2021年10月5日火曜日

2021.10.05 わが友に贈る

戦いは勢いで決まる!
これが勝負の鉄則だ。
「但偏に思い切るべし」
自ら誓いし広布の峰へ
堂々たる勇猛精進を!

新尼御前御返事 P907
『御勘気の時千が九百九十九人は堕ちて候』

【通解】
御勘気のとき、千人のうち九百九十九人が退転してしまった。

名字の言 実りの秋。旬の食材で健康に 2021年10月5日
実りの秋が到来した。米農家をはじめ、生産者の皆さんの笑顔輝く時季である。作物を育てる苦労は大きいだけに、喜びもひとしおだろう▼北海道の野菜農家の声が弾んでいた。「豊作は、もちろんうれしい。消費者の皆さんに『おいしい!』と喜んで食べていただくことは、もっとうれしい」▼今ではほとんどの食材が季節に関係なく手に入るが、食べ物には本来、一番おいしく栄養価が高い時季「旬」がある。ジャガイモは春と秋。カボチャは収穫期の夏と、収穫後に追熟させて食べ頃となる秋から冬とされる。旬の食材は、その季節に私たちが必要な栄養をたっぷり含んでいる。旬を知り、体に取り入れることは、先人の知恵である▼日蓮大聖人は、門下からの御供養の品々を書き留めておられる。届けられた品々は、保存の利く米やみそなどを別とすれば旬の食材。疫病等が重なった当時、旬の食材こそが健康の基だったのだろう。まさに「いもは(中略)くすりのごとし」(御書1537ページ)、「いのちは・ともしびのごとし・食はあぶらのごとし」(同1596ページ)▼私たちの食生活は、豊富な食材によって支えられている。改めて生産者の皆さんに心から感謝し、「いただきます」と手を合わせた。

寸鉄 2021年10月5日
仏法は総仕上げのときに勝利できる法—牧口先生 決定した一念で共に前進
中部青年部の日。後継よ創価の全権大使の覚悟で走れ!栄光の"この道"を
「年は・わかうなり福はかさなり」御書。経験豊かな太陽会が動けば波動が
国連の「世界教師デー」。子らの幸福祈り奮闘する教育本部の友に最敬礼!
口だけでは駄目だ。肝腎なのはやることだ—魯迅 誰が働くか?政治を監視

☆四季の励まし ハーバード講演30周年——対話で世界を味方に 2021年9月26日
◇池田先生の言葉
語り合うことは、
学び合うことである。
知り合うことである。
そして、
尊敬し合うことである。
対話は、人類を友とし、
世界を味方にすることだ。

対話の出発点は、
乱れ切った社会への
悲憤である。
苦しみ悩む民衆に
同苦する心である。
この共通の地平に立てば、
いかに差異があっても、
同じ人間として、
真摯な対話が、
いつでも可能なのだ。

仏法の師弟の大誓願である
「広宣流布」には、
その文字の中に、
すでに対話の魂が
込められている。
「広宣」とは
「広く宣べる」との
意味である。
対話の実践がなければ、
広宣流布は
成し遂げられない。

私たちには、
生命の真髄を解明した
仏法がある。
そして、現実の社会に
積極果敢に関わっていく
「立正安国」の
理念と行動がある。
ゆえに誰人に相対しても
萎縮することはない。
毅然と闊達に、
よりよき人生と
社会を開く対話を
繰り広げていくことが
できるのだ。

対話は、何幕もの
劇のようでもある。
火花の散る瞬間があり、
共鳴の音楽が
高鳴る至福の時がある。
生き生きとした対話には、
充実があり、活力が漲る。

さあ、いよいよ
強盛な信心に立ち、
生き生きと
対話に打って出よう!
自他共の幸福のため、
社会と世界のため、
希望の未来のために、
永遠に輝く
常勝の民衆城を
築いていこうではないか!

【写真説明】世界最高峰の知性の学府・米ハーバード大学。招請を受けた池田大作先生は1991年(平成3年)9月26日、「ソフト・パワーの時代と哲学」と題して同大学で講演。調和の時代へ、自己規律の哲学と人間の内発的な力の必要性を訴えた。写真はその訪問の折に収めたケンブリッジの街並み。講演したウィナー講堂は右手前の建物にある。
きょうでハーバード講演から30周年。93年にも2度目の講演を行うなど、先生の海外学術講演は32回に及ぶ。さらに民族や宗教などの差異を超え、各界の識者と交流し、対話の力で平和建設の潮流を起こしてきた。我らも師の闘争に続き、希望の対話を広げたい。

☆勝ちゆく君へ 第20回 地涌の本領を今こそ!
◇師子吼の言論を若き力で
8月24日は、聖教新聞の「創刊原点の日」です。1950年のこの日、戸田先生の事業の窮地の中、師弟で広布の機関紙の構想を語らいました。
最大の逆境で最大の価値創造をと、示し留めた歴史です。
御聖訓に、「師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」(御書748ページ)と。
妙法流布、立正安国の言論戦は、不二の師弟の師子吼であり、主役は後継の若人なのです。
若き言論の師子は、聖教新聞、創価新報と共に、生命尊厳の哲理を高く掲げていただきたい。民衆に希望と勇気の励ましを、社会に価値創造の英知の光を!

◇真の実力を鍛えゆけ
苦難の時にこそ、勝利の因が刻まれる——学業にも仕事にも通ずる要諦です。
男女学生部の宝友が、尊き研鑽に励んでいます。男子学生部の伝統の教学実力試験も、大成功を祈ります。
人生勝利の骨格を築き上げるのが行学の錬磨です。
御義口伝には、「煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり」(同710ページ)と仰せです。
妙法の祈りは、どんな状況にあっても、前進の智慧を無限に湧き立たせていく力です。
あえて困難な時代に舞うが如く踊り出てきた地涌の菩薩たちが、真の実力を鍛え、本領を発揮する時は今です。
(創価新報2021年8月18日付より)