典には、私が敬愛してやまない、ウズベキスタン共和国のクジーエフ元文化・スポーツ大臣ご夫妻が出席してくださっております。本当に、ようこそ、お越しくださいました。
クジーエフ先生にご尽力をいただき、ウズベキスタンが誇る民衆詩人ナワイーの像を、わが創大にお迎えできたのは、11年前のことでありました。
イスラム王朝の宰相として庶民のために尽くし、「中央アジアのゲーテ」とも謳われる、このシルクロードの大詩人ナワイーは、500年の歳月を超えて、私たちに呼び掛けてやみません。
「最も正しい道、英知の道を選ぶがよい。何事においても、英知をわが友とし、伴侶とみなすのだ」と。
まさしく「英知の道」こそ、人間が人間として、人間らしく生きゆく「正義の道」であります。
人生も社会も、生き生きとした学びの心を失ってしまうところから、停滞と慢心が生じ、混迷が深まる。そこに、暴力がはびこる温床もある。
その闇を豁然と打ち破っていく、新鮮なる英知と正義の光こそ、若き皆さんの探究なのです。
誇らしいことに、わが創大・短大には、建学の精神を体して、皆さんの求道に必ず全力で応えてくれる教員の先生方、職員の方々がそろっています。
どうか、この人間教育の最強学府で、「生涯、学び抜いていく持続の力」「知識を生かす知恵の力」「世界の動向を見極める洞察の力」「いかなる状況も勝ち開いていく哲学の力」を、大いに養ってください。これこそ「真の教養」といえましょう。
私がモスクワ大学の講演で「世界市民の心と心に燦然と輝く『精神のシルクロード』の確立を」と提唱して、今年で40年となります。
私自身、そのために、クジーエフ先生をはじめ最高峰の知性の方々と手を携えて、行動を貫いてきました。これからも、戦い続けます。
どうか、皆さんは、人類を結ぶ、この「精神のシルクロード」「英知のシルクロード」を、私と共に、さらに喜び開いていただきたいのであります。
第二に申し上げたいのは、「共生と創造の連帯を勝ち広げよ!」ということです。
このほど、創大の工学部が「理工学部」へと発展し、新たに「共生創造理工学科」が開設されました。
数学の天才でもあった、わが師・戸田城聖先生が、この躍進をどれほど喜んでくださるか。今朝も、私は先生の笑顔を思い浮かべておりました。
「共生」と「創造」——これは、わが創価教育の大いなる二つの翼といっても、決して過言ではありません。
人間と人間、人間と自然、さらに国家と国家、文明と文明が、どうすれば共に生き、共に栄えていくことができるか。
そして人類は、どうすれば、共々に幸福を創造し、地球の平和と繁栄を創造していくことができるか。
一人一人の「人間革命」を基調として、この遠大な歴史の大転換に挑んでいくのが、わが創価の「平和のフォートレス」であります。
私が対談を重ねてきた、世界的な平和学者クレメンツ博士は、東日本大震災後の「心の復興」に献身する東北の方々を讃えて、こう言われました。
「他者の幸福のために尽くせば、それは自分の怒りや悲しみを克服する力となり、自分の中から慈愛や優しさを引き出すことができます。この方向に沿った努力をたゆまず続けていくことが、慈愛と平和の社会につながると思うのです」と。
創価教育の心も、ここにあります。
わが創価の学舎は、スーパーグローバル大学として、現在、48カ国・地域の155大学と学術交流を行っております。最優秀の留学生が集い学び合う、若き世界市民の広場であります。
皆さんは、心広々と、世界の友と闊達に対話の花を咲かせながら、「共生」と「創造」の連帯を伸びやかに広げていってください。ここに「文明の対話」への第一歩の実践があるからであります。
私の後悔は、青年時代に語学を身に付けられなかったことです。自在に語学を駆使できたならば、もっともっと、多くの人々を励まし、導くことができた。もっともっと、人類を結び、平和に貢献できたと、悔やまれます。
どうか、皆さんは私の分までも、限りない学びのチャンスに満ちた、このキャンパスで、語学力を思う存分に磨き、鍛えていただきたいのです。
第三に、「不屈の挑戦で勝利の大樹と育て!」と申し上げたい。
きょうは、ケニアの名門ナイロビ大学からも、教員と学生の皆さんが参加してくださっております。
私たち創大・短大の誉れの友人である、アフリカの環境の母マータイ博士は、ナイロビ大学で初の女性教授として歴史を刻まれました。4,000万本もの植樹を推進した博士が、木から受け取っていた励ましのメッセージがあります。
それは「何かを心から望むなら、地に足を着けていなければならない」「どんなに高いところまで行こうと、根を張っているからこそ養分を得られる」(小池百合子訳『UNBOWEDへこたれない ワンガリ・マータイ自伝』)ということです。
これが、生命の法則であり、人生の真髄です。
愛する宝の皆さんは、一日一日を大切にして、焦らず、どっしりと、また、諦めず、じっくりと、自分らしく挑戦の根、努力の根を張ってください。
不思議な使命を帯びて集い来った皆さんです。
必ずや一人ももれなく、父母はじめ皆が喜び、仰ぎ見る偉大な大樹と育つことは、間違いありません。
いな、絶対にそうなって、人生の勝利の花を咲かせ、社会に世界に、大いなる貢献を果たしてください。
今回の入学式を前に、妻が記録を整理していたら、1971年4月2日、創価大学の開学の朝に、私が詠んだ和歌の色紙が出てきました。
わが創価同窓の友、そして今年のフレッシュマンの皆さんに、この和歌を捧げて、私のお祝いのメッセージとさせていただきます。
創大生
万歳 叫ばむ
君達が
世紀の指導者
晴ればれと
2015.04.12 わが友に贈る
民衆の幸福のため!
この広布大願こそ
永遠の創価の魂だ!
尊き志を燃やして
異体同心の団結で進め!
大悪大善御書 P1300
『大悪をこれば大善きたる、すでに大謗法国にあり大正法必ずひろまるべし、各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずともまいをもまいぬべし、舎利弗にあらねども立つてをどりぬべし』
◇人生の座標
女性がきれいになろうとすることも、「美」の追求であり、芸術・文化に通ずる。きれいに掃除をしようとすることも、「美」の創造であり、芸術・文化に通ずる。部屋に、一輪、花を飾るだけで、全体が見違えるようになる場合がある。和やかになってくる。それが「美」の力です。
☆100文字の幸福抄
喜んで生きたほうが「得」である。
喜んで行動したほうが価値的である。
「愚癡」や「義務感」で日々を覆うよりも、
喜びを創り出していこうとする
生き方のほうが創造的である。
失望よりも希望を!
愚癡よりも建設を!
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第13回 中国・桂林の山河�
74年12月、周総理と私は、「一期一会」の出会いを果たしました。その時、総理は重い病で入院中でした。それでも私との会見を望んでくださったのです。医師からも"命の保証ができません"と忠告されました。私も総理のお体が心配で、いったんは会見を辞退しました。しかし、総理は、「どんなことがあっても会わねばならない」と言われ、私に直接、両国友好の後事を託してくださったのです。
その席上、総理は日本に留学された時のことを、懐かしそうに振り返られました。私は「桜の咲くころに、ぜひ、もう一度、日本に来てください」と申し上げました。総理は「願望はあります。が、実現は無理でしょう」と答えられました。
桂林を訪れた5回目の訪中の際、北京のご自宅を訪問し、�穎超先生と、亡き周総理の思い出を語り合いました。その日に行われた歓迎の集いで、�先生は総理との大切な思い出を教えてくださいました。「若き日、恩来同志と二人で約束したことがあります。それは、人民のために奉仕するということです。死んでもこのことは同じです」と。
総理との約束の通り生き抜かれた�先生もまた、民衆奉仕の信念の方でした。何度も出会いを重ね、私たちを家族のように大切にしてくださいました。
最後にお会いしたのは90年5月のこと。会見が終わり、ご自宅を後にしようとした時でした。立つことも歩くことも困難だった�先生が、両脇を支えられて玄関の外まで出てこられたのです。一度乗った車を降りて、再び、ご挨拶しましたが、それこそ私たちが見えなくなるまで、じっと見送ってくださったのです。そのお姿は、今も瞼(まぶた)に焼き付いて離れません。
わが創価大学には、周総理との永遠の友情を誓い、中国からの留学生と共に植樹した「周桜」があります。また、�穎超先生の来日を記念した「周夫婦桜」も植えられています。「周桜」「周夫婦桜」のもとには、ご夫妻を偲んで多くの人が訪れます。
私は、尊敬してやまない�先生に、詩「縁の桜」を捧げました。
時は去り時は巡り
現(うつ)し世に移ろいあれど
縁の桜は輝き増して
友好の万代なるを語り継げり
……
うれしいことに、詩をもとにして「桜花縁」という曲が生まれました。中国大使館の関係者にもご参加いただく創大の観桜(かんおう)会で披露されるなど、日中両国の青年に歌い継がれています。
国交正常化後、新中国から初の正式な留学生を受け入れたのは、創価大学です。その創大から中国への留学生は、1000人を超えています。創大生が日中友好の先頭に立っていることほど、創立者としての喜びはありません。
中国は、老朋友(ラオポンヨウ=古い友人)を大切にします。長く友情を育んでいくことを重んずる「友誼(ゆうぎ)の国」「信義の国」です。
いやまして両国の間に永遠に万朶と友好の花が咲き続けることを、私は願ってやみません。未来部の皆さんが、私が築いた日中友好の「金の橋」を渡り、平和と友情の道をさらに大きく開いてくれることを楽しみにしています。
周総理も、�先生も、「友情の偉人」でした。名もなき民衆を、わが家族のように大切にし、たった一度の出会いですら忘れない、慈悲と真心の英雄でした。
「自分と縁あるものを、一つ一つ大切にし、決して断絶してはならない」——これは、周総理の若き日の決意です。
大変な時に、友情の真価がわかります。皆さんも、友人と意見がぶつかったり、ちょっとしたことで誤解してしまったりすることもあるでしょう。しかし、そうしたことを乗り越えるたびに、友情は鍛えられるのです。本物の友情は築けるのです。
ゆえに、焦らずに新たな出会いを重ね、自ら声をかけて友情を結び、育んでいってください。
自らが「善き友」になっていけば、「善き友」の連帯は、さらに広がります。そのなかで、自分では気がつかない自分の善い点も発見できます。友情こそ、人生を力強く生きる勇気の源泉なのです。
ゆえに、私は申し上げたいのです。君よ、貴女よ、平和な地球を築きゆく「友情博士」たれ! と。
この広布大願こそ
永遠の創価の魂だ!
尊き志を燃やして
異体同心の団結で進め!
