2022年10月15日土曜日

2022.10.15 わが友に贈る

同志を励ますことは
最も気高き仏道修行だ。
その実践を貫く人に
限りない福徳が輝く!
さあ勇んで友の元へ!

三三蔵祈雨事 P1468
『大聖すら法華経をゆるされず証果のらかん機をしらず、末代悪世の学者等をば此をもつてすひしぬべし、天を地といゐ東を西といゐ火を水とをしへ星は月にすぐれたり、ありづかは須弥山にこへたり、なんど申す人人を信じて候はん人人はならはざらん悪人にはるかをとりてをしかりぬべし』

【通解】
大聖でさえ法華経を説くことは許されず、証果の阿羅漢であっても機根を知らない。末代悪世の学者等のことはこれらの例をもって推し量るべきである。天を地といい、東を西といい、火を水と教え、星は月に優れている。蟻塚は須弥山よりも高いなどという人々を信じている人々は、習わない悪人よりも、はるかに劣っているのである。

名字の言 「沖縄そばの日」の由来 2022年10月15日
そば粉を使わない「沖縄そば」を「そば」と表示してはならない——沖縄の本土復帰後、公正取引委員会から沖縄生麺協同組合に連絡が入った。そば粉を3割以上使用することが「そば」の表示の条件だからだという▼県民に親しまれた「そば」を守るため、地元業者は動いた。粘り強く交渉を重ね、1978年10月17日に「本場沖縄そば」として認可。本土市場への参入で全国に知られるようになり、後にこの日は「沖縄そばの日」と制定された▼そばの呼称一つにも影響を及ぼした本土復帰。ドルから円への通貨切り替え、車の右側通行から左側通行への変更など、米国からの施政権返還は県民生活を激変させた。今の日常があるのは先人たちの努力あってこそと、改めて心に刻んだ▼米国の歴史学者ハーディング博士は、キング博士の人権闘争の後も"悪がなくならないのはなぜか"との青年の疑問にこう答えた。「キング氏が、すべてを解決してしまっていたら、次の世代は何もすることがないではないか」。そして「先人への感謝を忘れるな」と▼より良い世界を築く責任は、今を生きる私たちにある。その第一歩は「先人への感謝」から始まる。歴史から学び、未来への誓いと行動を新たにしたい。

寸鉄 2022年10月15日
「法華経を持つ人は、父と母との恩を報ずる」御書。君よ広布の庭で大成長を(新1852・全1528)
兵庫の日。人間主義の語らい広げる希望の電源地 常勝の誓いは後継に脈々
優れた人間の特徴は不屈である事—楽聖ベートーベン。負けじ魂で"勝つ"まで挑戦!
全世代で体力低下、感染禍の運動不足で。対話に歩き心身とも健康の秋に
新聞週間。最も信頼できる媒体は新聞—調査。社会正義に資する紙面誓う

〈社説〉 2022・10・15 あす「世界食料デー」 
◇私たちの地球へ心遣いの選択を
あす16日は「世界食料デー」。飢餓に苦しむ人は地球上に約8億人。ウクライナ危機の影響もあり、一段と、小麦やトウモロコシなど、世界的な食料難が拡大している。
本年の世界食料デーのキャンペーンテーマは「誰一人取り残さない。より良い生産、より良い栄養、より良い環境、より良い生活」と。ここでは、私たちの身近な取り組みとして、食料の無駄をなくすことから考えてみたい。
コンビニやスーパーで食料品を購入する時、何を考えながら商品を手に取っているか。何となく賞味期限が先の物を選んではいないだろうか。売れ残りや期限切れ、食べ残し等により、本来食べられるものを廃棄してしまう食品ロス。最近、食品ロス削減のために、賞味期限が近い手前の商品を選ぶ「てまえどり」を推奨する表示を店内で見かけるようになった。
買い物に行く前に冷蔵庫の中をチェックし、買い過ぎを防ぐ。てまえどりを励行し、食品廃棄を減少させる。残り物から先に調理すれば、食材を無駄にせずに済む。
秋田県小坂町で農業にいそしむ女性部の友。原木シイタケを栽培し、周囲の農家とブドウを育て地元の「ワイナリー」に出荷するなど、農業で地域を盛り上げる。また、食生活改善推進協議会の一員として、食の大切さを伝えている。
例えば「食材選びの際に"旬"を意識することが大事」と。旬のものはおいしくて残さず食べられる。結果的に「より良い栄養」をとり、食品ロスの削減にもつながる。「これからの季節ならカボチャは体を温める効果もあり、健康にも良い」とも。日々の食生活で、食材をどう選択するかで「より良い生活」の基礎もつくれる。一人の意識、家庭の意識が変わることは、食料を巡る「より良い環境」の基盤ともなっていくであろう。
池田先生はかつて、食料問題に取り組む基本的な姿勢について、「各国が争って要求し、駆け引きをし、奪い合うのではなく、今すぐに各国が、まず『何ができるか』『何をもって貢献できるか』ということから、話を始めなければならない」と語った。
私たちは、たった一日の生活の中でも数え切れない選択を積み重ねている。世界食料デーをきっかけに、まず"自分から何ができるのか"を考えたい。世界の人々と、持続可能な地球のため——心遣いの選択を広げていこう。

