「仏法は勝負」だ。
我らの祈りと行動が
人類の未来を決める。
燃え上がる決意で
壁を破る一日一日を!
千日尼御前御返事 P1313
『天此の国を罰すゆへに此の疫病出現せり』
【通解】
天はこの国を罰するゆえに、この疫病が現れたのである。
名字の言 ナポレオンが語る「戦術の三大原則」 2021年10月19日
常勝将軍ナポレオンが語る「戦術の三大原則」がある。�全力を結集すること�活力を失わぬこと�名誉の戦死も辞さぬという断固たる決意を固めること▼この原則は、人生の戦いにも通じる。��は誰もが納得できるだろう。�を文豪トルストイの言葉で言い換えれば、「戦いに勝利するのは、勝とうという決意の固い側だ」となる。ナポレオン軍とロシア軍の戦いを描いた小説『戦争と平和』にある(望月哲男訳)▼ナポレオンがイタリア方面軍最高司令官としてオーストリア軍を迎え撃った時のこと。彼は訴えた。「わが兵力は半数だが、小をもって大を制するのが本当の勝利であることを忘れてはならん。粘り強さによって、すべてに打ち勝つことができるのだ」▼前進していたナポレオンの軍が止まった。敵は橋の向こうで砲列を敷いていた。この時、ナポレオンは軍の先頭に立って橋を渡り始めた。奮い立った兵士たちは司令官に続き、大勝をもぎとった(長�隆二著『不可能を可能にするナポレオン語録』日本教文社)▼強き一念は必ず伝播する。一念の「念」は「今の心」と書く。今の心に「断じて勝つ!」と刻み付け、一日一日を悔いなく前進したい。「心こそ大切なれ」(御書1192ページ)である。
寸鉄 2021年10月19日
「国は法に依って昌え」御書。生命尊厳の哲理掲げ立正安国の前進断じて
全国はどこも大激戦地。必ず勝つ!総立ちの拡大で巻き返しをここから!
衆院選公示。安定か混乱か—命運を決する一票。実現力と人物見極め選択
投票先で重視する政策、1位は対策—若者調査。「実績」抜群の公明よ戦え
一気に秋深まる1週間—予報。服装など賢く工夫。「前前の用心」で健康管理
☆小説「新・人間革命」に学ぶ
◇勝利
私たちは、なんのために戦うのか。
自身の幸福のためである。何があっても挫けない、自分自身を築くためである。人間革命のためである。また、人びとの幸福のためである。社会の繁栄と平和のためである。(中略)
私たちは、妙法をもって、末法の一切衆生を救うために出現した地涌の菩薩である。まさに広宣流布という「人間全体の幸福」の実現こそ、私たちの使命だ。
戦う限り、勝たねばならない。絶対に勝つと決めて、戦い抜くのだ。
勝利のためには、何よりも己自身を制覇せねばならぬ。牙をむく獰猛な敵も、所詮は自分の心の影にすぎない。
自身に勝つのだ!
臆病に勝つのだ!
あきらめの心に勝つのだ!
怠惰に勝つのだ!
自身に打ち勝ってこそ、大いなる「前進」があり、燦然と「勝利」の陽光は輝くのだ。
(第19巻「陽光」の章、199〜200ページ)
◇仏法は勝負
「御書には『仏法と申すは勝負をさきとし』(1165ページ)と仰せです。それは、広宣流布とは、第六天の魔王という生命破壊の魔性との戦いであり、さらには人間が生きるということ自体が、人生そのものが戦いであるからです。
人間の幸福といっても、自分の臆病や怠惰などの弱さと戦い、勝つことから始まります。人間革命とは、自己自身に勝利していくことであり、そのための、いわば道場が、学会活動の場であるともいえます。
私は、その時々の折伏の成果など、問題にしておりません。大事なことは、皆さんが強盛な信心に励み、大功徳を受け、生活も豊かになり、幸福に満ち満ちた悠々たる大境涯になっていくことです。そのための布教であり、学会の活動であることを、銘記していただきたいのであります」
(第8巻「布陣」の章、48〜49ページ)
☆御書カフェ 華陽姉妹の語らい 各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ 2021年10月10日
◇御文
『各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ』(聖人御難事、1190ページ)
◇通解
あなたがた一人一人が師子王の心を奮い起こして、どのように人が脅そうとも、決して恐れてはなりません。
◇教えて
師匠と同じ心で勇気の対話に挑戦したいです!
