2022年10月12日水曜日

2022.10.12 わが友に贈る

悩んでいる人はいないか。
信心のサーチライトで
友を照らしゆこう!
地域に希望を届ける
充実の「励まし週間」を!

日女御前御返事 P1243
『爰に日蓮いかなる不思議にてや候らん竜樹天親等天台妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を末法二百余年の比はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉る』

【通解】
ここに日蓮は、どういう不思議であろうか、竜樹、天親等、天台、妙楽等でさえ顕されなかった大曼陀羅を、末法に入って二百余年を経たこの時に、初めて、法華弘通の旗印として顕し申し上げたのである。

名字の言 新入会の友が"衝撃"を受けた、学会員の"普通" 2022年10月12日
新入会者や会友の方とじっくり対話する中で、新鮮な視点から学会の魅力や使命の尊さを聞けると、すがすがしい気持ちになる▼ある青年が先月、同じ職場の男子部員の生き方に共感して入会した。男子部員は、いつも営業目標に果敢に挑み、失敗してもへこたれず、周囲をぱっと明るくする存在だという▼ある日、彼が男子部員宅を訪れると仏壇があり、そこに置かれた目標や心がけに目を留めると説明してくれた。「地域の同志と励まし合って、こうして決意し、祈って出発する。学会員の普通の日常だよ」。それを聞いた青年にとっては"普通"ではなく"衝撃"だった。自分は毎日を漫然と過ごしていなかったか……。「"俺も一日一日を大切に生きたい"と思って信心を始めました」▼ある会友の自治会長は、教学部任用試験の受験を決意した理由をこう語っていた。「うちの団地は半数以上が外国人ですが、学会員さんはぐるぐる回って、どんな人にも気さくに声をかけ、誠実に尽くされる。皆さんは"当然"と言われますが"奇跡"の振る舞いですよ。だから私も同じ哲学を学びたくて」▼創価の友の挑戦や行動には、人生勝利と地域繁栄への要素がたくさんある。この希望の連帯を胸を張って広げよう。

寸鉄 2022年10月12日
題目の功徳は「無量無辺なり」御書。広布の為の祈りと行動に福徳は厳然(新704・全557)
人の一生は善への邁進—文豪。平和と幸福の価値を創造する語らい今日も
対面で話すと一段と信頼が深まりやすい—研究。全幹部が訪問・激励へ!
子どものコロナ鬱が深刻小さな変化に敏感に。必要を感じたら迷わず受診
睡眠不足で歯周病リスク増と。心身への影響大。聡明な生活リズム刻もう

〈社説〉 2022・10・12 あす「日蓮大聖人御入滅の日」
◇差異を超え 平等思想を世界へ
全ての人の不幸を根絶し、仏の境涯を開かせたいとの慈悲の誓願に生き抜かれた日蓮大聖人は、弘安5年(1282年)10月13日、61歳で崇高な御一生を終えられた。あすで740年を数える。
来月6日に教学部任用試験(仏法入門)が控えている今、改めて末法の御本仏・日蓮大聖人の御生涯を共に学び、民衆救済への大情熱を胸に刻んでいきたい。
「生命尊厳」「万人平等」という法華経の教えの根幹を、いかにして民衆に伝え広げ、いかにして実現していくか——大聖人の心は、常にここにあったと言えよう。
「一人を手本として一切衆生平等」(新714・全564)と、皆に等しく尊き使命があることを叫ばれた。また、「桜梅桃李の己々の当体を改めずして」(新1090・全784)と、個々の「差異」を、かけがえのない「個性」へと昇華させゆく人間観も伝えられた。
だからこそ大聖人は、人間の尊厳を軽んじ、民衆を苦しめる権威権力とは、真っ向から戦い抜かれた。4度の大難をはじめ、いかなる迫害の嵐が吹こうとも、一歩も引かず「いまだこりず候」(新1435・全1056)と、不屈の言論闘争を貫かれたのである。
思想家・内村鑑三は、大聖人の姿を、「『仏敵』と呼んだ者には苛烈でありましたが、貧しい人たち、しいたげられた人たちに対しては、まことにやさしい人物でありました」(鈴木範久訳『代表的日本人』岩波文庫)と記した。
どこまでも「人間」として振る舞われた。「人間」として偉大であられた。この大聖人に直結し、御書根本で世界広布の正道を歩んできたのが、創価三代の師弟であり、創価学会である。
言語や民族、文化などの差異を悠々と超え、SGI(創価学会インタナショナル)は世界192カ国・地域へと広がりを遂げた。
池田大作先生は、つづっている。「皆が、一人の人間として平等に尊い存在であることを教えている仏法こそ、人間尊敬の究極の思想なのです」と。
不信と対立が渦巻く時代だからこそ、人間という原点に立ち返り、信頼と平等の対話へと人々を導いていく思想と行動が求められている。大聖人の魂を正しく継承しゆく我らは、桜梅桃李の使命を共に果たしながら、世界に希望と平和のスクラムを広げていきたい。

☆全国男子部幹部会への池田先生のメッセージ
◇創立100周年を担い立ち不二の力で勝ちまくれ
一、青年の勇敢なる飛躍が歴史を転換する。本日の集いを、私は世界広宣流布の新たな凱歌への飛躍と見守っております。
牧口先生も戸田先生も、学会創立100周年の平和・文化・教育の大連帯を担い立つ頼もしき陣列は盤石なりと、会心の笑顔でありましょう。師弟共戦の凜々しき男子部の新出発、誠におめでとう!