大悪大善御書 P1300
『大悪をこれば大善きたる、すでに大謗法国にあり大正法必ずひろまるべし、各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずともまいをもまいぬべし、舎利弗にあらねども立つてをどりぬべし』
◇人生の座標
女性がきれいになろうとすることも、「美」の追求であり、芸術・文化に通ずる。きれいに掃除をしようとすることも、「美」の創造であり、芸術・文化に通ずる。部屋に、一輪、花を飾るだけで、全体が見違えるようになる場合がある。和やかになってくる。それが「美」の力です。
☆100文字の幸福抄
喜んで生きたほうが「得」である。
喜んで行動したほうが価値的である。
「愚癡」や「義務感」で日々を覆うよりも、
喜びを創り出していこうとする
生き方のほうが創造的である。
失望よりも希望を!
愚癡よりも建設を!
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第13回 中国・桂林の山河�
74年12月、周総理と私は、「一期一会」の出会いを果たしました。その時、総理は重い病で入院中でした。それでも私との会見を望んでくださったのです。医師からも"命の保証ができません"と忠告されました。私も総理のお体が心配で、いったんは会見を辞退しました。しかし、総理は、「どんなことがあっても会わねばならない」と言われ、私に直接、両国友好の後事を託してくださったのです。
その席上、総理は日本に留学された時のことを、懐かしそうに振り返られました。私は「桜の咲くころに、ぜひ、もう一度、日本に来てください」と申し上げました。総理は「願望はあります。が、実現は無理でしょう」と答えられました。
桂林を訪れた5回目の訪中の際、北京のご自宅を訪問し、�穎超先生と、亡き周総理の思い出を語り合いました。その日に行われた歓迎の集いで、�先生は総理との大切な思い出を教えてくださいました。「若き日、恩来同志と二人で約束したことがあります。それは、人民のために奉仕するということです。死んでもこのことは同じです」と。
総理との約束の通り生き抜かれた�先生もまた、民衆奉仕の信念の方でした。何度も出会いを重ね、私たちを家族のように大切にしてくださいました。
最後にお会いしたのは90年5月のこと。会見が終わり、ご自宅を後にしようとした時でした。立つことも歩くことも困難だった�先生が、両脇を支えられて玄関の外まで出てこられたのです。一度乗った車を降りて、再び、ご挨拶しましたが、それこそ私たちが見えなくなるまで、じっと見送ってくださったのです。そのお姿は、今も瞼(まぶた)に焼き付いて離れません。
わが創価大学には、周総理との永遠の友情を誓い、中国からの留学生と共に植樹した「周桜」があります。また、�穎超先生の来日を記念した「周夫婦桜」も植えられています。「周桜」「周夫婦桜」のもとには、ご夫妻を偲んで多くの人が訪れます。
私は、尊敬してやまない�先生に、詩「縁の桜」を捧げました。
時は去り時は巡り
現(うつ)し世に移ろいあれど
縁の桜は輝き増して
友好の万代なるを語り継げり
……
うれしいことに、詩をもとにして「桜花縁」という曲が生まれました。中国大使館の関係者にもご参加いただく創大の観桜(かんおう)会で披露されるなど、日中両国の青年に歌い継がれています。
国交正常化後、新中国から初の正式な留学生を受け入れたのは、創価大学です。その創大から中国への留学生は、1000人を超えています。創大生が日中友好の先頭に立っていることほど、創立者としての喜びはありません。
中国は、老朋友(ラオポンヨウ=古い友人)を大切にします。長く友情を育んでいくことを重んずる「友誼(ゆうぎ)の国」「信義の国」です。
いやまして両国の間に永遠に万朶と友好の花が咲き続けることを、私は願ってやみません。未来部の皆さんが、私が築いた日中友好の「金の橋」を渡り、平和と友情の道をさらに大きく開いてくれることを楽しみにしています。
周総理も、�先生も、「友情の偉人」でした。名もなき民衆を、わが家族のように大切にし、たった一度の出会いですら忘れない、慈悲と真心の英雄でした。
「自分と縁あるものを、一つ一つ大切にし、決して断絶してはならない」——これは、周総理の若き日の決意です。
大変な時に、友情の真価がわかります。皆さんも、友人と意見がぶつかったり、ちょっとしたことで誤解してしまったりすることもあるでしょう。しかし、そうしたことを乗り越えるたびに、友情は鍛えられるのです。本物の友情は築けるのです。
ゆえに、焦らずに新たな出会いを重ね、自ら声をかけて友情を結び、育んでいってください。
自らが「善き友」になっていけば、「善き友」の連帯は、さらに広がります。そのなかで、自分では気がつかない自分の善い点も発見できます。友情こそ、人生を力強く生きる勇気の源泉なのです。
ゆえに、私は申し上げたいのです。君よ、貴女よ、平和な地球を築きゆく「友情博士」たれ! と。
2015.04.11 わが友に贈る
青年が動けば
時代は必ず変わる。
新しい歴史は生まれる。
何事も諦めない執念で
勇敢に打って出よ!
三世諸仏総勘文教相廃立 P564
『心の不思議を以て経論の詮要と為すなり、此の心を悟り知るを名けて如来と云う』
◇人生の座標
母は太陽です。太陽は輝いてこそ太陽です。
☆100文字の幸福抄
逃げ出したくなった時、
苦しさに負け、心を曇らせてしまうのか、
心を磨き輝かせていくのか。
その微妙な違いで、人生は大きく変わる。
目標を決めたら、まっすぐ進む。
その強気心が
家庭や子どもの未来を輝かせていける。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第13回 中国・桂林の山河�
新入生の皆さん、入学おめでとう! 進級した皆さんも、「いよいよ」の心で新出発だね!
皆さんは、一年ごとに、友情のスクラムを快活に聡明に広げゆく青春であり、人生であってください。その一つの秘訣があります。
それは、「古い友人を大切に、新しい友人をつくる」ことです。この世で最も尊く、最も美しいものは友情です。友情こそ人生の勝利と栄光の縮図でありましょう。
友情を大切にする人こそ、真の世界市民です。平和の創造者なのです。
一口に友情といっても、国と国の友情もある。政治や経済の次元での交流もある。それはそれで大事だが、それだけでは弱い。時に、力や利害が幅をきかせて、ぶつかってしまうことがあるからです。
だから、人と人を結ぶことです。文化や教育の交流で、人間と人間、民衆と民衆、青年と青年が友情で結ばれていれば、平和は揺るがない。私が、お隣の国・中国との友好を訴え、10回にわたり訪問してきたのも、この信念からです。
35年前の1980年の4月、私はお招きを受けて、5度目の訪中の旅に出ました。
連日、諸行事や会見が続く中、中国側のご配慮で景勝の地「桂林」を案内していただきました。
「桂林の山水は天下に甲(かん)たり」——その山水は天下第一なりと、讃えられた桂林です。地面から突き出たように天に伸びる山々が、漓江(りこう)の静かな流れを帯のようにまとっていました。
川下りの船着き場に下りていくと、岸辺で子どもたちが遊んでいました。一緒に記念のカメラに納まり、「一生懸命に勉強して、立派な人になってくださいね」と、一人一人に声を掛け、ささやかな日本のおみやげを渡しました。
船を待っていると、今度は、2人のかわいらしい薬売りの乙女に出会いました。
利発な彼女たちが、「薬は何でもそろっています。お好きなものをどうぞ」と言うので、私は自分の頭を指さしながら、ユーモアを込めて、「それでは、頭の良くなる薬はありませんか」と尋ねました。すると、にっこり笑って、こう言うではありませんか。
「その薬なら、たった今、売り切れてしまいました!」と。
明るい笑顔が広がりました。
あたりは春の雨で、煙っています。案内してくださった方が、「煙雨の桂林が、一番、美しいのです」と教えてくれました。
船に乗ると、中国の山水画そのものの世界が広がっていました。いつしか雨は上がり、霞がかった奇峰の数々が水面に影を落としていました。両岸には人々の生き生きとした生活がありました。
終点の陽朔(ようさく)に着くころには、時折、日も差してきました。漓江の川面が青磁色に光り始めました。晴れてもまた美しい桂林でした。
船着き場を下りて、名残を惜しんで漓江を振り返ると、戻る船が一艘、進んで行きます。
——旅人を楽しませる知恵、温かくもてなす心に満ちた中国の人と大地に感謝しつつ、私はシャッターを切りました。
実は、桂林の一帯は、3億年前は海底だったそうです。やがて石灰岩の巨大な大地が地殻変動で隆起し、水の浸食によって長い時間をかけて、不思議な形の山々が生み出されたといいます。
長遠な大自然の営みによってつくられた偉観を眺めつつ語り合った中国の友人が、お国の故事成句を教えてくれました。
「兼聴則明、偏聴則暗(あわせ聴けばすなわち明るく、偏り聴けばすなわち暗し)」——多くの人と出会い、広い心で意見を聞けば理解が深まる。一方の話だけ聞いているだけでは、物事は明らかにならない、という意味です。
悠久の中国の歴史が育んだ「平和の知恵」が光っていました。
思えば、1974年の5月から6月にかけて、私が初めて中国を訪れた時、首都・北京で私は一人の少女に、こう尋ねられました。
「おじさんは、中国に何をしに来たのですか?」
私は即座に答えました。
「あなたに会いに来たのです」
私の偽らざる真情でした。その通りに私は、中国の首脳や各界の指導者とお会いする一方、庶民の方々とも、青年や児童たちとも可能な限り語り合いました。
ある時は、大学で学ぶ学生たちと、またある時は、工場で汗をにじませて働く労働者とも。
全長約430キロの大河・漓江は、遠くから眺めると、流れているのかどうかわからないほどです。しかし、確かな大きな力で、岩を削り、大地を潤し、絶えず上流から下流へと進んでいます。
私が対談した大歴史家のトインビー博士は、真に歴史を創るものは、目立たない「水底(みなそこ)のゆるやかな動き」であると言われていました。世間をにぎわすニュースや出来事は、むしろ流れの表面にすぎないと達観されていたのです。
そして博士から私は、たとえ地味であっても、心と心を深く結びゆく対話と友情を、さらに世界へ広げることを託されました。
日蓮大聖人は、『他人であっても心から語り合えば、かけがえのない命にも替わりうるのである』(P1132、通解、「呵責謗法滅罪抄」)と仰せです。一対一の友情と信頼が集まれば、友好の大河となります。そこに、押しとどめようのない平和の流れが生まれます。新たな友情が、新たな歴史を創るのです。
中国の「人民の父」周恩来総理、「人民の母」�穎超先生ご夫妻と私は、黄金の友情を築くことができました。
中国は、日本と2000年以上のお付き合いがあり、漢字や仏教など、私たちがさまざまなことを学んできた「文化大恩の国」であり、「兄の国」です。
その国を第二次世界大戦で、日本の軍部政府は蹂躙しました。戦火は美しき桂林にも及び、5回の渡海の失敗を乗り越えて日本に仏教を伝えた鑑真ゆかりの寺も、大半を消失しました。この残酷な歴史を、私たちは決して忘れてはいけません。
1968年9月8日。私は信頼する後継の青年たちの前で、「日中国交正常化提言」を発表しました。当時の日本政府は中国を敵視しており、私は、世間から嵐のような非難中傷を受けました。
そんな中、私の提言に注目し、高く評価してくださった方が、周総理でした。後にそれが、両国の国交正常化(72年9月)のきっかけの一つとなりました。
総理は、中国とアジア、ひいては世界の行方を決定づけた「20世紀の諸葛孔明(『三国志』の名宰相)」ともいうべき方でした。
新中国が誕生した49年に、総理兼外務大臣に就任されました。「生命不息 戦闘不止(命ある限り、戦いを止めず)」との信念のまま、民衆に尽くし抜き、76年1月に逝去されるまで総理を務められたのです。
時代は必ず変わる。
新しい歴史は生まれる。
何事も諦めない執念で
勇敢に打って出よ!
