勝負を決するのは
電光石火のスピードだ。
迷いや躊躇する心を
勇敢に打ち破り
決意みなぎる力走を!
日女御前御返事 P1244
『曼陀羅と云うは天竺の名なり此には輪円具足とも功徳聚とも名くるなり、此の御本尊も只信心の二字にをさまれり以信得入とは是なり』
【通解】
曼陀羅というはインドの言葉であり、訳すれば輪円具足とも、功徳聚ともいうのである。この御本尊も、ただ信心の二字に収まっている。以信得入(信を以って入ることを得たり)とあるのは、このことである。
名字の言 地域のために用水路を造った咽声忠左衛門 2021年9月28日
広島の安芸高田市八千代町は江戸時代、たびたび水不足に陥ったという。農民の咽声忠左衛門は村の仲間と用水路を造り始めた。しかし、一人また一人と諦め、脱落していく▼忠左衛門は一人で作業を続けた。周囲は「農民を惑わす者」との理由で、忠左衛門の首と手と足に枷をつけた。それでも工事を続ける彼に、協力者が現れた。やがて、用水路は完成。農民たちは自分たちの行為を恥じ、彼の功績をたたえる石碑を建てた▼安芸高田市で、仏法を語り抜いてきた女性部員がいる。23歳で結婚し、島根から越してきた。当時、地域に学会員は彼女一人。近隣の人は素っ気ない態度をとった。だが、彼女は真心の対話を重ね、新入会者が誕生した▼女性部員は入会62年。多くの苦難を乗り越えてきた。3年前の西日本豪雨や今夏の豪雨災害では、自宅が浸水被害に遭いながら、同志や友人に電話で励ましを。他者への献身が、地域に信頼の輪を大きく広げてきた▼御書に「須弥山の始を尋ぬれば一塵なり・大海の初は一露なり・一を重ぬれば二となり・二を重ぬれば三・乃至十・百・千・万・億・阿僧祇の母は唯・一なるべし」(1237ページ)と。偉大な歴史も、一人から始まる。それは古今東西、不変の法則である。
寸鉄 2021年9月28日
「例には他を引くべからず」御書。幹部自ら拡大の喜びを語れば勇気が伝播
総東京が民衆凱歌へ勢い加速!破邪顕正の剣持ち再びの大逆転の劇を必ず
北の大地に模範の人材城 北海道は一つの大闘争で連続勝利の金字塔を断固
生きるとは目標に向かって歩むこと—哲人。広布の誓願に進む日々は偉大
3回目のワクチン無料等公明が重点政策次々と。命守る政治へ死力尽くせ
☆池田先生と共に 希望・勝利の師弟旅 「永遠の青春」を舞いゆけ 2021年9月18日
1978年(昭和53年)の11月、学会伝統の個人指導と仏法対話に率先する方々に、私は歌を贈った。
指導部の歌「永遠の青春」である。
ああはるかなる
あの地にも
我はとびゆき 抱きたり
わたしは歩みて
共に泣く
この世の思い出 幾度か
ああ法戦に 我勝てり
10年後の11月、この使命を受け継ぎ、先駆の誉れ・九州で「多宝会」が誕生し、その波動は全国各方面に広がり、東京では「宝寿会」、関西では「錦宝会」が結成された。
尊貴なる創価の長者のスクラムは、今や世界中で、金秋の生命の光彩を放っている。
日蓮大聖人は、流難の佐渡で、なぜ守られたか——中興の次郎入道という「年ふりたる上心かしこく身もたのしくて国の人にも人と・をもはれたりし人」が、厳然と正義の声をあげてくれたお陰であると記されている。〈御書1333ページ〉
仏勅の学会も、そうした力ある円熟の境涯の方々が地域に社会に絶大なる信頼を勝ち得ているからこそ、広宣流布と立正安国の伸展があることを忘れまい。
「敬老の日」(9月20日)を前に、共戦の尊き宝友のますますの健康福徳と無事安穏を心より祈ります。
◇ ◆ ◇
齢90に至る富木家の悲母を讃えられた御文は、そのまま学会の功労者への仰せと拝される。
「全宇宙の諸天が信心の志を知られるでしょう。その功徳は、露を大海に入れ、土を大地に加えるようなものです。生生に失われず、世世に朽ちないでしょう」(御書968ページ、趣意)と。
コロナ禍で思うように動けなくとも、電話や、時にオンラインにも挑み、慈愛の励ましと大情熱の仏縁を広げゆく多宝の振る舞いほど、胸打たれるものはない。
当然、年齢とともに、体の不調や予期せぬ困難なども避けられないであろう。
しかし大聖人は、「法華経の行者は久遠長寿の如来なり」(同1136ページ)とご断言くださっている。
何があろうと、わが学会家族が三世永遠の生命の凱歌に包まれることは、絶対に間違いないのだ。
◇ ◆ ◇
嬉しいことに、地涌の父母たちの負けじ魂を従藍而青の男女青年部が継承し奮闘している。
若き日の読書ノートに、私はドイツの詩人ヘルダーリンの言葉を書き留めた。
「いつも力一杯に活動していて、楽しみと仕事とに自己を打込んでいる事が、永遠の青春だよ」
我ら創価の師弟は、老いも若きも元初の誓願のまま妙法と共に、民衆のために「永遠の青春」を力いっぱい舞いゆこうではないか!
☆桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進 第7回 四国
本年は、「桂冠詩人」の称号が池田先生に贈られてから40周年。連載企画「勇気の舞 凱歌の行進」では、先生がつづった長編詩を紹介します。第7回は、四国の同志に詠んだ「不滅の大城 永遠勝利の四国」(2001年)です。
◇「志国」は不滅の大城!
おお四国!
おお志国!
我々にとって
誉れ高き
不可分の栄光は
永遠に
堅固な大城が
四国にあることだ。
いや
四国自体が
不滅の大城なのである。
◆◇◆
厳然たる勝利の鐘が
あらゆる嘆きを
打ち破って響く。
その生命の胸中を
流れゆく血潮にまで
満々たる決意が躍動する。
我らの四国は
永遠に勝利の四国!
不敗不滅の四国!
私たちは嘆きの歌を
永遠に歌わない!
声高く歌うのは
馬上も豊かに
地獄を抑え
観念の天国の存在を抑える
真実の哲理の歌だ。
それは
永遠に大宇宙とともに
厳然として実在する
仏界という
宇宙究極の法則と
人間の真髄とが
合致した世界である。
その歌は
天国のように
遠くにあるものではない。
きらびやかな
王宮にあるものではない。
変哲もない
一日一日の我が身に
脈々として湧き上がる曲だ。
◆◇◆
耐え難い苦難の山々があっても
風の前の塵などに
埋もれることなく
正々堂々と
新しき生命の因果の
壮大なる善意の累積を
無量無辺の遺産として
最後の落日を眺めるまで
輝き残すのだ。
君よ!
親しき友らに
そして
縁深き 我が一族に
勝ち誇った宝冠を
残し給え!
三世に光り輝く
ピラミッドのごとく
黄金の金字塔をば
幾千万年の後まで
君よ 残しゆけ!
偉大なる四国の君よ
残し給え!