◇池田先生の指導
「師子王の心」とは何か。日蓮大聖人の大精神であり、末法の一切衆生を救済していこうという御心です。そして、その仰せのままに、広宣流布に立たれた、牧口先生、戸田先生のご精神でもあります。また、師子王の「師子」とは、師匠と弟子であり、師弟を意味しています。つまり、弟子が師匠と呼吸を合わせ、同じ決意に立ってこそ、何ものをも恐れぬ、勇敢な「師子王の心」を取り出していくことができるんです。(『新・人間革命』第26巻「奮迅」の章)
◇ ◆ ◇
勇気は、遠くにあるのではない。十界互具のわが生命の中に、厳然とある。老若男女を問わず、誰でも勇気は出せるのです。題目の師子吼で自身の弱い心を打ち破るのです。諦めの壁を乗り越えて戦っていくのです。
そして自他共の幸福を願って勇気の対話を実践していくことが慈悲に通じていくのです。(中略)
我ら創価の師弟は、永遠に、この「勇気の力」をもって戦い、勝っていくのです。(『わが愛する青年に贈る』)
☆池田華陽会御書30編 研さんのために 報恩抄�
◇今いる場所で使命を果たす
今月は「報恩抄」の前半を学びます。池田先生はつづられました。
「報恩は誓願を生みます。報恩は行動を生みます。報恩は勇気を生みます。報恩は勝利を生みます。報恩に徹する人は、自身の生命を最高に磨き、境涯を最大に勝ち光らせることができるのです」
日蓮大聖人が示された「報恩」の生き方を心に刻み、栄光の「11・18」へ、自分らしく、挑戦と勝利の歴史を築いていきましょう。(拝読範囲は御書293ページ冒頭〜310ページ11行目「已上三人なり」です)
◇本抄について
本抄は、旧師・道善房の逝去の知らせを聞かれた日蓮大聖人が、建治2年(1276年)7月、身延で認められた御書です。修学時代の兄弟子である浄顕房と義浄房に「本抄を道善房の墓前でも読むように」との伝言を添え、託されました。
道善房は、大聖人が若き日、安房国(千葉県南部)清澄寺で仏教を学んだ時に、師匠となった人物です。
本抄で大聖人は、師匠への報恩として、御自身の求道と弘教の御生涯を示されます。そして、「三大秘法の南無妙法蓮華経」の無量の功徳を明かされ、人類の未来を救う道を開いたことを宣言されます。
◇御文
『夫れ老狐は塚をあとにせず白亀は毛宝が恩をほうず畜生すらかくのごとしいわうや人倫をや、されば古への賢者予譲といゐし者は剣をのみて智伯が恩にあてこう演と申せし臣下は腹をさひて衛の懿公が肝を入れたり、いかにいわうや仏教をならはん者父母・師匠・国恩をわするべしや、此の大恩をほうぜんには必ず仏法をならひきはめ智者とならで叶うべきか』(御書293ページ1行目〜4行目)
◇通解
そもそも、狐は決して生まれた古塚を忘れず、また白亀は毛宝の恩に報いたという。畜生ですらこのように恩を知っている。まして人間においてはなおさらである。
ゆえに昔、予譲という賢人は、智伯の恩に報いようとして剣に伏して死んだという。また衛の弘演という臣下は、自分の腹を割き、懿公の肝を入れたという。ましてや、仏教を学ぶものが、どうして父母、師匠、国土や社会の恩を忘れてよいであろうか。
この大恩を報ずるためには、必ず仏法を学び究めて、智者とならなければ叶うことではない。
◇解説
日蓮大聖人は、掲げた御文の冒頭、恩を知り、恩に報いた「老狐」や「白亀」の説話と、命懸けで主君の恩に報いた、中国古代の賢人の故事を引き、"仏法者"であればなおさら、父母や師匠、国土・社会の恩を忘れてはならないと仰せです。
