2012年3月24日土曜日

2012.03.24 わが友に贈る

交通事故に注意を!
時間に余裕を持ち
制限速度を守れ!
携帯電話の使用や
わき見運転は厳禁!

持妙法華問答抄 P467
寂光の都ならずは何くも皆苦なるべし本覚の栖を離れて何事か楽みなるべき、願くは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞後世の弄引なるべけれ須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき

◇希望の明日へ
学生の一波は、未来の万波に通じる。学生の行動は社会を動かす。国を、また世界を動かす。権力者は自在に人を動かしているようにみえて、権力の魔性に動かされているだけにすぎない場合が多い。学生の行動は純粋にして善なる心の発露と信じる。
平5・5・28

☆創価大学第38回・女子短大第26回卒業式へのメッセージ
さて、きょうは、愛する卒業生の門出に、私は3点の指針を贈らせていただきたい。
第一に、「自らの持ち場で不屈の旗を振れ」ということであります。
あのアフリカの「人権の巌窟王」マンデラ元大統領も、わが創価大学の名誉博士の一人であり、創大に深い期待を寄せてくださっております。元大統領は、通信教育で大学を卒業された、わが「学光の友」の誉れの大先輩でもあります。
この元大統領の忘れ得ぬ叫びがあります。
すなわち−−「新しい世界は、どのような人間によって勝ち取られるのか」「それは、腕組みをして離れた場所から傍観している者ではない。戦いの途上で、嵐に衣服を裂かれ、深手を負いながら、それでも闘技場に身を置いて、戦い続ける者である」と言われるのであります。
これは、元大統領との語らいでも、強く一致した信念であります。
元大統領は27年半もの獄中闘争を余儀なくされました。牢獄で、最愛の母や息子の死も告げられました。
しかし、あまりに過酷な迫害で満身創痍となっても、一歩も退かずに、人類の正義と共生のために、新しい世界を勝ち取っていったのです。
人生の行路にあっては、思うにまかせぬ境遇に立たされる時が幾たびもあります。
その時が勝負です。嘆かず、腐らず、焦らず、「じっとこらえて今に見ろ」と不屈の旗を振り通していくことです。
必ず、そこから反転攻勢の流れを起こせるからです。
東北出身の哲人・阿部次郎が大切にしてきた人生哲学も、辛抱強く「自分の持場を本気に守り通す」(『残照』羽田琲店)、「自分の置かれた場所に於いて最善を尽す」(『秋窓記』)ということでありました。
ともあれ、いずこへ行っても、いずこにあろうとも、そこで自らの使命を見出し、そこで新たな価値を創造し、勝ち栄えさせ、発展させてみせる。ここに、我ら「創価」の心意気があると申し上げたいが、わが卒業生の皆さん、いかがでしょうか。