三世諸仏総勘文教相廃立 P564
『心の不思議を以て経論の詮要と為すなり、此の心を悟り知るを名けて如来と云う』
◇人生の座標
母は太陽です。太陽は輝いてこそ太陽です。
☆100文字の幸福抄
逃げ出したくなった時、
苦しさに負け、心を曇らせてしまうのか、
心を磨き輝かせていくのか。
その微妙な違いで、人生は大きく変わる。
目標を決めたら、まっすぐ進む。
その強気心が
家庭や子どもの未来を輝かせていける。
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第13回 中国・桂林の山河�
新入生の皆さん、入学おめでとう! 進級した皆さんも、「いよいよ」の心で新出発だね!
皆さんは、一年ごとに、友情のスクラムを快活に聡明に広げゆく青春であり、人生であってください。その一つの秘訣があります。
それは、「古い友人を大切に、新しい友人をつくる」ことです。この世で最も尊く、最も美しいものは友情です。友情こそ人生の勝利と栄光の縮図でありましょう。
友情を大切にする人こそ、真の世界市民です。平和の創造者なのです。
一口に友情といっても、国と国の友情もある。政治や経済の次元での交流もある。それはそれで大事だが、それだけでは弱い。時に、力や利害が幅をきかせて、ぶつかってしまうことがあるからです。
だから、人と人を結ぶことです。文化や教育の交流で、人間と人間、民衆と民衆、青年と青年が友情で結ばれていれば、平和は揺るがない。私が、お隣の国・中国との友好を訴え、10回にわたり訪問してきたのも、この信念からです。
35年前の1980年の4月、私はお招きを受けて、5度目の訪中の旅に出ました。
連日、諸行事や会見が続く中、中国側のご配慮で景勝の地「桂林」を案内していただきました。
「桂林の山水は天下に甲(かん)たり」——その山水は天下第一なりと、讃えられた桂林です。地面から突き出たように天に伸びる山々が、漓江(りこう)の静かな流れを帯のようにまとっていました。
川下りの船着き場に下りていくと、岸辺で子どもたちが遊んでいました。一緒に記念のカメラに納まり、「一生懸命に勉強して、立派な人になってくださいね」と、一人一人に声を掛け、ささやかな日本のおみやげを渡しました。
船を待っていると、今度は、2人のかわいらしい薬売りの乙女に出会いました。
利発な彼女たちが、「薬は何でもそろっています。お好きなものをどうぞ」と言うので、私は自分の頭を指さしながら、ユーモアを込めて、「それでは、頭の良くなる薬はありませんか」と尋ねました。すると、にっこり笑って、こう言うではありませんか。
「その薬なら、たった今、売り切れてしまいました!」と。
明るい笑顔が広がりました。
あたりは春の雨で、煙っています。案内してくださった方が、「煙雨の桂林が、一番、美しいのです」と教えてくれました。
船に乗ると、中国の山水画そのものの世界が広がっていました。いつしか雨は上がり、霞がかった奇峰の数々が水面に影を落としていました。両岸には人々の生き生きとした生活がありました。
終点の陽朔(ようさく)に着くころには、時折、日も差してきました。漓江の川面が青磁色に光り始めました。晴れてもまた美しい桂林でした。
船着き場を下りて、名残を惜しんで漓江を振り返ると、戻る船が一艘、進んで行きます。
——旅人を楽しませる知恵、温かくもてなす心に満ちた中国の人と大地に感謝しつつ、私はシャッターを切りました。
実は、桂林の一帯は、3億年前は海底だったそうです。やがて石灰岩の巨大な大地が地殻変動で隆起し、水の浸食によって長い時間をかけて、不思議な形の山々が生み出されたといいます。
長遠な大自然の営みによってつくられた偉観を眺めつつ語り合った中国の友人が、お国の故事成句を教えてくれました。
「兼聴則明、偏聴則暗(あわせ聴けばすなわち明るく、偏り聴けばすなわち暗し)」——多くの人と出会い、広い心で意見を聞けば理解が深まる。一方の話だけ聞いているだけでは、物事は明らかにならない、という意味です。
悠久の中国の歴史が育んだ「平和の知恵」が光っていました。
思えば、1974年の5月から6月にかけて、私が初めて中国を訪れた時、首都・北京で私は一人の少女に、こう尋ねられました。
「おじさんは、中国に何をしに来たのですか?」
私は即座に答えました。
「あなたに会いに来たのです」
私の偽らざる真情でした。その通りに私は、中国の首脳や各界の指導者とお会いする一方、庶民の方々とも、青年や児童たちとも可能な限り語り合いました。
ある時は、大学で学ぶ学生たちと、またある時は、工場で汗をにじませて働く労働者とも。
全長約430キロの大河・漓江は、遠くから眺めると、流れているのかどうかわからないほどです。しかし、確かな大きな力で、岩を削り、大地を潤し、絶えず上流から下流へと進んでいます。
私が対談した大歴史家のトインビー博士は、真に歴史を創るものは、目立たない「水底(みなそこ)のゆるやかな動き」であると言われていました。世間をにぎわすニュースや出来事は、むしろ流れの表面にすぎないと達観されていたのです。
そして博士から私は、たとえ地味であっても、心と心を深く結びゆく対話と友情を、さらに世界へ広げることを託されました。
日蓮大聖人は、『他人であっても心から語り合えば、かけがえのない命にも替わりうるのである』(P1132、通解、「呵責謗法滅罪抄」)と仰せです。一対一の友情と信頼が集まれば、友好の大河となります。そこに、押しとどめようのない平和の流れが生まれます。新たな友情が、新たな歴史を創るのです。
中国の「人民の父」周恩来総理、「人民の母」�穎超先生ご夫妻と私は、黄金の友情を築くことができました。
中国は、日本と2000年以上のお付き合いがあり、漢字や仏教など、私たちがさまざまなことを学んできた「文化大恩の国」であり、「兄の国」です。
その国を第二次世界大戦で、日本の軍部政府は蹂躙しました。戦火は美しき桂林にも及び、5回の渡海の失敗を乗り越えて日本に仏教を伝えた鑑真ゆかりの寺も、大半を消失しました。この残酷な歴史を、私たちは決して忘れてはいけません。
1968年9月8日。私は信頼する後継の青年たちの前で、「日中国交正常化提言」を発表しました。当時の日本政府は中国を敵視しており、私は、世間から嵐のような非難中傷を受けました。
そんな中、私の提言に注目し、高く評価してくださった方が、周総理でした。後にそれが、両国の国交正常化(72年9月)のきっかけの一つとなりました。
総理は、中国とアジア、ひいては世界の行方を決定づけた「20世紀の諸葛孔明(『三国志』の名宰相)」ともいうべき方でした。
新中国が誕生した49年に、総理兼外務大臣に就任されました。「生命不息 戦闘不止(命ある限り、戦いを止めず)」との信念のまま、民衆に尽くし抜き、76年1月に逝去されるまで総理を務められたのです。
2015年4月10日金曜日
2015.04.10 わが友に贈る
「湿れる木より
火を出し」御聖訓。
信心とは不屈の精神だ。
強盛なる祈りで
逆境をはね返せ!
善無畏三蔵抄 P883
『日輪東方の空に出でさせ給へば南浮の空皆明かなり大光を備へ給へる故なり』
◇人生の座標
「成長しょう」と努力する女性は、人生のどんなときをも、最高に輝かせていける。反対に、自己の成長を願わず、目先の楽しみだけを追い求める人生の、どこが幸福であろうか。
☆100文字の幸福抄
真剣に誠実に生き切った
父母たちの尊き人生は、
家族という生命の大地に還る。
そして後継の世代へ、
永遠に豊かな心の滋養を贈っていく。
家族とは、志を同じくし、励まし合い、
助け合う人間の絆といってもよい。
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第13回 童話の王さまアンデルセン
この物語は、アンデルセンが、自分の人生をふりかえって書いたものといわれています。
アンデルセンは今から210年前の1805年4月2日、オーデンセという町に生まれました。まずしいくらしでしたが、両親の愛情をたっぷり受け、幸せな日々を送っていました。
お父さんは読書が好きで、幼いアンデルセンに『アラビアン・ナイト』などの本を読んでくれたり、おしばいに連れて行ってくれたりしました。だから、小さいころから本やおしばいが大好きになりました。
でも、お父さんはアンデルセンが11歳の時、病気で亡くなってしまいます。生活はさらに苦しくなりました。そのなかで、お母さんが必死に働いて、育ててくれたのです。
ある時、コペンハーゲンの劇団が町にやってきました。アンデルセンは、その劇に感動し、自分も役者になろうと決意しました。そして14歳で役者を目指し、コペンハーゲンへ、旅立ったのです。
しかし、その夢は、あっけなく消えてしまいます。どこにも、やとってもらえません。食べるものにもこまる日々が続きました。でも、アンデルセンは、へこたれません。
役者がだめなら、劇の作者になろう——彼は一生けんめいに、物語を書いて、劇場へ送り続けました。すると、その一つが認められ、学校に行かせてもらえるようになったのです。
この時、アンデルセンは17歳。学校では、四つも、五つも年下の子どもたちといっしょに、勉強をしなければなりませんでした。
一人だけ年上で、体が大きかったせいか、いじわるな先生にからかわれたり、いじめられたりしました。それでも、勉強を重ね、23歳で大学に合格することができました。そして、大学にいる時から、小説や詩、童話をたくさん書きはじめました。
失敗も多かったけれど、負けずにがんばるアンデルセンには、応援してくれる人がいっぱいいました。その人たちにささえられて書き続け、やがて、世界中の子どもたちに読みつがれる大作家へと成長していきました。
「みにくいあひるの子」のようにいじめられたアンデルセンが、みごとな「白鳥」となって、世界文学の大空へ羽ばたいたのです。
自分が人とちがうことで、いじめられることがあるかもしれない。しかし、そんな"いじめ"や"差別"は、絶対にまちがっています。だから、断じて負けてはいけない。
みんなは、自分にしかない、すばらしい"宝もの"をもっています。その"宝もの"を最高にかがやかせるのが、題目の力です。今は分からなくても、いつか、必ず分かる時がきます。
アンデルセンは記しています。「私の今までの生涯には晴れた日も曇った日もあった。けれども、すべてはけっきょく私のためになった」と。
どんな時も希望をもって挑戦する人が、偉い人です。何があっても挑戦を続ける人が、最後に必ず勝利する人です。夢をもち続け、へこたれないで努力するかぎり、苦しいことも悲しいことも全部、自分の成長の力に変えられます。
現在、アンデルセンの誕生日である4月2日は「国際子どもの本の日」となり、日本ではその日をはさんだ2週間を「絵本週間」として、絵本に親しむようにしています。
この4月2日は私の師匠・戸田城聖先生の亡くなられた日です。私は、戸田先生が経営する出版社で働き、21歳の時、少年雑誌の編集長になりました。子どもたちにとって、おもしろくて、ためになるものをつくり、夢と希望を送ろうとがんばりました。
私が、これまで童話をつくったり、こうして今、「希望の虹」を書いたりするのも、この時の誓いがあるからです。私の願いは、まったく変わりません。
いよいよ楽しい一学期です。
少年少女部のみなさん全員が、笑顔の1年間になるよう、私も妻も一生けんめいに題目を送ります。、
アンデルセンは書きました。
「小鳥のつばさが窓をうつ/外へ出よう、いますぐ!/知識の実は外になっている/健康のリンゴと共に/さあ飛んでいってその実をつもう/すべてのすばらしいもの、美しいものを!」
勉学第一、健康第一、そして、友情第一、親孝行第一でいこう!
