最前線の地区・ブロックが
励ましの電源地だ!
互いの奮闘をたたえ合い
勇気凜々と進みゆこう!
歓喜の渦を幾重にも!
食物三徳御書 P1598
『人に物をほどこせば我が身のたすけとなる、譬へば人のために火をともせば我がまへあきらかなるがごとし、悪をつくるものをやしなへば命をますゆへに気ながし、色をますゆへに眼にひかりあり、力をますゆへにあしはやくてきく、かるがゆへに食をあたへたる人かへりていろもなく気もゆわく力もなきほうをうるなり』
【通解】
人に物を施せば我が身を助けることになる。例えば人のために灯をともしてやれば、自分の前も明るくなるようなものである。悪を為すものに物を施すならば、その悪人は生命力を増すゆえに、生気が長くなり、色を増すゆえに目に光が宿り、悪の力が強くなるために足が早く、手がよくきくようになる。そのために食を施した人はかえって色を失い、生気も弱くなり、力もなくなるという報いを受けるのである。
名字の言 向島に住む広島の夫妻が知った「本当の功徳」 2021年10月6日
イチジクは漢字で「無花果」と書く。だが、実際は"花が無い果実"ではない。私たちが食べる実の内側の赤いつぶつぶ——それが花である。外から見えないだけで確かに咲いている▼仏法では、目に見えない功徳を「冥益」と言う。学会草創の先輩方に話を聞くと、多くの方が述懐していた。地域のために広布へ走る中で「本当の功徳に気が付くことができた」と▼イチジクが"満開"を迎えた瀬戸内海の向島に住む広島の女性部員は10年前、急性骨髄性白血病を発症。入院中、"病を治し、信心の確信をつかもう"と心の中で祈り、夫は折伏に駆けた▼しかし病状は好転せず、弘教も実らなかった。それでも夫妻は、病魔との壮絶な闘いの中で「本当の功徳」を知った。それは、何があっても負けない心を磨き上げたこと。その後、見舞いに来た友人が夫妻の確信に触れて入会。妻は臍帯血移植を経て、4年前に完治を勝ち取った▼あす10月7日は「勝利島部の日」。かつて池田先生は同部の友に"冥益とは、言い換えれば、崩れざる幸福境涯を築くことである"と語った。困難に負けず、悠然と広布に歩み抜く。その生き方の中にこそ、真の信仰は輝く。外からは見えないが、功徳の花は心の中に咲き薫る。
寸鉄 2021年10月6日
「遊行して畏れ無きこと師子王の如く」御書。これ創価の本領。自信満々と
埼玉、茨城、栃木、群馬が渾身の拡大。敢闘精神を燃やして逆転劇を今こそ
神奈川、千葉、山梨に断固勝利の旭日を。正義を語りに語り、せり上がれ!
徳島、香川、愛媛、高知よ攻め勝て!さあ共戦の志で。皆が壁を破る前進を
人間関係は広く深いほど健康に好影響と。地域に友情育む学会活動は王道
〈社説〉 2021・10・6 池田先生の欧州初訪問60周年
◇差異を超える万人尊敬の哲学
池田先生は60年前(1961年)の10月5日、デンマークに到着。西ドイツ(当時)、フランス、イギリスなど欧州9カ国を回る平和旅の第一歩をしるした。
激化する東西冷戦下の最前線ともいえる欧州では、2カ月前に"分断の象徴"である「ベルリンの壁」が築かれ始めたばかりであり、先生はその壁の前にも立った。
先生は後年、この欧州初訪問を振り返り、「ベルリンを訪れ、壁を見つめて、私は欧州と世界の平和を深く祈念し、人類を結ぶ対話を心に期した。世界の知性との対話、対談集の刊行は、ヨーロッパが原点となった」と述懐した。
事実、先生は欧州訪問後、国家や民族、宗教、イデオロギーなどを超えて、各界の識者や指導者との対話の道を切り開いていった。
欧州統合の父クーデンホーフ=カレルギー伯爵(67年初会談)、歴史学者トインビー博士(72年初会談)をはじめ次々と——。世界の知性と発刊した対談集だけでも約80点に及ぶ。
人類を結ぶ対話の潮流を起こした先生の行動の意義は、コロナ禍という未曽有の危機に直面し、世界に、また社会に分断の溝が深まる今、いや増して光り輝く。
アメリカ、韓国、フランスでは7割以上の人々が、自国の社会の分断を感じている(本年3月、公益財団法人新聞通信調査会調べ)。
