豪雨被害の皆様に
心からお見舞いを。
無事・安穏を深く祈念。
配達も無事故第一で。
厳重な警戒を怠りなく。
立正安国論 P26
『蒼蠅驥尾に附して万里を渡り碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ』
◇希望の明日へ
仏法は、口でどんなことを言うよりも、振る舞いが大切である。また賢明に生活していく人が、確かな幸福の軌道を歩む人である。
平3・9・9
☆未来対話−−君と歩む勝利の道 第3回「友情は宝なり」
−−今、若き後継の友は、各地で「未来対話」を学び合い、皆で成長を誓い合っています。
「池田先生のお話を、直接、聞いているような気持ちになりました」と、感想を寄せてくれたメンバーもいます。「師匠」と「弟子」の心は一つと、深く感動します。
池田名誉会長 未来部のみんなは、私の生命だもの。私も、みんなの声を聞いて、みんなの心を感じているよ。さまざまな悩みに、真つ正面から向き合っていることも、よく分かります。
−−友情に関する質問や悩みが多いのには、本当に驚きました。
「同級生との接し方が苦手で、自分から声をかけられません」「ケンカをして仲直りしたいけど、なかなか勇気が出ません」などなどです。
名誉会長 何とかしたいと悩むのは、一歩前進している証拠です。一生懸命だから、悩むんです。
昔から文学作品にも、「友情」をテーマにした傑作が多い。太宰治の『走れメロス』や、ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』などが、時代が変わっても読み継がれているように、誰もが真剣に見つめてきた命題なんです。
だから、みんなの友情の悩みも、自分だけで窮屈に抱えずに、偉大な文学や先人たちの「智慧の鏡」に照らしながら、大きな心で悠々と見つめていったらどうだろうか。
−−「友だちは増えても、親友がいません」という悩みも寄せられていました。
名誉会長 焦ることはありません。若い皆さんの友情の物語は、いよいよ始まったばかりです。
皆さんの年代になれば、自分の個性も考え方も、はっきりしてくる。今まで仲良しだったのに、だんだん合わない感じがする友だちもいるでしょう。時には「孤独」を感じることもあるかもしれない。
それは、みんなが成長しているからなんです。
皆さんは、体も、心も、頭も、日々、発達している。友情だって成長し、発達していくんです。それは、自立した人間として、大人への階段を上っていくステップと言ってよいでしょう。
その途上の孤独や葛藤に耐えてこそ、「自分が本当に必要としている人は誰か」を知ることもできます。
私は、戸田先生と出会う直前の19歳の時、親友と真摯に人生を語り、哲学を語り合いました。友はキリスト教の信仰を選びました。私自身は詳しい教義を理解できないながらも友の決断を尊重し、それぞれの道を歩み始めたのです。
「森ヶ崎海岸」の詩に−−
友の求むる 遠き世に
たがうも吾れは 己が道
と詠んだ通りです。
その友は、今も私の胸の中にいますし、仏法者として題目を送り続けています。
「真実の正しい人生とは」−−戦後、それまでの価値観が崩壊する中で、私は悩み抜きました。
師匠と仰ぐ戸田城聖先生とお会いできたのは、まさにその時です。私か求めていたのは、この方だと思いました。
そして数々の薫陶を受け、戸田先生の弟子として、世界中に友人をつくり、広げてきました。皆さんのお父さん、お母さん方とも、広宣流布という志のもとに、固い友情で結ばれています。