一、日蓮大聖人は「御義口伝」に「色心の二法を妙法と開悟するを、『歓喜踊躍』と説くなり」(新1006・全722)と仰せであります。大宇宙の究極の法則である題目を唱え、久遠元初の誓願に生きゆく君たち一人一人の生命こそ、身も心も、そのまま妙法蓮華経の当体なのであります。
青年が、この本源的な歓喜に躍動していくならば、人生と社会のいかなる艱難が打ち続こうとも、必ず変毒為薬して打開できる。
1960年のきょう10月2日、恩師の写真を胸に飛び立った私の世界旅も、地涌の青年を一人また一人と呼び出し、結び合っていく師弟不二の対話にほかなりませんでした。そして今、全世界に続きゆく地涌の若人たちの誉れの先陣こそ、諸君であります。
大聖人は、「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱えしが、二人・三人・百人と次第に唱えつたうるなり。未来もまたしかるべし。これ、あに地涌の義にあらずや」(新1791・全1360)と宣言されました。
まさに「地より湧き出でんとする」宿縁の青年が、君たちとの語らいを待っています。確信の声を待っています。友の幸福のため、社会の安穏のため、そして地球民族の平和のために、歓喜踊躍して、今こそ、壮大なる「地涌の義」の証明劇を繰り広げてくれ給え!

◇今こそ地球民族に平和を 使命の道で不退を貫け
一、正義ゆえの試練と戦う若き南条時光への御聖訓に、「現世に大果報をまねかんこと、疑いあるべからず」(新1854・全1530)とお約束であります。
今この時を選んで涌出した君たちが一人ももれなく、大果報すなわち陰徳陽報に包まれ、自らが決めた使命の道で、不退の信仰を貫き通す凱歌の一生を飾りゆかれるように、私は祈り続けていきます。
新時代の山本伸一よ、不二の力で勝ちまくれ!

☆学ぼう「黄金柱の誉れ」Q&A 第31回 ともどもに教学を研さん
◇最高に価値ある人生を送るために
アメリカの友は「新会員が教学試験を受けるまでが折伏だ」と語り合っているそうだ。うれしいことである。
人生、どういう価値観を持って生きるか。人間の輝きはそれで決まる。皆さんは最高の法を持っておられる。
財宝や地位を持つのもいいだろう。しかし、それだけでは永遠性はない。三世の生命から見たときに、一番の大躍進の源泉である妙法を、皆さんは持っている。
仏法は、生命それ自体が最高の宝であると教えているのである。
(本紙2013年11月15日付、「今日も広布へ」)

◇学び抜く人に無限の力が
あの「"まさか"が実現」の大阪の戦い——。
私たちは最初に拝した。
「何なる世の乱れにも各各をば法華経・十羅刹・助け給へと湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり」(全1132・新1539)
この御金言を皆が深く命に刻みつけ、揺れ動く時代に、大確信の祈り、強盛なる信心から出発した。
(中略)
この昭和三十一年(一九五六年)に行った教学試験も、試験のための試験などではない。
幸福勝利のための試験であった。
一騎当千の闘士を鍛えるための試験であった。
大聖人は、法華経の文字について「肉眼の者は文字と見る二乗は虚空と見る菩薩は無量の法門と見る、仏は一一の文字を金色の釈尊と御覧あるべきなり即持仏身とは是なり」(全1025・新1411)と教えられている。
同じ御文であっても、拝する境涯や一念の作用によって深さが変わる。
御書根本に戦おう! そう決めて、学び抜く人には、無限の力が涌現するのだ。
(『随筆 対話の大道』)

◇学会はどこまでも「行学の二道」で進む
戸田先生が亡くなられて(昭和三十三年〈一九五八年〉四月二日)、いちばん最初に行った全国行事が任用試験(四月六日)だった。
まだ告別式(四月八日)も終えていない、大師匠を失った悲嘆のなかで、予定を変更することなく、厳然と行われたのが教学試験だったのです。全国六十余都市の会場で、多くの同志が受験した。世間は、先生亡き後の学会を、さまざまに揶揄し、中傷した。その最中でも、学会は、ひたぶるに「行学の二道」を歩んだのです。
(『池田大作全集』第30巻、「法華経の智慧」)