みなさんの未来には、「すばらしいもの」「美しいもの」が、いっぱい待っているのだから!
火を出し」御聖訓。
信心とは不屈の精神だ。
強盛なる祈りで
逆境をはね返せ!
善無畏三蔵抄 P883
『日輪東方の空に出でさせ給へば南浮の空皆明かなり大光を備へ給へる故なり』
◇人生の座標
「成長しょう」と努力する女性は、人生のどんなときをも、最高に輝かせていける。反対に、自己の成長を願わず、目先の楽しみだけを追い求める人生の、どこが幸福であろうか。
☆100文字の幸福抄
真剣に誠実に生き切った
父母たちの尊き人生は、
家族という生命の大地に還る。
そして後継の世代へ、
永遠に豊かな心の滋養を贈っていく。
家族とは、志を同じくし、励まし合い、
助け合う人間の絆といってもよい。
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第13回 童話の王さまアンデルセン
この物語は、アンデルセンが、自分の人生をふりかえって書いたものといわれています。
アンデルセンは今から210年前の1805年4月2日、オーデンセという町に生まれました。まずしいくらしでしたが、両親の愛情をたっぷり受け、幸せな日々を送っていました。
お父さんは読書が好きで、幼いアンデルセンに『アラビアン・ナイト』などの本を読んでくれたり、おしばいに連れて行ってくれたりしました。だから、小さいころから本やおしばいが大好きになりました。
でも、お父さんはアンデルセンが11歳の時、病気で亡くなってしまいます。生活はさらに苦しくなりました。そのなかで、お母さんが必死に働いて、育ててくれたのです。
ある時、コペンハーゲンの劇団が町にやってきました。アンデルセンは、その劇に感動し、自分も役者になろうと決意しました。そして14歳で役者を目指し、コペンハーゲンへ、旅立ったのです。
しかし、その夢は、あっけなく消えてしまいます。どこにも、やとってもらえません。食べるものにもこまる日々が続きました。でも、アンデルセンは、へこたれません。
役者がだめなら、劇の作者になろう——彼は一生けんめいに、物語を書いて、劇場へ送り続けました。すると、その一つが認められ、学校に行かせてもらえるようになったのです。
この時、アンデルセンは17歳。学校では、四つも、五つも年下の子どもたちといっしょに、勉強をしなければなりませんでした。
一人だけ年上で、体が大きかったせいか、いじわるな先生にからかわれたり、いじめられたりしました。それでも、勉強を重ね、23歳で大学に合格することができました。そして、大学にいる時から、小説や詩、童話をたくさん書きはじめました。
失敗も多かったけれど、負けずにがんばるアンデルセンには、応援してくれる人がいっぱいいました。その人たちにささえられて書き続け、やがて、世界中の子どもたちに読みつがれる大作家へと成長していきました。
「みにくいあひるの子」のようにいじめられたアンデルセンが、みごとな「白鳥」となって、世界文学の大空へ羽ばたいたのです。
自分が人とちがうことで、いじめられることがあるかもしれない。しかし、そんな"いじめ"や"差別"は、絶対にまちがっています。だから、断じて負けてはいけない。
みんなは、自分にしかない、すばらしい"宝もの"をもっています。その"宝もの"を最高にかがやかせるのが、題目の力です。今は分からなくても、いつか、必ず分かる時がきます。
アンデルセンは記しています。「私の今までの生涯には晴れた日も曇った日もあった。けれども、すべてはけっきょく私のためになった」と。
どんな時も希望をもって挑戦する人が、偉い人です。何があっても挑戦を続ける人が、最後に必ず勝利する人です。夢をもち続け、へこたれないで努力するかぎり、苦しいことも悲しいことも全部、自分の成長の力に変えられます。
現在、アンデルセンの誕生日である4月2日は「国際子どもの本の日」となり、日本ではその日をはさんだ2週間を「絵本週間」として、絵本に親しむようにしています。
この4月2日は私の師匠・戸田城聖先生の亡くなられた日です。私は、戸田先生が経営する出版社で働き、21歳の時、少年雑誌の編集長になりました。子どもたちにとって、おもしろくて、ためになるものをつくり、夢と希望を送ろうとがんばりました。
私が、これまで童話をつくったり、こうして今、「希望の虹」を書いたりするのも、この時の誓いがあるからです。私の願いは、まったく変わりません。
いよいよ楽しい一学期です。
少年少女部のみなさん全員が、笑顔の1年間になるよう、私も妻も一生けんめいに題目を送ります。、
アンデルセンは書きました。
「小鳥のつばさが窓をうつ/外へ出よう、いますぐ!/知識の実は外になっている/健康のリンゴと共に/さあ飛んでいってその実をつもう/すべてのすばらしいもの、美しいものを!」
勉学第一、健康第一、そして、友情第一、親孝行第一でいこう!
みなさんの未来には、「すばらしいもの」「美しいもの」が、いっぱい待っているのだから!
2015年4月9日木曜日
2015.04.09 わが友に贈る
進学・就職等で
地域に転入した友に
暖かな声掛けを!
創価家族の励ましこそ
新天地での活躍の力だ!
報恩抄 P329
『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか』
◇人生の座標
世界の半分は女性である。天の半分を支えるのも、女性である。いよいよ、女性の声、女性の力が、時代・社会を変える力になってきた。
☆100文字の幸福抄
人の心を温かく包み込む微笑(ほほえみ)は、
決してつくられるものではない。
自分を支えてくれる人々や自然に対して
「ありがとう」と感謝する心、
相手を尊敬する心、
生命それ自体に対する敬虔(けいけん)な心が
美しい微笑を生むのだ。
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第13回 童話の王さまアンデルセン
新入生のみなさん、晴れの入学おめでとう! 進級したみなさんも、おめでとう!
新一年生は今、「友だちできるかな?」「どんな勉強をするのかな?」と胸がドキドキしていることでしょう。不安なことや、心配なこともあるかもしれません。
でも、みんな大丈夫です!
みなさんは、負けない心が燃える「ししの子」だからです。
さあ、私たちは、いっしょに、「きょう」という新しい一日の物語を元気につくっていきましょう。
みなさんは「人魚姫」や「マッチ売りの少女」、「はだかの王さま」や「おやゆび姫」などのお話を読んだことがありますか。こうした名作を150もつくり、「童話の王さま」と呼ばれているのが、アンデルセンです。
少年少女部の合唱団の中には、「アンデルセン」の名前が入った合唱団もあります。彼が書いた「雪の女王」の話をもとにした映画も、最近、大ヒットしましたね。
アンデルセンが生まれた国は、ヨーロッパの北の方にあるデンマークです。首都のコペンハーゲンの海辺には、「人魚姫の像」があり、私も54年前、この像の前に立ちました。
デンマークは、創価学会初代会長の牧口常三郎先生が教育のもはんとして尊敬された国で、私もこの国の大教育者と対談集を発刊しました。この中でも、アンデルセンの童話には"人をいちばん大切にする心"があふれていると語り合いました。
世界中の人が"人を大切にする心"をもてば、必ず平和な世の中になるにちがいありません。ですから、"友だちを大切にする心"をかがやかせ、がんばっているみなさんのことを聞くと、私もうれしくなります。
アンデルセンの童話に、「みにくいあひるの子」があります。
——夏のある日、アヒルのお母さんはずっと、たまごをあたためていました。すると、次々と、かわいらしいヒナたちが生まれてきました。しかし、最後に生まれたヒナは、とても大きく、灰色の毛でした。
そのため、友だちやきょうだいたちから"みにくい"といじめられ、とうとう、にげ出してしまいます。どこへ行っても、みんなとちがうといわれ、仲間はずれにされて、きびしい冬を、ひとりぼっちですごしました。
やがて春になると、みにくいアヒルの子は、自分でも気がつかないうちに、大空を飛ぶことができるようになっていました。
木々に囲まれた池におり立つと、白鳥たちがあらわれました。
"きっと、みにくいと思っているんだろうな"
アヒルの子は悲しくなって、うつむいた時、水面にうつった自分の姿におどろきました。うつっていたのは"みにくいアヒルの子"ではなく、"一羽の美しい白鳥"の姿だったのです——。
◎今日、ふじいさんの候補付きを土屋さんとします!頑張りま〜す(^^♪
地域に転入した友に
暖かな声掛けを!
創価家族の励ましこそ
新天地での活躍の力だ!
報恩抄 P329
『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか』
◇人生の座標
世界の半分は女性である。天の半分を支えるのも、女性である。いよいよ、女性の声、女性の力が、時代・社会を変える力になってきた。
☆100文字の幸福抄
人の心を温かく包み込む微笑(ほほえみ)は、
決してつくられるものではない。
自分を支えてくれる人々や自然に対して
「ありがとう」と感謝する心、
相手を尊敬する心、
生命それ自体に対する敬虔(けいけん)な心が
美しい微笑を生むのだ。
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第13回 童話の王さまアンデルセン
新入生のみなさん、晴れの入学おめでとう! 進級したみなさんも、おめでとう!
新一年生は今、「友だちできるかな?」「どんな勉強をするのかな?」と胸がドキドキしていることでしょう。不安なことや、心配なこともあるかもしれません。
でも、みんな大丈夫です!
