2022年10月8日土曜日

2022.10.08 わが友に贈る

世界広布の凱歌へ!
若師子が立ち上がれば
社会が未来が変わる。
新時代を担う青年よ
同世代の力の糾合を!

御義口伝巻上 P710
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉るは生死の闇を照し晴して涅槃の智火明了なり生死即涅槃と開覚するを照則闇不生とは云うなり、煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり』

【通解】
今、日蓮大聖人およびその門下が、南無妙法蓮華経と唱え奉ることは、生死の闇を照らし晴らし、涅槃の智火が明了に現われることである。すなわち生死即涅槃と開覚することを、文句では「照らすは則ち闇生ぜず」といっているのである。また、妙法を唱え奉ることは、煩悩の薪を焼いて菩提の慧火が現前することである。

名字の言 父から教わった「負けない人生」 2022年10月8日
近所の団子屋が店を畳んだ。長年、老夫婦が慎ましく営み、記者も何度か串団子を買い求めたことがある。いつもおかみさんが愛嬌を振りまく一方、おやじさんは無言で菓子を作り続けていた印象がある▼シャッターに貼られた閉店案内の紙を見て、胸が熱くなった。余白に、なじみ客からと思われる感謝の言葉がびっしりと書き込まれていた。その一つに「お菓子おいしかった。何度も元気になったよ」と。夫婦の真心がこもる一品一品は、多くの人に忘れ難い味と思い出を残していた▼ある未来部員は東京・創価高校への進学を志すも、学力は遠く及ばず、状況は厳しかった。だが、彼は決して諦めなかった。当時、医師として医療の最前線で奮闘する父は、自身のがんとも闘っていた▼父は子に、子は父に"自分の頑張りが大きな希望を届けることになる"と確信し、苦闘を貫いた。合格の報に父子は抱き合って喜んだ。入学式に参加した父は、立派になった息子の姿に安心し、その後、霊山へ旅立った▼未来部員は語る。「亡き父は今も胸中にいます。父から教わった『負けない人生』を一緒に歩んでいきます」。心の財は、時間や距離、時には生死さえも超える。いつまでも大切な人たちを励まし続ける。

寸鉄 2022年10月8日
11月の「任用試験」目指し研鑽の息吹広がる。受験者と共に信行深める好機
中国方面「師弟原点の日」開拓魂燃やす闘士。皆が若き心で新たな共戦譜を
訪問・激励で信心の歓喜が最前線に。友の命の鼓動に耳澄ませ励まし拡大
魚介の寄生虫アニサキスの食中毒、年間約2万人と。十分な加熱が有効。自衛意識で
10〜17歳のネット利用1日4時間、うつ傾向にも関連と。健やかな心を大人が守れ

☆四季の励まし 誓いの青年よ! 世界平和を
◇池田先生の言葉
我々の目的は何か。
広宣流布である。
自他共の
絶対的幸福の実現である。
平和と希望の大哲学を
全世界に広めゆくことだ。

新しき時代の新しき扉。
それを開けるのはつねに、
燃えさかる
青春の情熱である。
妥協なく、
理想に生きる
青年の行動である。

平和を論ずるなら
行動しなくてはならない。
困難があっても、
どのように
友好と平和をもたらすか。
困難を克服するために
努力することが
人間にとっての
根本条件である。

広宣流布の千里の道も、
一人の
勇気の声から始まる。
世界平和への道も、
誠実な対話が
第一歩である。
快活に、
わが信念を語り抜こう!
心晴れ晴れと、
わが真情を伝え抜こう!

"誓いの青年"よ!
私の一番の喜び、
それは、君たちの勝利だ。
私の最高の勝利、
それは、
あなた方の幸福だ。
今いる場所で、
立正安国を
祈り戦う同志よ!
私の最大の願い、
それは、一番苦しんだ
地域の方々が、
尊い地涌の生命を輝かせ、
幸光る共生の楽土を
築くことだ。

遠慮はいらない。
積極果敢に学び、
自由闊達に語るのだ。
みずみずしい生命に
みなぎる熱意と誠実には、
何ものもかなわない。
若人の勇気の対話、
探究の対話、
友情の対話が
快活に交わされるところ、
必ず、新しき未来が
輝き始める。

【写真説明】青空のカンバスに描かれた、巧まざる白雲の軌跡。1991年(平成3年)6月、池田大作先生が英国ロンドン郊外のタプロー・コート総合文化センターで撮影した。
この訪英で先生は、同国首脳と会見する一方、天文学者のホイル、ウィックラマシンゲ両博士と宇宙論を語らい、青年部、未来部の友に真心の励ましを送った。
きょうは「世界平和の日」。60年(昭和35年)10月2日、「君は世界に征くんだ!」との恩師の遺言を胸に、池田先生は世界平和への第一歩をしるした。後継の青年を先頭に、人間革命の哲学を掲げて、混迷の闇を払う挑戦へ、決意新たに出発しよう。

☆御書根本の大道 池田大作先生の講義に学ぶ 第21回 幸福島に
◇開目抄
『我ならびに我が弟子、諸難ありとも疑う心なくば、自然に仏界にいたるべし。天の加護なきことを疑わざれ。現世の安穏ならざることをなげかざれ。我が弟子に朝夕教えしかども、疑いをおこして皆すてけん。つたなき者のならいは、約束せし事をまことの時はわするるなるべし。』(新117・全234)