経典上の「報恩」の原語と考えられる、サンスクリット(古代インドの文語)の「クリタ・ジュニャー」には、「なされたこと」(クリタ)を「知る」(ジュニャー)との意味があります。
周囲の存在に目を向け、さまざまな恩を知り、感じた時に湧き上がる感動や感謝の思い。それが、次は自らが、恩ある人や周囲のために尽くしていこうという、報恩の決意となり、行動となる——これが仏法における知恩・報恩の生き方です。
続く御文で大聖人は、「大恩」に報いるための道として「仏法を学び究めて真の智者となり、人々を必ずや幸福に導いていく」との誓願を立てられたことを示されています。
報恩こそ、日蓮仏法の出発点であり、大聖人は誓願を果たすため、徹底して仏法の求道を重ねられました。そして、妙法弘通の大闘争を起こし、いかなる大難も敢然と勝ち越えながら、広宣流布の大道を切り開かれたのです。
本抄において、大聖人が特に重視されているのが「師匠の恩」です。
大聖人の修学時代の師・道善房は、最後まで念仏への執着が捨てられず、大聖人が迫害にあった時も、守ることができなかった人物でした。
それでも大聖人は、若き日、最初に仏法を教えてくれた恩ある師匠として大切にされ、逝去の報を聞かれるや、追善と報恩のために、本抄を書き留められました。
本抄の結論部分では、大聖人の妙法流布の功徳は全て、師である道善房に集まるとまで仰せです。どこまでも「師恩」に報いる生き方を、自らのお姿をもって示されたのです。
1958年(昭和33年)4月3日、戸田先生の逝去の翌日に、池田先生は「報恩抄」の一節を拝し、語られました。
「戸田先生の師恩に報いる道は、ただ一つ、先生が命を賭けてこられた広宣流布に邁進し、『先生、このように広布を進めました』と報告できる見事な闘争を展開する以外には、断じてありません」
師の心をわが心として、信心根本に人間革命に挑み、今いる場所で広布の使命を果たし抜いていく中に、最高の報恩の道があります。
縁する友の幸福を祈り、勇気と誠実の対話を朗らかに広げ、師弟勝利の青春を歩んでいきましょう。
★池田先生の指針から
信心を深め、無明を打ち破って、「大我」に生きゆく人生——。そこには、自分が縁する人々、自身を育んでくれた人々に尽きせぬ感謝の念が生じます。そして「知恩」「報恩」の清々しい道を力強く歩み抜くことができます。(中略)
「知恩」は、最も豊かな人間性の開発を目指す仏法の精神の発露です。
「報恩」は、無明に打ち勝った智慧の生命の証です。
知恩・報恩は、仏法者の人生を彩る生命の光なのです。(『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻)
◇ ◆ ◇
妙法弘通の大願に生き切る青春のなかに、父母への孝養も、お世話になった方々への報恩も、そして自他共の未来の幸福の創造も、一切が包含されている。(中略)
今いる場所で勝利を!
そう誓い、祈り、走り、戦い、勝つのが青年だ。
私が信頼する若き友よ!
偉大なる信力を奮い起こし、永遠不滅の勝利の城を築きゆくのだ!
青年よ、勝ちまくれ!
母たち、父たちの願った民衆勝利の朝を、威風も堂々と開きゆけ。(『随筆 出発の光』)
研さんのために
○…『わが愛する青年に贈る』(聖教新聞社)
○…『世界広布新時代の指針』(同)
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻(同)