青年が青年を呼び
新たな奔流を起こす。
それが青年学会だ。
君が勝利の先陣を!
貴女が幸福の拡大を!
女人成仏抄 P471
『心地観経に云く「有情輪回して六道に生ずること猶車輪の始終無きが如く或は父母と為り男女と為り生生世世互いに恩有り」等云云』
◇希望の明日へ
人は、社会的な地位を手にし、財産を築くにつれ、徐々に「素直な心」を失っていくものだ。若き日の理想を忘れ、慢心と倣りに堕していく人も、少なくない。そうしたなかにあって、有数の財界人である松下幸之助氏は芳名録に「素直な心」と記された。私は、真実の法則と人生に対する敬慶な心の音律を、そこに感じてならなかった。偉大な人は、どこまでも偉大である。偉大そうな人と、偉大な人とは違う。これが私の人物観である。見せかけだけの人は、いかに偉そうに見せても、長続きはしない。ふとした態度、言葉に、その本質がすべて表れてしまうものだ。
昭63・1・9
☆女性に贈ることば 二月十四日
人間は自分一人で生まれてくることはできない。また附して、たった一人で一人前の人間になれるものでもない。家族のなかに生まれ、家族のなかで育ち、やがて一個の人間として成長していく。夫婦も、親子も、兄弟姉妹も、日に見えぬひとつの法則で結ばれているともいえる。その心の絆こそ、真の家族の結晶であるに違いない。
☆今日のことば 二月十四日
高山を征服しようという意欲はあっても、登山の技術をもたなければ、暴挙にすぎなくなってしまう。それと同じく、人生のあらゆる障害も、それを克服するには、どうすれば、もっとも確実に、価値的に目的を達成できるかを知らなければなるまい。
☆100文字の幸福抄
詩とは何より
心の世界の真実である。
季節のわずかな変化にも美を発見できること。
困っている人を見たら、
すぐに身体が動くこと。
そうした姿は、言葉以上に豊かに
子どもたちの心を育むに違いない。
☆我らの勝利の大道No.095 幸福の太陽・婦人部(下)
◇今の労苦が福徳の根っこに
共に智慧と慈悲と歓喜の花を!
「信心の炎」を一段と燃え上がらせて
天晴れな
世界の広布を
開きゆく
女性の未来は
無限の希望が
釈尊、そして日蓮大聖人が悲願となされた一閻浮提の広宣流布を、今この時に成し遂げゆく創価の師弟の宿縁は限りなく深い。
「SGIの日」である一月二十六日は、福光の希望を広げる「東北女性の日」でもあり、さらに前日の一月二十五日は、正義の誉れ輝く「関西婦人部の日」に当たっている。
この記念日を祝し、世界広布の懸け橋となって、翻訳の労作業に携わってくれている有志の方々が、あのヘレンーケラーの著書『サリバン先生』を、名訳とともに届けてくださった。
翻訳・通訳という世界広布の生命線においても、研鎖と努力を惜しまぬ女性たちが、いやまして大きな使命を果たしてくれている。
目と耳と□の不自由という"三重苦"を克服した、ヘレンーケラーは、師であるサリバン先生へ尽きせぬ感謝を込めて記した。
「先生は私の身体的弱さに合わせて教えるのではなく、教えようとする高みへと私の精神の強さを少しずつ引き上げてくださった」と。重みのある言である。
サリバン先生自身も、幼少期から幾多の苦労を重ね、失明の危機も乗り越えてきた女性である。
苦しみを分かち合いながらも、そこに止まらない。その人が持つ、生命の限りない強さを引き出し、共に境涯を高めていく−−わが婦人部の「人間革命」への激励にも通ずる。
ヘレンーケラーは、こうも振り返っている。
「当時のサリバン先生は、華麗な花を咲かせるために、冷たい暗闇の中で労苦している根っこのような気持ちであっだのではないかと思います。
しかし、先生がいつも、この時期が人生の中で最も充実し、喜びにあふれた日々であったと述懐されていたことを思い出すと、私はとても嬉しくなるのです」
人を育てる苦労と喜びは何と尊く、深いものか。
わが子のため、わが友のため、祈り、悩み、尽くす。その目に見えない労苦と奮闘は、必ずや自分自身の生命の福徳となって積まれる。そして、その福徳が、そのまま、わが子に、わが友に伝わっていくのである。
「御義口伝」に、『自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり』(P761)と仰せである。
この究極の「智慧」と「慈悲」と「歓喜」の花を、地域にも、世界にも、咲かせ広げているのが、創価の女性たちである。
◇麗しき女性の連帯
皆様方は「異体同心」という最高に麗しきスクラムを組みながら、広宣流布の大目的へ弛みなく前進している。これほど強く、これほど明るい姿はない。
思えば、創価教育の師父・牧口常三郎先生は、いち早く女性のための通信教育を推進された。女性の活躍の広がりが、人類の幸福と平和に直結することを確信されていたのであろう。
そこには、日蓮大聖人の『男女はきらふべからず』(P1360)、『女人と妙と釈尊との三全く不同無きなり』(P842)との大宣言の精神が光っている。
しかし、日本において女性を取り巻く環境は、まだまだ厳しい。世界経済フォーラムが発表した「男女格差指数」(昨年十月)によると、日本の平等度は百三十五力国中、百一位。残念ながら先進国では異例の低さという。
私が対談集を発刊した、ヨーロッパ統合の父クーデンホーフ=カレルギー伯爵は語っておられた。
「女性は男性よりも、はるかに誠実な平和主義者です。女性は生命をはぐくみ育てるのが本能であって、殺戮を望みません。
それは、自然が女性に、男性にはできない使命を与えたためです」
女性が輝いてこそ、地域も、社会も、未来も輝きに包まれゆく。女性が最も輝ける社会を目指すことこそ「平和の大道」なりと、私はいま一度、強く訴えたい。
その開道の先覚者こそ、私たちが最大に尊敬し、信頼する世界第一の創価の婦人部なのである。
◎地域内の女子中等部員が、見事、創価高校に合格しました。素晴らしい!頑張ったね!、そして、心からオメデトウ!(^^)!