2008年11月11日火曜日

2008.11.11 わが友に贈る

社会のために
広布のために
青年を育てよ!
わが地域から
人材拡大の波を起こせ!

日厳尼御前御返事 P1262
みなの御心は水のごとし信のよはきはにごるがごとし、信心の・いさぎよきはすめるがごとし

◇四季の語らい
青春とは「希望」であり、「成長」である。青春とは「挑戦」であり、「建設」である。青春とは「正義」であり、「行動」である。

◇今日のことば365
人間は、生地のままに生きることがもっとも楽しいものだ。偽ったり、飾ったりしようとすると、そこにいきおい無理が生ずる。どんなに高位高官につき、栄よう栄華をきわめても、虚飾がある限り、絶対に心からの幸福は味わえぬ。

☆「宿業」を「使命」へ
私も、19歳の時に戸田前会長の弟子となり、おそばにお仕えする立場となりました。当時、私は身体が悪かった。今みたいに多数の青年はいなかった。実際は数人であったかもしれない。そして、随分苦しい仕事もあった。事業も大変であるし、学会もそれこそ豆粒ぐらいの存在であり、何を言っても狂人のように思われていた時代であります。しかし、私は働きました。戸田前会長を信じ、学会を信じて、御本尊を受持し、ただ峻厳に進んでまいりました。
一段落し、二段落し、きっと戸田前会長は家も建ててくださるだろう。また、私が悩んでいた身体が少しでもよくなるために、ゆっくり休ませてくれるかもしれない。また、自分の思い通りに大学まで月謝を出して行かせてくれるであろう等々と、甘い考えをもっておりました。しかし、全部、してくださらなかった。身体が悪いと言えば、本当に心配はしてくださった。しかし、泣いて御本尊にお願いして、宿命転換できないわけはないという指導でした。また、アパートの狭苦しい生活であった。それが生涯、思い出になる。今からいい家に入って安穏としていたならば、10年、20年先にきっと困ってしまう。学校の方も俺が教える。何も行く必要はない。本当の勉強をしなさい等々、私の甘い考えは全部吹っ飛ばされました。それで鍛えられました。それが、今日の私の福運です。今日の栄光ある地涌の菩薩の先駆を切って、諸君を指導しきっていける力と変わったのであります。
諸君の中にも、経済力に苦しんでいる人もたくさんいると思う。仕事の上、それから家庭の上、職場の上等々において、あらゆる点で悩みの多い時代であると思う。だが、青年期だ。青年期とは、将来の人生形成のため、悩みと戦っていく時代の異名です。その苦難をば、どうか信心一途に堂々と打開し、変毒為薬し、未来に輝かしい実証を出してもらいたい。それを固く信じて邁進していっていただきたい。諸君の先輩もその苦難の道を切り拓いて、今日の栄冠を獲得しております。これは絶対の事実であります。
(夏期講習会 1966.08.05)