みなさんは、負けない心が燃える「ししの子」だからです。
さあ、私たちは、いっしょに、「きょう」という新しい一日の物語を元気につくっていきましょう。
みなさんは「人魚姫」や「マッチ売りの少女」、「はだかの王さま」や「おやゆび姫」などのお話を読んだことがありますか。こうした名作を150もつくり、「童話の王さま」と呼ばれているのが、アンデルセンです。
少年少女部の合唱団の中には、「アンデルセン」の名前が入った合唱団もあります。彼が書いた「雪の女王」の話をもとにした映画も、最近、大ヒットしましたね。
アンデルセンが生まれた国は、ヨーロッパの北の方にあるデンマークです。首都のコペンハーゲンの海辺には、「人魚姫の像」があり、私も54年前、この像の前に立ちました。
デンマークは、創価学会初代会長の牧口常三郎先生が教育のもはんとして尊敬された国で、私もこの国の大教育者と対談集を発刊しました。この中でも、アンデルセンの童話には"人をいちばん大切にする心"があふれていると語り合いました。
世界中の人が"人を大切にする心"をもてば、必ず平和な世の中になるにちがいありません。ですから、"友だちを大切にする心"をかがやかせ、がんばっているみなさんのことを聞くと、私もうれしくなります。
アンデルセンの童話に、「みにくいあひるの子」があります。
——夏のある日、アヒルのお母さんはずっと、たまごをあたためていました。すると、次々と、かわいらしいヒナたちが生まれてきました。しかし、最後に生まれたヒナは、とても大きく、灰色の毛でした。
そのため、友だちやきょうだいたちから"みにくい"といじめられ、とうとう、にげ出してしまいます。どこへ行っても、みんなとちがうといわれ、仲間はずれにされて、きびしい冬を、ひとりぼっちですごしました。
やがて春になると、みにくいアヒルの子は、自分でも気がつかないうちに、大空を飛ぶことができるようになっていました。
木々に囲まれた池におり立つと、白鳥たちがあらわれました。
"きっと、みにくいと思っているんだろうな"
アヒルの子は悲しくなって、うつむいた時、水面にうつった自分の姿におどろきました。うつっていたのは"みにくいアヒルの子"ではなく、"一羽の美しい白鳥"の姿だったのです——。
◎今日、ふじいさんの候補付きを土屋さんとします!頑張りま〜す(^^♪
2015年4月8日水曜日
2015.04.08 わが友に贈る
激しい寒暖差に注意。
体調を崩さぬよう
賢明な対処を!
健康に留意して
豊かな生命力で進め!
日厳尼御前御返事 P1262
『叶ひ叶はぬは御信心により候べし全く日蓮がとがにあらず』
◇人生の座標
人格と人格、魂と魂で結ばれた絆というものは、どんな嵐にも、揺らぐことはない。いかなる試練の峰、苦難の坂にあっても、互いに固く結び合い、支え合いながら、時とともに強固なものとなっていく。
☆100文字の幸福抄
何の悩みもないことが、幸せなのではない。
何があっても負けないこと、耐えられること、
それこそが、幸せである。
一番、苦労した人が、
最後は一番、幸福を勝ち取れる。
幸福は、忍耐という大地に咲く、
花であることを忘れまい。
☆勝利の人間学 第71回 日に日に新たに
◇朝に勝ち、一日を勝つ
何事も大事なのは、基本に徹することだ。仏道修行の基本は、勤行・唱題である。
御書に『朝朝・仏と共に起き』(P737、「御義口伝」)とある。私たちは朗々たる朝の勤行で、胸中に「元初の太陽」を昇らせよう! 今日も、凱歌のファンファーレを奏でゆくのだ!
わが師・戸田先生は、朝に厳しかった。「朝の出勤で人物がわかる」と言われ、遅刻は厳重に戒められた。
もちろん、仕事や勤務の形態は多様だろう。要は、一日のスタートダッシュの勢いである。
とくに新社会人は、皆に先んじて出社し、元気に声を出して、挨拶をしていくことだ。
◇「目標への執念」で決まる
戸田先生は、「まず"こうするのだ"と決める。"必ず勝つのだ"と決める。一念を定めるかどうかで、勝敗は決まる。これが勝負の哲学である」と教えてくださった。
明確な「目標」を掲げ、「断じて勝つ」と誓願を立て、そして猛然と祈っていくのだ。
日蓮大聖人は、『法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』(P1352、「祈禱抄」)と、断言されている。いかなる状況であれ、決定した祈りに、諸天が動かないわけがない。祈り抜き、戦い抜き、最後は必ず勝つのだ。
青年よ、「目標への執念」を忘るるな!
◇戦いは慣れと油断を排せ
生命は間断なき戦いである。ゆえに、「慣れ」と「油断」を排さねばならない。
「これぐらいでいいだろう」「自分は大丈夫」と思う慢心に、魔はつけ込んでくる。
常に題目を忘れずに、傲らず、弛まず、怯まずに勇猛精進していくのだ。
創価の父・牧口先生は、「荀(まこと)に日に新たに、日日に新たに、又た日に新たなり」(中国の古典『大学』)を座右の銘にされていた。
日々挑戦、日々向上、日々人間革命――これが仏法の魂だ。ここに信心の勝利がある。
青春とは躍進する生命だ。はち切れんばかりの息吹で、希望満開、勇気満開の春を!
体調を崩さぬよう
賢明な対処を!
健康に留意して
豊かな生命力で進め!
日厳尼御前御返事 P1262
『叶ひ叶はぬは御信心により候べし全く日蓮がとがにあらず』
◇人生の座標
人格と人格、魂と魂で結ばれた絆というものは、どんな嵐にも、揺らぐことはない。いかなる試練の峰、苦難の坂にあっても、互いに固く結び合い、支え合いながら、時とともに強固なものとなっていく。
☆100文字の幸福抄
何の悩みもないことが、幸せなのではない。
何があっても負けないこと、耐えられること、
それこそが、幸せである。
一番、苦労した人が、
最後は一番、幸福を勝ち取れる。
幸福は、忍耐という大地に咲く、
花であることを忘れまい。
☆勝利の人間学 第71回 日に日に新たに
◇朝に勝ち、一日を勝つ
何事も大事なのは、基本に徹することだ。仏道修行の基本は、勤行・唱題である。
御書に『朝朝・仏と共に起き』(P737、「御義口伝」)とある。私たちは朗々たる朝の勤行で、胸中に「元初の太陽」を昇らせよう! 今日も、凱歌のファンファーレを奏でゆくのだ!
わが師・戸田先生は、朝に厳しかった。「朝の出勤で人物がわかる」と言われ、遅刻は厳重に戒められた。
もちろん、仕事や勤務の形態は多様だろう。要は、一日のスタートダッシュの勢いである。
とくに新社会人は、皆に先んじて出社し、元気に声を出して、挨拶をしていくことだ。
◇「目標への執念」で決まる
戸田先生は、「まず"こうするのだ"と決める。"必ず勝つのだ"と決める。一念を定めるかどうかで、勝敗は決まる。これが勝負の哲学である」と教えてくださった。
明確な「目標」を掲げ、「断じて勝つ」と誓願を立て、そして猛然と祈っていくのだ。
日蓮大聖人は、『法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』(P1352、「祈禱抄」)と、断言されている。いかなる状況であれ、決定した祈りに、諸天が動かないわけがない。祈り抜き、戦い抜き、最後は必ず勝つのだ。
青年よ、「目標への執念」を忘るるな!
◇戦いは慣れと油断を排せ
生命は間断なき戦いである。ゆえに、「慣れ」と「油断」を排さねばならない。
「これぐらいでいいだろう」「自分は大丈夫」と思う慢心に、魔はつけ込んでくる。
常に題目を忘れずに、傲らず、弛まず、怯まずに勇猛精進していくのだ。
創価の父・牧口先生は、「荀(まこと)に日に新たに、日日に新たに、又た日に新たなり」(中国の古典『大学』)を座右の銘にされていた。
日々挑戦、日々向上、日々人間革命――これが仏法の魂だ。ここに信心の勝利がある。
青春とは躍進する生命だ。はち切れんばかりの息吹で、希望満開、勇気満開の春を!
2015年4月7日火曜日
2015.04.07 わが友に贈る
王者の富士を仰ぐ
誇り高き東海道よ!
「正義の旗」掲げ
堂々たる師子吼を!
民衆の凱歌を共に!
法華経題目抄 P940
『たとひさとりなけれども信心あらん者は鈍根も正見の者なりたとひさとりあるとも信心なき者は誹謗闡提の者なり』
◇人生の座標
いわば選ばれた誇り高き友情をもちえた人は、人生の宝をもった人である。人生において"友情"という宝をもった人は、心の富者であり、勝者である。反対に、この宝をもたない人は、どんな地位等を得てもさびしい。
☆100文字の幸福抄
見栄を張ったり、
贅沢をしたりすることは、長続きしない。
安定した家計を心がけることが大切である。
わが家は、わが家らしく、
地道に堅実に、そして忍耐強く、
一歩また一歩、進んでいくことが
清々しい人生の軌道となる。
☆宮城・岩手・福島男子部幹部会 名誉会長がメッセージ
東日本大震災で被災した宮城、岩手、福島の3県合同の男子部幹部会、通称"東北プライド男幹"が29日、郡山市の福島文化会館で盛大に開催された。
これには、池田名誉会長がメッセージを贈り、大震災にも負けず、断固と立ち上がった"大東北の丈夫の世界第一の誇り"に胸を張っていただきたいと強調。「諸君の成長、東北創価学会の発展と共に、東北の大復興があり、日本の蘇生の大前進があると、私は大確信してやみません」と述べ、一人残らず、生活と社会の大勝利者、家族の幸福、職場の興隆、地域社会の繁栄を開く先駆者にと念願した。
そして、どこまでも仲良く励まし合いながら、世界に輝く不撓不屈の青年のスクラムを広げてほしいと万感の期待を寄せた。
大震災から4年。災害公営住宅の建設など目に見える形での復興が進む一方で、被災者一人一人の「心の復興」への道のりは遠い。
だからこそ、東北の宮城、岩手、福島の男子部は、"今こそ友の心に希望の火をともす励ましを!"と、本年初頭から圧倒的な対話を展開した。
大切な家族を失ったあるメンバーは、同じ悲しみに沈む友に同苦し、その友が前を向けるまで寄り添い続けた。
ある新入会の友は震災後、"「心の財」は絶対に壊されない"との名誉会長の指針に触れて入会。あの時に自分が励まされたように友人を励まそうと語らいに挑んだ。
不屈の魂を燃やし、現実と戦い抜く一人一人の振る舞いと創価の哲学に、共感が広がっていった。そして、日本一の弘教を成し遂げて、この日を迎えたのである。
会場には、"我らこそ復興の担い手"との誇りに燃える東北健児の心意気がみなぎっていた。
幹部会では、山根東北青年部長のあいさつに続き、今月の国連防災世界会議の公式関連行事で登壇した生木大祐さんが体験発表。苦闘を乗り越え、現在、海外から人材を受け入れる復興事業に取り組む模様を語った。
町田東北男子部長は、人々を不幸に陥れる生命の無明との戦いである折伏の精神をたぎらせ、使命の天地に勇気と希望と活力を送っていこうと力説。
竹岡男子部長が「折伏の中で信心の確信をつかみ、池田門下の誇りも高く、社会で実証を」と訴えた。
盛島東北長は、妙法の勇者たちをたたえ、共々に師弟勝利の大道を歩み抜こうと呼び掛けた。
誇り高き東海道よ!