☆創価学園「情熱の日」記念の集いへの池田先生のメッセージ
◇苦労して学び抜く努力が未来を照らす勝利の力に
みんな、ご苦労さま! 元気いっぱいの運動会や競技大会、麗しい友情の学園祭を、私はうれしく見守っておりました。
今週は、国連の「世界宇宙週間」であり、人類が大宇宙への探究を共に深め、平和の心を高めていく機会です。
先月は、若い星たちが鮮烈な勢いで生まれ、成長を続けている星雲の画像が新たに公開され、世界中に大きな感動を広げました〈アメリカ航空宇宙局(NASA)などの提供〉。
この大宇宙に漲る「生まれ出ずる力」「育ち伸びゆく力」を、今まさに若き生命に体現して成長しゆく希望の星こそ、わが学園生の皆さんなのです。
日本を代表する大実業家の松下幸之助先生も、草創期の学園に来校し、一人一人の情熱あふれる姿から「若さのエネルギーをいただきました」と、満面の笑みを湛えておられました。
松下先生は、困難を打開しようという情熱から、素晴らしい知恵が生まれ、才能が発揮されると、青年を励まされています。
青春は、誰しも行き詰まりとの戦いです。失敗することも、うまくいかない時もある。
しかし、焦ることはありません。星たちも、気の遠くなるような時間をかけて成長するのです。
悩み苦しみながらも、負けじ魂を燃やして挑戦する皆さんの情熱が、全てを、明るく大きく輝きわたる生命の星の光に変えます。
どうか、今、苦労して学び抜く一つ一つの努力が、星のごとく遙か未来の世界まで照らす勝利のエネルギーとなることを確信して、良き学友と励まし合い、地球も、さらに宇宙をも晴らしゆくような、創価の人材の大星雲を創り光らせてください。
これから寒くなり、朝夕の通学時間も暗くなるので、絶対無事故で風邪をひかないよう、真剣に祈っています。

☆池田華陽会 小説『新・人間革命』に学ぶ (上)
【善知識の連帯】
「広宣流布の活動には、生命の歓喜がある。題目を唱えれば唱えるほど、信心に励めば励むほど歓喜増益し、心は弾む。もちろん、苦しいことや悔しいことはあるが、信心の世界には、それに何倍も勝る喜びがある。楽しくて楽しくて仕方がないというのが学会活動です。決して悲壮感に満ちた世界ではありません。
また、皆が楽しさを満喫して信心に励んでいくために、善知識である同志の連帯が、創価家族がある。家族ですから、悩みも、弱さも、ありのままの自分をさらけ出していいんです。上下の関係もありません。何でも語り合いながら、真心の温もりをもって互いに包み合い、励まし合っていく——それが創価家族なんです。
人を励ませば、自分が強く、元気になる。人を包み込んでいけば、自分の境涯が、広く、大きくなる。仏道修行、学会活動は、自身を磨き鍛え、人生を楽しく、最高に価値あるものにしていくためにあるんです」
励ましは、人を蘇生させ、心と心を結び、社会を活性化させていく草の根の力となる。
〈第28巻「広宣譜」の章81ページ〉

【仏法対話】
「本来、私たちの周囲には、折伏すべき人はたくさんいます。ただ、話すきっかけがつくれなかったり、一歩踏み込んだ深い対話ができずにいる。そこで大切なのが、智慧です。
どうすれば仏法対話ができるのか。相手の琴線に触れる語らいができるのか——智慧を絞って考えるんです。(中略)ともかく、智慧は、本来、無尽蔵なんです。その智慧が不可能を可能にするんです。そして、智慧というのは、断じて成し遂げようという懸命な一念から生まれます。必死の祈りこそが、智慧を生む母なんです」
伸一はさらに、智慧が湧いたら、それを行動に移す「勇気」が不可欠であることを訴えた。
「御聖訓には『つるぎなんども・すすまざる人のためには用る事なし』(全1124・新1633)と仰せです。無量の智慧をもたらす法華経という剣も、臆病であっては、使いこなすことはできません。
苦手だから避けようと思う心。仕方ないのだと自らの臆病や怠惰を正当化しようという心——その自分の弱さに挑み、打ち勝つ勇気をもってください。そこに自身の人間革命があり、一切の勝利の要諦があります」
〈第17巻「民衆城」の章254〜256ページ〉

【信仰をもつ喜び】
信心の世界は、何か特別な世界でもなければ、堅苦しい世界でもありません。ただし、絶対に忘れてはならないのは、何があっても御本尊を抱き締め、絶対に学会から離れないということです。
皆様は、これまで、信心をして、数多くの功徳を受けてこられたでありましょうが、御本尊の功徳は無量無辺です。さらに、たくさんの功徳を受け、御本尊の力がどれほどすごいものであるかを、もっと実感し、強い確信をもっていただきたい。
それには、信心の体験を積むことです。勇気ある実践です。体験が確信を培い、信心を不動のものとしていきます。
ところで、懸命に活動に励んでも、布教が実らないこともあるかもしれない。だからといって、悶々としたり、卑下する必要はありません。広宣流布を願い、真面目に活動に励んでいる人には、御本尊の大慈悲の光が、等しく注がれます。
ともかく皆様は、誰とでも仲良くし、皆から慕われながら、明るく、楽しい前進を開始していってください。そこから、広宣流布の広がりが生まれます。
〈第10巻「桂冠」の章354ページ〉

【悩みに負けない青春】
皆の人生には、これから先、就職もあれば、結婚もある。さまざまな環境の変化があります。職場の上司や同僚、家族や親戚から、信心を反対されたり、自分が病に倒れたり、勤めた会社が倒産したりすることもあるかもしれない。
その時に、"いよいよ自分の信心が試されているんだ。負けるものか!"と、歯を食いしばって頑張り抜いてほしい。どんなに苦しくとも、信義のため、正義のために、"使命の走者"として、広宣流布の大道を完走してほしいんです。
〈第28巻「広宣譜」の章11ページ〉