2012年7月1日日曜日

2012.07.01 わが友に贈る

青春の宝は
不屈の挑戦の中に!
若き君よ
誓願の7月を
完全燃焼で飾れ!

撰時抄 P291
『されば我が弟子等心みに法華経のごとく身命もおしまず修行して此の度仏法を心みよ』

◇希望の明日へ
目的に向かって懸命な行動を続けていくならば、たとえ短期的には成果が出なくても、やがて必ずや、一つの結実を生むことができる。それが人生の法則であろう。ゆえに、一喜一憂することなく、生あるかぎり、わが目標に向かって奔走し、行動し抜くことが大切なのである。
昭62・12・19

☆平成24年7月号大白蓮華巻頭言「君よ、青春勝利の勇舞を!」
我が青春
 悔いなく生き抜け
  この道で
 晴れの使命を
  宝と抱きて

二十世紀の大歴史学者トインビー博士との対話の折に、私は「これからの青年が一番心がけるべきことは?」と尋ねたことがある。
博士は熟考されつつ、「忍耐強くあれ」との一言を贈ってくださった。
急速に変化を続ける、困難な時代を生きねばならない青年たちの辛労を思いやられての発言であった。
あれから四十年。二十一世紀を担い立つ世代には、世界経済の低迷、若者の深刻な失業、自然災害の脅威、少子高齢社会の不安等、いやまして多くの難問が立ちはだかっている。
その中にあって、わが創価の青年たちは、来る日も来る日も、生命尊厳の哲理の旗を掲げ、忍耐強く「立正安国」の行動に打って出てくれている。何と明るく、頼もしいことか。
法華経には、「太陽と月の光明が、諸々の闇を除くことができるように、妙法を受持する人は世間の中で行動して、衆生の闇を滅することができる」(趣意)と説かれる。
舞台は「世間」。すなわち、濁り乱れた社会のっっ只中で、地涌の若人は、何ものにもへこたれず、苦しみをも楽しみに変えながら、絶望の闇を打ち破り、前途を照らし晴らす妙法の光を放っていくのだ。
広宣流布の巌窟王たる戸田城聖先生も、「私は信心のこととなると、強情なまでに辛抱強いんだよ」と言われていたことが、胸に熱く蘇る。

日蓮大聖人が、仏教史上、初めて開いてくださった「仏法即社会」の正道を、忍辱の鎧を着て勇猛精進し、勝利の実証を打ち立ててきたのが、我ら創価の師弟の誇りである。
厳しい試練に立ち向かう、若き南条時光への御聖訓には、『ひとへにおもひきりて』(P1539)と仰せである。策でもなければ、要領でもない。正義のために思い切って戦う時、青年の本当の強さが発揮される
師匠と同じ広宣流布の誓願に勇んで立ち上がるならば、自身の小さな殻を突き破って、仏の智慧と力が歓喜踊躍して迸り、湧き出でるのだ。

いかなる悪世にあろうとも、妙法と一体の青年の勇気には、全宇宙の諸天善神を揺り動かす力がある。その若き連帯は、悪鬼魔民さえも仏の陣列の味方に変えずにはおかない。
昭和三十二年(一九五七年)七月、大阪事件の弾圧にも、関西青年部は、私と共に一歩も怯まなかった。絶対に信頼できる同志に、私は言った。
「青年の勇敢な信心に、皆がついてくる。尽未来際までの民衆に幸福を及ぼさんとする我らではないか。次も断じて戦う!そして勝つのだ」
この常勝関西の負けじ魂の炎は、後継の若人へと受け継がれている。
大聖人は、時光に『とにかくに法華経に身をまかせ信ぜさせ給へ、殿一人にかぎるべからず・信心をすすめ給いて過去の父母等をすくわせ給へ』(P1557)とも仰せになられた。
わが生命に無量の「心の財」を積み、父母に孝養を尽くし、縁する人々に希望を贈りながら、社会を変革し、国土までも転換していく。この最高に価値ある栄光の青春を、青年部は堂々と閑歩していただきたい。
人類が待望する「持続可能な地球社会」とは、青年が永遠に勝ち栄えゆく世界だ。今の君たちの勝利こそが、その未来を開くことを忘れまい。

後継の
 広宣流布の
  指導者と
 歴史 残せや
  勝利飾れや

◎きょうから希望の明日へは、「実践」です。!(^^)!