「正義の旗」掲げ
堂々たる師子吼を!
民衆の凱歌を共に!
法華経題目抄 P940
『たとひさとりなけれども信心あらん者は鈍根も正見の者なりたとひさとりあるとも信心なき者は誹謗闡提の者なり』
◇人生の座標
いわば選ばれた誇り高き友情をもちえた人は、人生の宝をもった人である。人生において"友情"という宝をもった人は、心の富者であり、勝者である。反対に、この宝をもたない人は、どんな地位等を得てもさびしい。
☆100文字の幸福抄
見栄を張ったり、
贅沢をしたりすることは、長続きしない。
安定した家計を心がけることが大切である。
わが家は、わが家らしく、
地道に堅実に、そして忍耐強く、
一歩また一歩、進んでいくことが
清々しい人生の軌道となる。
☆宮城・岩手・福島男子部幹部会 名誉会長がメッセージ
東日本大震災で被災した宮城、岩手、福島の3県合同の男子部幹部会、通称"東北プライド男幹"が29日、郡山市の福島文化会館で盛大に開催された。
これには、池田名誉会長がメッセージを贈り、大震災にも負けず、断固と立ち上がった"大東北の丈夫の世界第一の誇り"に胸を張っていただきたいと強調。「諸君の成長、東北創価学会の発展と共に、東北の大復興があり、日本の蘇生の大前進があると、私は大確信してやみません」と述べ、一人残らず、生活と社会の大勝利者、家族の幸福、職場の興隆、地域社会の繁栄を開く先駆者にと念願した。
そして、どこまでも仲良く励まし合いながら、世界に輝く不撓不屈の青年のスクラムを広げてほしいと万感の期待を寄せた。
大震災から4年。災害公営住宅の建設など目に見える形での復興が進む一方で、被災者一人一人の「心の復興」への道のりは遠い。
だからこそ、東北の宮城、岩手、福島の男子部は、"今こそ友の心に希望の火をともす励ましを!"と、本年初頭から圧倒的な対話を展開した。
大切な家族を失ったあるメンバーは、同じ悲しみに沈む友に同苦し、その友が前を向けるまで寄り添い続けた。
ある新入会の友は震災後、"「心の財」は絶対に壊されない"との名誉会長の指針に触れて入会。あの時に自分が励まされたように友人を励まそうと語らいに挑んだ。
不屈の魂を燃やし、現実と戦い抜く一人一人の振る舞いと創価の哲学に、共感が広がっていった。そして、日本一の弘教を成し遂げて、この日を迎えたのである。
会場には、"我らこそ復興の担い手"との誇りに燃える東北健児の心意気がみなぎっていた。
幹部会では、山根東北青年部長のあいさつに続き、今月の国連防災世界会議の公式関連行事で登壇した生木大祐さんが体験発表。苦闘を乗り越え、現在、海外から人材を受け入れる復興事業に取り組む模様を語った。
町田東北男子部長は、人々を不幸に陥れる生命の無明との戦いである折伏の精神をたぎらせ、使命の天地に勇気と希望と活力を送っていこうと力説。
竹岡男子部長が「折伏の中で信心の確信をつかみ、池田門下の誇りも高く、社会で実証を」と訴えた。
盛島東北長は、妙法の勇者たちをたたえ、共々に師弟勝利の大道を歩み抜こうと呼び掛けた。
2015年4月6日月曜日
2015.04.06 わが友に贈る
◇今週のことば
勇気をもって語る。
友を心から励ます。
「声仏事を為す」だ。
一日一日の勝利を重ね
大勝利の5月3日を!
2015年04月06日
四条金吾殿御返事 P1183
『いかにわろくともわろきよし人にも又上へも申させ給うべからず候、よきところよきところと申し給はば又かさねて給はらせ給うべし』
◇人生の座標
「千里の道も一歩から」。その「一歩」とは、「一人の友との語らい」にほかならない。
☆100文字の幸福抄
問題や苦労などない家庭など、
どこにも存在しない。
すべて満ち足りているならば、楽かもしれない。
しかし、そこには、人間としての成長も
本当の幸福もない。
どんな悩みも、たくましい楽観主義で、
悠々と人生を切り開いていけばよい。
☆大白蓮華巻頭言 2015年4月 創価桜の道ひらけ!
毎日毎朝、私の心に響いてくる足音がある。
それは、日本列島のあの道この道で、聖教新聞の配達の歩みを進めてくださっている、尊き「無冠の友」の足音である。
その一歩一歩が、友に今日一日の前進の力を贈り、無量無辺の「心の財」を積み、広げているのだ。
日蓮大聖人は、日女御前を励まされた。
「大空には鳥の飛ぶ跡がある。人間には見えない。大海には魚の道がある。人間には見えない」
「同じように、あなた日女御前の御身の内には、『宝塔品』が厳然とあるのである。凡夫には見えなくとも、釈迦仏・多宝如来・全宇宙の諸仏はご覧になっている」(P1250、趣意、「日女御前御返事」)と。
たとえ誰が見ていなくとも、御本仏が厳然と御照覧くださっている「生命の道」がある。これこそ、自他共に生命の「宝塔」を輝き光らせていく、自行化他の仏道修行の「道」なのである。
この娑婆世界には、御書に「冥きより冥きに入る」(P560、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と喝破されているように、悪縁に引きずられて深い闇から闇へ彷徨う不幸が、あまりに多い。
その悪道の流転を押し止めて、生きる喜びの道へ、希望の光の道へ、共に進みゆく哲理が、妙法である。
ここに、「一生成仏」を勝ち開きゆく直道がある。また、「父母を扶くる道」(P223、「開目抄」)という真実の孝養の道もある。そして万人を、これ以上ない幸福の境涯へとリードしていける「無上道」があるのだ。
現実の道には、荊も生い茂る。壁も立ちはだかる。出口の見えない、長いトンネルのような道もある。
しかし、古代ローマの哲人セネカは、「ごつごつした道こそ、崇高の頂に達する道です」と言った。
題目は、険難の坂も勇敢に上りゆくエンジンだ。
知多半島の多宝の父母は、伊勢湾台風の被災にも、悪意や偏見にも、不退の心で、「我等の決めた」この道を切り開いてきた。同志と共に、走り、語り、愛する郷土の三変土田のため、今も戦い続ける。
「悪口されると、余計に『よし、勝つぞ!』と燃えました。今、すべてが仏縁と信頼の道に変わりました。学会は、人を救う地涌の菩薩の団体です。友と会えば、すぐに歓喜の対話の道が広がります」と。
苦難の中を、もがき、苦しみながらも、法のため、人のため、社会のため、前へ踏み出した一足一足は、黄金の足跡となって、決して消えない。あとに続く人々に、限りない希望の道標と輝いていくのだ。
わが師・戸田城聖先生は叫ばれた。
「山道を大きな石がふさいで前に進めない。しかし、どうしても行かなくてはいけない。どうするか。その時こそ、『勇気』を奮い起こし、『智慧』を発揮していくところに、信心の本当の深さがある」と。
我らは、広宣流布の正道、立正安国の大道を開くことを誓い願って生まれてきた。
「新たな友よ、集い来れ!」と声をかけながら、今日も強く朗らかに、創価桜のこの道を征こう!
師弟して
誓いの道を
晴ればれと
創価桜の
満開勝利で
勇気をもって語る。
友を心から励ます。
「声仏事を為す」だ。
一日一日の勝利を重ね
大勝利の5月3日を!
2015年04月06日
四条金吾殿御返事 P1183
『いかにわろくともわろきよし人にも又上へも申させ給うべからず候、よきところよきところと申し給はば又かさねて給はらせ給うべし』
◇人生の座標
「千里の道も一歩から」。その「一歩」とは、「一人の友との語らい」にほかならない。
☆100文字の幸福抄
問題や苦労などない家庭など、
どこにも存在しない。
すべて満ち足りているならば、楽かもしれない。
しかし、そこには、人間としての成長も
本当の幸福もない。
どんな悩みも、たくましい楽観主義で、
悠々と人生を切り開いていけばよい。
☆大白蓮華巻頭言 2015年4月 創価桜の道ひらけ!
毎日毎朝、私の心に響いてくる足音がある。
それは、日本列島のあの道この道で、聖教新聞の配達の歩みを進めてくださっている、尊き「無冠の友」の足音である。
その一歩一歩が、友に今日一日の前進の力を贈り、無量無辺の「心の財」を積み、広げているのだ。
日蓮大聖人は、日女御前を励まされた。
「大空には鳥の飛ぶ跡がある。人間には見えない。大海には魚の道がある。人間には見えない」
「同じように、あなた日女御前の御身の内には、『宝塔品』が厳然とあるのである。凡夫には見えなくとも、釈迦仏・多宝如来・全宇宙の諸仏はご覧になっている」(P1250、趣意、「日女御前御返事」)と。
たとえ誰が見ていなくとも、御本仏が厳然と御照覧くださっている「生命の道」がある。これこそ、自他共に生命の「宝塔」を輝き光らせていく、自行化他の仏道修行の「道」なのである。
この娑婆世界には、御書に「冥きより冥きに入る」(P560、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と喝破されているように、悪縁に引きずられて深い闇から闇へ彷徨う不幸が、あまりに多い。
その悪道の流転を押し止めて、生きる喜びの道へ、希望の光の道へ、共に進みゆく哲理が、妙法である。
ここに、「一生成仏」を勝ち開きゆく直道がある。また、「父母を扶くる道」(P223、「開目抄」)という真実の孝養の道もある。そして万人を、これ以上ない幸福の境涯へとリードしていける「無上道」があるのだ。
現実の道には、荊も生い茂る。壁も立ちはだかる。出口の見えない、長いトンネルのような道もある。
しかし、古代ローマの哲人セネカは、「ごつごつした道こそ、崇高の頂に達する道です」と言った。
題目は、険難の坂も勇敢に上りゆくエンジンだ。
知多半島の多宝の父母は、伊勢湾台風の被災にも、悪意や偏見にも、不退の心で、「我等の決めた」この道を切り開いてきた。同志と共に、走り、語り、愛する郷土の三変土田のため、今も戦い続ける。
「悪口されると、余計に『よし、勝つぞ!』と燃えました。今、すべてが仏縁と信頼の道に変わりました。学会は、人を救う地涌の菩薩の団体です。友と会えば、すぐに歓喜の対話の道が広がります」と。
苦難の中を、もがき、苦しみながらも、法のため、人のため、社会のため、前へ踏み出した一足一足は、黄金の足跡となって、決して消えない。あとに続く人々に、限りない希望の道標と輝いていくのだ。
わが師・戸田城聖先生は叫ばれた。
「山道を大きな石がふさいで前に進めない。しかし、どうしても行かなくてはいけない。どうするか。その時こそ、『勇気』を奮い起こし、『智慧』を発揮していくところに、信心の本当の深さがある」と。
我らは、広宣流布の正道、立正安国の大道を開くことを誓い願って生まれてきた。
「新たな友よ、集い来れ!」と声をかけながら、今日も強く朗らかに、創価桜のこの道を征こう!
