新聞休刊日
中興入道消息 P1333
『去ぬる正嘉年中の大地震文永元年の大長星の時内外の智人其の故をうらなひしかどもなにのゆへいかなる事の出来すべしと申す事をしらざりしに、日蓮一切経蔵に入りて勘へたるに』
◇希望の明日へ
病気に悩む同志に対しては、心をくだきにくだいて守りあい、激励していくことが大切である。ただし、病院での看護も整備されている時代にあっては、だれもかれも見舞いに行くことだけが、真心ではない。むしろ、病院には行かないで、自宅等で題目を送ったほうが価値的な場合も少なくない。ともあれ、人情の機微を踏まえた励ましを、お願いしたい。
昭63・11・24
☆100文字の幸福抄
「非暴力」とは、
単に暴力を使わないというだけではない。
暴力は、問題や対立の原因を
「人のせい」にするところから生まれる。
非暴力とは、その反対に、
「まず自分が変わろう」とする
生き方なのである。
☆新・人間革命 法旗23
勢い−−。
それは、"断じて成し遂げよう!"という、強き決意と闘魂から生まれる。
それは、自ら勇んでなそうとする、自主、自発の行動から生まれる。
それは、間髪を容れぬ迅速な実践によって生まれる。
それは、皆が互いに競い合い、触発し合う、切磋琢磨から生まれる。
そして、戦いは、勢いのある方が勝つ。
☆我らの勝利の大道No.092 尊き全同志に感謝
◇平和・安穏・幸福へ確かな一歩
大勝利
広布の歴史に
三世まで
友の奮闘
名誉と光らむ
「青年学会 拡大の年」を、我らは戦い、勝った。
大勝利のこの一年──。私は、わが愛する同志一人ひとりの手を取り、高く掲げて、大健闘を讃えたい気持ちでいっぱいである。
創価の母・婦人部の奔走は、何と神々しいことか。
黄金柱の壮年部の、堂々たる前進も美事である。
世界の希望である青年の活躍は一段と目覚ましい。
偉大な生命尊厳の哲理を持ち、地域のために祈り、語り、動き、一人ひとりと地道に友情を広げる。その一歩また一歩が、いかに尊貴であることか。
ロシアの法華経研究の母であるヴォロビヨヴア博士は、語っておられた。
「私は創価学会の皆様に叫びたい。
皆様の一歩は、日本のみならず世界の人びとを『平和』と『安穏』と『幸福』へ導く一歩なのです」と。
今日も、「無冠の友」の皆様方は、厳寒の中で、誉れのわが地域を走り抜いてくださっている。
この一年も、黙々と我らの宝城を荘厳してくださった「守る会」の同志がいる。
さらに、今月、結成六十周年を迎えた「統監部」の友が、緻密な貢献を続けられていることも、よく存じ上げている。
それぞれの地域で、大変お世話になっている個人会場のご家庭にも、皆で心から感謝申し上げたい。
わが学会は、陰の労苦を惜しまない尊き尊き皆様方によって支えられている。
日蓮大聖人が佐渡流罪の大難を勝ち越えて鎌倉へ帰られる折の、佐渡の門下との惜別の情を綴られた一節がある。「国府尼御前御書」に、こう仰せである。
『つらかりし国なれどもそりたるかみをうしろへひかれ・すすむあしもかへりしぞかし』(P1325)
−−大変に辛い流刑地でしたが、わが身を顧みず、私を守ってくださった方々とお別れする時は、まさに後ろ髪を引かれる思いがしました−−と、門下の陰の支えに深い感謝の念を表されている。
私には、人知れず学会を厳然と護り、広布のため、後輩のためにと尽くしてくださっている、偉大な多宝の父母たちへの仰せであると拝されてならない。
大聖人はこの国府尼に対して、『後生には霊山浄土に・まいりあひ・まひらせん』(同P)とも語りかけておられる。
日蓮仏法の精神に照らせば、大聖人と御一緒に、我らは生死を超えて「常楽我浄」の生命の旅を未来永劫に続けていけるのである。
私も、霊山に旅立たれた同志の方々に、朝な夕な、追善回向の題目を送らせていただいている。私の生命から、永遠なる広布の戦友たちが離れることはない。
このたび蓮祖ゆかりの天地に、新たに佐渡平和会館が誕生した。佐渡の素晴らしい地域広布の大発展を、大聖人が、いかばかりお喜びくださることだろうか。
◇全員が大人材に!
この十二月で、師・戸田城聖先生が、男子部の人材グループ「水滸会」を結成されてから六十年となる。
初会合の冒頭、先生は「水滸会から巣立った者は、いずれそれぞれの道で一流の人物となっていくのだ」と宣言された。
その直後の昭和二十八年(一九五三年)一月二日。二十五歳の私は、男子部の第一部隊長の任を受けた。
「一年間で一千人の連帯への拡大」という目標を掲げて、三百三十七人の陣列から行動を開始した。
私が率先して実行し、リーダーに訴えたことは−−
第一に、わが同志を慈しみ、励ますこと。
第二に、目標達成まで祈り切ること。
第三に、自分自身が成長し続けること。
第四に、勇気をもって戦い抜くこと、である。
この挑戦の中で、一人ひとりが信心の喜びに目覚め、秘めていた力を、思う存分に発揮していった。そして、皆が喜々として、励まし合いながら、目標を突破していったのである。
実践によって青年を育て、酒々たる大河の如く、平和の人材群を、社会へ、世界へ送り出していく。ここに、創価の本領がある。
この一年も、わが青年部の君たち、貴女たちは、本当によく戦ってくれた。
女子部の清新なる"華陽リーダー"も、皆、大きく成長してくれた。
新たな男女青年部の躍進そして勝利が、新たな広布の道を開くのだ。
雄々しき青年たちよ!
太陽の心の乙女だちよ!
英知の学才たちよ!
大成長の青春たれ!
皆、かけがえのない若き生命の明鏡を、自分らしく磨き上げながら、一流の「人間の賢者」「幸福の博士」、そして「平和の指導者」に育っていただきたい。そのための最高の修行が、日々の勤行・唱題であり、学会活動なのである。