日本でも、人間関係の希薄化は深刻で、先月発表の内閣府の調査では、全世代(15〜89歳)の約半数が「友人・知人との交流減少に困っている」と答えた。
分断を協調へ、孤独を連帯へと転じゆく確固たる哲学が、今ほど求められている時はないだろう。
仏法では、全ての人に仏性があり、自分も相手も尊極の仏の生命を具えていると説く。
先生は欧州の同志に、折あるごとに"良き市民として社会に貢献を""仲良く朗らかに進もう"と訴えている。
言語や文化の異なる国々が近接し、複雑に絡み合う欧州。隣国同士で戦火を交えた歴史もある。
だからこそ先生は、互いに尊敬し合い、社会を良くするための献身の行動、信頼を築く振る舞いを呼び掛けたのだ。
万人尊敬の仏法の視座に立ち、あらゆる差異を超える対話で人間主義の連帯を広げてきたのである。
私たちも、師の対話を模範として、友と心を結び合う対話の潮流を起こしていきたい。
☆桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進 第8回 九州
本年は、「桂冠詩人」の称号が池田先生に贈られてから40周年。連載企画「勇気の舞 凱歌の行進」では、先生がつづった長編詩を紹介します。第8回は、九州の同志に詠んだ「正義の炎 大九州の魂は燃えたり」(2002年)です。
◇苦難の彼方に虹は輝く
正義とは
勝つことである。
そしてまた
幸福とは
勝つことである。
冬は必ず春となる。
君よ
今の苦難の彼方にも
必ずや虹の輝く
栄光満足の時が
待っている。
君よ
断じて諦めるな。
断じて臆するな。
そしてまた
決して前進を忘れるな。
戦いをやめるな!
必ず勝つのだ。
そして
幸福を勝ち取るのだ。
それが
人間の人間としての道だ!
◆◇◆
ああ
いかなる非難の迫害が
あろうとも
「負けんとよ!」
「負けちょられん!」と
聞こえてくる
火の国の
偉大な友の声!
そしてまた
「頑張らんと」
「頑張らんね」
「きばれ!」という
勇ましき青年たちの
覇気と笑顔の声!
さらに
「嬉しかぁ」
「楽しかぁ」
あの肝っ玉の母たちの
女王の微笑み!
「それ よか」
「それ いいっちゃが」
「大丈夫たい!」
「大丈夫くさ!」
頼もしき
九州男児の力強い声!
美しき
九州女子部の朗らかな声!
九州は戦った。
九州は走った。
九州は勝った。
九州には
喜びの連鎖が響きわたった!
◆◇◆
我らは
火の国を愛する。
火の国が大好きだ。
極めて率直に
この歴史的な火の国を
守りたいのだ。
私も
そして
あなたも
九州に生き抜くことを
祝福する。
いかに
孤軍奮闘の時があっても
絶対に
その険難の山を
猛烈な勢いで
乗り越えるのが
九州の生命だ。
☆勝ちゆく君へ 第21回 開拓こそ 若人の使命
◇広宣の華と舞え
わが白蓮グループの友を先頭に、華陽姉妹が「11・18」へ、凜々しく朗らかに進んでいます。広宣の華と舞う女子部に、無量無辺の福徳よ輝けと、妻と題目を送っています。
御聖訓には、「経に云く『世間の法に染まらざること蓮華の水に在るが如し地より而も涌出す』云云、地涌の菩薩の当体蓮華なり」(御書519ページ)と。
濁世の只中で、妙法を唱えゆく皆さんこそ、最も尊く清らかな蓮華の当体なのです。
どんな悩みや苦労も人間革命の滋養に転じて、幸と平和の花を咲かせ切っていけます。
ありのままの生命で明るく胸を張り、希望の対話を社会へ!
◇創意工夫して勇気の連鎖を
青年とは「開拓」の異名です。
65年前の秋、戸田先生は若き私に、関西に続き、中国方面の広布の開拓を託されました。
山口県に3度、足を運び、延べ22日間の短期決戦です。恩師の事業を支えつつの闘争は、時間を創り出す勝負でした。離れていても、友に題目を送り、電話や手紙で励まし続けました。
日蓮大聖人は、「声仏事を為す」(同708ページ)とも、「仏は文字に依って衆生を度し給うなり」(同153ページ)とも仰せです。
今、不二の若人が、心をつなぐ勇気の声を、創意工夫して広げています。さあ、青春凱歌へ、苦難の中で勝利をもぎとる「開拓力」を発揮してくれ給え!
(創価新報2021年9月15日付より)