師弟して
誓いの道を
晴ればれと
創価桜の
満開勝利で
2015.04.05 わが友に贈る
広布のための労苦は
全て三世の福徳と輝く。
ゆえに今日も前進だ!
「月月・日日に」の心で
新たな歴史を綴れ!
同生同名御書 P1115
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身にしたがふがごとく須臾もはなれず、大罪小罪大功徳小功徳すこしもおとさずかはるかはる天にのぼて申し候と』
◇人生の座標
組織といい団体といっても、どこまでも血の通った人間の集まりである。号令や強制、まして策などで、人々の心が動くはずもない。
一人の友と、膝づめの対話を重ねる。自分自身が赤裸々な姿で、誠意を込めて友と語る。それでこそ、人の心に火をともすことができる。やがてそれが千人、万人の希望の炎となって燃え広がっていくのである。
☆100文字の幸福抄
聞き上手は、人間関係を円滑にする。
そのコツは、相づちである。
まず「うんうんと、うなずく」こと。
そして「最後まで話をさえぎらない」こと。
「私の気持ちをわかってくれている」
その信頼感こそが、
心を開かせるからだ。
☆御書とともに� 第53回 創価とは勇者の集いなり
『御いのりの叶い候はざらんは弓のつよくしてつるよはく・太刀つるぎにて・つかう人の臆病なるやうにて候べし、あへて法華経の御とがにては候べからず』(王舎城事、P1138)
◇通解
祈りが叶わないのは、弓が強いのに弦が弱く、太刀や剣があっても使う人が臆病なようなものである。決して法華経の失によるものではない。
◇同志への指針
勇気ある信心に勝る力はない。弓を引き絞って的を射るように、強盛に祈るのだ。宝剣を堂々と掲げて魔を断ち切り、勇敢に動くのだ。
創価とは勇者の集いなり。わが誉れの同志が「勇気」の二字で妙法の絶対の功徳力を湧現してきたゆえに、今日の世界広布の大発展がある。
臆さず、惑わず、祈りきり、語り抜こう! 不屈の実践に諸天の加護は厳然である。
全て三世の福徳と輝く。
ゆえに今日も前進だ!
「月月・日日に」の心で
新たな歴史を綴れ!
同生同名御書 P1115
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身にしたがふがごとく須臾もはなれず、大罪小罪大功徳小功徳すこしもおとさずかはるかはる天にのぼて申し候と』
◇人生の座標
組織といい団体といっても、どこまでも血の通った人間の集まりである。号令や強制、まして策などで、人々の心が動くはずもない。
一人の友と、膝づめの対話を重ねる。自分自身が赤裸々な姿で、誠意を込めて友と語る。それでこそ、人の心に火をともすことができる。やがてそれが千人、万人の希望の炎となって燃え広がっていくのである。
☆100文字の幸福抄
聞き上手は、人間関係を円滑にする。
そのコツは、相づちである。
まず「うんうんと、うなずく」こと。
そして「最後まで話をさえぎらない」こと。
「私の気持ちをわかってくれている」
その信頼感こそが、
心を開かせるからだ。
☆御書とともに� 第53回 創価とは勇者の集いなり
『御いのりの叶い候はざらんは弓のつよくしてつるよはく・太刀つるぎにて・つかう人の臆病なるやうにて候べし、あへて法華経の御とがにては候べからず』(王舎城事、P1138)
◇通解
祈りが叶わないのは、弓が強いのに弦が弱く、太刀や剣があっても使う人が臆病なようなものである。決して法華経の失によるものではない。
◇同志への指針
勇気ある信心に勝る力はない。弓を引き絞って的を射るように、強盛に祈るのだ。宝剣を堂々と掲げて魔を断ち切り、勇敢に動くのだ。
創価とは勇者の集いなり。わが誉れの同志が「勇気」の二字で妙法の絶対の功徳力を湧現してきたゆえに、今日の世界広布の大発展がある。
臆さず、惑わず、祈りきり、語り抜こう! 不屈の実践に諸天の加護は厳然である。
2015.04.04 わが友に贈る
広布と人生の勝負は
「勇気」で決まる。
大変な時こそ
負けじ魂を燃やし
強盛な信心を貫け!
異体同心事 P1464
『悪は多けれども一善にかつ事なし、譬へば多くの火あつまれども一水にはきゑぬ、此の一門も又かくのごとし』
◇人生の座標
ともあれ友情は、人間としての「成長」と「善」の価値を生む。悪友は、「成長」がなく、「善」の価値がない。それは、ただの仲間であり、友情ではない。「その人を知るには、その友を見よ」という言葉もある。どういう友人をもっているかで、大きな影響を受けるし、朱に交われば赤くなる。悪い心、悪い考えをもった人を近づけてはいけない。
☆100文字の幸福抄
愚癡(ぐち)は「心のさび」といえるかもしれない。
心がさびつくと、
生命の回転が鈍くなり、固まってしまう。
本来ならば、できるようなことも、
できなくなってしまう。
喜びこそが、生命を回転させる
「心の潤滑油」である。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第11回 勇気で開け 勝利の歴史を
桜開花の今、広布に走る友の生命は、いやまして輝く。
平和のため、地域のため、社会のため、妙法と共に、師と一体で戦う。これが我らの今世の使命だ。
最高に尊貴な信心の努力を、どこまでも地道にやり抜こう。これが我らの勝利の軌道だ。
広宣流布のため、立正安国のため、尊い尊い大奮闘は、諸天が見ている。
御本仏が全て御照覧である。
大変でしょうが、これほど偉大な仏道修行はない。全部、仏になるための苦労だからだ。
日蓮大聖人は『賢者はよろこび愚者は退く』(P1091、「兵衛志殿御返事」)と仰せになられた。
どうか、賢者の中の大賢者として、喜び勇んで打って出て、自他共に幸福境涯を開く大革命を成し遂げていただきたい。
戸田先生は「慈悲は勇気が表となる」と教えてくださった。
理想への勇気!
友情への勇気!
拡大への勇気!
団結への勇気!
勝利への勇気!
信心とは究極の勇気だ。
苦難がなければ喜びもない。
惰性の日々に感激はない。
友のためなら労苦を惜しまず、率先し最前線に駆けつけ、今ここに「ああ感激の同志あり」と謳われゆく君たちよ!
大切な大切な宝友と励まし合い、皆が「人間革命」し、皆が「宿命転換」できる大闘争を、仲良く、朗らかに、貫き通していこう。
誓いの旗を高く掲げ、自分自身の神々しい劇を演じていくのだ。
そして、「正義の民衆が最後は必ず勝つ」という痛快なる広布と人生の喜びの姿を、断固として示し切っていこうではないか。
未来のために、偉大なる絶対勝利の歴史を共に! 共々に! 異体同心のスクラムで!
「勇気」で決まる。
大変な時こそ
負けじ魂を燃やし
強盛な信心を貫け!
異体同心事 P1464
『悪は多けれども一善にかつ事なし、譬へば多くの火あつまれども一水にはきゑぬ、此の一門も又かくのごとし』
◇人生の座標
ともあれ友情は、人間としての「成長」と「善」の価値を生む。悪友は、「成長」がなく、「善」の価値がない。それは、ただの仲間であり、友情ではない。「その人を知るには、その友を見よ」という言葉もある。どういう友人をもっているかで、大きな影響を受けるし、朱に交われば赤くなる。悪い心、悪い考えをもった人を近づけてはいけない。
☆100文字の幸福抄
愚癡(ぐち)は「心のさび」といえるかもしれない。
心がさびつくと、
生命の回転が鈍くなり、固まってしまう。
本来ならば、できるようなことも、
できなくなってしまう。
喜びこそが、生命を回転させる
「心の潤滑油」である。
☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第11回 勇気で開け 勝利の歴史を
桜開花の今、広布に走る友の生命は、いやまして輝く。
平和のため、地域のため、社会のため、妙法と共に、師と一体で戦う。これが我らの今世の使命だ。
最高に尊貴な信心の努力を、どこまでも地道にやり抜こう。これが我らの勝利の軌道だ。
広宣流布のため、立正安国のため、尊い尊い大奮闘は、諸天が見ている。
御本仏が全て御照覧である。
大変でしょうが、これほど偉大な仏道修行はない。全部、仏になるための苦労だからだ。
日蓮大聖人は『賢者はよろこび愚者は退く』(P1091、「兵衛志殿御返事」)と仰せになられた。
どうか、賢者の中の大賢者として、喜び勇んで打って出て、自他共に幸福境涯を開く大革命を成し遂げていただきたい。
戸田先生は「慈悲は勇気が表となる」と教えてくださった。
理想への勇気!
友情への勇気!
拡大への勇気!
団結への勇気!
勝利への勇気!
信心とは究極の勇気だ。
苦難がなければ喜びもない。
惰性の日々に感激はない。
友のためなら労苦を惜しまず、率先し最前線に駆けつけ、今ここに「ああ感激の同志あり」と謳われゆく君たちよ!
大切な大切な宝友と励まし合い、皆が「人間革命」し、皆が「宿命転換」できる大闘争を、仲良く、朗らかに、貫き通していこう。
誓いの旗を高く掲げ、自分自身の神々しい劇を演じていくのだ。
そして、「正義の民衆が最後は必ず勝つ」という痛快なる広布と人生の喜びの姿を、断固として示し切っていこうではないか。
未来のために、偉大なる絶対勝利の歴史を共に! 共々に! 異体同心のスクラムで!
2015年4月3日金曜日
2015.04.03 わが友に贈る
信心とは「行動」だ!
深き祈りを根本に
智慧の限りを尽くして
勝利の日々を刻もう!
限界突破の歴史を綴れ!
一生成仏抄 P384
『迷う時は衆生と名け悟る時をば仏と名けたり、譬えば闇鏡も磨きぬれば玉と見ゆるが如し』
◇人生の座標
自分と違うところをもつ人を尊敬できる「心の大きさ」が、友情の土壌です。「大きい心」があれば、その分、素晴らしい友情ができる。「小さい心」は、小さな、やせ細った孤独しか育たないでしょう。
☆100文字の幸福抄
桜の花言葉には「心の美」とある。
「さくら」という名前それ自体に
「咲く」というひたむきな意志が宿っている。
逆境にあろうとも、
希望の花、勝利の花を
咲かせてみせるという、
女性たちの毅然たる決意と響きあっている。
☆御書とともに� 第52回 病に負けない妙法の力
『設い業病なりとも法華経の御力たのもし、阿闍世王は法華経を持ちて四十年の命をのべ陳臣は十五年の命をのべたり』(富木尼御前御返事、P975)
◇通解
たとえ業病であっても、法華経の御力は頼もしい。阿闍世王は法華経を受持して40年も寿命を延ばし、天台大師の兄の陳臣も15年も寿命を延ばした。
◇同志への指針
牧口先生が大切にし、病の友を励まされた一節である。病気は誰人も避けられない。しかし、「法華経の御力たのもし」である。嘆いてはならない。負けてはならない。師子吼の題目で病魔を打ち破っていくのだ。
仏の大境涯を勝ち開くための病である。毅然と「更賜寿命」の功力を顕していくのだ。
私も妻と、全同志の健康長寿を祈りに祈り抜いている。
深き祈りを根本に
智慧の限りを尽くして
勝利の日々を刻もう!
