挑戦の心を忘れぬ人は
いつも若々しい。
さあ昨日より今日と
行学錬磨の一ページを!
自らの勝利史を綴ろう!
転重軽受法門 P1001
『外典の三墳五典には読む人かずをしらず、かれがごとくに世ををさめふれまう事千万が一つもかたしされば世のをさまる事も又かたし、法華経は紙付に音をあげてよめども彼の経文のごとくふれまう事かたく候か』
【通解】
(仏教以外の教えである)外典の三墳五典を読む人は数知れない。しかし、そこに示されるように世を治め、振る舞うことは、千万が一つにもむずかしい。そうであるから、世が治まることもまたむずかしい。法華経を紙に書いてあるままに声を上げて読んでも、その経文どおりに振る舞うことはむずかしいであろう。
【先生の指導から】
何より大切なのは現実の行動である。そして、末法がさらに進んだ現代において、法華経のとおり、この御書のとおりに難を受けてきたのは、創価学会であり、なかんずく三代にわたる会長である。
大聖人は、"国土に平和を築こう"という真情をつづられ、この御書を結んでおられる。
現実の国土・社会を、いかに変革し、平和と繁栄へと導いていくか。人々を、いかに幸福へ、安穏へ、希望へとリードしていくか─大聖人のお心は、つねにこの一点に注がれていた。わが学会は、このお心のままに、立正安国、広宣流布の大運動を推進しているのである。
また大聖人は、「当世は世みだれて民の力よわし」と嘆いておられる。
「民の力」が弱ければ、時代の危機を乗り越えることはできない。
仏法の人間主義の大哲理を根幹に、この「民の力」を限りなく強め、人類史の戦乱と不幸の流転を大転換しているのが、学会である。
反対に、この学会の前進に対する怨嫉に狂ったのが日顕一派である。法華経に説かれる「僣聖増上慢」の姿そのままに「人間を軽賤」する。時代の進歩に逆行して「民の力」を踏みにじっている。
民衆に力を与える日蓮大聖人の仏法への、これほどの違背もなければ、冒漬もない。
名字の言 看板おかみの"励ましの引き出し" 2022年10月19日
「心があったまる氷屋さん」と評判の商店がある。かき氷の味もさることながら、一番の人気は笑顔満開で迎えてくれる93歳の"看板おかみ"▼その明るい人柄は、幾つもの試練を越える中で練られたもの。入会した65年前、貧乏のどん底だった。酒浸りの夫を支えながら、借金取りに頭を下げ、2人の子を養うために汗みずくになって働いた。"宿命転換を"と決意して親戚に仏法対話をすると、「あんたんちが、まともになったら聞いてやるよ」と言われた。それで逆に腹が決まった。"この悔しさの何倍も、信心で幸せになってみせる"と▼コツコツ、コツコツ対話に歩き、100人近くに弘教した。今、信心を継いだ子、孫、ひ孫に囲まれ、"和楽の春"を迎えた彼女は、しみじみと語る。「苦労はしたもん勝ちね。その分、皆を元気づける"励ましの引き出し"が増えるじゃない」▼御書に「意が声とあらわる」「また声を聞いて心を知る」(新663・全469)と。声や言葉には、発する人の心がにじみ出る。人生の起伏を乗り越えた先輩の励ましは深さ、重さが違う。心を癒やす響きがある▼「励ましの名手」を目指す私たちでありたい。そのために日々、広布への祈りと対話に挑もう。心を磨こう。
寸鉄 2022年10月19日
「法華経は日輪のごとし」御書。地域、社会の希望の太陽に!師子吼の題目で(新1518・全1114)
青年は北風に向かい堂々と進め—戸田先生。苦難の時こそ大飛躍の好機!
行動に現れる道徳だけが人生に品位を—科学者。我らは勇んで学会活動へ
昨年の特殊詐欺被害9割が高齢者と。大半が電話で。在宅時も留守電活用
運動習慣つけるには最初の難易度を低く—識者。体操でもOK。継続が力
☆第52回創大祭・第38回白鳥祭「記念フェスティバル」への池田先生のメッセージ
◇世界を変えたければ、まず自分を変革せよ
一、私の心も今、新しき大文化建設の揺籃たる八王子のキャンパスで、愛する創大生、短大生と、共に舞い、共に歌っております。
凱歌の青春を友と駆けゆく創大祭、白鳥祭、誠におめでとう!
試練の時代に凜然と立ち向かう一人一人の姿に、私は、「艱難に勝る教育なし」という、誇り高き生命の輝きを仰ぎ見ております。
なかんずく留学生の皆さん、毎日、ご苦労さま。本当にありがとう!
母校愛にあふれる創価同窓の先輩方も、よく集ってくれました。
一、今回、テーマに掲げられた「平和の地球」「平和の世紀」は、まさに、わが師・戸田城聖先生が創大設立の構想に託された悲願であります。恩師は言われました。
——真の平和を創るには、根本の「人間」を変えるしかない。民衆が強く賢くなるしかない。とりわけ、世界中の青年が、心と心を結び合わせていくことが、地球民族の希望となる、と。
その縮図は、まぎれもなく、今ここに光っております。
3年前、創価大学にお迎えした、イギリスのバーチンガー博士も、皆さんに最大の期待を寄せられる一人です。看護師として世界の紛争地で医療や人道支援に貢献し、幾多の命を救ってこられた博士は語られています。
「私たちはみんな、山を動かし、世界を変える力を持っている」(『クレア・バーチンガー自伝』西田佳子訳、潮出版社)と。だからこそ、世界を変えたいと本気で思うなら、自分自身を乗り越え、成長させよう。変化は必ず起こせると、呼びかけています。
一、逆境にあればあるほど、不屈の価値創造の底力を発揮して、民衆の希望の活路を開くのが、創価の若き世界市民の皆さんです。
どうか、平和への志を同じくする最良の学友と励まし合いながら、いよいよたくましく英知を磨き、いよいよ闊達に連帯を広げてください。
宝の皆さんが、健康第一で、交通事故などないよう、私は妻と日々、祈っています。
終わりに「鉄は炎い打てば剣となる」との金言を贈り、メッセージとします。親孝行を忘れず、何があっても負けない青春であれ!
☆質問BOX 「広宣流布」といっても実感が湧きません。
◇答え
「広宣流布」と聞くと、「世界平和」のように、とても大きなことをイメージし、実感が湧きづらいと思うかもしれません。
池田先生は、「広宣流布とは、特別な『大きなこと』をすることではない。今の自分にできる『小さなこと』を、地道に粘り強く一つ一つ行っていくことである。目の前の『一人』に同苦し、励ます。今できる『一つ』の行動に、誠実に、張り切って取り組む——それは、誰もが直ちに実践できることなのだ」とつづっています。
世界広布といっても、一人から一人への励ましによって広がってきました。その原点は、"あの友に希望を届けたい""この友に勇気を送りたい"という、学会員一人一人の祈りにあります。
朝晩の勤行・唱題の中で、同志や友人の幸福を祈念することが「広宣流布」に直結しているのです。