新入会の友に
真心の励ましを!
共に学び、動くことが
最高の人材育成。
徹して一人を大切に!
佐渡御書 P960
『此八種は尽未来際が間一づつこそ現ずべかりしを日蓮つよく法華経の敵を責るによて一時に聚り起せるなり譬ば民の郷郡なんどにあるにはいかなる利銭を地頭等におほせたれどもいたくせめず年年にのべゆく其所を出る時に競起が如し』
◇希望の明日へ
信頼できる人、頼れる人、何でも相談できる人−−そういう人をもち、自分もそういう人になる。その人は、幸福である。一人でいれば、自由で、気ままなようであるが、結局は、さびしい。孤独地獄というか、わびしい、寒々とした生活になってしまう。人間は人と人の間と書く。人と人との信頼の絆を、励ましあいの心を育んでこそ、人生は豊かになる。自分も楽しい。
平5・11・21
☆女性に贈ることば 二月十日
家庭教育へのアドバイス−−
○子どもと交流する日々の工夫を
○父と母が争う姿を見せない
○父と母が同時には叱らない
○公平に。ほかの子と比較しない
○親の信念の生き方を伝えよう
☆今日のことば 二月十日
新しい事業の建設には、希望があり、未来がある。だが、その完成へ向かって、どこまで努力と研究と忍耐がつづけられるかによって、その事業が真実に進展し具体化されるか、あるいは夢想と化して消滅していくかが決定されるのである。
☆100文字の幸福抄
漢字で「日に向かう葵」と記されるヒマワリは、
欧州で「小さな太陽」と呼ばれ、
幸福のシンボルとなっている。
日輪と共に快活に胸を掛り、
自らもまた太陽のように周囲を暗らしていく。
ヒマワリのような
笑顔の花を咲かせる人生でありたい。
☆我らの勝利の大道No.094 幸福の太陽・婦人部(上)
◇「指針」から50周年。
この二月十一日、私が第三代会長として、「婦人部に与う」と題した指針を、皆様方のために綴って、五十年の節目を迎える。
"広宣流布は婦人・女性の手で"−−これが恩師・戸田城聖先生の叫びであった。絶対の確信であった。先生のお誕生日にあたるこの日に、私は恩師を偲びながら筆を執ったことを懐かしく覚えている。
−−つねに太陽の如く、いかなる苦難の嵐にあうとも、厳然と題目をあげきり、生活と人生の勝利へ、賢明なる前進を! と−−。
半世紀前、戸田先生と一体の私の呼びかけに、全国の婦人部の皆様は応えて、一人ひとりが、地区や支部、また一家の「幸福操縦士」であり、「幸福博士」として奮起してくれた。
病苦や経済苦、家族の問題など、立ちすくむような難問にぶつかっても、"宿命が大きいということは、使命も大きい。功徳も大きいということ"と励まし合いながら、いよいよの信心で挑んでいった。そして、
『月月・日日に』(P1190)境涯を高め、人生を開き、地域をも変革していったのである。
どんな苦悩であれ、妙法受持の女性に変毒為薬できないものなどない。一人ももれなく、絶対に幸福になる−−この希望の劇を無量無数に積み重ねてこられたのが、多宝会、宝寿会(東京)、錦宝会(関西)の先輩方である。
嬉しいことに、その心は、ヤング・ミセス、さらに女子部の世代にまで生き生きと流れ通っている。
◇偉大な蘇生の物語
私が妻と共に、草創の高等部の頃から見守ってきた女性リーダーがいる。
彼女は、戦前に韓・朝鮮半島から強制連行された父と、長崎で被爆した日本人の母との間に生まれた。幼い頃から、理不尽な差別を受けるだけでなく、被爆二世として身体の不調にも苦しめられてきた。
絶望と不安の淵にあった十代の乙女に、親友が「お題目あげな! 命の底から元気になるから、やりな!」と信心を勧めてくれた。
「自分も変われるかもしれない」と入会を決意。枯れ果てた命に瑞々しいエネルギーがみなぎってくるような歓喜を覚えたという。
大聖人は、『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』(P947)と仰せである。この「蘇生」の大功力を生命に湛えながら、彼女は学会活動に邁進した。
良き伴侶と出会い、原爆症も乗り越えて、二人のお子さんを出産した。その後、戸田先生が「原水爆禁止宣言」を発表された神奈川・横浜に移転。苦しんできたからこそ、人の痛みのわかる自分に成長をと誓い、この地で誠実に平和の連帯を広げてきたのである。
このほど、お嬢さんが、韓国の名門大学の大学院で最優秀の成績を収めて頑張っているとの、喜びの報告も届けてくれた。
一人の母の物語である。ここには「生命の尊厳」も、「人間の平等」も、何と美事に体現されていることか。
私か今回の「SGI(創価学会インタナショナル)の日」の提言で申し上げた、
�他者と苦楽を共にしようとする意志
�生命の無限の可能性に対する信頼
�多様性を喜び合い、守り抜く誓い
この三つの指標を日々、「草の根の連帯」の中で、実践してくれているのも、明るく賢く大らかな創価の女性だちなのである。