2012年3月9日金曜日

2012.03.09 わが友に贈る

冷え込みに注意!
気温の変化が
大きい季節だ。
万全の体調管理で
生き生きと前進を!

松野殿御返事 P1389
五の巻には我が末世末法に入つて法華経の行者有るべし、其の時其の国に持戒破戒等の無量無辺の僧等集りて国主に讒言して流し失ふべしと説かれたり、然るにかかる経文かたがた符合し候畢んぬ未来に仏に成り候はん事疑いなく覚え候

◇希望の明日へ
乙女にとっては、これからが長い一生である。目先のことで信心を見失い、御本尊から離れては絶対にならない。また広布へ進む良き友と離れては人生の損失である。
昭63・2・18

☆第15回農漁村ルネサンス大会へのメッセージ
東北の復興、そして日本の新生へ、全国を結んで、希望と勇気の光を贈りゆかれる農漁村のルネサンス体験主張大会、誠におめでとうございます。
寒い中、また御多忙のところ、各地の会場にお越しくださった御来賓の皆様、友人の皆様に、私からも心より感謝申し上げます。
役員として支えてくださっている皆様も、本当にありがとうございます。
発表される4人の方々の素晴らしい体験主張の内容を、私も心で感涙しながら伺いました。それぞれに、言葉に尽くせぬ試練に直面しながら、よくぞ戦い抜いてくださった。そして、よくぞ勝ち越えてくださった。
この尊い体験の中に、今の時代に最も大切な勇気も智慧もある。さらに、忍耐も人間の絆も、一切が含まれていると感ずるのは、私一人ではないでありましょう。
ロシアの大文豪トルストイは語りました。
「農作業を困難だと思えば、それは苦しみとなる。しかし、喜びだと理解すれば、それは喜びとなり、人間か得ることのできる最高の栄誉が贈られるであろう」と。
この4人の方々をはじめ、わが農漁光部の皆様が、あの地でもこの地でも、苦難に立ち向かって勝ち開いてこられた歓喜と信頼の実証こそ、まさしく、トルストイも讃える「人間の最高の栄誉」ではないでしょうか。
仏典には『少しも恐れる心があってはなりません。夏と秋と冬と春の四季の変わり目には、必ず、それまでとは異なることがあります。凡夫が仏になる時もまた同じことです。必ず三障四魔という障害が出てくるので、賢者は喜び、愚者は退くとは、まさにこのことなのです』(P1091、趣意)と説かれております。
賢者は喜び、愚者は退く』であります。
いかに分厚い壁が立ちはだかろうとも、喜び勇んで前へ進み、家族のため、友のため、地域のため、社会のため、未来のために、断固として打ち破ってみせる。
そして、いかなる苦しみも楽しみに変えながら、皆を幸福と安穏へ、平和と共生へ、厳然とリードしていく。

これが「賢者の中の大賢者」の生き方であります。
この「生きる喜び」と「絶対勝利」の原動力こそ、正しき生命尊厳の信仰なのであります。
デンマークの「復興の父」と讃えられる、教育者グルントヴィは詠いました。
「太陽は農民とともに起きて昇る……太陽はつま先から頭のてっぺんまで最良に照らす/外で働く者をいちばんに」小池直人訳『生の啓蒙』)
誇り高き農漁光部の皆様の生命こそが、太陽そのものです。
さあ、朗らかな「希望の太陽」「勇気の太陽」として、「私は負けない!」「我らは絶対に負けない!」と、愛する郷土の大地を照らし、大海原を照らし、人々の心を赫々と照らしながら、共々に前進していこうではありませんか!
終わりに、出席くださった皆様の御健勝と御多幸を心からお祈り申し上げます。
そして、東北の被災地の方々の一日も早い復興、さらに日本全国の豊作と豊漁を祈りに祈って、私のメッセージとさせていただきます。
戦う「農漁光部」の一員 池田大作