2012年7月17日火曜日

2012.07.17 わが友に贈る

信心とは
仏と魔との戦い!
一つ一つ真剣に
勝利していくことだ。
題目根本で進め!

◇今週のことば
創価ファミリー大会は
希望と和楽と歓喜の集い。
人材を育てる人こそ
未来を創る大人材だ。
「信心の継承」に総力を!
2012年07月17日

南条殿御返事 P1578
『法妙なるが故に人貴し人貴きが故に所尊しと申すは是なり』

◇希望の明日へ
人間として、だれが勝利者なのか敗者なのか。ずる賢く、うまく立ち回って、世の拍手を浴びる人間がいる。正義を曲げないがゆえに、世の指弾を一身に浴びる人がいる。表面のみを見れば、要領よく生きたほうが得かもしれない。しかし、心は自らの悪の泥にまみれる。胸中は、光のささない、まっ暗な洞窟となる。友情の花も咲かない。希望という新鮮な空気もない。誓いに生ききった、さわやかな満足もない。ただ、うしろめたく、ただ、むなしい。これでは幸福とはいえないし、人間らしい一生に、なるはずがないのである。
平3・6・1

☆創価ファミリー大会・新時代第59回本部幹部会・青年部幹部会へのメッセージ
「青年の月」7月のはつらつたる本部幹部会、おめでとうございます!(大拍手)
また、暑いなか、本当にご苦労様です。
きょうは海外の大事なリーダーの皆さん方も集われております。
アメリカの皆さん! ブラジル青年部の皆さん! イタリアの皆さん! 東アジアの台湾・香港・マカオ・フィリピンの皆さん! インドの皆さん! そして韓国の皆さん!
尊い研修に、ようこそ、お越しくださいました。
すべて偉大な世界広布の歴史であり、皆さん方の黄金の足跡に、功徳は無量無辺についてきます。

ここで、今回の九州の豪雨による甚大な被害に、重ねて心からお見舞いを申し上げます。
被災地にあって、わが誉れの同志は、地域の柱となって奮闘されております。
九州青年部の友も、懸命に支援に奔走してくれております。
御聖訓に、『大悪をこれば大善きたる』(P1300)と厳然と約束されている通り、必ずや偉大な「変毒為薬」の実証が示されていくことを、強く確信してやみません。
私も、愛する九州の友を、仏天よ、守りに護れと、一心不乱に祈り抜いております。
全国、全世界の同志と共に、「大九州、負けるな! 大九州の人材城よ、永遠なれ!」とエール(声援)を送ろうではありませんか!

もう40年以上も前になりますが、創価学会が大きな難を乗り越えていく渦中、私は一つの宣言をしました。
それは「学会がどうなるか、21世紀を見てください。社会に大きく貢献する人材が、必ず陸続と育つでしょう。その時が、私の勝負です!」と。
今まさに、「その時」が来ました。
これほど頼もしい、これほど壮大な世界的な広がりをもった、社会貢献の若き人材の陣列が、一体、どこにあるでしょうか。
きょうは、力強く正義と幸福の連帯を拡大しゆく「全国青年部幹部会」、そして、創立100周年の未来を勝ち開く、「創価ファミリー大会」の開催、誠におめでとう!
さて、まもなく英国のロンドンで、平和の祭典オリンピックが開催されます。
スポーツをはじめ、青春と人生の万般において、勝敗を大きく決するのが、「勢い」であることは、論を待ちません。

個人であれ、団体であれ、「勢い」のあるところが勝ち栄えていきます。
その意味から──我らは、「師子奮迅の勢い」で、そして「常勝破竹の勢い」で、明るく朗らかに勝ち進もう!──と申し上げたいのであります。
法華経には、「師子奮迅の力」と説かれています。
題目という師子吼を唱える人は、この最強最大の生命力を満々と湛え、いかなる課題であれ「師子奮迅の勢い」で挑み、苦しみさえも楽しみに変えながら、勝ち越えていくことができるのであります。

古来、東洋では、おさえ難い勢いのことを「破竹の勢い」といいます。どうすれば、この「破竹の勢い」を生み出すことができるのか。
御書には、『竹の節を一つ破れば、他の節も次々に破れていくようなものである』(P1046、通解)と、記されております。
要するに、目の前にある、なすべきことを、一つ一つ強盛に祈り切って、断固として戦い、勝ちとっでいくことであります。
それが、たとえ小さなことであっても、地味であっても、まったく構いません。
「今、これをやり遂げてみせる」と誓いを立て、誠実に、粘り強く、果たし切っていくことです。
その一点突破から、「破竹の勢い」が生まれます。
それが「人間革命」の勢いとなり、青春と人生の「常勝」の勢いとなっていくのであります。
なかんずく、華陽の乙女が、また創価の若き丈夫が、真心を込めて同志を励まし、勇気を出して友と仏縁を結んでいくことが、いかに偉大であるか。
そこに必ず、旭日が昇りゆくような勢いで、新たな広宣流布の「希望の門」が、晴れ晴れと開かれることは、絶対に間違いありません。
「一人」の人材を徹して大切にし、育て上げていく。
そのたゆまぬ積み重ねによって、今日の創価学会の大発展が築かれました。
一人一人の生命を「仏の如く」大切にする学会精神を貫き通していく限り、はるかな未来まで、創価の勝利の勢いは加速するのであります。
日蓮大聖人は、『願くは我が弟子等は師子王の子となりて群狐に笑わるる事なかれ』(P1589)と仰せになられました。
妙法と共に、同志と共に、私と共に、誇りも高く、何ものにも負けず、勇敢に戦い、堂々と勝ちましょう!
終わりに、

恐れるな
 君も私も
  師子奮迅

と申し上げ、私のメッセージといたします。