さじき女房御返事 P1231
『たとへばはるの野の千里ばかりにくさのみちて候はんにすこしの豆ばかりの火をくさひとつにはなちたれば一時に無量無辺の火となる』
◇希望の明日へ
人間として生きているかぎり、最高善の実践に生きるべきである。最高の善に対して反対すれば最高の悪となり、最高の善に賛同し共に行動すれば、自らもそれに獣なっていくことができるのである。
平1・3・22
☆御書とともにNo.085 強敵を迎え撃て
『釈迦如来の御ためには提婆達多こそ第一の善知識なれ、今の世間を見るに人をよくなすものはかたうどよりも強敵が人をば・よくなしけるなり』(種種御振舞御書、P917)
◇通解
釈迦如来にとっては(迫害を加えてきた)提婆達多こそ第一の善知識ではなかったか。今の世間を見ると、人をよくするものは、味方よりも強敵が人をよくしているのである。
◇同志への指針
青年よ、喜び勇んで「強敵」を迎え撃て!
試練に臆し、苦難を避ける心に、魔は増長し付け入ってくる。
「さあ、来い!」と、あえて強敵に挑んでこそ、わが生命は鍛えられ、磨かれる。そこに人間革命があり、一生成仏がある。
日蓮大聖人に直結する我らは「師子王の心」を取り出して、何ものも恐れず、堂々と悠々と一切を勝ち越えていくのだ!