誠実な振る舞いが
信頼の第一条件だ。
相手の幸福を願う
真心の一言一言を!
同生同名御書 P1115
『心ざし大地よりもあつし地神定めてしりぬらん虚空よりもたかし梵天帝釈もしらせ給いぬらん』
◇希望の明日へ
創価教育の父・牧口先生は、「羊千匹よりも獅子一匹」と言われた。本物の獅子を育てる。強き強き人間を育てる。それが創価教育である。学生部員は、本物の一人に育ってほしい。何物にも屈さず、紛動されず、二十一世紀の精神闘争の先頭に毅然と立つ「青年学者」「青年将軍」であっていただきたい。エスプリ(精神)の炎を掲げて進みゆく「平和の戦人」、民衆を守る「人権の闘士」として、強く、また強く進んでいただきたい。
平5・11・2
☆創価大学第38回・女子短大第26回卒業式へのメッセージ
第二にお願いしたいことは、「困難を勝利の力に変えよ」ということであります。
本日、私は光栄にも、フィリピンの名門・国立バターン半島大学の「名誉人文学博士号」を、尊敬するマグパンタイ学長から賜りました。まさしく、わが卒業生の皆さん方と一体不二で拝受した栄誉に他なりません。誠に誠に、ありがとうございます。
この麗しきバターンの天地に伝えられてきた、素晴らしい英知の箴言があります。
それは、「困難のあるところ、そこに勝利あり」という言葉であります。
つまり、「何も困難がないから、勝利できるのではない。大きな困難に立ち向かうからこそ、より偉大な力が湧く。より偉大な智慧を出せる。より偉大な団結も生まれる。そこにこそ、真に偉大なる勝利がもたらされる」というのであります。
何とたくましく、何と勇壮な、そして何と晴れがましい魂の宣言でありましょうか。
卒業生の皆さんは、ますます険しい苦難の時代の舵を取りゆく大使命を帯びています。ゆえに私は、「困難のあるところ、そこに勝利あり」を合言葉に、徹して強気で、賢く朗らかに前進しよう!−−と提案したいが、皆さんどうだろうか。