限界突破の歴史を綴れ!
一生成仏抄 P384
『迷う時は衆生と名け悟る時をば仏と名けたり、譬えば闇鏡も磨きぬれば玉と見ゆるが如し』
◇人生の座標
自分と違うところをもつ人を尊敬できる「心の大きさ」が、友情の土壌です。「大きい心」があれば、その分、素晴らしい友情ができる。「小さい心」は、小さな、やせ細った孤独しか育たないでしょう。
☆100文字の幸福抄
桜の花言葉には「心の美」とある。
「さくら」という名前それ自体に
「咲く」というひたむきな意志が宿っている。
逆境にあろうとも、
希望の花、勝利の花を
咲かせてみせるという、
女性たちの毅然たる決意と響きあっている。
☆御書とともに� 第52回 病に負けない妙法の力
『設い業病なりとも法華経の御力たのもし、阿闍世王は法華経を持ちて四十年の命をのべ陳臣は十五年の命をのべたり』(富木尼御前御返事、P975)
◇通解
たとえ業病であっても、法華経の御力は頼もしい。阿闍世王は法華経を受持して40年も寿命を延ばし、天台大師の兄の陳臣も15年も寿命を延ばした。
◇同志への指針
牧口先生が大切にし、病の友を励まされた一節である。病気は誰人も避けられない。しかし、「法華経の御力たのもし」である。嘆いてはならない。負けてはならない。師子吼の題目で病魔を打ち破っていくのだ。
仏の大境涯を勝ち開くための病である。毅然と「更賜寿命」の功力を顕していくのだ。
私も妻と、全同志の健康長寿を祈りに祈り抜いている。
2015年4月2日木曜日
2015.04.02 わが友に贈る
不可能を可能に!
それが法華経の兵法だ。
世界が仰ぐ常勝関西よ
不屈の信心で立て!
師弟不二の大道を進め!
内房女房御返事 P1423
『過去の慈父尊霊は存生に南無妙法蓮華経と唱へしかば即身成仏の人なり』
◇人生の座標
雨の一滴も、川の水の一滴も、大海の一滴も、一滴には違いない。小さな世界の中の友情であったとしても、全世界の友情につながる。同じ「友情」であり、違いはない。「一人」の本当の友人をつくることが、「世界」の平和へと通じているのです。
☆100文字の幸福抄
一人の人生にはそれぞれ
自分を育んでくれた大地の存在がある。
人は大地の恩恵を受け、人生の花を咲かせる。
恩を忘れない人は、美しい。
自分を育ててくれた
大地の恩に報いていける人こそ、
豊かな人生を歩んでいける。
☆世界広布新時代第17回各部代表者会議 名誉会長が伝言
世界広布新時代第17回の各部代表者会議が23日、東京・新宿区の常勝会館(本部第二別館内)で開催された。
これには池田名誉会長が伝言を寄せ、広宣流布のための行動は全部、皆の大功徳に変わると力説。一人一人が、いよいよ信力・行力を奮い起こして、絶大なる仏力・法力を呼びあらわしていこうと訴えた。
さらに、勝負を決するのは「団結」である。明るく仲良く声を出して、「水魚の思」で守り合い、日本全国、全世界の友と、5月3日を喜び祝おうと念願した。
それが法華経の兵法だ。
世界が仰ぐ常勝関西よ
不屈の信心で立て!
師弟不二の大道を進め!
内房女房御返事 P1423
『過去の慈父尊霊は存生に南無妙法蓮華経と唱へしかば即身成仏の人なり』
◇人生の座標
雨の一滴も、川の水の一滴も、大海の一滴も、一滴には違いない。小さな世界の中の友情であったとしても、全世界の友情につながる。同じ「友情」であり、違いはない。「一人」の本当の友人をつくることが、「世界」の平和へと通じているのです。
☆100文字の幸福抄
一人の人生にはそれぞれ
自分を育んでくれた大地の存在がある。
人は大地の恩恵を受け、人生の花を咲かせる。
恩を忘れない人は、美しい。
自分を育ててくれた
大地の恩に報いていける人こそ、
豊かな人生を歩んでいける。
☆世界広布新時代第17回各部代表者会議 名誉会長が伝言
世界広布新時代第17回の各部代表者会議が23日、東京・新宿区の常勝会館(本部第二別館内)で開催された。
これには池田名誉会長が伝言を寄せ、広宣流布のための行動は全部、皆の大功徳に変わると力説。一人一人が、いよいよ信力・行力を奮い起こして、絶大なる仏力・法力を呼びあらわしていこうと訴えた。
さらに、勝負を決するのは「団結」である。明るく仲良く声を出して、「水魚の思」で守り合い、日本全国、全世界の友と、5月3日を喜び祝おうと念願した。
2015.04.01 わが友に贈る
躍動の春本番!
大いなる誓いが
大いなる歴史を開く。
若々しい息吹で
希望に燃えて出発だ!
王舎城事 P1138
『御いのりの叶い候はざらんは弓のつよくしてつるよはく太刀つるぎにてつかう人の臆病なるやうにて候べし』
◇人生の座標
胸中の希望に光をそそぎ、燃え上がらせるものこそ、温かな「励まし」ではないだろうか。周囲の人々が、いわば"心の引力"をもって、本人を希望の方向へ、生の方向へと励まし、導いていくことである。
「励」ましという文字には「万」の「力」とある。まさに、人々に「万」の「力」をおくるものこそ、心からの「励まし」である。
☆100文字の幸福抄
真の幸福はどこか他の世界にあるのではない。
身近にある。足元にある。
困難を避けて、夢を追うような
幻の人生ではいけない。
夫婦で互いに助け合い、一日一日を着実に、
地道に生き抜いていくところに、
幸福は光り輝き、喜びが生まれる。
☆沖縄で世界青年平和大会 名誉会長がメッセージ
沖縄青年部の「沖縄戦70年 世界青年平和大会 OKINAWAピースウエーブフェスタ2015」が22日の昼と夜、約8,000人が参加して宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催。池田大作名誉会長が祝福のメッセージを寄せた。これは、創価学会青年部の「SOKAグローバルアクション」の一環で行われたもの。沖縄青年部で進めてきた平和意識調査が3万人を超えたことが発表された。
「うりずん」——沖縄で春分から梅雨入りにかけ、大地が潤い、緑が深まり、鮮やかに花咲く頃を表す言葉である。あちこちで緑の中にピンクや黄の花々がこぼれ、風に揺れる。
だが70年前、美しいうりずんの島から笑顔が消えた。凄惨な地上戦。20万を超える命が奪われ、県民の4人に1人が犠牲となった。涙が染み込んだ大地で戦後も苦難が続く。
「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」
名誉会長はこの一節から、小説 『人間革命』 の執筆を沖縄で開始(1964年12月2日)。「最も苦しんだ沖縄こそ、最も幸福になり、最も平和になる権利がある」との信念で、友を励ましてきた。
2,000年の世界青年平和大文化総会で、名誉会長は青年とカチャーシーを舞った。その同じ会場で、今回の大会は開かれた。
(中略)
名誉会長はメッセージの中で、青年部の奮闘を讃え、「わが命に秘められた尊厳なる力を引き出し、自分にしかできない使命を、思う存分に果たし抜くこと」「一人一人の命を敬い、大切にし、励まし合って、仲良く前進していくこと」「自分の命を育んでくれた家庭や地域や社会に恩返しをし、世界の平和と繁栄のために、自分らしく貢献していくこと」を強調した。
大いなる誓いが
大いなる歴史を開く。
若々しい息吹で
希望に燃えて出発だ!
王舎城事 P1138
『御いのりの叶い候はざらんは弓のつよくしてつるよはく太刀つるぎにてつかう人の臆病なるやうにて候べし』
◇人生の座標
胸中の希望に光をそそぎ、燃え上がらせるものこそ、温かな「励まし」ではないだろうか。周囲の人々が、いわば"心の引力"をもって、本人を希望の方向へ、生の方向へと励まし、導いていくことである。
「励」ましという文字には「万」の「力」とある。まさに、人々に「万」の「力」をおくるものこそ、心からの「励まし」である。
☆100文字の幸福抄
真の幸福はどこか他の世界にあるのではない。
身近にある。足元にある。
困難を避けて、夢を追うような
幻の人生ではいけない。
夫婦で互いに助け合い、一日一日を着実に、
地道に生き抜いていくところに、
幸福は光り輝き、喜びが生まれる。
☆沖縄で世界青年平和大会 名誉会長がメッセージ
沖縄青年部の「沖縄戦70年 世界青年平和大会 OKINAWAピースウエーブフェスタ2015」が22日の昼と夜、約8,000人が参加して宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催。池田大作名誉会長が祝福のメッセージを寄せた。これは、創価学会青年部の「SOKAグローバルアクション」の一環で行われたもの。沖縄青年部で進めてきた平和意識調査が3万人を超えたことが発表された。
「うりずん」——沖縄で春分から梅雨入りにかけ、大地が潤い、緑が深まり、鮮やかに花咲く頃を表す言葉である。あちこちで緑の中にピンクや黄の花々がこぼれ、風に揺れる。
だが70年前、美しいうりずんの島から笑顔が消えた。凄惨な地上戦。20万を超える命が奪われ、県民の4人に1人が犠牲となった。涙が染み込んだ大地で戦後も苦難が続く。
「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」
名誉会長はこの一節から、小説 『人間革命』 の執筆を沖縄で開始(1964年12月2日)。「最も苦しんだ沖縄こそ、最も幸福になり、最も平和になる権利がある」との信念で、友を励ましてきた。
2,000年の世界青年平和大文化総会で、名誉会長は青年とカチャーシーを舞った。その同じ会場で、今回の大会は開かれた。
(中略)
名誉会長はメッセージの中で、青年部の奮闘を讃え、「わが命に秘められた尊厳なる力を引き出し、自分にしかできない使命を、思う存分に果たし抜くこと」「一人一人の命を敬い、大切にし、励まし合って、仲良く前進していくこと」「自分の命を育んでくれた家庭や地域や社会に恩返しをし、世界の平和と繁栄のために、自分らしく貢献していくこと」を強調した。
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