◇勇気の指標
多くの同志がこの御文を心に刻み、あらゆる苦難や試練に挑み、乗り越えてきました。その意味でいえば、創価の「不屈の師弟」「不退の師弟」、そして「常勝不敗の師弟」が未来永遠、共に拝していくべき仏の金文字であります。
◆◇◆
大聖人は、いかなる難があっても疑うことなく信心の道を歩み通せば、「自然に」、すなわち必ず成仏の境涯を得られると約束されています。「魔」と不断に戦い続ける。人々を救うために行動を続ける。その「不退の人」こそが「仏」となれるのです。
◆◇◆
この「我並びに我が弟子」(全234・新117)との呼び掛けには、いかなる大難が競い起ころうとも、「我が門下よ、二陣、三陣と続きゆけ」との万感の思いが込められていると拝されます。大聖人と同じ心に立ち「日蓮が一門となりとをし」(全1360・新1791)た時、すでに「成仏への道」、即「使命の大道」は広々と開かれているのです。
◆◇◆
広宣流布こそ、大聖人のお心であり、大聖人の大願です。大聖人と「同意」で、広宣流布のために働き、「信心の勝利」の実証を示そうと誓いを貫くとき、わが身に大功徳が満ち溢れてきます。ここにこそ、「一生成仏」という人生勝利の方程式があるのです。

◇"私は立つ!"と決め広布へ 肥後智恵子 勝利島部女性部長
まもなく10・7「勝利島部の日」を迎えます。
今回学ぶ「開目抄」の一節は、部の日の淵源となった1978年(昭和53年)10月7日の離島本部(当時)の第1回総会で、先生が拝してくださった御聖訓です。
小説『新・人間革命』第28巻「勝利島」の章では、山本伸一が開目抄のこの一節を拝し、離島から駆け付けた友に語りかける様子が、次のようにつづられています。
「どうか、この御文を、直接、御本仏・日蓮大聖人から自分に賜ったものと受けとめていただきたい」
「"私は立つ!"と決めて、広宣流布という久遠のわが使命を果たし抜いていただきたい」

◇信心の基本と学会精神
私自身、奄美大島で生まれ、小学3年生まで暮らしました。夫も奄美の出身です。島で育った一人として、報恩の思いで、各地の島々で奮闘する皆さまの幸福・勝利を祈り抜き、尽くしてまいります。
先生は、『人間革命の宗教』の中で、この開目抄の御文を講義されています。「かつて、私が全同志へ、『共々に心肝に染めよう』と呼び掛けた御金言でもあります。この一節にこそ、信心の基本精神と学会精神が込められています」
わが家でも、幼い頃から勤行の後に、皆でこの一節を拝読するのが日課でした。信心強盛な母は題目と折伏の人。いつも先生と共に生きる喜びを語ってくれました。
私は大阪で青春時代を過ごし、結婚後、東京へ。困難な状況での出産や経済苦などに直面しましたが、信心で乗り越えることができました。

◇「難即安楽」との覚悟
先生は講義の中で、「大事なことは、『難即安楽』との覚悟を決めることです。信心さえ敗れなければ、乗り越えられない難など断じてないのです」と教えてくださっています。
この指針の通り、不屈の信心で一人立ち、信頼と福徳の実証を示されている勝利島部の友が各地で輝いています。
兵庫・家島の84歳の女性部の友は62年(昭和37年)の入会。草創から島の広布に奮闘してこられましたが、決して平たんな道ではありませんでした。
長男が幼少期に事故で片目を失明。台風による土砂崩れで自宅が流されたこともありました。原点は82年(同57年)4月。神戸で行われた本部幹部会に離島の代表として参加し、池田先生と出会いを結ばれました。"御書に仰せの通り、難を乗り越える信心で、一家和楽の人生を"——先生の渾身の指導を胸に、信心根本で今日まで歩んでこられました。
現在、自宅を新築し、3人の子どもも立派に独立。彼女は地域の婦人会、PTA等で役員を歴任。明るい人柄で多くの友に慕われています。本部幹部会の放映は、毎回多くの島の友人と一緒に視聴。信心に大反対だった親戚が今では一番の理解者です。

◇偶然ではない
こうした草創からの学会精神は、子や孫といった第2世代、第3世代へと確かに受け継がれています。
北海道・利尻島のヤング白ゆり世代の友は、もともと信心していた両親や、地域の女性部と触れ合う中で、"創価学会に入って、子どもの成長や経営する土産物店、飲食店のことを祈っていきたい"と、昨年、自ら進んで入会されました。唱題を重ね、島に恩返ししたいと奮闘する中、試行錯誤を重ねて開発した、地元特産品を生かしたアイスクリームが大ヒット。今年2月に開催された商工会女性部の全国大会でその取り組みが優秀賞に輝きました。
今秋の任用試験も受験予定の彼女は、信仰の喜びを胸に、「全国に利尻島の魅力を伝えていきたい」と決意されています。
池田先生は、次のようにも記されています。
「皆さんは、偶然、それぞれの島に暮らしているのではない。日蓮大聖人から、その島の広宣流布を託され、仏の使いとして、地涌の菩薩として、各島々に出現したんです。
仏から遣わされた仏子が、負けるわけがありません」
師匠への誓いを胸に、"わが島を幸福島に!"と奮闘される皆さまと共に、広宣流布大誓堂完成10周年の明年へ、私自身も対話拡大に挑戦していきます。

◇メモ
「開目抄」は佐渡流罪中、塚原で御述作になり、文永9年(1272年)2月、門下一同に与えられた書。日蓮大聖人こそが、主師親の三徳を具えた末法の御本仏であることが明かされている。